インドネシアの一人旅で知っておきたい入国手続き。入国にはオンラインビザと入国カードの2つが必要で、どちらもオンラインで準備できることをご存じですか?今回はこの二つを、「All Indonesia」というページから電子(オンライン)申請する方法を解説します!
インドネシアの入国手続きに必要なビザと入国カードの違い
ビザの概要
日本人がインドネシアの入国するためには、アライバルビザの取得が義務付けられています。
通常、ビザ(入国許可証・査証)というと事前に渡航先の国の大使館や領事館に行って発行してもらうものをいいますが、アライバルビザというのは大使館に行かずに直接渡航先の空港や国境でビザを発行してもらえるものをいいます。
念のため、インドネシアの入国にどのようなビザが必要かはインドネシアの出入国管理局(Ministry of Immigration and Corrections)のホームページで確認しておきましょう。

上図のページの右側に「VoA Subject List」というタブがありますので、こちらをクリックするとVoA(Visa on Arrival:アライバルビザ)対象の国の一覧を見ることができ、日本も含まれています。
ちなみに、右の「Fee Visa Subject List」というのはビザが免除される国のリストで、インドネシアの場合はASEAN諸国の他、トルコや南米のペルー、ブラジルなどが該当するようです。
アライバルビザといっても4つの種類に分かれており、ツーリストビザか外交・公用ビザ(BかF)、滞在期間が30日間か7日間(1か4)かで、B1/B4/F1/F4となっています。
本記事はあくまで観光目的であり、7日間ビザは現地の限られた入国管理所でしか発行されないため、皆さんは30日間の通常ビザであるB1ビザの取得とお考え下さい。
B1ビザに関する内容は下記のとおりです。
| ビザの種類 | B1 Tourism Visitor Visa |
| 滞在可能期間 | 30日間(到着日を含む) |
| 滞在延長申請の可否 | 1回のみ延長可能(+30日で最長60日) ※延長申請は当初のビザを取得した方法による。 (オンラインの場合はオンライン、現地取得の場合は現地の管理局) |
| 取得方法 | オンライン又は現地入国空港の査証カウンター |
| 取得費用 | 500,000インドネシアルピア ※オンライン申請の場合はクレジットの手数料も発生 |
詳細の内容については、出入国管理局(Ministry of Immigration and Corrections)のホームページをご確認ください。
入国カードの概要
ビザが入国そのものに対する申請であるのに対して、入国カードというのは税関申告や健康免疫申請、また滞在先情報の確認といった目的で提出するものです。
インドネシアではすべての国際空港・海港からの入国について、入国カードの電子化に切り替わっており、インドネシアを訪れる観光客はオンラインで入国カードについても申請を行わなければなりません。
入国カードは入国日の3日前から申請することが可能で、申請後に発行されるQRコードを入国審査後の税関でスキャンしてもらうことで簡単に税関チェックを済ませることができます。
入国カードについては申請に際してお金を払う必要もありません。
在インドネシア日本大使館のホームページでは、入国カードは入国日の3日前から申請可能と記載がありますが、All Indonesiaのページで入国カードの申請をすると、入国日については2日後の日付までしか表示されません。
おそらく国ごとに時差があるためだと思いますが、日本の場合は「2日前」とお考え下さい。
入国カード・アライバルビザの申請方法(「All Indonesia」の入力方法)
おススメの申請方法(All Indonesia)
それでは具体的な申請方法についてみていきましょう。
ややこしいのが、ビザと入国カードでは申請するページがそれぞれ別に設けられていることです。
- ビザの申請ページ
https://evisa.imigrasi.go.id/ - 入国カードの申請ページ
https://allindonesia.imigrasi.go.id/

二つそれぞれで申請をしなければならないのかと思いきや、実は入国カードの申請ページ(All Indonesia)でビザの所持を確認する項目があり、これに「いいえ」で答えると入国カード申請の後にそのままビザ申請も行うことが可能です。
同じ項目を二度入力する手間も省けますし、ビザの申請ページはパスポートの画像をアップロードする必要があるなど申請が面倒なので、断然「All Indonesia」のページで入国カードの申請と合わせてビザの申請を行う方法をおススメします。
何より入国カードの「All Indonesia」申請ページは日本語にも対応しているのがありがたいです。
申請の流れ
それでは具体的な申告の流れについて見ていきますが、ここでは先ほどご紹介した入国カードの申請ページからビザもあわせて申告する場合でご紹介します。

入国カードの申請ページ(ALL Indonesia)は日本語対応しているため、日本語の内容に沿って入力をしていけば問題ありません。
まず申請ページにアクセスすると、上図のように「到着カードサービス」という項目があるので「外国人訪問者」のボックスをクリックしましょう。

ここから申請ページが始まりますが、大きく以下の項目ごとにページが分かれており、それぞれのページで必要な項目を入力してページの最下部にある「次へ」のボタンをクリックすることで進めます。
途中で前のページに戻ることも可能です。
- 個人情報
- 旅行の詳細
- 交通手段と住所
- 申請
それぞれのページごとに申請項目と入力する内容をまとめましたので、ご参考になさってください。
個人情報
| 項目 | 入力方法 | 入力例 |
| 個人データ | ||
| 旅券/国名/地域 | リストからパスポートの発行国を選択 | 日本の場合「JAPAN」を選択 |
| 氏名 | ローマ字で氏名を入力(パスポートの通り) | TARO YAMADA |
| 生年月日 | 日/月/年の形式で直接入力か、カレンダーから年月日を選択 | 2000年8月7日の場合「07/08/2000」 |
| 出生地の国名 | リストから出生地の国を選択 | 日本の場合「JAPAN」を選択 |
| 性別 | 男性/女性を選択 | 男性 |
| 旅券番号 | パスポートの旅券番号を入力 | AA1234567 |
| 旅券の有効期限 | パスポートに記載の有効期限を日/月/年の形式で直接入力か、カレンダーから年月日を選択 | 2030年3月29日の場合「29/03/2030」 |
| アカウント情報 | ||
| 携帯電話の番号 | ①国番号をリストから選択 ②電話番号を入力 |
①日本の場合「+81 – JAPAN」 ②070XXXXXXXX |
| メールアドレス | QRコードやビザの通知を受け取るメールアドレスを入力 | [email protected] |
「個人情報」のページでは主にパスポートの情報とメールアドレスを登録します。
日付の入力形式が「DD/MM/YYYY」(日日/月月/年年年年)となっているので、特に日付と月を逆にしないように気を付けましょう。
旅行の詳細
| 項目 | 入力方法 | 入力例 |
| 旅行の詳細 | ||
| インドネシアへの入国予定日 | リストから入国日付を選択 | 2026年8月15日 |
| インドネシアからの出国予定日 | 日/月/年の形式で直接入力か、カレンダーから年月日を選択 | 2026年8月31日の場合「31/08/2026」 |
| ビザや一時滞在許可証/定住許可証を所持していますか | はい/いいえのいずれかを選択 | 「いいえ」 |
次の「旅行の詳細」はインドネシアの出入国予定日を入力します。
入国予定日はリストダウンから日付を選択しますが、2日後の日付までしか表示されませんので、入国日までまだ日がある方は申請できません。
本記事ではビザと入国カード申請を同時に行う場合のご紹介ですので、その場合は「ビザや一時滞在許可証/定住許可証を所持していますか」は「いいえ」を選択してください。
交通手段と住所
| 項目 | 入力方法 | 入力例 |
| 交通手段 | ||
| 交通手段 | 空路/陸路/海路から選択 追加項目は下記参照 |
飛行機の場合「空路」 |
| 旅行の目的 | リストから該当するものを選択 | 観光の場合「休暇/観光/レジャー」 |
| インドネシアでの滞在地 | ||
| 滞在地の種類 | 下記参照 | 下記参照 |
続いてのページではインドネシアへの入国方法、入国目的とインドネシアでの滞在地を入力。
交通手段を選択すると、具体的な空港名や便名の入力が求められますが、ここでは「空路」の場合をご紹介します。
- 入国する空港:リストから選択
- 入国する航空便の種類:定期便/政府専用機便/チャーター便・貸切運航便から選択
- 入国する航空便の航空会社:リストから選択
- 入国する航空便の便名:便名を入力
「入国する空港」では、特にジャカルタには空港が複数あるため選択を間違わないようにしましょう。
「入国する航空便の種類」は、普通の飛行機は「定期便」となります。
「入国する航空便の航空会社」はリストから選択しますが、例えばJALだと「JAPAN AIRLINES」、ANAだと「ALL NIPPON AIRWAYS」です。
「入国する航空便の便名」は予約したe-チケットから便名を確認して入力しましょう。
「滞在地の種類」では種類を選択すると、それに合わせて詳細な住所の入力が求められますので、下記をご参照ください。
滞在地の種類の入力について:「個人宅」を選択した場合
まず滞在地の種類では「個人宅/ホテル/その他」のいずれかを選択しますが、「その他」はトランジットの場合の入力するため、選択は「個人宅」か「ホテル」となります。
「個人宅」を選択すると、下記の項目の入力を求められます。
- 州:リストから選択
- 市:リストから選択
- インドネシアでの滞在地:具体的な住所をローマ字で入力
上記の他「地域を管轄する入出国管理局オフィス」という項目が表示されますが、これは州と市をリストから選択すると自動で入力されます。
州と市はなかなかなじみが無いかもしれませんが、滞在先の住所を参照してください。
滞在地の種類の入力について:「ホテル」を選択した場合
「ホテル」を選択すると、下記の項目の入力を求められます。
- ホテル名:リストから選択
上記の他「地域を管轄する入出国管理局オフィス」という項目が表示されますが、これは州と市をリストから選択すると自動で入力されます。
リストで検索しても滞在予定のホテルが表示されない場合は、一番下に「その他」という選択肢があるため、「その他」を選びましょう。
「その他」を選択すると、「ホテルの市」と「ホテル名」を入力するボックスが表示されます。
「ホテルの市」についてはリストから選択、「ホテル名」はホテル名をボックスに入力してください。
申告
入国カード最後のページでは、健康状態や税関に関する項目の申請を入力します。
| 項目 | 入力方法 | 入力例 |
| 健康状態に関する申告 | ||
| あなたは以下の症状がありますか? 発熱、咳、鼻水、息切れ、のどの痛み、または、リンパ節の腫れ、または発疹/皮膚の斑点 | はい/いいえから選択 | 「いいえ」 |
| インドネシアに向けて出発する前の 21 日間に滞在をしたり乗り継ぎをした国を、旅行出 発国を含めて選択します。 (複数選択可能) | 過去21日間に、乗り継ぎをした国を含めて滞在した国を全て選択 | 日本からシンガポール経由で入国する場合「JAPAN」「SINGAPORE」 |
| 座席番号 | e-チケットで予約した座席番号を入力 | 55A |
| 検疫に関する申告 | ||
| あなたは動物、魚類、植物、および/またはそれらを原材料とした物品を持ち込んでいますか。 | はい/いいえから選択 | 「いいえ」 |
| 税関申告書(BC 2.2) – 旅客および輸送手段の乗組員が携行する物品の税関申告書 | ||
| 持ち込み手荷物の個数 | 個数を数字で入力 | 2 |
| あなたは、税関に申告しなければならない物品を持ち込んでいますか? | はい/いいえから選択 | 「いいえ」 |
| あなたは、海外で購入または入手した携帯電話、ハンドヘルドコンピュータ、およびタブレットコンピュータで、インドネシア国内の携帯電話ネットワークを利用して通信を行うものを持ち込んでいますか。(IMEI登録を行うもの) | はい/いいえから選択 | 「いいえ」 |
健康状態や検疫、税関に関する項目は多くの方が「いいえ」の回答になるかと思います。
これらの項目で「はい」を選択すると、具体的な内容の確認項目が表示されるため、表示される内容に従って入力してください。
最後の携帯電話ネットワークに関する項目は、「インドネシアに90日以内滞在する外国人は、到着時に税関でIMEI登録を行う必要はありません。」と記載があることから、アライバルビザの場合は「いいえ」となります。
ここまですべて入力し、最後に同意へのチェックボックスにチェックを入れて「発信します」をクリックすると、不正入力防止のための画面に表示される番号を入力するウインドウが表示されるため、数字を入力して「確認」をクリックして提出。

その後、QRコードが表示された完了画面が表示され、同じ内容が登録したメールアドレスにも届きますので、入国するまで大事に保管しておきましょう。
その後、続いてアライバルビザの申請画面に移りますが、アライバルビザの申請に必要な情報は基本的には入国カード申請で入力したもので概ねカバーされているかと思いますので、同様に入力をしてください。
アライバルビザは発行料500,000IDRが必要なため、入力して申請した後にクレジットカードもしくはデビットカードで支払手続きも行う必要があります。

アライバルビザについても、料金決済後に問題が無ければすぐに上図のようなメールが届きます。
メールにはB1ビザのPDFファイルも添付されているので、提示を求められた際にすぐ見せられるようにダウンロードして保管しておきましょう。
直前(入国日当日)の申請でも間に合う?
最後に、アライバルビザと入国カードの申請はいつまでに完了する必要があるか、についてお話しておきます。
基本的にいずれの申請もオンラインで行った場合はほぼ即時にQRコードやアライバルビザの承認通知メールが届くため、入国日当日にスマホで行うことでも十分間に合います。
筆者は入国当日、シンガポール経由でインドネシアに入国しましたが、シンガポールのトランジットの時間にスマホで手続きを実施しましたが、問題なく入国できました。
アライバルビザについてはオンラインによる方法以外、到着した空港のアライバルビザの発行カウンターでも申請できますし、入国カードについては空港の到着ゲート内に案内のQRコードが掲示されているため、入国した後でもインターネットに接続できれば問題ありません。
いかがでしたでしょうか。
海外へ旅するときは、問題なく入国できるかがまず最初の不安に感じる方も多いかと思います。
本記事が海外への不安を少しでも減らす一助になれば幸いです!
この記事を最後まで読んでくださったあなたへ
この記事をどんな理由で読まれましたか?今後の記事、企画の参考と励みになりますので、ぜひあなたの関心を教えてください。







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