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四国への一人旅に便利!女性も安心、快適な寝台列車「サンライズ瀬戸」乗車レポート!

旅好きな方なら一度は体験してみたいのが、寝台列車の旅ではないでしょうか。鉄道王国日本でもこれまで多くの寝台列車が活躍し、旅人に親しまれてきましたが、今でこそ「観光列車」がブームになっているとはいえ、定期的に運航している寝台列車は今回ご紹介するサンライズ瀬戸・出雲だけ。
今回は、そんな寝台列車で四国女性一人旅をしてきたMaruさんのサンライズ瀬戸乗車レポートをご紹介!

寝台列車「サンライズ瀬戸」の概要(運行区間、車両、料金、予約方法)

サンライズ瀬戸の運行区間

「サンライズ瀬戸」は東京駅~高松駅間を走る寝台特急列車です。
東京駅~出雲駅間を走る「サンライズ出雲」とは岡山駅まで併結して運転をしており、岡山駅で両車両が分離されてサンライズ瀬戸は高松方面へ、サンライズ出雲は出雲方面へと向かいます。

車両編成としてはサンライズ瀬戸・出雲それぞれ7両編成で、併結運転時は14両編成で運転しており、全車両通り抜けが可能です。

岡山駅までは東京から東海道線を通って向かうため、途中の停車駅としては横浜駅、静岡駅や姫路駅などがあります。(上り線と下り線で停車駅が少し異なるので、詳細はJRの公式ページをご参照ください。)

運航時刻表としては東京を21時50分に出発し、高松駅には翌朝7時27分に到着します。

寝台列車の嬉しいところは時間を有効に利用できるところですよね。夜22時前の出発なので、仕事終わりに列車に飛び乗ることも不可能ではなく、また朝7時半から高松市内を観光できるので丸一日四国での滞在を楽しむことができます。

サンライズ瀬戸の車両

サンライズ瀬戸・サンライズ出雲は、14両が寝台車両と普通席車両から成りますが、寝台はすべて個室というぜいたくな作りになっています。

個室はA寝台個室の「シングルデラックス」、B寝台個室の「シングル」、「シングルツイン」、「サンライズツイン」、「ソロ」と豊富なラインナップ。
寝台以外の普通車両には「ノビノビ座席」があり、一番リーズナブルな価格設定です。

サンライズ瀬戸の前身は、1988年4月、瀬戸大橋(香川県)の開業に合わせて運転を開始した「寝台特急 瀬戸」。ブルートレインを使用し、開放型の寝台が中心でした。

その後、時代のニーズに合わせて、1998年7月に個室型寝台を中心とした新型車両「サンライズエクスプレス」が導入されました。内装は大手住宅メーカーのミサワホームが手がけ、落ち着いた温かみのあるデザインになっています。

飛行機や新幹線の増便、伸長、高速化により寝台列車の需要は低迷し、年々姿を消しており、2021年5月現在、定期運行している寝台列車はサンライズ瀬戸・出雲のみ。何とも寂しい限りですが、サンライズ瀬戸は鉄道ファンはもちろんのこと、旅好きや出張の多いビジネスマンにも人気の列車で繁忙期はきっぷ販売開始とともに満席になります。

きっぷの料金と予約方法

サンライズ瀬戸のきっぷは乗車1ヵ月前の午前10時から購入可能です。

みどりの窓口や旅行代理店などで購入可能ですが、私はJR西日本ネット予約「e5489」を利用しました。みどりの窓口が混雑している場合はネット予約のほうがスムーズに購入できます。

ネット予約の際の注意点として、個室のタイプは選べますが、個室番号や位置までは選択不可であること、JR東日本、JR北海道の券売機ではきっぷを発券できないことがあります。東京駅から乗車する場合はJR東海の券売機や窓口を利用しましょう。

料金についてですが、新幹線などと同じように乗車料金と特急料金がかかり、それに加えて寝台もしくは普通車両「ノビノビ座席」の料金がかかってきます。

2021年5月現在、乗車料金は東京~香川間で11,540円、特急料金は3,300円となっていて、寝台料金はその等級によって変わってきますが、等級ごとの料金はこちらのページをご参照ください。
ノビノビ座席は指定席扱いなので、指定席券として通常料金530円がかかります。(繁忙期、閑散期により変動)

念願の寝台列車「サンライズ瀬戸」に乗るまで

寝台列車にどうしても乗りたい!

一晩列車で過ごすという非日常を味わえる寝台列車。旅好きなら1度は寝台列車に乗って旅に出てみたい方は多いのではないでしょうか?
しかし、現在定期運行している寝台列車はサンライズ瀬戸・出雲のみ。人気の列車ということもあり、私は今までなかなかきっぷを手に入れることができませんでした。

「どうしても寝台列車乗りたい!」という熱い思いを抑えきれず今回寝台列車での旅を決意!

最初で最大の難関が寝台券をゲットすること。乗車1ヵ月前の午前10時ちょうどにスマホを操作し、幸運にも購入できました!決済はクレジットカードで済ませ、きっぷは乗車前までに券売機で発券すればOKです。
先ほどご紹介した通り、発券はJR東日本、JR北海道の発券機では不可のため、東京駅から乗車する場合はJR東海の券売機や窓口を利用しましょう。

私は今回、B寝台個室シングルを東京駅~高松駅まで購入。乗車券と合わせて22,540円でした。宿泊費と交通費、さらに貴重な思い出代と考えればリーズナブルに感じます。

いよいよ旅の当日!サンライズ瀬戸乗車前に万全の準備!

サンライズ瀬戸の発車時刻は21時50分(2021年3月ダイヤ改正)、入線時刻は21時25分ころ。仕事終わりでも余裕を持って乗車できることが寝台列車の魅力です。

私も用事を済ませてから都内に向かいました。

お風呂を済ませる

サンライズ瀬戸にはシャワールームがついていますが、ャワーカード(300円)はすぐ売り切れになることも・・・。女性の場合、メイクを落としたり、入浴後にはドライヤーをゆっくり使ったり、スキンケアもしっかりと済ませたいですよね。

私は御茶ノ水駅から徒歩約5分の場所にある「RAKU SPA 1010 神田」を利用しました。銭湯コースはなんと470円で利用可能です!

10時間利用できるRAKU SPAコース(平日1,490円)はコース専用フロアでハンモックやおしゃれなソファー、マンガ、雑誌などを自由に利用可能。コワーキングスペースもあるので旅の前に一仕事終わらせるのもいいですね。
清潔でかわいらしい館内は女性も安心して利用できますよ。

参考

RAKU SPA 1010 神田
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町2-9-9
営業時間 11:00~翌8:00(最終受付 翌7:00)
電話番号 03-5207-2683
HP:https://rakuspa.com/kanda/

リラクでボディケア

お風呂を済ませても時間は20時。まだ時間があるので東京駅八重洲地下街にある「ラフィネ 八重洲地下街店」でボディケアをすることに。せっかくの旅、体中のこりをほぐしてからスタートさせたほうが気分いいです!

21時まで営業しているので寝台列車乗車前におすすめです。

駅弁とお酒を買う

寝台列車でお酒を飲むことを楽しみにしていました!ワクワクがとまらない状態でついつい買いすぎてしまいましたが、充実した時間を過ごすために買い忘れは防ぎたい!

念願のひと時!寝台列車「サンライズ瀬戸」乗車レポート

21時25分、サンライズ瀬戸・出雲が入線。

「ついに寝台列車に乗れる!」入線してきた車両を見ただけで感動してしまいました。鉄道オタクではありませんが、一通り外観の写真は収めておこうと必死に写真を撮りまくります。窓が大きく、中の明かりが神々しい。。

そしてドアが開き、いざ乗車!

想像以上に落ち着いた雰囲気で高級ホテルの廊下のようでした。人とすれ違うほどの広さはないので大きい荷物やキャリーケースがあるときは少々大変かもしれません。みんなで譲り合って廊下を進みます。

シングルの車両のデッキ部分には洗面台とトイレが2つずつありました。

私が一晩お世話になったB寝台個室「シングル」です。2階の進行方向右側のお部屋でした。入口の横に荷物を置くスペースがあり、小さめのキャリーケースであれば問題なく置けます。

スリッパ、ハンガー、ゴミ袋、枕、掛け布団、ルームウェア、テーブル部分にはコップがありました。施錠設備もバッチリで、暗証番号を自分で設定できるタイプです。

完全に個室なので女性でも安心です。

21時50分、東京駅をいよいよ出発!と合わせて早速買っておいたビールを飲みます!

大きな窓から見える東京の景色。窓の外はいつもと変わらないのに、サンライズ瀬戸に乗りながらビールを飲んでいるだけで特別な景色に感じます。
仕事終わりのサラリーマン、友人と話す女性、働いている駅員さん、「こんな時間でもたくさんの人がいるなぁ」とまじまじと窓から人間観察をしてしまいます。
そして人目を気にせず、女一人で列車に揺られながらお酒を飲む・・・とっても贅沢な時間です。

こちらは室内のオーディオパネルです。室内の照明やアラームの設定、ラジオを流すことができます。音量も細かく設定できて使い勝手がいいです。

私生活でラジオを聴くことは無くなりましたが、サンライズ瀬戸で聴くラジオは雰囲気バツグン。お世辞にも音質がいいとは言えませんが、少しボソボソと流れるのが寝台列車の雰囲気と合っています。
ぜひ乗車した際にはラジオを流してゆっくりと過ごしてみてください。

車内探索をしたときに寄ったラウンジがこちら。サンライズ瀬戸は3号車にあります。朝にここで朝食を食べたりコーヒーを飲んだりするのもいいですよね。

車内販売はありませんが、自動販売機が3号車に2台あります。座席は左右合わせて8席しかないため埋まってしまうこともあるようなので、早朝に行くなどタイミングを見計らっていきましょう。

東京の次は横浜、熱海、沼津などへ停車。

室内の照明をすべて消して夜の景色を楽しんだり、翌日の予定を考えたりして過ごし、0時20分静岡駅を過ぎたころやっと眠くなってきたので寝ることに。ベッドは女性なら足を伸ばしても問題なく過ごせます。

ガタンゴトンという音と揺れが心地よく、すぐ眠りにつけました。

途中、駅を通過する際にホームの明かりがカーテンを閉めていてもまぶしかったので起きてしまいましたが、普段見ることのない真夜中の駅の景色はつい気になって見ていました。寝台列車だからこそ味わえる景色です。

翌朝5時ころに目が覚めました。現在地は姫路駅へ到着前というところ。

天気は雨ですが、不思議なことにサンライズ瀬戸に乗っているとすべてが貴重な瞬間に思えて、雨でもポジティブな気持ちに!とても目覚めのいい朝でした。
デッキ部分の洗面台で揺れと闘いながら顔を洗い、身支度へ。

室内にテーブル、鏡、コンセントがあるのでメイクもヘアアイロンもできます。
が、やはり身支度で大変なのは「揺れ」です。特にメイク時の揺れは苦労するので、細かい部分は駅に停車したときに素早く済ませたほうがミスしないでしょう!

途中アナウンスで、深夜に異常音がしたため確認作業を行い、その影響で20分ほど遅れているとの案内がありました。許されるならいつまでも乗っていたいので遅れなんて全く気になりません。(乗り換えや予定がある方はそうはいきませんよね)

20分遅れでついた岡山駅でサンライズ出雲との切り離し作業がありました。私は切り離し作業を見ませんでしたが、毎回たくさんの方が列車を降りて見るそうです。

岡山駅からはサンライズ出雲と別れ、サンライズ瀬戸は四国へ向かいます。

7時50分、約25分遅れで高松駅へ到着!

ギリギリまで室内の窓から景色を眺め、名残惜しさを感じつつサンライズ瀬戸を降車しました。ゴールデンウィークは琴平駅まで運転延長されているため、サンライズ瀬戸はまだ走り続けます。

サンライズ瀬戸、お世話になりました!

「サンライズ瀬戸」に乗って実感:女性が寝台列車に乗るときに必要な物・あれば嬉しいもの

最後に、寝台列車「サンライズ瀬戸」に乗車してみて実感した女性にとって必要な物・あったら嬉しいものをご紹介しますので、参考にしてみてください。

①ティッシュ

ホテルでは当たり前のようにお部屋にティッシュがありますが、サンライズ瀬戸の個室にはティッシュはありません。食事のときやメイクをするときにティッシュが突然必要になるときありますよね。慌てることのないようポケットティッシュを持っておきましょう。

②歯ブラシ

ティッシュと同様、歯ブラシもありません。乗車してから気がついても遅いので持ち物リストに忘れず入れておきましょう。

③アイマスク、耳栓

駅を通過する際の明かりがまぶしくて目が覚めてしまったので、気になる方はアイマスクを持参すれば明かりを気にすることなくぐっすりと眠れます。また、周りの部屋の方が部屋を出入りするときの施錠音がとても大きく気になりました。設備上仕方がないので、ゆっくりと寝たい方は耳栓を持参するのがおすすめです。

「サンライズ瀬戸」に乗って女一人旅に出よう!

初めての寝台列車は、童心に帰ったようにワクワクしました。

車内は清潔で、セキュリティ面での心配は全くなく、女性でも快適に過ごせる空間です。目的地にただ行くのではなく、目的地に行くまでの移動も楽しい寝台列車は、旅を余すことなく楽しませてくれます。

また、コロナ禍のこんな状況でも人との接触を防ぐ移動手段として個室利用は最適だと思いました。女一人旅でも気兼ねなく利用できるので、ぜひサンライズ瀬戸に乗って旅に出てみましょう!

今回私が楽しんだ「サンライズ瀬戸」の四国女性一人旅、高松駅に到着後の旅の様子は次回ご紹介します!

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