みんなの旅

LCC深夜便で行く、中国一人旅(ひとり旅)!2泊3日の旅行記 ~上海編~

今回ご紹介するのは、まささんの中国、上海と杭州3日間の一人旅の旅行記!

アジアはLCCの便も最近では数多く運航しており、飛行時間も短くて済むため気軽に旅をしやすいですよね。

LCC深夜便をうまく利用して効率的に上海と杭州を一人旅したまささんの旅、まずは上海の旅行記をお楽しみください!

旅のプロフィール
移動手段飛行機
旅程5月24日(木)~27日(日)
予算交通費:23,260円
(内、羽田⇔上海LCC:17,310円、高速鉄道(上海⇔杭州):3,650円、その他リニア等:2,300円)
宿代:   4,050円(2泊)
食費等:4,600円
入場料等:3,950円

 

上海の一人旅(ひとり旅)旅行記①:中国入国まで

人民元への現金両替は手数料が恐ろしく高いっ!

韓国に引き続き、格安航空ピーチの深夜便を利用して、今度は中国の上海へ!

イミグレを通った先、左手にあるSBJ銀行で両替をしたのですが、この日の為替レートが、1人民元に対し17円ちょっとだったにもかかわらず、両替所では19円ちょっとしました。

手数料は12%以上!?
ドルやユーロと比べると、明らかに高いっ!

現地(浦東空港)で両替すればレート自体は多少良いものの、それとは別に手数料(50~60元)が取られてしまいます。
なので、レートによるプラス分が手数料を下回るような(だいたい3万円未満の)両替なら、羽田空港でした方が手取りは多くなるらしい。

今回は3日間の旅という事で現金払いの予算は12,000円。
窓口に出すと、620元と33円が返ってきました。

最先端をゆく(?) 浦東国際空港の入国審査

2:45 東京(羽田)→MM899便→5:00 上海(浦東)

ほぼ順調に浦東国際空港に到着。
写真は出発ロビーです。

LCCというだけあって、降機してからイミグレまでの距離がやっぱり長い。
かなり歩いて、もう少しでイミグレという所で、無人の指紋採取の機械がズラリ!

外国人は入国審査を受ける前に、あらかじめこの機械で指紋を登録しないといけないようです。

このパターン初めて☆しかも、運用後間もないようで。
最初、機械にパスポートをかざすと、音声案内が日本語になりました。

登録が済むと、OKと書かれたレシートが出てくるので、それを持って入国審査の列へ。

これならスムーズに入国審査が終わるのかと思いきや、審査官の前でもあらためて指紋を採取。
念には念を!って事ですかね?
もちろん、顔写真も。

香港、マカオ、それに台湾はInternationalとは区別しています。

中国の定番ファーストフード店で朝食☆

案内に従い地下鉄とリニア(マグレブ)の改札口広場に到着すると、隣りにフードコートを発見☆
朝の6時台でもバッチリ営業!

無難そうな物を探していたら、店頭に ブルース・リー風のキャラが描かれた「真功夫」という店に行き着いた。

まずは手堅く、肉まんのような「猪肉玉米包」と、焼きビーフンに近い「新鮮香肉醤蒸米粉」で腹ごしらえ。
いたって平凡な味で、合わせて17元(約306円)でした。

フードコートはこんな感じです。

朝食を頂いた「真功夫」というお店は、こちらではマクドナルドやケンタッキーと並ぶファーストフードチェーン店みたいです。

上海の一人旅(ひとり旅)旅行記②:空港から上海の都心へ

鉄道に乗る際もセキュリティーチェック!

地下鉄にリニア、どちらも自動改札機の前にはX線検査装置に金属探知機のゲート。

空港にある駅だからというワケではなく、市街地から郊外に至るまで、すべての駅でセキュリティチェックを受けないとホームに降りられないようです。

地下鉄(2号線)は6時ぐらいから動き出しますが、リニアの1番列車は7:02。
自動券売機という物はなく、乗車券の購入は窓口のみ。

中国だけに時間にルーズかと思いきや、営業開始時間の6:45ピッタリに窓口がオープン!
日本並みの正確さに驚きました。

コチラが乗車券。1回きりのICカ-ド方式ですが、韓国とは違ってデポジットは取られませんし、下車駅の自動改札機で回収となります。

こちはがリニアの線路です。改札を通ってもホームへは、発車時刻の数分前まで降りる事ができませんでした。

上海リニア時速430キロ走行が体験できるのは一部時間のみ!

いよいよ上海トランスラピッド(上海リニア)で、時速430kmの世界を体験!
と思ったら、その速度で運行される時間帯は1日のうち2時間半あまり。

430km/hを体験できるのは、
空港発が9:02~10:47 および15:02~15:47の便、
竜陽路発(空港行き)が9:00~10:45 および15:00~15:45の便
だけで、それ以外の便は時速300km止まり。

あと2時間ここで待つのも勿体なかったので、まずは300km/h でリニアを体験する事にしました。

運賃は、浦東国際空港駅から龍陽路駅までの約30kmの移動で50元(約900円)
当日の空港チケットを提示すれば40元で購入できます。
上海公共交通カード(日本で言うPASMOやSuica)利用でも40元。

せっかくなので、上海公共交通カードも購入したかったのですが、なぜか9時以降じゃないと販売できないみたいです。

車内の様子。この時はガラガラでした。

わずか8分の移動☆上海リニアで龍陽路へ

7:02浦東国際空港駅→(上海トランスラピッド)→7:10龍陽路駅

この便では時速430kmは体験できないとは言え、単純に初めて乗る乗り物。
車窓から見える日本とは違う建物、街並みにテンションもup♪
写真の手前に写っているのがリニアの線路になります。

日本で開業を予定しているリニアは、最初はタイヤ走行で、ある程度のスピードになると浮上走行に切り替わり、走行音が静かになって、まるで飛行機の離陸みたいだそうです。

では上海リニアは?と言うと、
それとは構造が違うみたいで、途中で走行音に際立った変化はなく、新幹線に近い感じでした。

近代的な造りの龍陽路駅。現在は終着駅ですが、上海リニアは延長計画もあるらしく、いずれは途中駅になると思われます。

IC乗車券「上海公共交通カード」を購入

上海リニアの終着駅「龍陽路駅」で、上海市内を東西に横切る地下鉄2号線に乗り換え。
日本で言うPasmo、Suica等のIC乗車券に当たる「上海公共交通カード」を扱っている窓口があったので、ここで入手しておく事に。

とりあえず、カードが欲しいと言って100元札を渡すと、
「100元でいいの?」
みたいに聞こえたので、適当にOKすると、20元するカードに80元分チャージされた状態で渡されました。

あらら・・
購入はカードのみで、残りはお釣りで欲しかったのに・・
全額チャージされてしまいました。

80元(約1,440円)使い切れるかな・・
上海地下鉄の初乗り運賃は3元です。

つり革が特徴的な地下鉄2号線の車内。なんだか監視されてる気分。

上海の一人旅(ひとり旅)旅行記③:上海の市街観光

地上474メートルからの上海の街並み

PM2.5による大気汚染が話題になる中国ですが、この日は青空が広がり視界も良かったので、少々奮発!
上海環球金融中心(上海ワールドフィナンシャルセンター)の100階、地上472mにある展望台までやって来ました!

約4年前のガイドブックには入場料150元とありましたが、180元(約3,240円)に値上がりしてました。
景気のいい話ですな。
営業時間も朝9時からで、少々待ちました。

でも、この高さの眺めはやっぱり素晴らしいっ!

ただ、最初にこのビルを訪れた際、展望台への入口を見つけるまでに時間がかかりました。
当然、ビル内の一画に チケット売り場をはじめ入場口があるのかと思いきや、ビル内には入らずに直前にある1階建ての小さな建物から入るという、意表をつくような構造でした。

古い建物はどんどん取り壊されてる感じでした。反対側を眺めてみると、ビルやマンションや団地ばかりで 一戸建てがほとんどありません。

最上階は足元がガラス張りになっている場所もあります。

ワールドフィナンシャルセンター本体の高層ビルの横にある この建物が展望台への入口になります。

わずか2元の船旅☆

上海市内を流れる「黄浦江」は、川幅約400メートル。
地下鉄や自動車以外にも様々な横断手段があって、その中の1つが昔ながらの渡し船☆

浦東(Pudong)側の東昌路から黄浦江をナナメに移動し、約10分で反対岸の外灘(Waitan)側へ!

わずか2元(約36円)の水上クルージング♪
上海市民の “日常の足” として利用されている船だそうですが、観光客も相当乗船している感じでした。

浦東(東昌路)側の乗り場。船みたいなマークが目印です。上海公共交通カードも使えます。

こんな手口には要注意!

頭上には無数の電線や洗濯物・・
メインストリートから一歩裏路地へと入ると、そこには人々の生活感漂う、昔と変わらない光景が今も残っていた☆

やがて「人民路」と言う大通りへ出ると、通りすがりの男性からとある建物バックに写真撮影をお願いされる。

同じく一人旅をしている方かと思い、写真を撮ってあげると、
「上海は初めて?」とか、
「これからどこへ行くの?」とか、
こちらが日本人だとわかると、
「自分も日本の○○に行った事がある」とか、
「自分は今、仕事で上海に来てる」とか、
とにかく、カタコトの英語で話かけてくる。

日本語も多少通じてるみたいだけど、おそらく中国人。

やがて、
「お茶は好きですか?」
みたいな事を聞かれ、
実際、私生活では緑茶やウーロン茶をよく飲むのでそう答えると、お茶のお店に行こうという彼。
そして、それにこだわる。

少しだけ行く素振りを見せ一緒に歩き出すも、自分の行こうとしている方向とは真逆だったし、さすがに怪しく思えてきたので、
「やっぱり時間がない!」
と断ると、
「10分だけ!」
と、もはや店に行く事だけが目的のような発言。

再び断ると、バイバイ!と言ってあっさり立ち去って行った。

後日、4年前の上海のガイドブックを見ていたら、これとほぼ同じ展開が詐欺の手口として紹介されていた。
発生地域もまさにこのエリア。

あのまま付いて行くと、店主とグルになっているお茶の店に案内され、ぼったくりに合うという展開。

それにしても、4年前と手口がほとんど変わってないって・・・

上海の街並みは近未来的かと思いきや、その横に昔ながらの年季の入った住宅街があったりして、その突然の変化が面白い!

安くてボリューム満点!地元の人が利用する大衆食堂

怪しい中国人と別れ、人民路を歩いていると、地元の人達が訪れるような中華料理屋を発見!

お昼時という事もあって、ほぼ満席状態。
カウンター席はなく、4人用のテーブルが並ぶ店内ですが、ほとんどが相席状態で逆に1人でも目立たない。

頂いたのは、牛肉チャーハン☆
このボリュームで13元!
ラーメンに使用されているであろうスープも付いて、約234円とは、思わず笑顔に♪

他の人が食べているメニューを見ても、ボリュームがスゴい。
まさに、庶民の味方的な大衆食堂と言った感じでした。

お昼時は次から次へと お客さんが来るので、空いた場所にすみやかに座らないと!って感じでした。

さらに昔ながらの街並みが残る旧市街を散策!

環状になっている 人民路の内側のエリアに入ると、先程以上に古びた 昔ながらの街並みが広がっている☆
さらに細い路地が 迷路のように入り組んでいて、今自分がどの辺りにいるのかもわからなくなる。

今いる豫園から老西門の辺りにかけてが、初期の上海における 街の中心地だったみたいで、言わば旧市街と言ったところかな?その年季の入った建物も場所によってはどんどん取り壊され、高層ビルやマンションに建て替えられている感じで、観光客としては複雑な気持ち。

ガンガン壊して、ガンガン造る!
日本でこれだけ勢いのある場所、なかなか無いですね。

上海の一人旅(ひとり旅)旅行記④:秘境「牛家角」観光!

高速バスで 上海の秘境「朱家角」へ!

上海の中心地から西へ約50km、上海の秘境と言われる 朱家角(Zhujiajiao)へと向かう高速バスがこちら!
人民広場の南側「普安路」と言う通り沿いにバス停があって、正面(行き先)に「沪朱高速快线」とあります。

バス停に発車時刻の案内はなく、ガイドブックにも『随時発車』とある。
一体このバスはいつ発車するの!?って感じですが、気長に待つしかないようです。

やがて、運転手らしき人がやって来て、発車かと思ったら、またどこかへ行ってしまった。
結局、13時4分にバスに乗車するも、発車したのは13時30分。
これって、定刻発車?

発車すると、車掌のオバちゃんが1人1人に行き先を聞いてくるので、朱家角と書いた紙を見せ、公共交通カードをオバチャンの持っている端末にかざして支払い完了!

高速道路を使い、朱家角までは約1時間。運賃はわずか12元(約216円)でした。

発車すると、程なくして 高速道路へ。4車線の道路を沢山の車が行き交ってます。

朱家角のバスターミナルです。「汽車」とあるので鉄道の駅かと思いきや、バスターミナルです。

上海から一番近い水郷の街「朱家角」

終点:朱家角のバスターミナル前の通りを左へと進み、左手に某ネコ型ロボットを彷彿とさせる招き猫のある交差点を右に進むと、お目当ての水郷集落へと到着します。

36もの石橋が架かる運河沿いに、中国の原風景を感じさせる白壁と黒瓦の建物が軒を連ねる風情ある街並みが魅力。数人乗りの小型の観光船が多数行き交い、水上からゆったりと集落を眺めるのも良さそうです。

朱家角への入口の“目印”としてはもってこいの招き猫。
ただ、デザインは少々問題アリ?

船は小型なので、グループ(個人)で貸し切って乗れそうです。

地下鉄でも行けるようになった朱家角

某ネコ型ロボット似の招き猫のいる交差点から、バスターミナルとは反対方向へ1.3km程 進むと、地下鉄17号線の「朱家角駅」があります。
2017年12月30日に開業したばかりの新しい路線&駅です。

それまでは上海の中心地からはバスでアクセスするしかなかったのですが、鉄道でも行けるようになりました。行きと帰りで交通手段を変えてみるのも面白いかもしれません。

地下鉄と言ってもしばらくは地上を走るので、車窓も楽しめます☆

車両もまだピカピカ。ただ、どの路線に乗っても同じ型の車両ですね。

上海の一人旅(ひとり旅)旅行記⑤:上海の宿

今までで最高に分かりづらい宿、ここが宿の入口!

ドアに書いてあったのは、英語と中国後で「靴を(スリッパに)履き替えて」のみ!
もちろん外にも案内(看板)なんて出ていません。

ここはビル(マンション?)内の一画。
建物全体がではなく、その中の一室(?) 201号室内が今夜の宿「You&Me International Youth Hostel」だったのですが、これだけでは本当にココが宿なのか疑わしい・・

なので、インターホーンを鳴らして、中から出てきた人と最初に交わした会話が、
「○○(宿名)って、ココ?」
でした(笑)

せめて、入口に宿名くらい書いといてよっ!! (できれば 外にも)
中国だけに、現地に行ったら宿はなかったなんてオチもあるのかな?
と一瞬思ってしまった。

ただ、若めのスタッフの方(オーナー?)はとても親切。
スマホの翻訳アプリも駆使して、辛抱強く対応してくれました。

上海駅からスグの立地にしては、1泊素泊まりで110元(約1,980円)と格安なので、多少の事には目をつぶります。

建物の外観はこんな感じ。
一番右のビル(マンション?)の201号室が宿になっています。
中国版 Google Map とも言える『百度地図』で住所から建物を特定しておいて良かったぁ~

宿の中は、本当にマンションの一室に2段ベッドを並べている感じで、こじんまりとしていました。
ベッドの上で寝れればOKです!

夜はド派手な豫園商城

チェックインを済ませ、一息ついたら、もちろん外出!上海駅から再び地下鉄に乗り、夜の豫園(Yuyuan)へ。

想像していた以上に派手にライトアップされた光景は見ていて気持ちいいくらい。
日本の城をここまで鮮やかにしたら、やりすぎ・・でしょうね。

やっぱり 中国って、日本人の感覚からすると派手好き☆

やっぱり中国って、赤や黄色などの目立つ色が好きですね。
こちらの広場(たぶん中央広場)ではBGMも流れていて、いい雰囲気です。

華やかな観光地で見た中国の現実

上海を代表する観光地「豫園商城」内にもフードコートがありました☆
場所は中心広場に面した「和豊楼」。オーダータイプの店舗もありますが、一番人で賑わっていたのは、トレーに食べたい物を選んで レジに持っていくコーナー。
夕食だからちょっと奮発して、炒面(19元)と ワンタンスープ(27元)で ガッツリいきました☆

お昼時は満席が当たり前という話ですが、この時間(20時すぎ)は 全然余裕!
空いているテーブルを見つけ、食事をしていると、小銭の入ったお椀を持ったちょっと薄汚れた男性がやって来て、そのお椀を目の前でジャラジャラと音をたて、
「小銭ちょうだい」
と言わんばかりに物乞いしてきました。

相手にしなければすぐ立ち去っていきますが、その少し後、今度は年配の女性に同じ事をされました。
なんだか、考えさせられる出来事でした。

こちらが今日の夕食。

明日は杭州へと向かいます!

-みんなの旅
-,

Copyright© みんなの一人旅 , 2024 All Rights Reserved.