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新潟県の島『佐渡島』へ1泊4日のバス一人旅!(1日~2日目)

今回ご紹介する一人旅は、まささんの佐渡島1泊4日の旅!

仕事終わりのすぐ後に夜行バスで新潟に移動し、朝から佐渡島を旅して巡るまさに弾丸一人旅!今回はまず1日目の夜に新潟へ移動、そして2日目の朝からトキの森公園、佐渡金山と見どころ満載です!

旅のプロフィール

移動手段高速バス、フェリー
旅程6月24日(土)~27日(火)
予算交通費:17,800円
宿代: 3,400円
施設利用料:3,000円
食費等:4,400円

新潟県『佐渡島』の一人旅記録①出発から佐渡島まで

意外と地味な場所に!高速道路上のバス停への入口

時刻は、23時45分。
埼玉県内にある、関越自動車道・川越的場バスストップにやって来ました。

高速道路上にあるバス停への入口は、「バスタ新宿」のような大規模バスターミナルと比べるとかなり地味。

一瞬、立ち入ってもいいのかな?と思ってしまうような光景ですが、ちゃんと「バスのりば」と表示があるので大丈夫。

写真のように、入口には、ちゃんと「バスのりば」の表示があります。

階段を上がり、重々しい扉を横にスライドさせると、高速道路上でよく見かける “あの場所(バス停)” へと出ます。

つい先ほど、夜21時すぎまで 仕事をしていた身。
これより、2日間の連休を最大限に活かして佐渡島の旅へ☆
まずは、夜行バスで 新潟市街を目指します!

万代シティバスセンターの名物カレー

日付的には、早くも2日目。
予定よりも早く、4時40分に新潟市内にある「万代シティバスセンター」に到着!

まだ、朝早すぎて営業してませんが、バス乗り場の一画が ”立ち食い食堂” のようになっていて、一際目立つメニューが写真にもある「バスセンターのカレー」!

真っ黄色のルーが特徴的な昔ながらのカレーのようで、後で調べたら新潟県民なら誰もが知っている(本当?)B級ご当地グルメの代表格らしい。

ただ、営業時間が8時~19時との事で、今回はご賞味できそうにない。

他にも、うどん・そばをはじめ、個性的な丼物も頂けるみたいで、次回はぜひ営業時間内に訪れたい。

立ち食い食堂全体は、こんな雰囲気です。

船上から眺める新潟港

定刻どおり朝6時に、佐渡汽船のカーフェリー “ときわ丸” にて新潟港を出港!

梅雨入りしただけあって空はどんよりとしていますが、ゆっくりと流れる景色を海上から眺められるのは船旅ならでは☆

 

こちらが今乗船している“ときわ丸”のエントランス。2014年から就航している船だけあって、船内は綺麗です。

この航路には、もう一隻 “おけさ丸” と言う大型客船も就航しているそうですが、この“ときわ丸” の軽食コーナーには、ときわ丸限定のメニューがあったりします。

それは、カニ肉とカニクリームコロッケをパンで挟んだ、カニづくしの「ときわバーガー」。

食べてみたい気もしたけど、両津港に着いたら まず頂きたい物があるので、こちらもおあずけ。

灯台マニア必見(?)の「おけさ灯台」

時刻は8時20分を過ぎ、まもなく佐渡島の両津港に入港☆

港には欠かせない存在の灯台ですが、ここ両津港の灯台はひと味違う赤色をしています。
さらに頭(てっぺん)には、編み笠(佐渡おけさ等で使用する帽子)をかぶったなんともユニークな格好!

「おけさ灯台」と言うらしく、灯台マニアの間では有名な灯台であると、船内放送まで流れていました。

また、灯台のある防波堤と陸地は繋がっていないので、この距離で「おけさ灯台」が眺められるのは、船を利用された方の特権だと、やや誇らしげ。

両津港へは、カーフェリーの他にジェットフォイルも運行されているけど、そちらは “窓越し” になってしまう為、何も隔てる物なく、ゆっくりと、灯台を眺められるのは大型客船ならではかもしれません。

新潟県『佐渡島』の一人旅記録②佐渡島へ上陸

佐渡のご当地グルメ「ブリカツ丼」

佐渡汽船ターミナルの3階にある、その名も「よろこんで」と言うお食事処にて、佐渡のご当地グルメである “ブリカツ丼” を頂きました☆

中の身はこんな感じ。

薄口の甘辛ダレを使用している為、ブリの風味がかき消される事なく、双方の味が程良く感じる一品でした。

テーブルには、スムーズなお会計への協力を求めるご案内が!

「(お会計の際は)個人個人前もってご用意下さいますか、まとめて ご清算頂きますようお願い申し上げます。
船の出航時間に間に合いますよう何卒助けて下さいませ」

と、何やら深刻そう(笑)なので、ブリカツだけにサクッとクレジットカードで支払う事に。

ところが、開店後間もないという事で、カード端末機の立ち上げやら、暗証番号の入力、何枚も発行されるレシート。。

かえって、時間を費やす結果となっちゃいました(笑)

佐渡島での移動は 路線バスで!

レンタカーも考えましたが、フリーパスを使い、路線バスで移動する事にしました。

こちらが 今回使用する「佐渡2dayフリーパス」。佐渡島において、新潟交通が運行する路線バス全線が乗り放題で2,500円!
2日用だけでなく、1日用1,500円と、3日用3,000円のフリーパスもある。

以前の2dayパスは、金券として使える施設利用券500円分がオマケとして付いてきたらしいですが、今年の4月から、バス車内でもフリーパスが購入できるようになった代わりに、オマケが付かなくなってしまった!残念。

まずは天然記念物のトキに会うべく・・

新潟交通の路線バスに乗り込み「トキの森公園」へ!

9時17分🚏両津港佐渡汽船→(🚌南線)→9時36分🚏トキの森公園

佐渡島の玄関口でもある “両津港” からは、様々な方面へのバスが出ているが「トキの森公園」へ向かう場合は “南線”。日中は、概ね1時間に1本程度 運行されている。

トキは、デリケートで臆病な鳥の為、写真のように、何十メートルも離れた場所でしか観察できなかった。
だが、2013年の3月に、わずか2センチの距離で トキを観察できる施設がオープン!

真相を確かめるべく、

「トキまで2センチ!」

と言うキャッチコピーをかかげる “トキふれあいプラザ” とやらに向かってみる。

ここが “トキまで2センチ” の現場!

こちらが、トキまで2センチ!と言うキャッチコピーをかかげる「トキふれあいプラザ」内のトキ観察コーナー。

ガラスの向こうは、トキの飼育ケージ。

警戒心が強いと言われるトキだが、このガラス、実はマジックミラーになっていて、ケージ内(トキ側)からはこちらが見えないようになっています。

それゆえ、視覚的に騙されたトキが、ガラスの目の前までやって来れば、トキとの距離が2センチという快挙も起こり得るというワケ。

だが、肝心のトキは、はるか向こうの木の枝でおくつろぎ中。目の前どころか、そこから動き出す気配もない。

わずか数センチの距離で、トキを観察できるかどうかは “時の運” みたいです。

意外とある!馴染みのあるチェーン店

10時18分🚏トキの森公園→(🚌南線)→10時39分🚏両津港佐渡汽船

11時00分🚏両津港佐渡汽船→(🚌本線)→??

一旦、両津港に戻り、島を東西に結ぶ佐渡島のメインストリート・国道350号線をゆく “本線” のバスに乗り換え、島の西側を目指します。

“本線” と言うだけあって、佐渡島の路線の中では、最もバスの本数も多い(終日 30分~1時間間隔)。
沖縄本島に次ぐ面積を誇る島の幹線道路なだけあって、交通量も多い。

個人的には離島のイメージのある佐渡島ですが、意外にも、地元(関東)で馴染みのあるチェーン店が、旧国道350号線沿いに多数出店していました。

吉野家、ほっともっと、モスバーガー、YAMADA電機、ケーズデンキ、ブックオフ、イエローハット、ワークマン、ミスタードーナツ、牛角、コメリ、しまむら、西松屋、Joshin、眼鏡市場、青山、などなど・・・

わずか、数十分の間に確認できた物だけでも、こんなに!

ここだけ見ると、島に来ている事を忘れそう。

新潟県『佐渡島』の一人旅記録③佐渡金山

普通すぎる気がしますが、佐渡金山へ!

10時55分🚏両津港佐渡汽船→(🚌本線)→12時15分🚏佐渡金山

佐渡島を代表する観光スポットの1つ「佐渡金山」にやって来ました。

観光客への路線バス利用促進の為、4~11月の土日祝日は、通常の区間よりも延長運転するバスが多数☆
日曜日である本日は、佐渡金山まで向かうバスも倍増!

到着後、まずは2つある坑道のうち、江戸時代に人の手によって掘り進められたと言う「宗太夫坑」へ。

人間そっくりな人形を使い、当時の採掘作業を忠実に再現。

人形のクオリティがとにかく高く、ちゃっかり本物の人間が潜んでいてもわからないかもしれない(?)

コースは2種類あり、もう1つは、掘削機やトロッコ等の近代的な方法で掘り進められた、明治以降の坑道「道遊坑」で、当時使われていた設備が坑道内に、操業当時のまま残されている。

坑道内の気温は、今の時期(6月) 予想以上に涼しく、Tシャツ姿では肌寒いくらいでした。

佐渡金山の名物?金の延べ棒 取り出しチャレンジ!

宗太夫坑の出口の先にある資料館の一画に “金の延べ棒” の入った透明の容器がある。

容器には小さな丸い穴の空いていて、そこから純金で出来た延べ棒を取り出すというチャレンジなのですが、簡単なようで意外と難しい。。

延べ棒の大きさに対し、穴はかなり小さいので、しっかり握ってしまっては、延べ棒を持った手が穴を通らない。

かと言って、約12kgもの重さのある延べ棒、中途半端な持ち方で支えられるシロモノではない。

とは言え、平成13年のチャレンジ開始から 取り出しに成功した人は、約16年の間に2,116人。
単純計算で、3日に1人は 取り出せた人がいる事になる。
これを多いと見るか、少ないと見るか・・・

チャレンジしようかと思ったが、手首を痛めると、仕事に支障がありそうなので、止めておきました。

ちなみに、この純金の延べ棒、時価約6,200万円!とありました。

間近で眺める「道遊の割戸」

道遊坑の出口から少々歩くと、佐渡金山のシンボルである「道遊の割戸」を目の前で見る事ができる☆

遠くから見ると、山がV字に割れたように見える道遊の割戸ですが、そのV字の下には写真のような大穴が空いていました。
この光景は、この場所に来ないと見れないと思います。

こちらが坑内の様子。

この他にも、鉱石を砕く粗砕場跡や、貴重なVTRも観れる機械工場、少々離れた場所からの「道遊の割戸」のビュースポットなど、見所満載でした!

少々離れた所から眺めた、パンフレット等でもお馴染みの「道遊の割戸」。

きれいな三角形をした山が真っ二つに割れているように見えます。

ここにもあった! “鼻くそ”を名乗るお菓子

ほれっ!と飛ばしたであろう鼻くそを、もう1羽がパクッと 口にくわえるパッケージが楽しい「朱鷺の鼻くそ」という名のココアピーナッツ。

「おけさ 踊るなら、鼻くそほじってから!」

と、鼻くそ片手(?)に決めポーズ!

“鼻くそ” と言えば、うさぎがたくさん生息している事で知られる、瀬戸内海に浮かぶ広島県の大久野島には「うさぎの鼻くそ」という名のココアピーナッツもあります☆
ぜひ、姉妹都市になってもらって “東西 鼻くそ対決” を催してもらいたいものです(笑)

 

さすが、佐渡金山だけあって金ぴかのお土産がずらりと並んでいました。

新潟県『佐渡島』の旅記一人旅④佐渡の海と夕陽

佐渡金山からの下山は あえて徒歩で

バスがなかったワケではないけど、あえて昔ながらの家並みの間をゆく「京町通り」を歩いて、海岸方面に下っていくのもおもしろい!

車が存在しなかった江戸時代の頃は、この小道がメインストリート。

行きは 上り坂なのでバスを、帰りの下山時に「京町通り」を歩いた方が、下り坂という事で楽チン♪

古き良き街並みの先には、相川湾の海が広がります。

高台には「京町茶屋」という古民家カフェもあり、店内からは 相川の市街地と海が一望との事。
天気が良ければ、海に沈む夕日も見れそう。

だが、今日は朝から曇り空。夕日は期待できそうにない。

京町通りを下った先には、東洋一と言われる浮遊選鉱場跡とやらもあります。

かなり大きな施設で廃墟マニアも必見!?

ダイナミックな岩肌がシンボルの尖閣湾

佐渡金山から徒歩で下山した後は、バスで尖閣湾へ。

最寄りのバス停は「尖閣湾揚島遊園」ですが、実は案内放送のないままバス停を素通りされてしまい、次のバス停から歩いてきました。

バス停の度に人が乗り降りする大都市とは違い、主要バス停以外はほとんど通過となってしまう地方の路線バス。
乗客は、旅人らしくない姿の自分と地元の方(たぶん)の2人しかいなかったので、運転手の方も油断してしまったのだろうか、

「次は、尖閣湾揚島遊園・・」

の案内がないまま、バス停を通過されてしまったというワケです。

それはさておき、写真のような岩肌を一望できる場所まで行くには、入園料¥550が必要。
バスのフリーパスを提示すると、50円割引になったのですが、後の祭りでした。

遊覧船も出てます!

入園料+遊覧船だと1,100円です。

夕日に一番近い宿「夕映亭」の奇跡

17時51分🚏尖閣湾揚島遊園→(🚌海府線)→🚏18時08分相川

再びバスで相川の市街地へと戻るが、そこから先、今夜の宿の方へと向かう “七浦海岸線” のバスは、既に最終バス(17時45分頃)が出てしまった後なので、40分程歩いて、今夜の宿「夕映亭」へ。

佐渡島で最も西に位置する場所にある事から、

「夕陽にいちばん近い宿」

がキャッチフレーズだが、ナント!宿到着直前に、雲のわずかな隙間から夕陽が差し込むという奇跡が!!

本日初めてお目にかかる太陽がまさかこんなタイミングとは・・

だが、それも一瞬の出来事。
程なくして、再び 雲に隠れてしまった。

素泊まりとは言え、3,400円の安価にもかかわらず、広い和室のお部屋に、オーシャンビューの露天風呂のある大浴場。
コスパ的にも最高でした!

 

1日目から盛りだくさんの、佐渡島の旅!2日目は次回!

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