アゼルバイジャン一人旅も9日目に突入!今日はアゼルバイジャンとお別れして、お隣の国、ジョージアへ陸路で入ります!
今回は、滞在したジョージアとの国境に近い大都市、ギャンジャからガザフでバスを乗り継いで国境を超えるまでの様子をご紹介します。
アゼルバイジャン一人旅旅行記:ギャンジャ出発
旅のヒント⑰:アゼルバイジャンからジョージアへの移動
アゼルバイジャンからジョージアへは、陸路では電車かバスを乗り継いでの国境越えとなります。
電車の場合、バクーからジョージアの首都、トビリシまで国際列車が運行しているので、それに乗ってしまえば、あとは国境で簡単な手続きをすれば、そのままトビリシまで行くことが出来ます。
一方、バスの場合は少し面倒。
ジョージアへ陸路(バス)を乗り継いでいく場合、いくつかのルートがありますが、今回はギャンジャを起点としたルートをご紹介します。
①ギャンジャ(市内)→ギャンジャ(バスターミナル)
②ギャンジャ(バスターミナル)→ガザフ
③ガザフ→国境
国境にたどり着くまでに、上記の3つのバスを乗り継いでいきます。それぞれ、バスは1日に何便かありますが、念のため午前中に移動を開始しておくことをおすすめします。
バスの運賃はギャンジャからガザフまでは2MNT、ガザフから国境までは1MNTです。
ギャンジャのバス停からターミナルへ
朝8時過ぎにGanja Hotelをチェックアウト。今日はアゼルバイジャンに別れを告げて、お隣の国ジョージアへ移動します。
といっても、バスで国境まで行く!ということしか考えておらず、具体的にどうやって行けばいいのかよく分からない。。
とりあえず、ホテルのおじさんにバスターミナルまでの行き方を聞くと、どうやら20番のバスがそこまで行くらしい。
2日間ギャンジャの街を散策して、何となくバスが多く停まるバス停には目星をつけていたので、まずはバス停へ。
Ganja Hotelの前の道を北に進み、大きな交差点のそばにあります。
ここで15分くらい待っても、20番のバス(マルーシュトカ)がなかなか来ない。。
しょうがないので、それぞれのバスに貼ってある行き先リストをチェックし、「Avtovagzal」と書いてるバスに乗り込むことに。
念のため、ドライバーのおじさんにも「Avtovagzal?」と確認。
ギャンジャバスターミナル
20分ほどで、ギャンジャのバスターミナルに到着しました。
かなりだだっ広いのですが、建物に入るよりも、そこらへんに停まっているバスの車掌さんに、行き先を確認して乗った方が手っ取り早いです。
今回は、とりあえず最終目的地のトビリシに行くので、
「トビリシ、ジョージア?」と行き先を連呼して、その方面へ向かうバスを探しました。
この時はバスの乗継場所が分かっていませんでしたが、ジョージアとの国境ヘは、まずガザフ(Qazax)という街に行く必要があるため、ガザフ行きのバスを探しましょう。
ちなみに、ギャンジャのバスターミナルはGoogle Mapで検索しても表示されません。こちらの地図をご参考にしてください。
無事にガザフ行きのバスに乗り込み、ここから1時間半ほどかけてガザフへ移動します。
ギャンジャのバスターミナルからガザフまでは、2MNTです。
アゼルバイジャン一人旅旅行記:ガザフバスターミナル
ガザフバスターミナル到着!
ガザフ行きのバスは、終点がガザフのバスターミナルに入るので、そのまま最後まで乗車しておけば大丈夫です。
ガザフへの道の途中でも、お客さんの乗り降りが結構あったり、お金を持っていないのにバスに乗り込んだ親子連れがいたようで、降りる時に運転手のお兄さんにかなり怒鳴られながらも降ろされてました。。
こちらが、ガザフのバスターミナル。
たくさんのバスが停まっていて、行き先もバラバラ。ここから、国境まで行くバスを探します。
ギャンジャほど大きなターミナルでは無かったので、建物の中に入って、係員と思われるおじさんに聞いてみました。
「トビリシ、ジョージア?」
と聞くと、親切にどのバスに乗ればよいか教えてくれます。
バスの方向を指さすので、その方向へ向かいながら、バスを指さし、おじさんに確認。
正しいバスに乗るまで、ちゃんと教えてくれました!
そういえば、ガザフのバスターミナルに着いた時も、運転手のお兄さんが、親切に
「あそこがターミナルだ。あのバスに乗りな。」
と、わざわざバスを降りて、通りの向かいにあるバスターミナルを教えてくれたっけ。
一見怖そうに見えるアゼルバイジャン人ですが、実は優しい。ツンデレなんですね(笑)
乗り込んだのが、こちらのバス(マルーシュトカ)。
フロントガラスに思いっきりヒビが入ってますが、みんな全く気にしません。
バスは小さく、基本的に席が埋まるまで出発しないので、乗客が乗ってくるまでちょっと時間がかかりました。
ここから、このバスは国境まで向かいます。
時間にして1時間かかるか、といったところ。1MNTで、国境まで行く間に他の乗客は全員降りてしまいました。
アゼルバイジャン一人旅旅行記:国境
国境到着、バイバイ、アゼルバイジャン!!
こちらがアゼルバイジャンとジョージアの国境です。
写真の左側の小高い丘には、「AZERBAIJAN」と大きく書かれた看板が掲げられていました。
ちなみに、この辺りには両替商の人がたくさんいて、声をかけてくるので、アゼルバイジャンの紙幣が余っていたり、ジョージアの紙幣を持っていない場合は、ここで両替してもらいましょう。
ジョージアに入ると、そこからトビリシまではバス(マルーシュトカ)かタクシーでの移動になるので、ジョージア紙幣を持っておいた方が安心です。
レートもそれほど違和感がなかったと思います。
こちらの長い廊下の先に、アゼルバイジャンの出国手続き所があります。
セキュリティチェックを受けて、パスポートチェックを受けると、無事アゼルバイジャンの出国は完了です。
アゼルバイジャンを背中に、ジョージアの入国建物まで歩いて向かいます。
バイバイ、アゼルバイジャン!とっても楽しい旅をありがとう!!!
ジョージアの入国管理棟が見えてきました。
左側には、「GEORGIA」と書かれた看板と国旗がはためいています。
ジョージアは、キリスト教の国です。
それもあってか、国旗は赤で十字に区切られ、区切られた4つのスペースにはさらに十字架がそれぞれ描かれている、面白い国旗です。
入国に当たって、荷物のセキュリティチェックはなく、そのままイミグレーションに進みます。日本人はノービザで入国できるため、そのままパスポートを提出。
すると、
「Welcome to Georgia!」
とイミグレーションのスタッフがパスポートにスタンプを付きながら、話しかけてくれました。
イミグレーションて、入国管理官は無表情で何かと緊張するのですが、こんなあいさつの言葉をかけてくれたのは、ジョージアが初めてです。
さて、ここから4日間はジョージアの旅となります!