富山でしか経験できない見どころ6選【富山・高岡・氷見エリア】(後篇)

前回は立山連峰、藤子不二雄、海の幸という自然、文化、グルメの分野から富山県の富山・高岡・氷見をご紹介しました。

今回は「薬」「歴史」「その他の見どころ」という観点から富山・高岡・氷見をご紹介したいと思います!

4.薬の街、富山

富山城址公園にある前田正甫像

富山市は昔から「薬の都市」として栄えてきました。

そもそもの発端は、富山第2代藩主の前田正甫が江戸城を訪ねた際、腹痛を訴えた三春藩主の秋田輝季に持っていた反魂丹を服用させたところ、腹痛がたちどころに治ったことにあります。

この反魂丹の噂を聞きつけた各藩がこの薬をこぞって求めたところから、富山藩は薬の都市として栄えていきました。

ちなみに、「反魂」というのは死者の魂を呼び戻す、という意味になります。それほど効き目のある薬ということでしょうか。

薬の街として栄えてきた富山では、薬は今の薬局のような店で買うのではなく各家庭に一定の薬を備えておき、体調不良などで薬を服用した都度その分の代金を薬屋が回収する「配置家庭薬」として薬が広まりました。これは「先用後利」と言って、「何か起こってからでは手遅れになる場合がある」という思いから、代金を先に支払うのではなくいつでも先に薬を服用できるように、そして代金は病気が治ってからで良いという思いやりが込められています。

薬を知る、廣貫堂資料館

廣貫堂本社の中にある資料館。薬局もある。

そんな薬の街を体感できるスポットの一つ、廣貫堂資料館。昔ながらのパッケージの薬を見るのも楽しいですし、薬以外にも入浴剤、のど飴、スキンケア商品などの廣貫堂製品を購入することができます。

資料館内。薬の展示、販売や歴史の説明コーナーなどがある。

ちなみに、この廣貫堂資料館は、訪れると無料でサンリキソというビタミン飲料をもらうことができます。

また、「釣りバカ日誌13」のロケにも使われました。廣貫堂はこの映画では黒部天狗堂として登場します。

この廣貫堂以外にも、富山駅寄りの堀町通りにある「池田屋安兵衛商店」でも丸薬製造体験や薬膳料理を楽しむことができます。

薬の街ならではの薬膳料理

薬の街富山には、古くから健康に良いとされる食材と富山産の新鮮な食材を使った「薬膳料理」を提供してくれるお店がたくさんあります。

その中でも、富山市によって認定された薬膳料理が特におすすめです。認定料理一覧はこちら

春々堂の薬膳カレー。756円とお手頃。

認定薬膳料理の中でも手ごろに楽しめるのが、廣貫堂が運営している春々堂(ちゅんちゅんどう)の薬膳カレー。この春々堂は富山駅前にあるCiCビルの5階にあるので、アクセスもしやすいです。また、フロアの一部には薬のミュージアムのようなちょっとしたコーナーも設けられています。

薬膳カレーは薬膳と聞いて少し苦いイメージを持たれるかもしれませんが、コクがとてもあって美味しいです。

5.「火災」に見る富山の歴史

それでは次に、富山の歴史を少し覗いてみましょう。富山の歴史を知る上でのキーワードは「火」です。

富山市一帯は、昔から度重なる火災が多く起こった地域です。理由は定かではありませんが、それによって昔の面影をなかなかうかがい知ることができません。

そんな富山の歴史を知るヒントになるスポットをいくつかご紹介します。

富山城址

富山城址。現在は一部が復元されているのみ。

富山駅から歩いて10分ほどで行くことができる富山城址公園。公園に入るそばには川が流れており、春にはその縁沿いに植えられた桜がきれいに咲き誇る桜の名所でもあります。

この富山城址公園に建てられた富山城は、天守閣の部分を復元したもので、全体を知ることは出来ません。

この中にある郷土博物館で富山城や富山の歴史を知ることが出来ます。

それによると、一番最初に富山城が建てられたのは室町時代と推定されていますが、その当時の富山城がどのような設計、外観だったのかを知る資料がないことから、当時の富山城の全体像は現在も不明のまま。

その後、越中の一向一揆や戦国時代に突入し、様々な武将がここ富山を居城とすることになります。最終的には江戸時代に入り、前田家が富山藩主となります。

この富山城も度重なる火災によって何度も焼失し、その都度修復が行われて姿を変えてきました。

数少ない、現存する当時の姿、千歳御門。

富山城の石垣。大きな土台となる石の間に小さな石を敷き詰めている。

富山城では、当時の姿をそのまま残している現存するものは多くありません。石垣と、江戸時代後期に造られた千歳御門は当時のものとなります。

高岡大仏

高岡大仏。東大寺、鎌倉と並ぶ三大大仏の一つ。

JR高岡駅から歩いて10分もかからない場所にある高岡大仏。歩いていると、通りの一角に突如として大仏が現れます。

この高岡大仏、写真のように内部は回廊式の小さな展示場所になっていて、いろいろな絵画や十二支にちなんだ異なる音色を出す鐘?など面白い展示があります。

ちなみに、中の拝観料は特にかかりませんが、入り口に賽銭箱のようなものがあり、入場料もしくは寄付金代わりにお気持ちだけ入れると良いかと思います。

この高岡大仏も度重なる火災で焼失と復元を繰り返してきました。現在の高岡大仏は20世紀に入って復元されたものです。

ちなみに、この高岡大仏は遠くから眺めると目を閉じて瞑想されたお姿になっていますが、入り口に至る中で一ヶ所だけ、大仏様と目が合うポイントがあります。そこから大仏様を拝むと、大きく目を見開いてこちらを見られている姿を確認できます。目を見開かれたお姿には迫力があります。

土蔵造りの街並み

高岡市内にある土蔵造りの街並み

高岡大仏から歩くこと5~10分で、昔ながらの建物が残る土蔵造りの街並み通りに出ます。

先述した通り、昔から火災が多かった富山では、火災への対策として火に耐性のある土蔵造りの家の建築が進められてきました。

この通りでは今でも残る土蔵造りの建築を観ることができます。土蔵造りということで貴重で珍しいこともありますが、歴史を感じる姿も必見です。

6.その他の見どころ

スイーツの宝庫

富山市や高岡市には、美味しいスイーツのお店がたくさん点在しています。

散策をしていると美味しそうな看板を出しているスイーツのお店を見つけることができるので、スイーツ好きの方は飛び込んでみると思わぬ美味しさのスイーツに出会えるかもしれません。

その名も「世界で2番目に美味しい焼きたてメロンパンアイス」!

(高岡エリア)

高岡駅近く、万葉線の路面電車の通りにある「世界で2番目に美味しい焼きたてメロンパンアイス」のお店。

こちらはお店の女性スタッフもとてもフレンドリーで気さくです。そして、なによりこのメロンパンアイスが美味しい!

外のメロンパンはサクサクで中のアイスクリームととても合います。筆者個人的には、アイスクリームに指してあるラスクの美味しさにも感動しました!

ComCrepe本店

(富山市エリア)

富山駅の南、商店街通りの近くにあるCom Crepe。「クレープブリュレ」発祥の店として、東京にもお店を出していますが、本店はこちら富山市内にあります。

富山市内では東京のように長蛇の列に並ぶことなく、(それでも少しは並びますが)すぐにクレープブリュレを堪能できます。

焦がしたカラメルの程よい甘苦さと、軽くてなめらかなクリームで見た目以上にペロリと平らげてしまうことができます。

世界一美しいスターバックス

ここ富山市には、「世界一美しい」と絶賛されているスターバックスのお店があります。

立山連峰をバックにしたスターバックス富山環水公園店

富山駅の北側から徒歩十数分の場所にある富山環水公園。

この公園の川沿いに可愛らしく建っている建物がスターバックスの富山環水公園店。

こちらのスターバックスは、全世界で2,000店舗以上あるスターバックスの中でも「世界一美しい」と言われているお店。

店のデッキから目の前を流れる小川を眺める景色は最高に美しく、平和を感じるひと時です。

お店自体はそれほど大きくないため、時間帯によっては入口の外まで続く列ができています。

お店の中でなくても、天気の良い日は川沿いに座ってコーヒーを飲みながら思い思いの時間を過ごすのが良いと思います。

(写真は夕暮れ間近の薄暗い時間だったので、あまり美しさが伝わらないかと思いますが、ぜひ足を運んでみてください。)

 

いかがでしたでしょうか。旅をしてみると、知らなかった魅力にたくさん出会うことができます!皆さんも旅で富山に行かれた際には、ぜひ富山の魅力を感じて楽しんでみてください!

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