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【ジョージア】トビリシ一人旅旅行記(国境超えとナリカラ砦)

アゼルバイジャンの国境を越えて、いよいよジョージアに入国!12日間の旅、ここからはジョージアのトビリシの一人旅旅行記をご紹介します。

まずは、国境からトビリシへの行き方と、トビリシの街、見どころの1つ、ナリカラ砦をご紹介!

【ジョージア】トビリシ一人旅旅行記:国境から首都トビリシへ

旅のヒント①:国境からトビリシまでのアクセス

ジョージアの国境から、首都トビリシまでは約50kmの距離です。

トビリシまでは、国境からもバス(マルーシュトカ)が出ているようですが、本数についてはそれほど多くないようです。

マルーシュトカで直接トビリシまで行くのが一番安上がりの方法ですが、それ以外だと、タクシーしかありません。

タクシーの場合、トビリシまで直接行くか、少しでもお金を節約したい場合、途中のルスタヴィという街まで行き、そこからバスでトビリシまで行く方法もあります。

ルスタヴィからトビリシまで、バスの場合は1ラリで行くことができます。(1ラリ=45円ほど)

ちなみに、タクシーの場合、ルスタヴィまでは10ラリ、トビリシまでは25~30ラリほどだと思います。

タクシーでトビリシまで

国境でジョージアへ入国を終え、建物を出ると、早速タクシーのおじさんが声をかけてきます。

「トビリシまで50ラリでどうだ?」

(私)「そんなお金持ってないから、無理。」

「じゃあ、30ラリにしてやるよ!」

と、いきなりの大幅ディスカウント。

最初から吹っかけすぎ。。

それでも、現金が40ラリほどしかなく、30ラリもタクシー代に使いたくなかったので、渋っていると、

「じゃあ、ルスタヴィまで10ラリで乗せてやるから、そこからトビリシ行きのバスに乗りな。1ラリだよ。」

と教えてくれました。

正直、バスの安さを目の当たりにすると10ラリのタクシー代ですら高く感じてしまいます。。

おじさん曰く、トビリシ行きのバスは今日はもう無いらしい。

これもかなり怪しい情報ではあるが、炎天下の中でいつ来るか分からないバスを待つことに心が折れ、タクシーを選択。

ところが出発する時、ちょうどトビリシまで行くおじさんも便乗したので、30ラリから半分の15ラリでトビリシまで連れて行ってくれることになったのは、不幸中の幸いかな。

走ること1時間弱。ついにトビリシの街中までやってきました!

真ん中をゆったりと流れる大きな川と、そのむき出しの崖の上に建つ教会や家の数々。。アゼルバイジャンとは全く違う街の景観に、一気にテンションも高まります!!

と、突然タクシーのおじさんが、

「ここまでだ。ここで降りろ。」

と。

「ホステルまで行ってよ!」

と地図を見せながら抗議するも、

「俺は街の中心地まで行くって言っただけ。ここが中心地だから、これ以上は連れていけない。」

と聞く耳持たず。。

確かに、最初にホステルの場所を言わず、「トビリシの街まで」と言ったのは事実ですが、ちょっとぐらいダメなの!?

と、思わずにはいられませんでした。
(といっても、日本だったら正確にメーターで追加料金がかかりそうですけど。。)

何事も、適当は良くなく、事前にちゃんとしたネゴが必要ですね。。

トビリシの街からホステルへ

しょうがないので、その場でタクシーを降りてホステルまで歩くことに。距離的には2kmも無いので、歩けいないことはないですが、バックパックを担ぎながらは少しキツい。。

トビリシの街の特徴として、車道が広く、横断歩道がほとんど無いんです。なので、歩行者用に、いたるところに横断歩道の代わりとなる地下道が設けられているんですが、場所や地の利を知らないと、大きく遠回りしてしまうことになり、結構不便です。

車道は車やバスが結構なスピードで多く走っており、幅も広いため、簡単に横切ることもできません。そんな交通量の多い車道で、良くタクシー停めて客を降ろせたな。。と、恨み節も。

それでも、初めての街にテンションは上がりっぱなし!街を観ながら楽しく歩けば、2kmの道のりもあっという間です。

こちらのユニークな形の橋は、Peace Bridgeと呼ばれていて、トビリシの象徴的な橋でもあります。

こちらのキノコのような傘の下に造られた建物は、パブリック・サービスセンター。公共施設かな。平日は多くの市民でにぎわっています。

【ジョージア】トビリシ一人旅旅行記:宿泊先情報&街の基本情報

今回の滞在先:Pushkin 10

今回お世話になるホステルが、こちらのPushkin 10。

メトロ駅のLiberty Squareから歩いて5分、建物のすぐ目の前には空港行きのバス発着所もあり、アクセスは抜群です。

3泊で106ラリなので、1泊1700円ほどでしょうか。少しお高いですが、空調完備、室内は清潔だし、朝食も付いています。

ドミトリーのベッドにも仕切りが付けられていて、プライベートが確保できます。それにしても、最近仕切り付のドミトリー多いですね。トレンドなのかな。

スタッフは英語もペラペラで、コミュニケーションに全く不便は感じません。

チェックインをし、ギャンジャからの慣れない移動で疲れもピークだったのか、そのまま夕方まで爆睡。。

ホステルでの朝食:パンケーキ食べ放題!

滞在しているホステル、Hostel Pushkin10の朝食はパンケーキ!

スタッフが焼いてくれて、基本食べ放題です。

メープルシロップや生クリーム、ブルーベリージャムやバターなど、トッピングの種類も豊富で、3日とも同じパンケーキでしたが、全く飽きませんでした♪

スイーツ好きにとっては嬉しい朝食です。(朝8時から12時まで)

ツーリストインフォメーション

夕方17時過ぎまで爆睡したあと、トビリシ散策へ、いざ出発!!

Liberty Squareの近くの、巨大ロータリーにやってきました。

この近くに、ツーリストインフォメーションがあり、スタッフにいろいろ相談することが出来ます。地図も入手できるので、必要な方はここでもらっておきましょう。

それにしても、道は石畳でどでかくて、周りの建物もヨーロッパ風です。オシャレですね。

このロータリーの一角から街の中心を流れるクラ川までの道が、たくさんのお店やレストランで賑わっている通りになります。

少し早めの夜ご飯:「Rame Rume」

今日もお昼をパスしてしまい、すでにお腹はぺこぺこ。

賑やかな通りを歩きながら、せっかくなのでジョージア料理を食べたいなーと思ってレストランを物色して、見つけたのがこちらの「RameRume」。

建物の奥の中庭のような場所がレストランになっているのですが、建物の前に「Georgian Food」という看板が立っています。

注文したのは、「ヒンカリ」と呼ばれる、小籠包そっくりの料理と、チャッカパリと呼ばれる、お肉を柔らかくまで野菜と一緒に煮込んだ、シチューのようなスープ。

そして、こちらが容器もかわいい、フルーツのコンポートジュースです。

とっても甘くて、体に染みわたり美味しい!!

こちらの3品で、税込み27ラリ。1,100円ぐらいかな。

ちょっと高いですが、ジョージア料理を楽しめるお店として、おススメです!

旅のヒント②:トビリシで英語はどのくらい通じるか

トビリシの街は、ジョージアの首都ということもあり、片言でも英語を話してくれる店員さんやスタッフが多く、旅をしていて困ることはほとんどありませんでした。

駅でメトロカードを買う時や、コンビニのようなスーパーで飲み物を買う時、レストランなど、いずれも英語が通じます。

【ジョージア】トビリシ一人旅旅行記:トビリシのランドマーク、ナリカラ砦

ナリカラ砦までの行き方

先ほどのレストランの前の通りを、そのまま下っていくと、クラ川沿いの通りにぶつかります。

夜になると、ライトアップがとても美しく、バーやオシャレなカフェが立ち並ぶ、クラ川沿いの広場。

写真の上に黄色くライトアップされているのが、ナリカラ砦です。

時間はまだ午後19時前で、アゼルバイジャンと同じようにまだまだ明るかったので、ナリカラ砦に行ってみることに。
(写真は、完全に陽が落ちた夜21時以降に撮ったものです。)

ナリカラ砦までは、写真の奥から始まる坂道を上って行くか、直接上までつながっているロープウェーに乗っても行くことができます。

今回は、頑張って歩いて登ってみました。

石畳の坂道で、歩きにくいですが、街を一望できるので、街を眺めながらゆっくり坂道を上がっていくのが良いかもしれません。

写真のように、坂はそれなりにきついです。。

砦まで来ると、迫力がありますね。

砦の中も入ることが出来ますし、外側の道には飲み物やお土産を売っている出店もあります。

こちらのナリカラ砦、その名の通り、4~5世紀ごろからトビリシを支配してきた国の要塞として建てられたそうです。

歴史はあるのですが、普通にライトアップのための大きなライトやケーブルがむき出しになっているからか、さほど歴史の重みというか、雰囲気は感じませんでした。

こうしてみると、トビリシは中心に大きな川がゆったりと流れ、街のシンボルでもある至聖三者大聖堂の黄金の屋根や、近代的な建物など、今と昔が混ざり合った面白い街並みをしているのが分かります。

ナリカラ砦の先にあるのが、こちらの女神像。「ジョージアの母」と呼ばれているようです。

ナリカラ砦の間近で観ると、道が像の後ろにあるので、正面の写真を撮ることが出来ませんでした。。

この女神は右手に剣、左手にはワイングラスを持っています。

剣とワイングラスって、何とも微妙な組み合わせ。。と思ってしまいますが、ワイングラスには、

「一度友となった者とは、ワインの盃を交わして友好を深める」

という意味があるそうです。

ワイン発祥の国、ジョージアならではですね!

絶好の夜景スポット

小高い丘の上にあり、景観もバツグンなので、夜景が楽しめる時間まで粘ってみました。

この時期、7月下旬から8月上旬だと、だいたい夜20時半以降に薄暗くなり始めます。

写真の右側に写っている黄色い建物が、至聖三者大聖堂、その少し左側に白く光っているのが、プレジデンシャル・パレスです。

至聖三者大聖堂の教会よりも、大統領の住むプレジデンシャル・パレスが下にあるのは、やはり意味があるのかな?

難易度の高い、ナリカラ砦一の展望場所

ナリカラ砦で、最も高い場所から街を見下ろすことが出来る場所があります。

上記写真の左側にある砦の上に、人が何人か写っているのが判るでしょうか。こちらが一番高いスポットです。

このスポット、下から見るとそれほど遠くなく、すぐに行けそうな感じなのですが、実はこの場所までたどり着くのはかなり大変なんです。。

ナリカラ砦まで、ロープウェーを使わず、坂道を上がっていくと、砦に入る扉と、そのまま右へ進む道に分かれます。

扉に入らずに右に進んで行くと、先ほどの「ジョージアの母」の像やロープウェー乗り場へ続きます。砦の扉を入ると、さらに坂道が続いており、途中に写真の小さな教会が。

一番高い展望スポットは、この教会のさらに奥に進み、城壁の横にある坂道を上っていった先にあります。

坂道を登りきり、ようやく展望スポットが見えてきました!

実は、一番の難所はこの展望スポットの塔に登るところにあったのです。

展望スポットへは、すぐ左側に塔を登るスペースがあるのですが、整備されておらず、がれきを登っていかないといけない上に、かなり急で両手を使わないと登るのが難しいほど。。

夜で足元も暗い中、ここを登るのにはそれなりの勇気が必要。

高いところが苦手な人は、降りる時はさらに大変なので、無理しない方が良いかもしれません。

登った先に待っていたのは、こちらの絶景でした!

下から見ると小さく見えた十字架も、間近で見るとそれなりに大きいです。

夜景も堪能したところで、ジョージア1日目は終了!2日目の明日は、近郊の世界遺産の街、ムツヘタを訪れます!

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