みんなの旅

香川県(四国):讃岐うどんとリフレッシュの1泊2日ひとり旅!(1日目:うどん編)

ひとり旅の旅人さんの旅をご紹介する「みんなのひとり旅」。

1回目は編集部のわたくし、「ひろ」のひとり旅をご紹介させていただきます。

これまで何度も訪れている大好きな場所、四国。今回は香川県でうどん巡りと、とある島でののんびり滞在で、お腹も心も幸せになる旅をしてきました!

 

旅のプロフィール
旅人のご紹介
ニックネームひろ
年齢、性別30代前半、男性
ひとり旅経験10回以上/国内・海外ともによく行く
訪れたことのある国内都道府県約40
訪れたことのある国アジア:10、オセアニア:1、ヨーロッパ:3、中東:2、
北米:2、中南米:2、オセアニア:1、アフリカ:0
好きな旅のテーマ世界遺産、歴史、自然、マニアック
 ひとり旅のスタイル ・いつもはゲストハウスなど、旅人さんや現地の方と交流できる場所に宿泊します。(今回はホテル滞在です)
・あまり詰め込む旅や、せわしない旅は好きではありませんが、綿密な計画を立てないのでバタバタの旅になることが多いです。

 

この旅のプロフィール
移動手段
旅程3月25日(土)~26日(日)(1泊2日)
予算宿泊代:11,500円(食事代込)
ガソリン・ETC代:10,000円
食費:2,500円

 

1店目:王道のさぬきうどん「がもう」

行列に並んで10分弱で入れました!

実家がある兵庫県から、早朝車を飛ばし、まず来たのがこちらのうどん屋さん、「がもう」。

お店は通りから1本外れたところにあるので、初めて行く人は少しわかりにくいかも。

駐車場はお店の前にあるのですが、かなり広いので満車で入れないということは無さそうです。

8時半に着いた時点ですでに行列が。。

ですが、お客さんの回転が早く、多少の行列でもすぐにお店に入れますのでご心配なく!

他のお店は9時スタートが多いので、人気もあるがもうは早めに行くのがおすすめです。

がもうのうどん(温・大)

うどんはたいてい小か大を選びますが、がもうはお気に入りのお店の1つなので、1店目ということもあり、思い切って大を注文しました!

個人的な感想は・・
のどごし:☆☆☆
生地の旨さ:☆☆☆
生地のコシ:
出汁:☆☆☆

です。生地はどちらかというと柔らかく、のどごしが良くてつるっと食べられます。ですので、コシが強いのが好きな人は少し物足りないかもしれません。

が、生地の風味といい、出汁の味、そして出汁と生地のバランスが最高です!

味も生地も優しい、がもうのうどんはやっぱり美味しかった!

ちなみに、がもうはお店の中に席が10席程度しかないため、外のテーブルや石段に腰かけて食べる方も多いです。

てんぷらや生卵、揚げのトッピングもできますので、お好みで食べてみてください!

2店目:変化球の美味さ「いきいきうどん」坂出店

いきいきうどん坂出店

がもうの次にうどんを食べに訪れたのが、こちらの「いきいきうどん」さん。

こちらのお店は早朝5時から開いているので、地元の方もよく通うお店です。

店内は広く、80席ほどあるので比較的ゆったり食べることができます。

店の前に駐車場があります。がもうからも近いため、9時に多くのお店が開く前に少しでも多くうどんを食べたい方には、おすすめのうどんチェーン店です!

いきいきうどんのうどん(温・小)

注文したのがこちらの大根おろしとレモン、刻みねぎの入ったうどん。

チェーン店とはいえ、やっぱり本場のうどんは美味しい!

個人的な感想としては・・・

のどごし:☆☆☆
生地の旨さ:
生地のコシ:
出汁:無し

といったところ。

生地の風味が弱いため、ぶっかけや釜揚げよりも、かけのほうが美味しく感じるかもしれません。

以前食べたことのある肉うどんは、出汁に牛肉のうまみ、甘みが合わさってとても美味しかったので、そちらもおすすめです!

3店目:本命「田村」

うどん「田村」

すでに2店うどんを食べ歩き、お腹もいい具合になってきたところで、私が一番好きなお店、「田村」に行きました。

こちらのご主人、とてもきさくな方で、お一人で麺を打っているので少し時間がかかるときは、「すぐに麺ゆでるからちょっと待ってな~!」と快活な声で案内してくれるのも気持ちが良いです。

田村のうどん(小)

田村では、温かいうどんを食べたい場合は、茹で上がってお椀で渡される麺を、お好みで沸騰した熱湯の中で少しゆすいで温めて食べます。

生卵と醤油で食べるもよし、出汁を入れて食べるもよし。

私の個人的な感想は・・・

のどごし:☆☆
生地の旨さ:☆☆☆
生地のコシ:☆☆☆
出汁:☆☆

です。

写真からもわかる少し太めの麺は、コシもあり風味豊かで食べごたえも抜群!

出汁も主張し過ぎず、麺とちょうど合わさってとても美味しいです。唯一の残念な点が、出汁が少しぬるめであること。

麺のコシと存在感があるので、出汁はかえってぬるめのほうが良いのかもしれませんが、少し肌寒い日には温かい出汁で食べてみたいです。

こちらの田村、駐車場はお店の前のほかに、目の前の信号を右に曲がった場所に大きめの駐車場があります。

店内はがもうと同じく10席弱と広くはありませんので、混みだす前に早めに行くことをおすすめします。

1店目のがもうとこちらの田村では、お一人で食べに来ている方もちらほら。がもうでは横に停まった車のプレートが富山となっていました。富山からも車で来ていたのでしょうか。遠方からでも食べに来たくなるぐらいの美味しさであることは間違いありません!

4店目:締めの「小縣屋」

大根おろしで有名な小縣屋。地面に書かれた大きな大根が目印!

お腹も膨れてきたところで、最後のお店「小縣屋」へ。

こちらの小縣屋は、しょうゆうどんの元祖として人気のお店です。

駐車場も広々としていて、お店の中もテーブル席とお座敷席で50席ほどでしょうか。なかなか広いです。

駐車場に描かれた大きな大根が目印です。かわいらしいですね!

小縣屋のしょうゆうどん(小)大きな大根が付いてきます!

小縣屋の名物、しょうゆうどんを食べました!

テーブルには食べ方を説明した紙が置かれていますが、まずはこの大きな大根を頑張っておろしていきましょう!一人でやっているとちょっと恥ずかしさもありますが、ここはゴシゴシ無心でおろしていきます!

お好みの量をすれたら、出てきた大根の汁も併せてうどんにぶっかけます。

その上からスダチを絞り、しょうゆをひとかけ、お好みの薬味をかけていよいよ食します!

個人的な感想は・・・

のどごし:☆☆
生地の旨さ:☆☆
生地のコシ:☆☆☆
出汁:無し

です。

大根おろしの苦みとうどん、しょうゆの組み合わせはここでしか味わえません。

とてもすっきり、さっぱりとした食べごたえで、麺にもコシがあって美味しいです!

お店にはお土産スペースもあり、観光向けにもぴったりです。

この小縣屋、うどんのほかにおでんもサイドメニューとして食べることができます。

私はうどんに集中するため(笑)、あまりトッピングはしないのですが、気になる方は是非おでんも食べてみてください!

 

さて、ここまでの4店は、ひたすらうどんをじっくり味わいながら食べ歩く旅でしたが、ここからは四国の美しい景観を満喫したいと思います!

ちなみに、8時過ぎにがもうに着いてから4店を回って、時刻は正午過ぎ。朝早く起きると時間がたっぷり、有効に使えます。

普段はぐーたらでゆっくり寝ていたいタイプなので、早起きは苦手なんですが、楽しい充実した旅のために頑張って早起きをしてよかったです。

 

景観も雰囲気も抜群の紫雲出山

うどん屋を4件食べ歩き、お腹も膨れたところで、ぶらっと車で海の近くまで行ってみました。

紫雲出山山頂。平地になっていて春には桜が満開になる。

香川県の東、瀬戸内海に少し突き出た場所にある紫雲出山。

車で頂上までの途中にあるパーキングエリア(無料)まで行き、そこで車を停めて頂上まで歩いてみました。

標高は400メートルも無く、歩いて10分もかからずに山頂まで行くことができます。

この山、頂上が平な台地になっている面白い形をしているのですが、ここには遠い昔、弥生時代ぐらい?に竪穴式住居が造られ、集落があったようです。

復元された竪穴住居。さすがに高さは低く抑えられてます(笑)

山頂には竪穴式住居の復元されたものが造られていて、中に入ることもできます。

また、山頂には桜がたくさん植えられており、春になると桜が咲き誇り、たくさんの人が訪れるみたいです。

瀬戸内海に浮かぶ島々

今日は残念ながら、まだまだ桜もつぼみの状態でしたが、山頂のちょっとした散歩コースと頂上からの見晴らしは最高でした!

こうして見渡すと、瀬戸内海って小さな島が点在しているのがよくわかります。

このまま小さな島が海の向こうまでずっと続いている、そんな幻想さえ抱いてしまうような、本当に美しい眺めですよね。

山頂にある喫茶スペース。窓の向こうには静かな瀬戸内海が広がる。

山頂にあるカフェスペースで一服。

窓の向こうには瀬戸内海の景観が広がっています。

この景色を独り占めできるのは何とも贅沢です。

窓際のテーブルには双眼鏡も置かれていて、瀬戸内海の向こうの倉敷や福山まで、うっすら見ることができました。

日曜日の昼間でしたが人はあまり多くないので、カフェでのんびり一人でくつろぎ、贅沢なひと時を過ごしてみてください!

店の裏手にある植木に結び付けられた桜貝のアクセサリ。良いご縁がありますように・・・

受付の前に、桜貝が紐で結ばれたアクセサリーが置いてありました。

スタッフのおばさんによると、縁結びのご利益があるのだそうで、店内に置いてあったゲストノートを見ると、

”おかげさまで結婚することができ、その報告に来ました!”

というメッセージが!

これは私もご利益に授かりたい、ということで(笑)、一つ頂くことにしました。(受付にある寄付募金の箱にお気持ちの寄付をすればもらうことができます。)

このアクセサリーはこのまま持ち帰ってもよいし、店の裏にある木に結びつけてもよいです。せっかくなので私は木に結び付けてきました。

いいご縁がありますように・・・

海の上に祀られている津嶋神社

この門が開くのは年に8月4日と5日の2日間だけ。

続いて車を走らせてやってきたのがこちら、津嶋神社。

こちらの神社、海の上に神社が祀られていて、そこに上陸できるのはなんと年に2回、8月4日と5日だけ!

板が取り外された海の参道

こんな感じで8月4日と5日以外の日は門が閉ざされており、その先の神社へと続く道も板が外されています。

8月4日と5日の2日間だけ、この津島ノ宮駅に電車が停まります

曜日に関係なく日付が決まっているので、なかなか合わせるのが大変ですが、この2日間は神社の目の前にある津嶋ノ宮駅にも電車が停車し、たくさんの人が訪れるのだそうです。

ちなみに、この神社は子どもの守り神を祀っているそうなので、お子さんのいらっしゃるご家族にとってはぜひともお参りしたい所です。

独り身での旅人にとってはちょっと縁がないかもしれませんが、海の中へと続く参道とそこに祀られている神社は一見の価値ありです!

今回のもう1つのメイン、粟島へ!

さて、きれいな景観や海の上にある神社を一通り堪能した後は、須田港に向かいます。

紫雲出山からも見えたように、瀬戸内海には小さな島がたくさん点在していて、いくつかの島にはフェリーが定期的に出航しています。

今回は、その中でも連絡船で15分ほどで行くことのできる、粟島のホテルに滞在します!

粟島へは須田港から2.5時間に1本ほど連絡船が出ており、片道330円。港にある券売所でチケットを購入できます。

須田港と粟島を結ぶ連絡船

連絡船はそれほど大きくないですが、予約をすれば車1台分ぐらいは船に載せて粟島に行くことができます。

この日も車1台に、自転車ごと島へ渡る人もいました。島民の方でしょうか、観光ではなく毎日島を行き来するのは大変です。

船内は約30席ほどありますが、粟島への観光客も含めて超過する可能性もあるので、少し早めに来てチケットを購入して待っておくのが良いでしょう。

今回はホテル専用の駐車スペースに車を置いて、粟島へ渡ります。15時05分発の船に乗り込みます。

この粟島、いろんな意味で面白くて見どころがたくさんある島だったんですが、長くなりそうなので続きは次回のお楽しみに!

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