今回ご紹介する旅行記は、みーさんのモンゴル5泊6日の一人旅!
近くて遠いアジアの国、モンゴル。実は旅好きな旅人の中でも特に人気の高い国の1つなんです。最近はテレビでもその魅力を知る機会が増えてきて、気になっている方も多い国なのではないでしょうか。
今回はどこまでも続く草原が魅力のモンゴルを旅したみーさんの一人旅旅行記をダイジェストでご紹介します!
旅のプロフィール
移動手段 | 飛行機 |
旅程 | 8月5日(日)~10日(金) |
予算 | 交通費:85,930円 宿代: 11,000円 食費等:2,500円(3食) ツアー代:55,000円 |
【モンゴル】女の一人旅旅行記:①ウランバートルまでの行き方
日本からウランバートルへ!
「モンゴルのウランバートルってどこ?」
と思う方はたくさんいるかと思います。
(私もそうでした。笑)
モンゴルはロシアと中国の間にあります。世界地図で見てみると、実はかなり広大な国土を持っていることがお分かり頂けるかと思います。その広さ、日本の国土のおよそ4倍!
7月と8月の気候が良い時期は関空からの直行便がでていて、なんと、たった4時間半で着いちゃうんです!
今回は、北京で乗り継ぎ、1日かけて行きました。
ウランバートルで1泊
空港からタクシーで、ウランバートル中心地のホテルまで、30分ほどで50,000トゥグルグ(約2,000円)。
ちなみに、来年からチンギスハン空港は国内線になり、1時間ほど離れた場所に新しく国際空港ができるようです。
ホテルは市内にあるRoyal house hotel 2に宿泊しました。中は広すぎるくらい広く、そこそこきれいで、お湯の水圧や、ドライヤーの風力もいい感じでした。
一泊朝食込みで5,000円ほどです。フロントの人は英語話せるけど、他のスタッフはモンゴル語しか話せない様子。
明日からいよいよモンゴルの大草原へ!遊牧民族の生活にほんの少しですが溶け込んできます!
【モンゴル】女の一人旅旅行記(番外編):モンゴルと遊牧民族
モンゴル遊牧民の生活
モンゴルと言えば遊牧民族の国としても有名ですよね。遊牧民とは、その名の通り特定の場所を持たずに定期的に移動をしながら生活をしている人々のことを言います。
モンゴルでなぜ遊牧文化が根付いているのか、それは歴史学や民俗学を学ばないと確かなことは分かりません。が、広大な草原地帯である国土で、短い夏と厳しく長い冬を生き抜くためにこのようなスタイルは非常に理にかなっていると言えるでしょう。
ここでは簡単にモンゴルの遊牧民の1年の過ごし方を簡単にご紹介します!
モンゴルの遊牧民が住んでいる移動式住居は「ゲル」と言います。遊牧民は家畜とこのゲルで四季を遊牧しながら暮らしています。
遊牧のメインは草も生い茂る夏。この間に乳製品などを作りながら、場所を変えて家畜に十分な食料を与えて、家畜を肥やします。
秋になるとすぐに冬の準備がスタート。モンゴルの冬と言えば、マイナス40度にも達するほど極寒の世界です。この中を遊牧民は家畜と共に生き抜かなくてはなりません。冬は当然食料も簡単には手に入らないため、家畜もエサが無くて死んでしまうこともあるそう。
遊牧民は秋に、十分に肥えた家畜を越冬のための食糧源とするべく、家畜を屠殺(とさつ)して干し肉などを作って冬の間の食糧とします。
厳しい自然の中で生きている遊牧民にとって、食糧の確保はそのまま生死にかかわる一大事です。そんな遊牧民の生き方を頭に入れておくと、遊牧民の生活体験で感じることも一味違ってくるのではないでしょうか。
モンゴル人の国民性
今も多くの遊牧民が暮らしているモンゴル。
遊牧民は基本的に家族単位で生活をしていて、あまり大きな集団を作っての生活はありません。そのためでしょうか、モンゴルの国民性としてはどちらかというと個人主義で、あまり他人には関わらない性格のようです。
そのため、モンゴルではいじめも少ないのだとか。
確かに草原を移動しながらの生活ではあまり他人との関わりも必要ないですよね。人口密度が高く、常に他人を気にしなければならない日本とは真逆の文化かもしれません。
そういう意味でも、モンゴルは日本人にとっては何から何まで新鮮に感じることのできる数少ない国の1つかもしれません。その魅力にハマる人が増えているというのも分かる気がします。
それではモンゴル旅行記に戻りましょう!
【モンゴル】女の一人旅旅行記:②遊牧民体験ツアーの概要
4日間の現地ツアーで、送迎、ガイド、宿泊、3食、乗馬がついて55,000円(約137,000トゥグルグ)。
市内から草原へ行く前に大型スーパーで4日分の水やお酒、お菓子などを買い込み、4時間車を走らせてウンドゥルシレットにあるリバーサイドキャンプへ向かいます。
ほとんど整備されたような道ではなく、草原の中に車が通った跡を辿って走る感じで、うたた寝できるような揺れではありません(笑)
着くとツーリストキャンプの人たちが迎えてくれて、荷物もゲルの中に運んでくれました。
キャンプ内は、水洗のトイレが設置されており、お風呂は薪を炊くので、18時から20時までの間にお湯のシャワーを使うことができます。また、自家発電の電気が20時から22時まで使うことができるので、カメラの充電などもその時にすることができ、思っていたより便利で安心です。
ゲルの中はとても居心地がよく、ドアを開けるとすぐに大草原の絶景が広がっているのが魅力的です♪
遊牧民との交流!
晩ご飯を食べたあとは、現地のモンゴル人たちとサッカーをしたり羊のくるぶしの骨で、たくさん遊びました(笑)
羊の骨だけで、すごろくのような遊びや神経衰弱に似た遊びや、占いもできるんです!
家畜の物真似をしたりして笑わせてくれる陽気なモンゴル人たち。
言葉が通じなくてもとても楽しいひとときでした!
乗馬アクティビティ
今回の旅のメインである乗馬。3日間午前と午後と、思う存分乗馬ができます♪
最低限のレクチャーを受け、"習うより慣れろ"で、すぐ馬に乗って出掛けます(笑)
広すぎる大草原の何処へ行っても、どこまで行ってもいいんです!
2日目には、自由に馬をコントロールして一人で走れるようになり、馬との一体感を感じながら風をきって走るのはとても最高でした!
至るところに200頭ほどの羊や牛、馬などの群れがいて、遊牧民になった気分を存分に味わえる場所です☆
広大な草原を何にも縛られず、馬とともに自由に駆け回る。まさにモンゴルならではの体験で、とっても楽しかったです!
草原の絶景!
ゲルも吹き飛びそうな、嵐のような大雨が降った後のこと。
突然モンゴルの空に現れた、大きな虹。
端から端まで見れたことや、二重の虹に大興奮していたら、現地の人はよくある事かのように、それほど驚いていない様子(笑)
草原だから、遮るものは何もなく地平線を通じて空と大地がつながっているよう。そんな中で、まるで神様からのプレゼントのように現れたとっても大きくてきれいな虹。
ここには絶対また来たいと思った瞬間でした。
ゲルでの食事体験!
基本的に、食事は羊や牛のお肉です。
お肉ばかりの食事を覚悟していかなくてはなりません(笑)
モンゴル料理は、揚げ餃子やボーズ(蒸し餃子)など肉と小麦粉を使った料理が多いです。
食事の前には、温かいミルクティを飲みます。塩が入っていて、不思議な味でしたが美味しかったです☆
夜は12℃くらいまで冷えるので、みんなでモンゴルウォッカをストレートで飲みます。モンゴル人は水のように飲んでいました(笑)
冬はマイナス30℃とかになるそうなので、ウォッカは身体を暖める手段なのですね☆
感動の日の出、日の入り
日の出と共に目覚め、朝日が昇るのを見ながら草原をランニングしてみました。朝日を浴びることで、体内時計を正常に戻すことができます。
ここには何も空を遮るものがなく、大パノラマで毎日違う夕日も見る事ができます☆
日が沈んでからの色の変化をただただ眺める時間がとても贅沢で、都会では普段なかなかできない事でもあります。
ちなみに、これは夜の21時頃に撮影したものです。
夜の絶景を堪能!
モンゴルの星空。
どこを見ていいのか分からないほどたくさんの星。
流れ星。
人工衛星。
はっきり肉眼で見える天の川。
高い建物や、電気もない
全ての条件が整ったこの場所は、今まで見た中でもダントツ一番綺麗でした。
気球から見渡すモンゴル
ウンドゥルシレットにあるここ「リバーサイドツーリストキャンプ」では、気球に乗ることができます☆
料金は一人20,000円で、前日に申し込むこともできます。
日の出か夕方の、風が穏やかな時間帯を狙って出発します。
朝日に照らされた広大な草原や山々、ずっと続いている川を上から見ることができ、一生残る思い出になること間違いなしです☆
【モンゴル】女の一人旅旅行記:③ウランバートルを観光!
ザイサン記念碑からの景色☆
丘の上にある、ザイサン・トルゴイ。
これは、モンゴルとソ連が当時の日本やドイツに戦争で勝ち、平和を記念してつくられた記念碑です。
そこからはウランバートルの町が一望でき、とてもいい眺めになっています。
ここで毎日、夕方の頃まで腕に鷲を乗せる体験ができるそうです。
ウランバートルのど真ん中!
ウランバートルのど真ん中に立ってみました!
ここスフバートル広場には、有名なチンギス・ハーン像もあり、たくさんの観光客が訪れます。
周りにはオペラ劇場や政府関係の建物が建ち並んでおり、年越しイベントなどもここで行われるそうです☆
みーさんのモンゴルの旅行記、いかがでしたでしょうか。
世界中でもモンゴルでしか体験できない大草原での生活。そこには自然と共に生きる人たちと、大自然の中でしか味わうことのできない感動がたくさんあります。
ぜひ一度はモンゴルへ旅をしてみたくなりますね!