日本でもテレビや雑誌で取り上げられ、大人気の海外観光スポットになっている「ウユニ塩湖」。
今回そのウユニ塩湖を一人旅で訪れた際に参加した現地ツアーのレポートをご紹介します!
ウユニ塩湖に興味があるけど、一人でも楽しめるか不安、、、
ツアーの予約の流れなど詳しく知らない、、、
ウユニ塩湖の一人旅やツアーへの疑問や不安がある方は必読です!
ウユニ塩湖の現地ツアーレポート:ウユニってどんな場所?
ウユニ塩湖は南米ボリビアの西部にある広大な塩の大地で、南北約100km×東西約250km、面積は約11,000km²に広がっています。その広さは岐阜県とほぼ同じだそうです!
湖に降った雨が大地に残ることで空を鏡のように映し出し、神秘的な絶景が生まれます。そんなウユニ塩湖は、全世界からこの地を訪れるたくさんの観光客で賑わっています。
旅の拠点:ウユニの街を紹介
ウユニの街は、実際に行ってみると観光地の街のイメージとは違って、マラソン大会が開かれていたり幼稚園児がお遊戯会のようなイベントをやっていたり、生活感を感じられる小さな街でした。
子ども達の後ろを自衛隊の方々が楽器を演奏して歩いています。
ウユニは他にもいくつか特徴があるのでご紹介します。
標高が高いウユニの街
実はウユニの街は標高約3,700メートルに位置します。これはあの富士山と同じくらいの高さ!
日本から急に標高の高い場所に移動して来ると、『高山病』のリスクもあるので体調管理には気をつけましょう。
ボリビアの中では比較的物価が高い
ウユニの街は観光地というだけあって、街に出ている商店やレストランは高めの値段だと感じました。
中でもメイン通りは『ぼったくり通り』と呼ばれているほど。あまり予算のない学生やバックパッカーに、ローカル食堂や屋台がオススメです。
こちらは屋台で食べれる肉のどんぶり小。6ボリ(約100円)という安さ!
中にジャガイモが入っていてお肉とよく合います。
女性はこのくらいの量が十分ですが、男性はちょっと物足りないかも。
木・日曜日開催のメルカドはお買い物天国
毎週木曜日と、日曜日に大きなメルカド(市)が開催され、日用品から食材までありとあらゆる物が出品されています。
特にオススメなのが、野菜や果物の大量買いです。
このバナナはなんとこの量で約80円!購入時は、適当に少量のお金を渡せばその料金に応じた量を渡されるので、いちいち値段を確認したりぼったくられたりする危険もなく、安心して買い物ができます。
ウユニ塩湖ツアーの予約方法(ツアー会社と料金)
さて、まずは現地のウユニ塩湖ツアーへの参加方法についてご紹介します。
・ツアー会社ってどうやって探すの?
・日本人と人たちと一緒に行ける?一人で参加している人はいる?
・ぼったくりやトラブルはない?
など様々な不安があるかと思いますが、ほとんどの日本人は今からご紹介する内容で同じように動いていますので、ご安心ください。
ツアー会社
たくさんのツアー会社がありますが、ほとんどの日本人が利用するツアー会社はこの2社のどちらかです。
1)穂高(ホダカ)/ Hodaka Mountain)
2)ブリサ(Brisa)
大した差はないと思いますが、今回私はパッと目に入った「穂高ツアー」のオフィスに行きました。
オフィスの壁には日本人以外のお客さんの口コミもたくさんありました。
スタッフはフレンドリーでとても親切なので、世界各国の人たちから人気があるのも納得です。
私にも「どのツアーに参加したいですか?」と流暢な日本語で話しかけてくれました。笑
ツアーの種類と料金
ウユニ塩湖は朝、昼、晩によって様々な景色が楽しめるので、時間帯によって様々なツアーが用意されています。
【ツアー例】
・サンセット&スターライトツアー(夕日&星空ツアー)
・スターライト&サンライズツアー(星空&朝日ツアー)
・1DAYツアー
私は、以前ウユニに行ったことのある友人に勧められた『サンセット&スターライトツアー(夕日&星空ツアー)』に参加することにしました。
このツアーの料金は150ボリ(約2,400円)です。
予約方法
予約は、現地で直接ツアー会社に行って申し込みます。
ツアー会社の入口の前にカラフルな張り紙が貼ってあり、そこにツアーの種類と日にちが書いているので、自分が希望する内容に名前を記入してスタッフに料金を支払います。パスポートを持参しておきましょう。
ちなみに日付の表記が日本とは違うので注意してください。
例)2019年3月22日 → 22/3/2019
ツアーの人数は5〜7名になります。
5名未満の場合は、別の日に変更したりキャンセルも可能だそうです。
ツアー料金は車チャーター代をシェアした金額なので、当初の金額より高くなってもよければその人数で催行できます。
私はツアー希望日の前日に張り紙を見に行ったのですが、その時点でも一人も希望者がいませんでした。。涙
これはピンチ、、と思ったのですが、日程的にその日が良いしツアー内容も変えたくなかったので、自分で張り紙を作り、ドキドキしながら貼り出しました。
ウユニ塩湖ツアーの準備物
ツアーで長靴は貸してもらえるし「そんなに持って行く物ないな。」と思って身軽で参加しましたが、「これ持って来ればよかった〜」と後悔した物が意外とありました。
皆さんには同じ失敗をしてほしくないので、個人的に必要だと思ったアイテムをいくつかご紹介します。
日差し対策グッズ(サングラス、帽子)
日焼け止めはもちろんですが、地面が白いこともあって日差しがとても強いです。景色全体がピッカピカしてます(笑)
防寒着
昼間は日差しがきつく暑いくらいですが、日が沈むと一気に冷え込みます。
地面は水なので、風が吹くとなおさら凍えるように寒く、星空や朝日を楽しむ余裕がなくなるほど。
車に置いておけるので、上着やカーディガンはたくさん持って来ることをオススメします。
替えの靴下
これは、ジャンプしたりちょっと水位深いところに入りたい好奇心旺盛な人に必要です。
湖の中にいるので、いつの間にか水が長靴に入って靴下がどんどん濡れて来ます。
そしてこれが夜冷え込んで来たときに脅威になります。実際これが一番に欲していたアイテムかもしれないです。
軽食
ツアーは5、6時間と意外と長いので、小腹が空きます。
星が出てくるのを待つ時間など結構スローに過ごすので、ちょっとしたお菓子やパンがあると良いと思いました。
ウユニ塩湖ツアーの流れ
ツアー会社に集合 (出発15分前)
今回は宿泊したホテルから徒歩30秒という近さなので、とても楽でした。
(宿は別途ご紹介します)
ドキドキしながら作った貼り紙にはちゃんと日本人の名前が増えていて、無事催行できることに!
人数は6人で全員日本人!
2人の女性はお友達同士で、それ以外の4人は全員一人旅でした。
日本から遠く離れたボリビアまで来るような人は皆明るくてフレンドリーなので、会話が弾みました!
長靴に履き替える
途中で別の小屋に立ち寄りました。
ここには色、サイズが様々な長靴が並んでいます。
黒色以外にもピンクやラメ系など女性が喜びそうなデザインも揃ってました!
個人的にはひざ下までくるものより、短めの長靴のほうが軽くて動きやすかったです。
ウユニ塩湖へ向け出発!
この日は天気にも恵まれ、綺麗に晴れました。
いよいよウユニ塩湖に向かいます!30分くらいの移動になりますが、ここで他の参加者と改めて自己紹介をしました。
出身地の話などを聞いてより親近感が湧いてきます。中には海外在住の人がいたり、普段は出会わないような人と話せるのでとても面白かったです!
中途半端なスポットに到着
ウユニ塩湖に入り、最初に降ろされた場所は水が張っているエリアとの境目のような場所。
ここでは水位が深い箇所もあったので注意!
塩に文字を書いたりして遊んでいましたが、実際そんなにすることないです。笑
ここで時間を使わずさくっとメインのスポットへ移動することをオススメします。
ウユニ塩湖ツアーのメインスポット
いよいよ、一番鏡張りが綺麗なスポットに到着!その光景は圧巻の一言でした。
天気に恵まれて、鏡のように周りの景色が綺麗に湖面に反射しています。
今までたくさんウユニ塩湖の写真や動画を見て来ましたが、やっぱり実際に目にした光景は別物でした。
時間の過ごし方は基本的に自由で、希望があればトリックアートの撮影などもしてくれますよ!
この椅子の上で様々なポーズをして、鏡ばりならではの面白い写真が撮影できます!
ドライバーさんは慣れているのでカタコトの日本語を活用しながらいろんなポーズを指示してくれます。
最初は簡単なポーズなのですが、だんだん組体操みたいにレベルアップしていくので、筋力に自身がない人には結構きついです。笑
夕日鑑賞
写真撮影をしているうちに、あっという間に日が落ちて来て、だんだんと周りの雲が赤く染まっていきました。
360度この光景が広がっているので、本当に幻想的です。
夕日をバックに撮ったときのシルエットはとてもかっこよく写ります!
ドライバーさんは積極的に写真撮影を手伝ってくれるので、遠慮せずにお願いしましょう!
個人的にはこのグラデーションに染まっている光景が一番感動しました。
日が沈んだあともしばらくこのグラデーションは残っているので、一人でゆっくりと眺めていました。
ウユニ塩湖に来れた幸せを改めて噛みしめる時間・・・・
星空鑑賞
空が真っ暗になるまでは結構時間があるので、車の中に戻って休憩しました。
一緒に感動を分かち合っただけあって、この頃にはメンバーとすっかり打ち解けていました!
そして、再び車内から出てみると、、、
そこには数え切れない数の星が散らばっていました。
参加者の中に一眼レフを持っている人がいたので、とても綺麗な写真を残すことができました。
iPhoneのカメラでは星が映らないので、本当に助かります。
1時間後くらいに、今度は月が登って来ました。
月が登ってくるのを見ることって普段あまりないので、こんなに大きくて明るいんだなと驚きました。
月明かりが入ると星の光は薄くなってしまうので、星空鑑賞はこの時までに楽しみましょう。
ツアー終了
星空も満喫できたので、予定時間より早いですが終了してウユニ塩湖を後にすることになりました。
帰りはホテルまで送迎してもらえます。
今回利用した穂高ツアーさんは、スタッフの対応も良く、何より滞在していたホテルから目と鼻の先というアクセスの良さもあり、満足のいく内容でした!
せっかく日本から時間をかけて訪れるからには、ウユニ塩湖の現地ツアー会社も当たりを選びたいものです。特にウユニ塩湖でいろいろな面白写真やトリックアートなどを楽しみたい人は、事前にツアー会社のスタッフに相談してどこまで対応してくれるか確認してみると良いと思います。
ウユニ塩湖ツアーをより楽しむには
最後に、ウユニ塩湖をより楽しむために気を付けておきたい事項をご紹介します。
ベストシーズン
ウユニ塩湖の絶景は、雨が降り、水たまりができることで生み出されます。
ボリビアの雨季は11月から4月中旬頃までなので綺麗な鏡張りを見たいという人はこの期間に訪れましょう。
ちなみに、今回このツアーに参加したのは2019年3月22日。ウユニは3泊4日の滞在でした。
月の満ち欠け
もう一つ重要なのが月の満ち欠けです。今回も途中で大きな月が出て来ました。
この月の明かりが入ってこない新月のタイミングが一番の狙い目です。
本当に真っ暗な中で満点の星空を楽しむことができるでしょう。
余裕のあるスケジュール
その日の天候によってまったく違った景色になるウユニ塩湖。
鏡張りの綺麗さも、実際に行ってみないとわからないというのが正直なところです。
ツアー代が安いのもあって、ほとんどの人が2、3回とツアーに参加しているようでした。
中には20回も参加するほどどハマりする人も!笑
せっかくボリビアまで行くなら、日数をとってたっぷりウユニ塩湖を満喫したいですね。
ウユニ塩湖ツアーは一人旅(ひとり旅)でも楽しめる?
ウユニ塩湖ツアーはご紹介した通り、一人旅の人が多かったので、一人でも心配なく楽しめます!
紹介した2つのツアー会社で申し込めば、日本人が一人ということはなかなかないでしょう。
参加する人は皆、ウユニ塩湖の景色を楽しみにテンションが上がってるので、普段以上に早く打ち解けられるのだと思います!
今回のツアー参加者も数時間しか一緒にいないとは思えないくらい仲良くなったので、最後のお別れは寂しくなりました。
ウユニ塩湖ツアーに参加するなら日本人が集まる宿(Hotel Avenida)がオススメ!
ウユニ塩湖ツアー以外でもよりたくさんの日本人と出会える宿があります。
それが「Hotel Avenida」です。
場所は今回私がお世話になったツアー会社『穂高ツアー』のすぐ近く。
全室が個室で、料金はシングルで50ボリ(約850円)です。
私が訪れた時も、10人くらいは日本人がいました!
部屋数は多いので泊まれないという可能性は低いと思いますが、事前に予約しておくことをおススメします。
まとめ
以上、今回私が参加したウユニ塩湖ツアーの紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。
今ではすっかり旅人に人気になったウユニ塩湖。一人旅の旅人も数多く訪れているので、ぜひ一度はご自身の目で素晴らしい絶景を堪能してみてください!