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アゼルバイジャン12日間一人旅旅行記!(シェキ:アルバニア教会観光)

アゼルバイジャンの一人旅旅行記、4日目の午後にガバラからアゼルバイジャン3つ目の歴史の街、シェキに移動します!

今回はシェキの見どころの1つ、キシュ村のアルバニア教会をご紹介。合わせてシェキでのマルーシュトカでの移動方法もご紹介します!

アゼルバイジャン一人旅旅行記:シェキでの移動方法

旅のヒント⑫:シェキでのマルーシュトカ(乗り合いバス)の利用方法

歴史の街、シェキもガバラ同様、それほど大きな街ではありませんが、さすがに徒歩だけで観光スポットを巡るのは大変。

そこで、シェキの市民の足となっている、マルーシュトカ(乗り合いバス)に乗って移動すると便利です。

マルーシュトカは、写真のような小さなミニバスで、正面や横にバスの番号と、主な行き先が書いてあります。

番号は1~20ぐらいまであり、また頻繁に周っているので、だいたい10分ぐらい待っていれば同じ番号のバスに乗ることが出来ます。

ご参考までに、主要な場所へ行くバスの番号を書いておきます。

・シェキ・ハーン宮殿(Sheki Khans):11番、17番、22番など
・アルバニア教会(Kish):15番
・オールドバザール:5番、7番、11番、17番など
・バスターミナル:5番、7~11番、17番など

念のため、マルーシュトカの行き先に、名前が書いてあることを確認してから乗車してくださいね。

・シェキ・ハーン宮殿もしくはキャラバンサライ → Khans Sarayi
・アルバニア教会 → Kish
・バザール → Bazar
・バスターミナル → Avtovaghzal

マルーシュトカは1回の乗車が0.2MNT。降りる時にドライバーに手渡します。

また、乗車するときは、シティセンター前から乗る場合以外は、道に立って手を挙げると拾ってくれます。

降りる時も、降りたい場所でドライバーに声をかけると、その場で降ろしてくれます。

なお、バスはだいたい朝7時から夜の19時までの運行となっています(夏場は夜20時ごろまで走っているようです。)ので、最終のバスに乗り遅れないよう、時間に余裕を持ってスケジュールを組んだ方が無難です。

旅のヒント⑬:レディーファーストの徹底

マルーシュトカに乗っていると、バス自体が小さいため、すぐに満席になってしまう場合があります。

そんな時、女性の乗客が乗車すると、男性の乗客は何も言わずにすっと席を立ち、女性に席を譲ります。

そんなことが日常茶飯事なのか、男性は何事もなかったかのように窓の外を向いて立ち、女性もお礼を言うわけでもなく、席に座ります。

このように、レディーファーストが徹底しているアゼルバイジャン。

もしマルーシュトカやバスが満席で、乗車口に近い席に座っている場合は、女性に自然に席を譲る準備をしておきましょう。

アゼルバイジャン一人旅旅行記:シェキの観光スポット、アルバニア教会へ

シティセンターのバス乗り場

ゲストハウスで休憩したあと、16時ごろに、まずはアルバニア教会に行ってみることにしました。

ゲストハウスからだと、いったん10番のマルーシュトカで街まで下りて、そこから15番に乗り換えて行きます。

こちらがシティーセンター前の交差点。

マルーシュトカの乗り場は、シティセンターなど主要な場所には、青い標識にバスのマークが描かれているのですぐに分かります。

が、1つ注意しないといけないのは、行く方向によって、シティセンターの乗り場が3つあること。

アルバニア教会は、山の上にあるので、降りたバス停から山の上へ行く方面の停留所に移動しないといけないのですが、最初はそれに気づかず、ずっと10番のマルーシュトカを降りたバス停で待っていました。。

バス停からアルバニア教会への道のり

マルーシュトカは、基本的にこちらが降りる意思表示をしないと、主要な場所以外では止まってくれません。ですので、できればGoogle Mapで現在地を確認しつつ、目的地の近くに来たら降ろしてもらうのがベストです。

アルバニア教会へは、写真のように看板が出ていますので、そこで降ろしてもらいましょう。

先ほどの看板前に、横に入る坂道がありますので、そこを上っていきます。石畳なので、少しごつごつして歩きにくい。。

アルバニア教会は18時ぐらいには閉まってしまうので、少し先を急ぎます。

お金をせがむ子どもたち

アルバニア教会までの道の周りには家がたくさん並んでいます。

そこには、大きな声で遊びまわるかわいい子どもたちがいました。

私の姿を見つけると、駆け寄ってきて何やら話しかけてくる子どもたち。

「マネ!マネ!」

と言って、何かちょーだい、の手のポーズを差し出す。

そういえば、アゼルバイジャンに来て、小銭を乞われるのは初めてかも。

お金をせがまれるといっても、ニコニコしながら遊び半分でしている様子で、後ろからお母さん?と思われる女性の、何やら怒ったような怒鳴り声が聞こえてくると、一気に逃げ出す子どもたち。

かわいいなー、と思いながら、さらに先を急ぎます。

アゼルバイジャン一人旅旅行記:シェキ、アルバニア教会観光

少し歩くと、見えてきました、アルバニア教会!

小さくてかわいらしい教会です。入場料は2MNT。

見るからにとても古い教会ですが、説明によると、1世紀から2世紀ごろにかけて建てられたのだそうです。

もともとこの地域は、カフカス・アルバニア王国が治めていたため、このように呼ばれているようです。ここは、山の上に位置していることもあって、その後いろいろな国がこの地を支配下にしながらも、現在までその姿を残すことができたようです。

教会の中や、その周りの発掘調査で見つかったものも展示されています。

写真は、石器時代の動物の骨のようです。

アルバニア教会の裏手には、美しい緑の山々が連なっています。

とても静かで、教会の建物の周りには、これまたかわいらしい庭もあるので、時間があればもう少しゆっくりしていたかったな。

とてもこぢんまりしているので、30分もあれば十分堪能できると思います!

マルーシュトカ待ち時間の出来事

タクシーのおじさん

バスが19時までしかないので、アルバニア教会を18時半過ぎに出発して、マルーシュトカを降ろしてもらった場所に戻って、次のマルーシュトカを待ちます。

待っている間、タクシーのおじさんに何度も声をかけられましたが、

「マルーシュトカで帰る!」

と言ってお断り。

「もう今日のマルーシュトカは無いぞ」

と適当な事を言って引っ掛けてきますが、ダマされません!

子どもたち

待っていると、次に上の方から声をかけてきたのが、この辺りに住んでいるのでしょうか、2人の子どもたち。

「ハロー!」

と声をかけた後は、何を言ってるのか分かりません。。

とりあえず、

「ヤポン!」

といって、日本から来たことをアピール。

その後もいろいろ話しかけてきますが、ごめん!何言っているのか分からないよ。。。

優しいお兄さん

その後も、マルーシュトカをひたすら待ちますが、時間も遅いのか、15番の本数が少ないのか、なかなかマルーシュトカが来ません。

泊まっているゲストハウスは、ちょうどアルバニア教会とシティセンターの間にあるので、歩いて帰れないことはなく、ぼちぼち歩き出そうか、と思い始めたその時。

山の上から下ってきた1台の車が、目の前に停まり、運転席からお兄さんが顔を出して何やら声をかけてきました。

見ると、手招きをしているので、

「俺の車に乗せてやるよ!」

と、声をかけてくれているっぽい。

「マルーシュトカで帰るから大丈夫だよ」

と答えるも、

「いいから乗れよ!」

と声をかけてくれるので、その優しさに甘えることに。

乗っていたのはドライバーのお兄さんと、その友人、そして友人のお母さんの3人でした。

車に乗り込もうとすると、助手席に乗っていた友人が、わざわざ席を空けて後ろの席に移動してくれる、ジェントルマン対応まで!

途中で友人とお母さんを降ろした後、お兄さんはシティセンターまで車で送ってくれました。

 

これまで、ヒッチハイクをして停まってもらったことはあったけど、わざわざ車を停めて声をかけてくれた人の車に乗せてもらったのはこれが初めて。

こんなにも人の温かさが身に染みたことはありません。。本当にうれしかったです。

アゼルバイジャン、そしてシェキの街に来て本当に良かった!

アゼルバイジャン一人旅旅行記:シェキでの夜ご飯

夜ご飯は、シティセンターの目の前にあるこちらの「Çələbi Xan」というレストラン。大きいのですぐに分かります。

涼しいので、外のテラス席に座りました。目の前には噴水もあって、雰囲気はバツグンです!

こちらが今回の夕食。野菜サラダに、マトンのケバブ、さらにビール!

ビールジョッキは日本のジョッキよりも大きくて、1杯で0.5リットル以上あったと思います。野菜サラダは苦手なパクチーが振りかけられていましたが、野菜が相変わらずうまい!
(生野菜はお腹を壊すかもしれないので、極力控えていましたが、アゼルバイジャンに関しては体調が悪くなることはありませんでした!)

これ全てで、なんと9MNT!。日本円で700円もしないです。

ビールは少し薄目でしたが、1日中歩いて、外で飲むビールは格別でした。

街を歩く羊の群れ

時刻はすでに夜の21時前。ビールの酔いを醒ましがてら、歩いてゲストハウスに向かっていると、街を歩く羊?ヤギ?の群れが!

山間の街なので、牧場経営をしている人も多いのかな。

旅のヒント⑭:シェキの夜と治安

夜は21時前ぐらいに陽が落ちると、辺りは真っ暗になります。街灯もそんなにないので、治安は決して悪くないですが、道が見えず、危ないかもしれません。

道の両端には少し大きめの溝が作ってありますが、暗いとほとんど見えません。

マルーシュトカも走らなくなるので、夜に出かける時はタクシーがメインの移動手段になります。

明日は、シェキ最大の見どころ、シェキ・ハーン宮殿をご紹介します!

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