旅の基礎知識

【初心者の方必見!】楽しい海外一人旅につながる準備と行動17選

治安や言葉の壁、何より右も左も分からない海外を一人旅することは、特に初めてだと不安も大きいもの。ですがその不安を差し引いてもなお、海外でしか味わうことができない楽しさや感動があるのも事実です。
今回は一人旅の初心者から旅慣れている人まで、海外の一人旅が楽しくなるちょっとした行動やコツをご紹介します!

初心者でも海外一人旅が楽しくなる!旅前にしておきたい準備

簡単なあいさつなど、現地の言葉をいくつか覚えておく

「海外だと言葉が通じないからどうしよう・・・」と思われる方も多いでしょう。ですが、海外の一人旅で大事なのは現地の言葉を完璧に話すことではなく、コミュニケーション、つまり意思疎通を取ること。

しかも、あいさつというのはどの国でも基本的なコミュニケーションとして最も基本的で大切なことです。
「こんにちは!」や「ありがとう!」といったあいさつができるどうかで相手の反応も全く変わってきますし、これがすべてのコミュニケーションの始まりになるといっても過言ではありません。
英語が母国語ではない国でも、英語が通じることは日本語よりも圧倒的に多いです。ですが、英語が母国語で無い国では、少なくともあいさつだけはその国の言葉で交わしたいもの。

もし皆さんが日本の街で海外からの旅人に話しかけられたとき、つたなくても日本語で「コンニチワ!」と言われた方が「Hello!」と言われるよりも嬉しくありませんか?
どんな国の人だって、よその国から来た旅人が自分たちの国の言葉を少しでも話そうとしてくれるのを見ると嬉しくなるものです。それは、「自分たちの国に興味を持ってくれている。好きでいてくれている。」という気持ちが伝わるからではないでしょうか。

それと同じように、海外の国へ一人旅をするときは、少なくとも「ありがとう!」と「こんにちは!」という言葉は現地の言葉で言えるようにしておきましょう。たった2つの言葉を話せるかどうかで、旅先で出会う人たちの反応が全然違ってくるんです。
私たちと同じように旅先の国の人たちも、違う国の人から話しかけられるのは少し緊張するもの。でも、そこで「こんにちは!」や「ありがとう!」を現地の言葉で話しかけると、ふっと地元の人たちの顔から緊張が抜けて顔がほころぶんです。そして、そこからコミュニケーションが始まりやすくもなります。

2つの言葉を話せるかどうか、たったこれだけのことで海外の一人旅は間違いなく大きく変わります。また、最近では簡単な旅先での一言会話集を書店でも多く見かけますが、このような本を1冊持っていくと、現地の人と打ち解けるネタにもなるし、指差ししながらコミュニケーションも可能になるのでこちらもおススメです。

さらに不安な方は、「ポケトーク」や「グーグル翻訳」があれば現地で困ることはまずないでしょう。

情報収集で不安を減らし、楽しみを増やす

勝手が分かっている国内とは違い、海外を旅する時は事前に情報を調べておくことも安全で楽しい一人旅にする上ではとても大切です。

今やインターネットで世界中のあらゆる情報が簡単に手に入る時代です。ネットやガイドブックなどを事前にチェックして、必要最低限の事項は調べておきましょう。
ここでは調べる手段と調べる内容を簡単にご説明しておきます。

情報収集の手段(ガイドブック、ネット、SNS)

情報収集をする手段はいくつかありますが、今回は次の3つを簡単にご紹介します。
・旅行雑誌やガイドブック
・ネット検索(ブログや旅メディアなど)
・SNS検索(コミュニティ/グループや現地日本人の情報など)

旅行雑誌やガイドブック

日本で一番有名なガイドブックと言えば「地球の歩き方」では無いでしょうか。情報の多い少ないはありますが、このガイドブックであらかたの国はカバーされていると思います。
また、「地球の歩き方」はその国の基本情報(入国方法、気候、通貨、電源など)と街ごとの観光情報(スポット、レストラン、有名店、ナイトライフ、宿泊先リストあんど)が網羅的に紹介されているので、1冊あれば一人旅に必要な最低限の情報は知ることができます。

また、英語ではありますが「地球の歩き方」よりさらに詳細を載せているのが「Lonely Planet」。英語に抵抗のない方はこちらも合わせてチェックしてみてはいかがでしょう。

ネット検索(ブログや旅メディアなど)

ネット検索の長所は、ガイドブックでは紹介しきれていない細かい情報まで知ることができることです。

例えば、一人旅ブロガーの旅記事は同じ一人旅をした人が書いた記事なので、「かゆい所に手が届く」まさに知りたかった情報、また自分と同じ趣味や興味を持った人の書いた記事は参考になる情報の宝庫でもあります。

一方、ネット検索で気を付けておきたいのが、「情報の鮮度」、つまり記事に書いてある情報がいつ時点のものか、ということ。
特にビザの情報などは最新の情報をチェックしておかないと、事前に調べたサイトの情報から変わっていた、ということにもなりかねませんので気を付けましょう。

SNS検索(コミュニティ/グループや現地日本人の情報など)

SNSでの情報収集は、ガイドブックやネット検索でも分からなかった情報や、最新の情報を確認する手段としてとても有効です。

例えば、Facebookでは一人旅や海外旅行好きの人が集まるコミュニティやグループがいくつかあるので、そのようなコミュニティに参加して質問をすると、すぐに詳細な答えで、新鮮な情報をもらえることが多いです。
また、TwitterやFacebookなどで現地に滞在している日本人を見かけたら、思い切ってメッセージを送っていろいろ聞いてみても良いでしょう。現地に住んでいる方だと、ガイドブックには載っていない現地ならではのローカル情報も詳しいですので、一味違った一人旅を楽しむことができるかもしれません。

いかがでしょうか。これらをうまく使い分けることで、かなり具体的で確かな情報を把握することができると思います。
少しハードルは上がってしまいますが、例えば現地で宿泊予定先に事前にいろいろ聞いておくのも良いでしょう。Booking.comなどのオンライン予約サイトでは、事前予約を完了した時点で宿泊先の連絡先情報を知ることができますし、個別にメッセージを送ることも可能です。

調べておきたい情報

海外一人旅に限らず、事前にどのくらい準備をして予定を組むかは、人それぞれです。いろいろ調べておいた方が安心、という方は細かく調べた方が良いですし、調べすぎると旅の楽しみが少なくなる、と感じる方は必要最低限の情報しか見ない方も多いと思います。

その中で、どのような方でも最低限調べておいた方が良い情報を2つご提案します。

現地の治安情報

1つ目は現地の治安情報です。勝手が異なる海外の国を一人旅する時、やはり自分の身を守る、安全に関してはいくら気を付けてもしすぎることはありません。
また、やはり観光客や旅行者というのは外観や雰囲気も含めて現地の人とは明らかに違っているので、ある意味で現地で「目立つ」存在でもあります。残念ながら、このような目立つ観光客を狙った犯罪というのはどんな国、場所でも起こり得るものである、ということは常に頭に入れておく必要があるのです。

治安情報と言っても、外務省の「海外安全ホームページ」の大きな情報だけではなく、訪れる街の中でも特にトラブルが多発している地域や人通りが少なく夜は危険なエリアなども調べておきましょう。

また、国ごとに観光客や旅人を狙ったぼったくりやスリなどの手口も様々ですので、実際に被害にあってしまった記事なども読んでおくとより具体的なイメージを持って警戒することができると思います。

必ず行きたいスポットに関する情報

先ほどの治安情報は、どちらかというと不安や余計なトラブルを防ぐ、というマイナス面を減らすものでした。
それとは逆に、一人旅の楽しみを増やすためにも「現地に行って予定を決める」という方も「必ず行きたいスポット」に関しては事前に下調べをしておくことをおすすめします。

その理由をいくつか挙げると、

・特に宗教関連施設(教会やお寺など)では、服装やマナーが厳しく、違反する場合は入場できないケースがある
・人気のあるレストランなど、事前予約制の場合や当日訪れても満員で入れない可能性がある
・事前にチケットなどを予約した方が割引を受けられたり、当日の入場・チケット購入時間を効率化できる
・休館・閉鎖スケジュールや、逆に特別なイベント開催の情報を知ることができ旅のスケジュールを調整できる

などなど。

特に一番避けたいのは、旅の目玉として計画していた観光スポットをいざ訪れたもののその日は休館日で入れなかった・・・というケース。
これ、気を付けていてもついやってしまうことが多いので本当に注意が必要です。というのも、一人旅の場合、現地で急遽スケジュールを変えることはよくあることで、その時に施設の休館日などがつい頭から抜けてしまうことがあるためです。

せっかく楽しみにしているメインイベントは、事前に下調べをしっかりして、確実に楽しめるようにしておきたいですね。

持ち物は最低限にとどめ、なるべく軽量化する

海外一人旅の前、特に初心者の方におすすめしたいのが、なるべく持ち物を減らして軽くすること。

海外の旅の準備ともなれば、「あれもこれも必要になるかな・・・」と心配になってついつい持ち物が増えてしまいがち。ですが荷物が多いと、それだけ身動きがしにくくなってしまいます。

特にバックパックではなくスーツケースの場合、持ち運ぶのに片手がふさがってしまうので不自由ですし、舗装されていない道などはスーツケースを引きながら歩くのにも余計な体力を使ってしまうことにもなりかねません。

身動きの他にも、荷物が多いとそれだけ荷物に対する注意も分散されてしまい、貴重品への注意が相対的に減ってしまったり、またモノを失くしたり、荷造りにも時間がかかったりすることにもつながる可能性が高くなります。

ですので、現地で調達できるものはなるべく現地で、というスタンスで日本から持ち込む荷物は極力減らして行くことをおすすめします。

初心者でも海外一人旅が楽しくなる!タイプ別旅先での行動

それでは、海外一人旅で現地を訪れた際に心掛けたい、一人旅が楽しくなるちょっとした行動についてご紹介します。
一人旅の醍醐味は、皆さんの思いのまま、自由に旅ができることです。ですので、旅の作り方や現地での行動で正解や間違い、と言ったものはありません。また、何を「楽しい」と感じるかも人によって価値観や求めるものが違うので一概に「これ」と言えるわけでもないです。

そこで、今回は大きく3つのタイプごとに、一人旅が楽しくなる現地でのちょっとした行動をご紹介したいと思います。

どんな方にもおすすめしたい!旅先での行動

地元のスーパーやお店を訪れる

旅先でその国や街の日常を一番簡単に実感できる場所、それはスーパーマーケット。ここにはその街で暮らす人たちの普通の日常があります。
そこに住む人たちにとっては当たり前の日常ですが、一人旅をする我々からすると、飾らない、ありのままの海外を感じることができるのです。

初めてその場所を訪れたとしても、良くも悪くもガイドブックやテレビと言った情報に私たちのイメージは汚染されています。時にはそのイメージとはかけ離れた、また時にはイメージ通りの光景や雰囲気かもしれません。ですが、まぎれもないその街の本当の姿を感じることは、海外の見知らぬ街を訪れた時に、一度は体感しておきたいものではないでしょうか。

実用的な面でも、スーパーマーケットは食べ物や飲み物、日用品など幅広いものが手に入るので、食事や飲み物を自分で考えないといけない一人旅でもお世話になることが多い場所です。
それ以外でも、スーパーマーケットで売っているちょっとしたお菓子やスナックはお土産にもぴったり!お土産に困ったときにはスーパーマーケットに行ってみるのも良いでしょう。

夜間、人通りの少ない通りや治安の悪いエリアには近づかない

これは言わずもがなですが、やはり「日本とは都合も勝手も違う海外」ということは常に頭に入れておく必要があります。そうすると、夜間、人通りの少ない通りや治安の悪いエリアには近づかない、また不必要に一人で出歩かない、ということは旅を楽しいものにするためにも心掛けたいところです。

もちろん、都会ではナイトクラブやナイトマーケット、そのほか夜楽しむことができるアクティビティなど、夜にしか体験することのできないものもたくさんあります。こういったスポットやアクティビティへの参加は、明るいうちにその場所への行き方などを確認しておき、夜も迷わずまっすぐ向かえるようにしておくと良いでしょう。

また、人通りの多い場所は明るいですし比較的安全かと思いますが、そういった場所では旅人や観光客を狙ったトラブルも多い事も頭に入れた上で、必要最低限の注意はしておく必要があります。

地元の人と積極的にあいさつを交わしてみる

一人旅に限らず、旅でいろいろな国や街を訪れるとき、私たち旅人にとっては「旅先」や「観光地」かもしれませんが、当たり前ですがそこには私たちと同じように日常を送る人たちがいます。
ですので、旅の目的が特定の場所を訪れることだったとしても、無機質な「場所」という見方をするのではなく、そこに暮らす人々も含めての「旅先」であること、特に一人旅をする時はそのような見方をすることで、旅が何倍も楽しいものになります。

先ほどご紹介したように、事前に簡単なあいさつを覚えて、行く先々でお店の人やホテルのスタッフなど、積極的にあいさつを交わしてみましょう。そこから会話が弾むかもしれないし、地元の人がおすすめする情報を教えてくれるかもしれません。

旅先で「偶然」その場に居合わせた人とあいさつを交わし、笑顔で応えてもらうだけでも結構嬉しかったりするもの。それ以上に、もし親切にいろいろなことを教えてもらうことが出来たら、それだけで旅が違ったものになりますよ!

この点については、この後ご紹介するタイプ別のおすすめポイントでより具体的な内容をご紹介します。

出会いや刺激、ここでしかできない経験がしたい!好奇心旺盛な方

ゲストハウスやホステルに泊まる

旅先で出会いや話し相手が欲しい時、一人旅をしている人が多く宿泊するゲストハウスやホステルはそのような交流にぴったりの場所です。

最近はインバウンド観光の盛り上がりで、日本国内でもゲストハウスが多く見られるようになりましたが、海外でもゲストハウスはあらゆる街にありますし、また特徴やユニークなゲストハウスも数多く存在します。

Booking.comなどで検索をすれば、「日本人が多く集まる宿」であったり、「どちらかというと海外のバックパッカーが多い」宿なども口コミなどからある程度把握することができますので、宿選びの失敗もある程度防ぐことができます。
「言葉が通じる日本人バックパッカーと仲良くなりたい!」「せっかくだから地元の人や海外のバックパッカーと交流してみたい!」など、ご自分の嗜好に合わせて選んでみましょう。

旅先の情報収集、という意味でもゲストハウスのスタッフや、同じ旅人同士からなど、情報が集まりやすい場所でもあります。

地元のバーやパブを訪れる

お酒好きな人にとって、旅先のメーカーが造ったお酒や地ビールなど、旅先でしか味わえないお酒を飲むのを旅の楽しみとしている人も多いはず。

そんな人は、地元のバーやパブを訪れてみましょう。
日本でもそうですが、パブやバーは一人で来ている人も少なくないですし、またお酒が入ると多少なりとも陽気になるもの。すぐにその場に居合わせた人と打ち解けることも出来ちゃいます。

お酒が好きな方は大好きなお酒もちょっとした交流も同時に楽しめるので、最初は少し勇気がいるかもしれませんが、バーやパブ、おすすめです!

屋台巡りをしてみる

さきほどスーパーマーケットをご紹介しましたが、もし食べ物にあまり懸念がない、またはせっかくだからローカルフードを楽しみたい!という方はぜひ屋台巡りをしてみてください。

屋台は何より活気がありますし、屋台が集まったナイトマーケットなどは日本には無い独特のカルチャーでもあるので、その雰囲気を感じるだけでも楽しくなってくると思います。さらに、屋台にはありとあらゆる食材が売られているので、日本では見たことも食べたこともない料理や食材がたくさん。
好奇心旺盛なあなたなら、チャレンジしたくなってくるはずです!

とにかく一人と自由を満喫したい!気の向くままに旅をしたい方

自分の好きな音楽や本を持っていく

せっかくの一人旅、誰にも邪魔されずに気のおもむくままに自由な旅がしたい!
そんなあなたが海外の一人旅を楽しむためには、何よりもリラックスできる環境が大事かもしれません。

行き先の飛行機の中や旅先のカフェ、ホテルの部屋で一休みしている時など、日ごろから慣れ親しんでいる音楽や、読書好きな方だと本を読みながら過ごしてみてはいかがでしょうか。

ただし、あまり音楽や読書などに集中しすぎて所持品から意識が離れてしまうことは注意しましょう。

お気に入り、行きつけのカフェを見つける

もしあなたがカフェ好きなら、ぜひ旅先の街でお気に入りのカフェを見つけてください。

カフェもその国や街によっていろいろなお店があるので、ご自分に合ったお気に入りのカフェを探してみるのも楽しいですし、そんなお店に巡り合うことができればその街があなたにとって特別な場所になるかもしれません。

また、滞在日数が短くても例えば毎朝のコーヒーをしに同じカフェに通っていれば、お店の人とも自然と会話が生まれることもあるでしょう。お店の人と仲良くなれば、旅の情報だけでなく、その街に住む人たちの日常も知ることができてより面白い旅になると思います。

街を歩いて散策する

自由に一人の時間を愛するあなたは、旅先でも最低限の予定しか入れないことが多いのではないでしょうか。

そんな方はぜひじっくりと旅先の街を歩いて散策してみてください。
もちろん大都市などはとても歩いてすべてを観て回ることは難しいですし、見どころもたくさんあると思います。ある程度見どころのある場所について、また広い街を効率よく観て回るためにバスや地下鉄といった公共交通機関を使うこともおすすめです。

日本でも街歩きの番組が最近流行っていますが、海外の街だと目に飛び込んでくるものすべてが新鮮です。そんな海外の街を散策していると、きっといろいろな発見や興味が出てくるはず。
ちょっと気になった建物やお店に飛び込んでみる、きれいな景観を見つけたらその場所で少し立ち止まってみる、知らなかった名所について調べてみる、など。

そんな発見から広がっていく旅も楽しいです。

自分のペースで出来て、自由に時間を使うことができる。まさに街の散策は一人旅にはうってつけのプランと言えます。

安全第一!不安をなるべく減らして旅をしたい方

興味のあるツアーに参加してみる

これについては嗜好が分かれるかもしれません。ですが、行きたい場所がたくさんあり、効率的かつ安全に観て回りたい場合、ツアーに参加するのは一つの選択肢としてアリという方も多いのではないでしょうか。

単に効率的にいろいろな場所を観て回るというだけでなく、同じツアーに参加した者同士だと話しかけやすいですし、もし同じく一人の参加者がいれば、高い確率でその人とは興味が合うはずです。
たまたま同じツアーに参加していて仲良くなった、その後一緒に旅をした、という話も聞きますので、ツアーに参加することもまた、旅が楽しくなるたくさんの可能性を秘めていると言えます。

ツアーに関してもゲストハウス選びと同じく、ツアーによって参加者の属性はある程度分かれるはず(例えば、日本語のガイドが付くツアーはほぼ100%日本人参加者、英語のガイドの場合はいろいろな国の参加者が予想される、催行人数が少ないと一人での参加者も参加しやすい、など)なので、自分に合いそうなツアーがあれば検討してみるのも1つです。

旅の情報という意味では、ツアーガイドはまさにその場所を知り尽くしたプロなので、合わせていろいろ聞いてみるのも良いでしょう。

街の中心、もしくはアクセスのよいホテルに宿泊する

安全に一人旅をしたい場合、何より移動を簡単に済ませられるかどうかは重要なポイントです。この点、街の中心もしくはアクセスの良いホテルに宿泊すればどこへ行くにしても移動で不便な思いをすることが少なくなります。

中心部にある、もしくはアクセスの良いホテルの利点はそれだけではありません。

・中心部にあるので治安が良い
・ツアー等に参加した際、送迎でホテルを経由することが多い
・セキュリティはゲストハウスやホステルに比べて安心できる

ラグジュアリーホテルとまで行かなくても、それなりのホテルであれば交通量や人通りの多い地域に建っていることが多いので、自然とアクセスも便利になりますし、周りの治安も良い場合が多いです。

またホテルのスタッフも基本的には親切ですし、英語が通じることも多いので、街の情報や観光に際してのおすすめ情報を聞いてみるのも良いでしょう。

気持ちが大事!初めてでも海外一人旅をとことん楽しもう!

成り行きと直感も大事にしてみる

せっかくの一人旅、皆さんなら何を一番優先したいでしょうか。

・なるべく予定を詰め込んで、たくさんのスポットを巡る
・無理はしないでのんびり過ごす
・友達や出会いを見つける

旅人によって旅で優先したいこと、大事にしたいこともそれぞれ違うでしょう。ですが1つだけ気に留めて頂きたいのが、「その場の成り行きや直感にも耳を傾けてみる」ということ。

例えば事前にしっかり毎日のスケジュールや旅程を組んでいたとしても、実際の旅ではその通りに物事が進むかは分かりません。特に一人旅の場合はなおさらです。
そんな時、「せっかく組み立てた予定が実行できない・・・」と嘆くよりも、その時の状況にあえて身を任せてみると気持ちがラクになりますし、それでまた違った旅の楽しみが待っているかもしれません。

普段の生活で「流れに身を任せる」ことや「直感で動いてみる」ことは、実はあまりありません。社会生活を送っていればいろいろな規則に縛られますし、今ではスマホ片手に情報がいくらでも手に入る時代。そんな現代では「不測の事態」というのはあまり起こらなくなっています。

だからこそ、というわけではありませんが、海外の一人旅ではその場の状況や、直感、第六感で動いてみると思いもよらない出来事や発見に出くわすことが多々あります。もちろん、身の危険が絡んでくる場面で直感に任せて動くというのはNGです。ですが、それ以外の場面でもし突然の選択に出くわしたとき、ぜひその時に心に浮かんだことや直感に耳を傾けてみてはいかがでしょう。

気が進まない、嫌なことはしない

先ほどご紹介した内容と通じるものがあるかもしれません。

一人で自由に楽しむことができる一人旅、せっかくそのような旅に出ているので、「あれをしないといけない。これをしないといけない。」といった義務感に捕われると、旅が楽しくなくなってしまいます。

ですので、「嫌なことはしない。気が向かないことはしない。」という気持ちでいてください。ですが、「やってみたいな。体験してみたいな。」ということに関しては、ぜひ積極的にトライしてみてください。

どんなことでも「楽しみ」に変える気持ちを持つ

最後に、一人旅ではどんなハプニングが起こるかも分かりません。また、日本のようにすべてが順調に思った通りに事が運ぶとも限りません。

もちろん何事もなく旅を終えるのが一番です。ですが、思うようにいかない事や、ちょっとしたトラブルなど、何が起こってもそれを楽しむ気持ちを持つことで、旅は間違いなく楽しいものにすることができます。

一人で行動している限り、道に迷って行きたい場所に行けなかったり、所持品を失くしてしまったりといった失敗をしても、誰かに責められることもありません。もちろんその後も自分一人で対処しないといけないので大変かもしれませんが、それも旅を終えてみると良い思い出、土産話になっているはずです。

「旅の後はすべてが思い出話になる」、そう思えると多少の不便さや不都合、失敗なども楽しくやり過ごすことができるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。皆さんの海外一人旅が楽しくなるためのヒントになれば幸いです。

最後に、一人旅の楽しみ方は人それぞれですので、今回挙げた内容を強制するつもりはありません。要は、「楽しむことができればそれで良い」ので。
ぜひ皆さんなりに、海外の一人旅が楽しくなるちょっとした気持ちの持ち方や行動を見つけ、教えて頂けると嬉しいです!

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