アゼルバイジャンのひとり旅も4日目に突入。
今日は、ガバラを散策した後、次の街、シェキへと移動します。
自然が多い小さな街ガバラと、アゼルバイジャンの中でも屈指の歴史の街シェキ。
その様子をお楽しみください!
ホテルでのポカミス!
今回は安いとはいえ、きれいなホテル、Carvan Hotelに泊まることが出来て、贅沢な一夜を過ごすことが出来ました。
(こちら本当におすすめです!)
朝チェックアウトのため、荷物をまとめて部屋を出る時、ふと部屋の鍵が無いことに気づき、朝から慌てるハメに。。
昨日履いていた服のポケットにもないし、カバンにもない。。貴重品入れにも無し。。
うーん。。
。。
。。
!?
もしかして、、
と思って部屋のドアを開けると、鍵穴に差さったままの鍵が!!
一晩中鍵をドアに差したまま寝ていたわけですが、考えると怖いですね。。
幸運にも部屋が、最上階の3階の奥の部屋だったので良かったものの、気を付けなければ。。
オーバーブッキングの後日談
今回は、事前にBooking.comで予約していたゲストハウスがダブルブッキングのため、やむなくホテルに泊まったんですが、後日、Booking.comから、ゲストハウスの料金と、ホテル代で高くついた料金の差額を返金してもらうことが出来ました!
レシートや領収書ももらっていなかったので、難しいかな。。と思っていたのですが、有難い!
今後もBooking.comを使わせていただきます!(笑)
ガバラ散策
朝8時過ぎ、チェックアウトをして、バックパックを一時ホテルのフロントに預かってもらい、ガバラの散策に出発!
旅のヒント⑫:ガバラの観光スポット
ガバラの見どころとしては、
・遊園地のようなレジャーパーク
・Nohur Lake
・Yeddi Gozel Waterfall
ぐらいしかありません。
どれも市内から徒歩で行くのには距離がありすぎるので、タクシーをチャーターするしかないのですが、正直なところ、ガバラならでは!というスポットではない感じです。
行くとすれば、1日かけて3つとも周ってもらうよう、タクシーの運転手と交渉が必要になります。
朝ご飯を食べていないので、スーパーに入ってパンを調達。
アゼルバイジャンは、レストランでもパンが無料で付いてくるし、スーパーでもパンがたくさん売られていて、お米よりもパンが主食のようです。
買ったのは中にチョコレートの入った、甘いパン。0.5MNTぐらいでした。
街からNohur Lakeの方に向かって歩いて行く途中にあったのが、こちらのモニュメント。
どうやら第2次世界大戦の追悼のための石碑のようです。
次に行くシェキにも同じように第2次世界大戦のモニュメントがあったのですが、アゼルバイジャンで第2次世界大戦中どのようなことがあったのか、勉強不足で知りません。。
ですが、ついつい原爆やヨーロッパの国のイメージが強い第2次世界大戦が、今なお世界中の国に深い爪痕と影響を残している、という事実は深く受け止めないといけないな、と感じます。
さらに歩いていくと、川にかかる橋があります。
川といっても、水はほとんど流れていないようです。
そして、橋を渡った先に、街の入口の看板のようなものが。
ここから先は、歩道は無くなって山道に入っていく大きな車道が続いています。
歩けないことも無いですが、まだまだNohur Lakeまではかなり距離がありそうなので、ここで街に引き返しました。
Carvan Hotelのすぐ向かいには、小さな広場があって、街の人が散歩をしたり、ベンチに座って談笑したり、憩いの場になっているようです。
広場の中では、小さな子供がゴーカートのミニサイズの車を走らせて楽しんでいました。
その様子をぼーっと見ていると、見ず知らずの旅人にも思いっきり笑顔で手を振ってくれます。
子どもの笑顔と、静かで緑豊かな街。
ベンチで30分ぐらいぼーっと座ってのんびりするのも気持ちがいい!
山間にある街だからか、水も豊かですね。
そして、何より空気がさわやかでおいしいんです!
バクーとは明らかに違う感じがしました。
ここが観光地として人気なのも、頷けます。
街のメインストリートを歩いてみました。
それにしても、アゼルバイジャンで見かける自動車は、少し前の、あの角ばって大きい車(フォード型?)を良く見かけました。
オイルマネーで潤っているとはいえ、地方とバクーの格差なのか、やはりまだまだ所得水準が追い付いていないのか。
この車もまだまだ現役です!
でも、故障が多いのか、街中には自動車の修理店が多く見られたし、街を移動している途中にもエンコで道端に車を停めて修理をしている車もよく見ました。
やっぱり、街の人の移動手段は車なのか、道路沿いにもたくさん車が停まっています。
ガバラ → シェキへ!
ガバラの散策を終えて、時間は午前11時過ぎ。
ホテルに戻って、バックパックをピックアップします。
今日の予定は、次の街、シェキまで移動することにしていたので、荷物を引取りがてら、ホテルのスタッフにシェキへのバス移動について尋ねました。
すると、どうやらガバラからシェキへのバスは1日に1本のみで、今日のバスはもう終わっている、とのこと。。
もう1日、このホテルに滞在するお金を考えると、タクシーでシェキに移動したほうが良さそう。
すでにシェキで泊まるゲストハウスも予約済みです。
ちょうど、ホテルのロビーでスタッフにいろいろ話をしていると、横から英語で話しかけてくる男性が。
話を聞いてみると、その男性はイラン人のプライベートツアーのガイドをしているらしく、英語もペラペラ。
シェキまでタクシーでどのくらいかかるか、聞いてみると、だいたい40~45MNTとのこと。
まあこのくらいお金がかかるのはしょうがない。
ホテルを出て、早速道路に停まっていたタクシーのおじさんと交渉。
英語が通じず、行き先がなかなか伝わらない。。
どうも現地の人は、「シェキ」ではなく、「シャチ」と呼ぶみたいです。
「とりあえず、乗れ!」と言って、英語を話せる人がいる場所まで移動します。
ホテルからすぐのお店に入って、中から男性の若者が出てきました。
「アナタ、ドコ行きたいの?」
と英語を話せるようで、
「シェキに行きたいんだけど、せっかくだからNohur Lakeも寄ってもらえると嬉しいんだけど。」
とリクエスト。
ちなみに、Nohur Lakeとシェキは、方向としては逆方向です。
「ソレナラ、70MNTネ。シェキだけだと、50MNTダヨ。」
と運転手の言葉を翻訳してくれる男性。
「ホテルでは45MNTぐらいって聞いたけど?」
と渋ると、
「ソレシラナイネ。けど、50MNTはフツウダヨ。」
とそっけない返事。
これ以上の交渉は難しいと思い、Nohur Lakeは諦めて、そのままシェキに向かうことにしました。
ガバラからシェキまでは、だいたいタクシーで1時間半ほど。
シェキまでの道も、周りは自然に囲まれていて、走っていてとても気持ちが良いです!
上記の写真のような、ちょっとした並木道があったり、ゆっくり自転車をこぎながら景色を楽しみたい、そんな風景が広がっています。
こうして見ると、山も多いですね。
窓を開けて、タクシーは猛スピードで走ります。
アゼルバイジャンは、結構車のスピード違反の取り締まりが厳しく、こういった広い道を走っていると、定期的にパトカーを見かけたり、途中では検問のような場所も通りました。
さすが、慣れているのか、そういった危ないところではちゃんとスピードを落としてタクシーは走ります。
歴史の街、シェキに到着!
Google Mapで調べていたゲストハウスの近くまで、タクシーのおじさんに行ってもらい、シェキに到着!
なんだか可愛らしい雰囲気の街で、着いた瞬間気に入ってしまいました。
2つ目のポカミス
さて、シェキに着いたものの、2つ目のミスをしていたことに気づきます。
実は、Google Mapで表示していたのは、シェキで泊まる場所を調べていた時に残ったもので、最終的に予約をしていたゲストハウスではなかったのです。。。
うーん。。困った。。。
泊まるゲストハウスの名前は分かるけど、オフラインなので名前を検索しても出てこない。。
住所を入れても、「そんな住所はありません。。」と表示もされない。。
どうしよう。。
本当に困ったとき、人は思わぬひらめきが出るんですね。
Booking.comの予約票を見てみると、住所の下に、場所を示す緯度・経度の情報も記載されていたのです。
これならオフラインでも、ピンで表示してくれるかも!
と、緯度・経度情報を入れると、、
ビンゴ!!
今日泊まる「Tehran Hostel」の場所をゲット!
残念ながら、タクシーで下してもらった場所からは、街の反対側にあるようで、ここから1時間ほどかけて歩きました。。
さらに、ホステルの近くまでは到着したものの、場所がよく分からなくて、結局電話をすることに。
一応英語は話せるみたいですが、片言で、一応道に迷ったことは伝わったのですが、自分が今いる場所もまともに伝えられず、また、
「ウチは、5番のバスにノッテ、☬§♭¶×ΘΔΦで降りてスグヨ!」
と、場所の説明はしてくれるものの、バスの降り場所の名前が難しすぎて理解できず。。
電話を切って、「おそらくこの辺りかな。。」と思われる場所を歩き回っていると、向こうの方の家の前に、1人の男性が立っているのが見えました。
心配して家の外まで出てきてくれたみたいです!
助かった~!!と、やっとホッとしました。
Tehran Hostel
到着したTehran Hostelは、家族経営のホステルで、人の良いフレンドリーな夫婦がお世話をしてくれました。
13歳と10歳になる子どももいます。
ホステルに着くと、
「疲れたでしょう。紅茶をどうぞ。」
といって、あったかい紅茶と甘ーい小菓子を出してくれました。
ただでさえ角砂糖を大量に入れるのに、それに甘い小菓子も一緒にして紅茶を飲むのがアゼルバイジャン流。
街の中には、たくさんのカラフルな小菓子屋さんがあります。
次回、歴史の街シェキの見どころをご紹介します!