知っておくと海外旅がもっと面白くなる雑学【ベトナム編】(前篇)

海外旅の1番の醍醐味は、日本とは違った雰囲気や風景、価値観や文化などに触れることができることですよね。

空港を降り立った時に感じる空気から、「海外に来たんだなー!」と始まるワクワク感!

何もかもが違って見える海外では、街のちょっとしたひとコマや料理など、楽しみや感動がそこら中にあります。

そんな海外旅ですが、その国や人々の成り立ちや背景を知っていると、もっと旅が面白くなります。

今回はベトナムについて、そんな雑学をご紹介します!

1.社会主義国家ベトナム

ご存知の方も多いと思いますが、ベトナムは社会主義国家です。

2016年現在、世界で社会主義国家となっているのはベトナムのほかに、中国・ラオス・北朝鮮・キューバの計5か国のみです。

では民主主義国家と違って社会主義国家だと何が違ってくるのでしょうか。

街中で多く見られる看板

ベトナム1(出典:http://iwanya.exblog.jp/24653607)

旅をする我々がベトナムの街に降り立っても、あまり「社会主義国家だな~」と感じることはありません。

唯一、日本の街中にいる時と違和感を感じることが、上の画像のような看板が、街中や郊外の道路わきなどに数多く建てられていること。

後ほど詳しくお話しますが、ベトナムは19世紀からフランスの植民地としてフランスに支配されていました。

上の写真の左下にある「2.9.1945」というのは1945年9月2日、ベトナムが独立宣言を発表した日を表しています。

この日はベトナムだけではなく、日本にとっても歴史の転換点となる日でした。

そうです。

太平洋戦争で日本が降伏文書に調印し、正式に敗戦を認めたポツダム宣言の日です。

ベトナム中にあるこの看板は、独立から今に至るまでの年月を記載して、「国民が一丸となって頑張ろう!」と言っているようですね。

ちなみに2016年にベトナムを訪れた際には、1945-2015のちょうど70周年を祝うような看板が建っていました。

ベトナムと国営企業

もう1つ、社会主義国家の特徴として、ベトナムの主要な大企業が国営企業であることも知っておきましょう。

銀行では、一部民営化が進み証券市場に上場している銀行もありますが、アグリバンク(Vietnam Bank for Agriculture and Rural Development )、グローバル・ペトロ・コマーシャルバンク(Global Petro Sole Member Limited Commercial Bank)、オーシャン・コマーシャルバンク(Ocean Commercial One Member Limited Liability Bank)及び建設銀行(Construction Commercial One Member Limited Liability Bank)の4行が国営銀行です。
(2016年6月末現在。http://www.sbv.gov.vn)

銀行の話をしましたが、海外旅行をしていると悩むのがお金の両替をどこでするか-。ではないでしょうか。

ベトナムのホーチミンには数多くの両替所があり、両替に困ることはありません。

また、両替レートについてですが、日本やホーチミンの空港で両替するよりも街中の両替所や銀行での両替のほうがレートが良いため、空港での両替は最低限に抑えておくとよいでしょう。

2.ベトナムの食文化

アジアの旅の楽しみの1つは、なんといっても美味しいご飯!

ベトナムにも、1度の旅ではすべて味わえないほど数多くの料理があります。

今回はその中でも、特にアジアの中でもベトナムならではの食べ物をいくつかご紹介しましょう。

バイン・ミー

ベトナム3バイン・ミー(出典:Wikipedia)

ホーチミンの朝は、道沿いの露店での食事から始まります。

露店にもいろいろ種類がありますが、オーソドックスな朝食は、パンに豊富な具材と薬草をはさんで食べるバイン・ミーにコーヒー!

どちらもアジアのイメージと少し違いますよね。しかし、これこそが、かつてフランスの植民地であったことの名残りなのです。

使われているパンはもちろんフランスパン。一方、中に入れる具材は肉や野菜、バターのほか、ベトナムならではの薬草やニョクマムと呼ばれる魚醤です。

フランスの影響を受けながらも、ベトナム人の好みにカスタマイズされ、自国の食べ物として取り込んでしまう-。そういったベトナム人のたくましさが見えてきます。

おススメのバイン・ミー(ホーチミン)

ベトナム2

ホーチミンでおススメのバイン・ミーのお店が「Hoa-ma」というお店。

地元の人からの情報によれば、ホーチミンで最初のバイン・ミーのお店とのこと。

創業から50年以上経っているらしく、老舗ですね。

場所は、ホーチミン市グエンディンチヨウ通りとカオタン通りの交差点近くにあり、通りと横道に入る角に店があります。

ボリュームもかなりあるので、1つでお腹もいっぱいになります。辛いのが苦手な方は、唐辛子を抜いてもらうと良いでしょう。

 

 

ベトナムコーヒー

ベトナム4ベトナムコーヒー

バイン・ミーと並んでベトナム人の朝食に欠かせないのがコーヒーです。

コーヒーも、かつて植民地として支配していたフランスがベトナムにもたらしたものですが、今ではベトナム人には欠かせない日常の飲み物になりました。

ベトナムコーヒーの特徴は、その濃さにあります。

日本で飲むコーヒーとは全然違い、その深みのあるコクは一度ハマると病みつきになるほど。

ストレートで飲む場合は、上の写真のようにカップの上にお湯と豆の入った器具がセットで出され、コーヒー豆からコーヒーが少しずつ抽出されるのをじっくり待ちます。

この時間だけは、忙しいアジアの街の中にいてもゆっくりと時が流れ、ベトナム人のどこかのんびりとした気質を垣間見ることができると思います。

甘さもいろいろ、アイスコーヒー

ベトナム5

ベトナムでアイスコーヒーを頼むと、通常はカップの下にコンデンスミルクが入り、その上に大量の氷が入ったアイスコーヒーが出てきます。

ベトナムコーヒーはその濃さのため、コーヒー自体の量は少なく、アイスを溶かして底に溜まったコンデンスミルクと混ぜながら飲むのが一般的です。

ですが、それよりもさらにミルクが多く入った甘めのコーヒーもあります。写真の左側のコーヒーがそうです。

ベトナムを訪れた際は、ぜひ色々なコーヒーを試してみて味の違いを楽しんでくださいね!

ちなみに、ホーチミンにあるベトナムコーヒーのチェーン店でおススメは「ハイランド・コーヒー」です。

Mサイズのコーヒーを3~5万ドンで飲むことができるので、リーズナブルですよね。

ベトナムコーヒーとコンデンスミルク

ところで、なぜベトナムコーヒーにはコンデンスミルクが使われるのでしょうか。

これは1つの説ですが、もともと熱帯気候のアジアでは食べ物が腐ってしまうスピードが速く、牛乳も流通させるには難しい飲み物でした。このため、牛乳に砂糖を混ぜて煮込み、保存性を高くしたコンデンスミルクが一般的になったと言われています。

世界有数のコーヒー豆生産国、ベトナム

ちなみに、コーヒーといえば南米の生産国、グアテマラやコロンビアなどが有名ですが、ベトナムはブラジルに次いで、世界第2位の生産国なんです。生産量としては年間約160万トン。

ちなみに、コーヒー豆の生産はアラビカ種とロブスタ種の2つに分けられますが、ベトナムで作られるコーヒーのほとんどはロブスタ種となり、ロブスタ種だけで見るとベトナムが世界で1番の生産量を誇っています。
(2016年12月時点。https://www.fas.usda.gov/data/coffee-world-markets-and-trade)

お米と薬草

ベトナム料理の中でも1番人気といえば、フォーですよね。

フォーはお米から作られた麺料理ですが、フォー以外にも、ベトナム料理にはお米がいろいろと形を変えて使われています。

1468498868321(ライスペーパーで作られたベトナムの春巻き)

ベトナムでは野菜やシーフードなどを巻いて食べる生春巻きも人気ですが、この春巻きには揚げたものもあれば、写真のようにお米で作られたライスペーパーを巻いて食べるものもあります。

ホーチミンでも人気のWrap&Roll

生春巻きも含めていろいろな春巻きを楽しめるのが、チェーン店の「Wrap&Roll」。

ホーチミンのグエンチャイ通りにもお店があります。内装も清潔で、ドアマンが親切にドアの開閉もしてくれる、サービスも行き届いたお店です。

ちなみに、筆者が訪れたときは年中でも特にひどいスコールが降った日だったためか、エアコンから水漏れが。。!

ですが、スタッフが迅速に席を変えて用意してくれました。

ライスペーパーを使った料理

1468723657520(ライスペーパーで薬草や豚肉などを巻いて食べるのが一般的)

ライスペーパーの春巻きにもいろいろな種類があります。この写真のように、大量の薬草や野菜と豚肉をライスペーパーで巻いて食べるのもとても美味しいです。

写真をご覧いただくとお分かりのように、ベトナムでは大量の薬草が料理にセットで出てくることが多いです。

生の薬草を一度にたくさん食べることができ、とてもヘルシーですが、お腹が弱い方や慣れていない方は生ものをたくさん食べると調子が悪くなってしまうかもしれませんので、ご注意を。

ストリートフードでもお米は欠かせない!

1468841862620(味もお値段もGood!なストリートフード)

バックパッカーにとってベトナムは、ストリートフードが安いうえに美味しいのも魅力の一つです。

いろいろなストリートフードがありますが、ご飯の上に野菜や肉を豪快に乗せて、チリソースをかけて食べるのもとても美味しいです。

値段も3万ドン程度(約150円ぐらい)でこのボリュームはとても嬉しいですよね。

このように、日本でもお餅やお寿司などのお米料理があるのと同様、お米はベトナム人にとって、切っても切れない大事な食材としていろいろな使われ方をしています。

いかがでしたでしょうか。次回はもう少し歴史を絡めてベトナムを見てみたいと思います。

これを知っていれば、ベトナムの人たちの考え方やベトナムのことがもっと身近に感じることができ、旅も一味違ったものになると思います!

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知っておくと海外旅がもっと面白くなる雑学【ベトナム編】(前篇)” に対して 2 件のコメントがあります

  1. とおりすがり より:

    国が100%株式を保有しているのは、建設銀行(CB)、オーシャンバンク(Oceanbank)、グローバルペトロバンク(GPBank)、アグリバンク(Agribank)の4行です。
    ご紹介されている他の3行は現在株式化されております。

    コーヒーの生産量に関しましてもロブスタ種のみを見た場合で、アラビカ種を合わせた総合的な数値を見れば生産量第一位はブラジルです。

    ベトナムについてご紹介されるのは大変喜ばしいことですが、この記事内では誤字脱字が多く見受けられ非常に残念です。

    1. Hiro より:

      とおりすがり様

      コメントいただきありがとうございます。
      認識不足な点に誤字と、お恥ずかしい限りで申し訳ありません。
      ご丁寧にご指摘いただきとても感謝しております。
      今一度記事の内容を確認し、修正いたしました。
      事実ではない事項を記載し、大変失礼いたしました。

      Hiro

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