旅ガイド

【国内:週末一人旅(ひとり旅)】富山でしか経験できない観光プラン5選

週末の旅におススメな、富山の一人旅(ひとり旅)。東京からは北陸新幹線で簡単に行けてしまう富山は、週末の弾丸一人旅でも十分に楽しめる見どころが満載!
藤子不二雄先生ゆかりの地、薬膳、海鮮グルメ、歴史、スイーツ&カフェ。今回はあなたに合う富山でしか味わうことができない一人旅が見つかる5つの観光プランをご紹介!

1.【富山×文化】漫画家の巨匠、藤子不二雄ゆかりの地を観光しよう!

藤子・A・不二雄氏の出身地:氷見市

氷見市内にはいたる所に藤子不二雄A氏のキャラクターが

今や国民的人気はもちろん、海外でも有名になった藤子不二雄の漫画。ドラえもんの原作者、藤子・F・不二雄氏は高岡市、藤子・A・不二雄氏は氷見市の出身です。

氷見市内には藤子・A・不二雄氏のキャラクターたちをあちこちで見ることができます。忍者ハットリ君や笑うセールスマンなど、懐かしのキャラクター達を探しながら市内を散策するのも楽しいです。

ちなみに藤子・A・不二雄氏の生家も、もちろんここ氷見市にあります。観光案内マップには場所が記載されていますが、家やお寺が小道を挟んで並んでいるエリアのため、少し分かりにくいかもしれません。

忍者ハットリくんがいるポスト

このような藤子・A・不二雄氏の生み出したキャラクターがいろいろな場所に出てくると、街を散策するのもさらに楽しくなりますよね!

藤子・F・不二雄氏の出身地:高岡市

ドラえもんの原作者、藤子・F・不二雄氏は高岡市の出身です。

高岡駅前ウイング・ウイング。中央左にドラえもんのキャラクター銅像が。

藤子・F・不二雄氏にゆかりのある高岡市には、ドラえもんたちのキャラクターを観るところがたくさん。

・万葉線高岡駅にあるドラえもんポスト
はがきを投函すると、ドラえもんの消印が押されてとどく。

・高岡おとぎの森公園
公園内にはドラえもんのキャラクターたちのモニュメントが置かれている。

・駅前ウイング・ウイング高岡
ビル前にはドラえもんのキャラクターのブロンズ像が。

・藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー

・万葉線のドラえもんトラム

いかがでしょうか。ドラえもんたちに会うだけでも楽しい散策ができそうです。

2.【富山×食】海の幸、海鮮グルメを味わう!おススメの観光スポット

北陸といえば日本海に面しているだけあり、海の幸を堪能するのには最適な地域です。

海鮮丼は金沢も有名ですが、ここ富山でも海鮮丼に限らず新鮮な海の幸を堪能することができます。

氷見の寒ブリ

「氷見の寒ブリ」としてブランド化されている寒ブリ。のどぐろなども入ってこれでたったの1,000円!

氷見といえば有名なのが「氷見の寒ブリ」。寒ブリは冬にしか味わうことのできない、一番脂ののったブリを言います。

ブリはいわゆる回遊魚と呼ばれる魚の一種で、春に九州の西の東シナ海で産卵。その後、夏から秋にかけて日本海を北上します。そして、冬から春にかけて再び産卵のため南下します。

寒ブリは、冬にかけて産卵のために南下するブリのことを指し、特に氷見の寒ブリはちょうど富山湾に差し掛かったあたりで脂の乗りが理想的な状態になることから美味しくて有名になりました。

寒ブリの解禁日はその年によって異なります。例年、早くて11月中旬から2月頃まで楽しむことができますが、解禁日はその年によって大きく変わるため、11月中旬あたりから解禁日のチェックをしていたほうが良さそうです。

魚市場に隣接する定食屋「海寶」

氷見でも人気の定食屋、海寶は昼前にはすでに閉店

そんな氷見の寒ブリを楽しめる人気の定食屋さんが、こちらの海寶。もともとはこの氷見の魚市場で働く人たちの食堂だったのが、一般にも開放されて食事を提供しています。

魚市場は朝が早いことから、この海寶さんも朝6時ぐらいからオープンをしています。そのため、昼前にはこのように魚が売り切れてしまい閉店してしまいます。

海寶で食事を楽しみたい場合は、朝なるべく早くに訪れるしかないですね。。

道の駅:氷見番屋街

道の駅、氷見番屋街。週末はたくさんの人でにぎわう。

海寶さん以外にも氷見市内にはいくつも食事処があるため、そこで寒ブリのお造りを食べるのも良いと思います。また、氷見駅から2kmほど離れたところに道の駅、氷見番屋街があります。

こちら、隣には気軽に楽しめる足湯や温泉施設があり、この中もお土産屋さんからフードコート、回転ずしまでたくさんのお店が入っています。

こちらで寒ブリの握りだけですと、6貫でも700円も行かずにお手頃に寒ブリを楽しむことができます。回転ずしもあるので、そちらでも気軽にいろいろな海の幸を堪能することができるので、車でなくてもおススメのスポットです。

富山市内の海鮮グルメ

富山駅周辺にも気軽に海の幸を堪能できるお店がいくつかあります。

富山駅南口駅前にある食堂、さかな屋撰鮮

富山駅前にある食堂、さかな屋撰鮮。食堂の隣には食品コーナーもあり、気軽に海鮮を楽しめます。お値段は1,000円を超えるものが多く、やや高いかもしれません。

回転ずし:すし玉

リーズナブルかつ美味しい魚を手軽に楽しめるのが、富山駅ビルの中にある「きときと市場とやマルシェ」にある回転ずしのお店、すし玉。

こちらのお店では、その日に水揚げされた新鮮な魚を食べることができ、ホタルイカや白エビ、のどぐろなども合わせて楽しむことができます。

人気店で行列になっていることが多いですが、お客さんの回転も早いので行列の割にはそれほど待たなくてもお店に入れることがあるかもしれません。

3.【富山×産業】薬の街、富山を楽しむおススメ観光スポット

富山城址公園にある前田正甫像

富山市は昔から「薬の都市」として栄えてきました。

そもそもの発端は、富山第2代藩主の前田正甫が江戸城を訪ねた際、腹痛を訴えた三春藩主の秋田輝季に、持っていた反魂丹を服用させたところ、腹痛がたちどころに治ったという逸話にあります。

この反魂丹の噂を聞きつけた各藩が、この薬をこぞって求めたところから、富山藩は薬の都市として有名になったのです。

ちなみに、「反魂」というのは死者の魂を呼び戻す、という意味になります。それほど効き目のある薬ということでしょうか。

薬の街として栄えてきた富山では、薬は今の薬局のような店で買うのではなく、各家庭に一定の薬を備えておき、体調不良などで薬を服用した都度、その分の代金を薬屋が回収する「配置家庭薬」として薬が広まりました。

これは「先用後利」と言って、「何か起こってからでは手遅れになる場合がある」という思いから、代金を先に支払うのではなく、いつでも先に薬を服用できるように、そして代金は病気が治ってからで、という思いやりが込められています。

薬を知る、廣貫堂資料館

廣貫堂本社の中にある資料館。薬局もある。

そんな薬の街を体感できるスポットの1つ、廣貫堂資料館。

昔ながらのパッケージの薬を見るのも楽しいですし、薬以外にも入浴剤、のど飴、スキンケア商品など、廣貫堂製品を購入することができます。

資料館内。薬の展示、販売や歴史の説明コーナーなどがある。

ちなみに、この廣貫堂資料館は、訪れると無料でサンリキソというビタミン飲料をもらうことができます。

また、この会社は「釣りバカ日誌13」のロケにも使われ、廣貫堂はこの映画では黒部天狗堂として登場します。

この廣貫堂以外にも、富山駅寄りの堀町通りにある「池田屋安兵衛商店」で、丸薬製造体験や薬膳料理を楽しむことができます。

薬の街ならではの薬膳料理

薬の街、富山には古くから、健康に良いとされる食材と富山産の新鮮な食材を使った「薬膳料理」を提供してくれるお店がたくさんあります。

春々堂の薬膳カレー。756円とお手頃。

薬膳料理の中でもお手頃価格で楽しめるのが、廣貫堂が運営している春々堂(ちゅんちゅんどう)の薬膳カレー。

この春々堂は富山駅前にあるCiCビルの5階にあるので、アクセスもバツグン。また、フロアの一角には薬のミュージアムのような、ちょっとしたコーナーも設けられています。

薬膳と聞いて少し苦いイメージを持たれるかもしれませんが、薬膳カレーはコクがあって、とても美味しいです。

4.【富山×歴史】「火災」から読み解くおススメ観光スポット

それでは次に、富山の歴史を少し覗いてみましょう。

富山の歴史を知る上でのキーワードは「火」です。

富山市一帯は、昔から度重なる火災が多く起こった地域です。理由は定かではありませんが、それによって昔の面影をなかなかうかがい知ることができません。

そんな富山の歴史を知るヒントになるスポットを、いくつかご紹介します。

富山城址

富山城址。現在は一部が復元されているのみ。

富山駅から歩いて10分ほどで行くことができる富山城址公園。公園に入り口には川が流れており、春にはその縁沿いに植えられた桜がきれいに咲き誇る桜の名所でもあります。

この富山城址公園に建てられた富山城は、天守閣の部分を復元したもので、全体を知ることは出来ません。ですが、この中にある郷土博物館で富山城や富山の歴史を知ることが出来ます。

郷土博物館の展示によると、一番最初に富山城が建てられたのは室町時代と推定されています。

しかし、その当時の富山城がどのような設計、外観だったのかを知る資料が無いことから、当時の富山城の全体像は現在も不明のまま。

その後、越中の一向一揆や戦国時代に突入し、様々な武将がここ富山を居城としました。最終的には江戸時代に入り、前田家が富山藩主となります。

この富山城も度重なる火災によって何度も焼失し、その都度修復が行われて姿を変えてきました。

数少ない、現存する当時の姿、千歳御門。

富山城では、当時の姿をそのまま残し、現存するものは多くありません。石垣と、江戸時代後期に造られた千歳御門は、数少ない当時のものとなります。

富山城の石垣。大きな土台となる石の間に小さな石を敷き詰めている。

日本の城のファンであれば、城を訪れた際に石垣の造りは必ず見るポイントの1つではないでしょうか。富山城の石垣もぜひチェックしてみてください!

高岡大仏

高岡大仏。東大寺、鎌倉と並ぶ三大大仏の一つ。

JR高岡駅から歩いて10分もかからない場所にある高岡大仏。
歩いていると、通りの一角に突如として大仏が現れます。

この高岡大仏、写真のように内部は回廊式の小さな展示場所になっていて、いろいろな絵画や、十二支にちなんだ異なる音色を出す鐘?など面白い展示があります。

ちなみに、中の拝観料は特にかかりませんが、入り口に賽銭箱のようなものがあり、入場料もしくは寄付金代わりにお気持ちだけ入れると良いでしょう。

この高岡大仏も度重なる火災で焼失と復元を繰り返してきました。現在の高岡大仏は20世紀に入って復元されたもの。

ちなみに、この高岡大仏は遠くから眺めると目を閉じて瞑想されたお姿になっていますが、入り口に至る中で一ヶ所だけ、大仏様と目が合うポイントがあります。そこから大仏様を拝むと、大きく目を見開いてこちらを見られている姿を確認できるので、ぜひ探してみてください。目を見開かれたお姿には迫力がありますよ。

土蔵造りの街並み

高岡市内にある土蔵造りの街並み

高岡大仏から歩くこと5~10分で、昔ながらの建物が残る土蔵造りの街並み通りに出ます。

先述した通り、昔から火災が多かった富山では、火災への対策として火に耐性のある土蔵造りの家の建築が進められてきました。

この通りでは、今でも残る土蔵造りの建築を観ることができます。土蔵造りということで貴重で珍しいこともありますが、歴史を感じる姿も必見です。

5.【富山×スイーツ】おススメのスイーツ・カフェ

スイーツの宝庫

富山市や高岡市には、美味しいスイーツのお店がたくさん点在しています。

散策をしていると、美味しそうな看板を出しているスイーツのお店を見つけることができるので、スイーツ好きの方は飛び込んでみると思わぬ美味しさのスイーツに出会えるかもしれません。

世界で2番目に美味しい、焼きたてメロンパンアイス

その名も「世界で2番目に美味しい、焼きたてメロンパンアイス」!

高岡駅近く、万葉線の路面電車の通りにある「世界で2番目に美味しい、焼きたてメロンパンアイス」のお店。

こちらはお店の女性スタッフが、とてもフレンドリー。そして、なによりこのメロンパンアイスが美味しい!外のメロンパンはサクサクで、中のアイスクリームととても合います。

個人的には、アイスクリームに指してあるラスクの美味しさにも感動しました!

クレープブリュレ

ComCrepe本店

富山駅の南、商店街通りの近くにあるCom Crepe。「クレープブリュレ」発祥の店として、東京にもお店を出していますが、本店はこちら富山市内にあります。

富山市内では東京のように長蛇の列に並ぶことなく、(それでも少しは並びますが)すぐにクレープブリュレを堪能できます。

焦がしたカラメルの程よい甘苦さと、軽くてなめらかなクリームで、見た目以上にペロリと完食できてしまいます。

世界一美しいスターバックス

ここ富山市には、「世界一美しい」と絶賛されているスターバックスのお店があります。

立山連峰をバックにしたスターバックス富山環水公園店

富山駅の北側から徒歩十数分の場所にある富山環水公園。この公園の川沿いに可愛らしく建っている建物がスターバックスの富山環水公園店です。

こちらのスターバックスは、全世界で2,000店舗以上あるスターバックスの中でも「世界一美しい」と言われているお店。

店のデッキから目の前を流れる小川を眺める景色は最高に美しく、平和を感じるひと時です。
お店自体はそれほど大きくないため、時間帯によっては入口の外まで続く列ができています。お店の中でなくても、天気の良い日は川沿いに座って、コーヒーを飲みながら思い思いの時間を過ごすのが良いと思います。

(写真は夕暮れ間近の薄暗い時間だったので、あまり美しさが伝わらないかと思いますが、ぜひ足を運んでみてください。)

 

いかがでしたでしょうか。旅をしてみると、知らなかった魅力にたくさん出会うことができます!皆さんも旅で富山に行かれた際には、ぜひ富山の魅力を感じて楽しんでみてください!

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