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【丸わかり!海外一人旅】マレーシア6日間の旅!(5日目:クアラルンプール編)

マレーシアの一人旅、5日目は、クアラルンプール内を散策します。

今回訪れたのは、初日に訪れたイポーで産出されるすずを主成分とする、ピューターを使った製品を作っているピューター工場や、世界のモスクとイスラム教が分かるイスラム美術館。

そのほか、ヒンドゥー教の寺院、セントラルマーケットなどもご紹介します!

朝食はホステル近辺にあるインド料理屋で

ホステルを9時前に出発し、まずは腹ごしらえ。

これまでマレー料理、中華料理ばかりを食べてきたので、今日はインド系のカレーで攻めることにしました。

日本では朝食を外で食べようと思うと、カフェか牛丼、ファミレスなどあまり選択肢はないけど、ここマレーシアでは街を歩いていればすぐに食堂を見つけることができます。

今回はこちらのfood villageという食堂でカレーを頂きました。

ちょっと辛めのチキンカレーと、もっちもちのナン、それにインドと言えばやっぱりチャイ!

味は日本のインド料理やと同じかそれ以上に美味しく感じました。それで値段も7RMぐらい。まさにグルメ天国ですね、マレーシアは。

ピューター工場(Royal Selangor)

カレーでお腹も満足したところで、今日のメインの1つ、ピューター工場へと出発!

ピューターとは、すずを主成分とした合成金属で、クアラルンプールの工場ではピューターのコップやビールジョッキ、宝石やアクセサリなどを生産しています。

人気の観光スポットのため、ホテルによっては送迎バスなども出ているようですが、今回は列車で行ってきました。

旅のヒント⑪:ピューター工場への行き方

ピューター工場は、KJL(Kelana Jaya Line)のWangsa Majuという駅が最寄り駅ですが、ここから歩いて15分~20分ほどかかります。

まずはWangsa Maju駅を目指しましょう。

駅に到着したら、バスターミナル乗り場がある出口に進みます。

バスが停まっている通りとその奥は高低差があり、階段を下りていくと静かな住宅街に入ります。

この住宅街をそのまま横切って行くと、細い道路に突き当たるのでそれを左に進むと、やがて大きな道路の交差点に出ます。

ピューター工場はこの車の往来が多い大きな道路沿いにあります。

Google Mapでの行き方はこちらをご参照ください。

ピューター工場の場所を調べる際は、「Royal Selangor Visitor Center」で検索してみてください。

ピューター工場到着!

Wangsa Maju駅から歩くこと15分ほどでついにピューター工場に到着!

正式名称は、「Royal Selangor」と言いますが、名前に「Royal」という言葉が使われていることから分かるように、この工場はマレーシアの国から正式にその品質が認められたピューター工場なんです。

さっそく入口に入り、受付で見学の申込をします。

平日ということもあり、他に見学者はそれほどいないみたい。運よく日本人の案内ガイドさんに案内してもらうことができました。

早速中に入ると、ちょっとした展示スペースがありました。ここでこの工場の歴史や、ピューターの歴史を説明してくれます。

その昔、貨幣としても用いられていたそうで、写真のようにいろいろな形の貨幣が造られていたのだとか。

最初は貨幣として使われていたピューターも、いつからか食器などに利用されるようになります。

展示コーナーを抜けた後、ここで造られたピューターのコップに入ったドリンクを頂くことができますが、すずの特性として中に入った液体の温度を長時間一定に保つ力があるそうで、とてもひんやりとしていて美味しく飲むことができました。

ビールなんかには最適ですね!

ピューターのカップで組み立てられたツインタワーも飾られています。

 

この工場で5年以上だったかな?勤続すると、その記念として写真のように手形が飾られるのだそうです。

こうして自分が働いた場所で形として残るものを従業員にプレゼントするのは粋な計らいですね。

さらに、写真のようにピューターを作っている工程の一部を間近で見学できたり、試しに作業を体験することも出来ちゃいます。

体験できるのは、ピューターのカップにハンマーでくぼみを均等に付けていき、きれいな模様を作る工程です。

簡単そうに見えて実際にやってみると、同じ場所にハンマーを、同じ力で打ち続けるのがいかに難しいか、職人の技の凄さを実感できました。

こちらは工場内の様子。こちらのピューター工場では、機械ではなく人の手による製造をモットーとしているため、たくさんの作業台が並べられています。

こちらは宝飾品を作っている作業台です。

ピューターの食器などの他に、宝飾品やアクセサリーのブランドも立ち上げています。

最後はお土産スペース

工場の敷地内に置かれているビールジョッキのモニュメント

見学を終えた後は、ピューター製品を購入できるお土産スペースに続いています。

ここでしか購入することのできない製品もあったり、また質の良いピューターのビアジョッキやカップなどはお土産にもピッタリ!

ただ、国からも認められた由緒あるブランドのため、お値段は少々お高い。。

中ジョッキは2万円近くした気がします。

 

お土産を購入してレジで精算を待っていると、何やら中華系のおばさまが英語で話しかけてきました。

話を聞いていると、どうやらこちらの工場の創業一族の方だと判明。

こちらの工場は、マレーシアに移住してきたとある中華系の一族によって創業されたそうです。

そして、「ラッキーポット」というピューター製のそこそこ大きなかぼちゃの形をした急須を見せてくれました。

なんでも、この創業者がマレーシアでの何かの戦時中、ふと地面に落ちていたかぼちゃの形をした急須を拾ったそうで、拾う時に身をかがめた時、すぐ上を銃弾が飛んできたのだとか。

つまり、その急須を拾っていなければ、銃弾に打たれて即死だったところ、九死に一生を得たのです。

その幸運にあやかって、同じ形をした急須を作ることを決意し、ピューター工場では今もこのラッキーポットを作っているそうです。

お値段はビールジョッキよりもさらに高いですが、興味のある方はぜひピューター工場を訪れてみてください!

工場見学だけでも楽しいですよ!

イスラム美術館(Muzium Kesenian Islam Malaysia)

ピューター工場の見学も1時間ほどで終わり、駅に戻ってそのままPasar Seni駅まで向かい、ここから歩いてイスラム美術館に行ってきました。

こちらはその名の通り、世界中のイスラム教に関連する美術品や歴史を知ることができる美術館です。

イスラム教では女性の服装も厳しく決まりごとが定められていますが、そんな中でもデザインやファッション性に富んだ衣装がたくさん生み出されてきたのですね。

こちらはコーランのブックカバー。幾何学的な模様が特徴です。

イスラム教って「厳しい」というイメージがあるものの、一方でこうやってオシャレな衣装や小物がいろいろ創り出されているのは興味深いです。

面白いのは、この美術館では世界中のモスクの模型を飾っていること。

国や時代によってモスクの形は全く違っていて、本当に面白いです。

宗教って一種の芸術でもあるんだな、とイスラム教を見ていてすごく感じました。

イスラム美術館だけあって、この美術館の建物時代もイスラム教を意識したデザインになっています。

天井にも幾何学的でとても美しい模様が施されているので、建物にもぜひ注目してみてください!

旅のヒント⑫:公共のトイレは有料!?

マレーシアでは公共のトイレは有料であることが多いです。

有料である分、トイレには常にスタッフが常駐していて、トイレも清潔に保たれているというわけです。

だいたい0.2RMほどですが、わざわざお金を払うのは・・・という方は、レストランなどで済ませておきましょう。

Kuala Lumpur駅エリア

旧駅舎の近くで遅めのランチ

イスラム美術館を一通り見終わって、時刻はすでに午後3時前。

さすがにお腹がペコペコ。。すぐ近くの旧駅舎の中にある食堂でランチを食べることに。

こちらの食堂はビュッフェ形式になっていて、タイ料理の他にもカレーや中華もありました。

店員さんに勧められるがままに料理を選んだら、こんなにてんこ盛りになっちゃいました。。

けど、全部完食!

やっぱり旅ではいつもよりたくさんご飯が食べられちゃいます。

ヒンドゥー教寺院(スリ マハ マリアマン寺院)

お腹も膨れたところで、クアラルンプール駅周辺を散策。

ぶらりと歩いていると、通りにひと際目立って見えるのがこちらのヒンドゥー教寺院、スリ マハ マリアマン寺院です。

入口左手で靴を預け、裸足て寺院内へ入ります。

寺院事態はとてもこぢんまりしていますが、建物の屋根に飾り付けられた数えきれないくらいの彫刻や、館内のカラフルな壁画は他の宗教にはない特徴があります。

時刻は16時~16時半ごろでしょうか。寺院内で何やら儀式が始まりました。

楽器を鳴らしながら、普段は閉められている奥の部屋の扉が開き、そこに保管されている像に水がかけられます。

中国寺院(GuanDi Temple)

ヒンドゥー教寺院と同じ通りには、中国寺院も建てられています。

真っ赤な建物に、屋根や門には堂々とした彫刻や像が置かれています。こちらもヒンドゥー教寺院に負けず劣らず、存在感がありますね!

建物の中はこちらもこぢんまりしています。

お香が焚かれているからでしょうか。中に入ると独特のにおいが立ち込めています。

道路を埋め尽くす市場通り

2つの寺院のすぐ近くには、道路を出店が埋め尽くす市場どおりがあります。

写真の通り、長い道には両端と中央に計4つの出店が隙間なく建てられていて、人が歩けるスペースはほんの少しだけ。。

しかもこの通り、結構長いので、片道を歩いてお店を観て周るだけでも結構時間がかかりそう。

お店で売られてるものは本当に様々で、洋服やサンダルから、スマホカバーやコネクタ、時計やアクセサリ、お土産ものなど。

近くにはセントラルマーケットもあるので、マレーシアに来て気軽にお土産を選びたい場合はここはまさにうってつけの場所です。

ヘルシーなスムージー店で一休み

市場どおりを一通りぐるっと回って、次はセントラルマーケットへと向かいます。

その途中にあったのが、こちらのJuice Lab。

カウンターには美味しそうなフルーツが並べられていて、注文するとその場でフルーツをミキサーにかけてスムージーを作ってくれます。

メニューはマンゴーやパッションフルーツなどを使った、日本では見られないユニークなドリンクが種類豊富にそろってます!

お値段は10RM以上した気がします。ちょっと高めですが、新鮮なフルーツをたくさん使っているからでしょうか。ヘルシーなドリンクだけに、少々お高いのには目をつぶりましょう。

セントラルマーケット

セントラルマーケットにやってきましたー!

ここはクアラルンプールでも人気のショッピングスポットで、たくさんの観光客で賑わっています。

こちらのセントラルマーケットは屋内のショッピングモールになっていて、2階建て。1階にはATMも完備されているし、2階にはレストランスペースもあります。

実はマレーシアは今回2回目の旅で、このセントラルマーケットも1度来たことがあるのですが、今回またやってきたのは、昨日プトラジャヤのピンクモスクでスタッフが着ていたストールがかっこよくて、ぜひ自分も欲しい!と思ったから。

お店をまわって、ピンクモスクで撮った写真を見せながら同じものを売っていないか確認いていったのですが、なかなか見つからず。。

そして、ついに売っているお店を教えてもらうことができました!

それがこちらの写真のお店。2階にあります。

早速お店に入って、同じものを注文。自分の丈に合わせて生地を仕立ててくれました。

お値段は300RMほど。日本円で1万円弱でしょうか。伝統衣装だけに、さすがにちょっと高かった。。

クアラルンプール発祥の場所!?

セントラルマーケットからMasjid Jamek駅へと向かう途中、川が2手に分かれる場所に建てられているのがこのMasjid Jamek Mosqueです。

ちょうどこの辺りはちょっとした広場になっていたり、川沿いのデッキを歩くことができて写真を撮るにはぴったりの場所でおススメです。

後ろにそびえたつ建物の前にあるMasjid Jamekモスク。絵になる風景です。

ここらへんでのんびり、ベンチに座ってしばらくボーっとするのも良さそう。

クアラルンプールという名前は、「泥が合流する場所」という意味ですが、その名前の由来になっているのがまさにこの場所なんです。

ブキ・ビンタン

最後の夕食

一通りクアラルンプールの散策を終えて、いったんホステルに戻って休憩。

ホステルのスタッフに、近くでおすすめの夜ご飯が食べられるお店を聞いたところ、fahrenheitというショッピングモールの中にあるフードコートを教えてくれたので、早速行ってみました!

fahrenheitのショッピングモールの中にある、「makan makan」というのがフードコートの名前です。

フロアの一角にありますが、日本料理、インドネシア、マレー料理、タイ料理などいろんな国の食べ物が食べられます。

選んだのはこちらのインドネシアのカレー!

ちょっとピリ辛ですが、スープのようにさらっとしたルーがとても美味しいです。

21時ぐらいが閉店なんですが、20時過ぎに行ったのであまり人はいなくて空いてました。お店も店じまいを始めているところもあったので、こちらのフードコートはもう少し早めに行った方がよかったかな。。

 

これで今回のマレーシアの旅も終わり!

明日のお昼の便で帰国します。もう少しマレーシアを堪能したかったな。。

次回は最終日、帰国だけですがKL Centralから空港までバスでのアクセスについてご紹介します!

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