旅の基礎知識

オンラインで簡単!スリランカのビザ(ETA)申請、取得方法

ビザが必要な国への旅には、事前にビザの申請をして観光ビザを取得しておく必要があります。

今回は、オンラインで簡単にビザの申請が出来てしまう、スリランカのETA(電子旅行認可)について、オンラインでの申請方法をご紹介します!

スリランカへ旅をする予定の方は、事前に手続きを済ませておきましょう。

スリランカ旅の準備:ビザとETAって何が違うの?

スリランカに観光で訪れる場合、短期間であってもビザの取得が必要です。

ETA(電子旅行認可)とは、ビザの取得をスムーズにするために予め行っておく申請手続きになります。

観光ビザの場合、ETAの申請を事前にしておくことで、スリランカへの入国の際、ETAの保有者に対して、空港や港で30日間の短期滞在ビザの発行を受けることができます。

スリランカへの旅を計画している方は、必ず事前に(余裕を持って)、ETAの申請をしておきましょう。

ちなみに、ETAをオンラインで申請後、原則として24時間以内に申請承認の結果がスリランカ出入国管理局からメールで送付されます。

申請後すぐに承認されるETAですが、なるべく余裕をもって、2週間前には申請しておくことをおすすめします。

※上記のように厳密にETAとビザは異なるものですが、以下この記事ではETA(ビザ)と併記しております。

スリランカ旅の準備:ビザ取得前に必須の『ETA』の申請に必要なもの

スリランカETA(ビザ)のオンライン申請は必要事項を入力した後にクレジットカードで支払いを行うだけなのでとても簡単です。

航空チケットも予約し、旅程が固まった時点ですぐにPCで申請できるのが嬉しいですね。

スリランカETA(ビザ)をオンラインで申請する時に用意しておくものは下記の通りです。

①パスポート
②航空券情報(入国予定日)
③宿泊先情報(現地の連絡先情報)
④クレジットカード(Master・VISA・AMEX。
デビットカードもOK)

になります。

したがって、航空チケットと現地で滞在する宿泊先を1つでも予約してしまえば、その段階でスリランカETA(ビザ)の申請を行うことが可能です。
ちなみに、スリランカへの便名、航空会社、出発地の入力欄もありますが、こちらは必須ではありません。ですので、厳密には航空チケットの予約が完了していなくてもスリランカETA(ビザ)の申請が可能です。

※ただし、ETA(ビザ)申請の際に提出した内容と、入国時に提示した内容に相違がある場合、再度ETAの手数料を取られる恐れがあるため、宿泊先を変更する可能性がある場合は注意してください。

スリランカ旅の準備:ETA(ビザ)の申請の流れ

それでは実際に、スリランカETA(ビザ)の申請をしてみましょう。

ネットで「スリランカ ETA ビザ 申請」などのキーワードで検索するともちろん公式ページを見つけることができますが、ETA(ビザ)申請の代行業者のサイトも多くリストアップされており、初めての方で、ご自分で申請するつもりが代行業者のサイトからの申請になってしまいそうになったという話をよく聞きます。

ご自分でスリランカのETA(ビザ)を申請しようと思っている方は、くれぐれも次に記載する公式ページのリンク以外からは申請されないようお気をつけください。

①スリランカETA(ビザ)申請ページへアクセスしよう

まずは下記のページを開きます。

http://www.eta.gov.lk/slvisa/visainfo/weta.jsp

画面中央のやや上に表示されているいくつかのタブの中から、「適応」というタブをクリックします。

すると上の画面が表示されますが、こちらはスリランカETA(ビザ)を申請するにあたってのいくつかの注意点が記載されています。
正確ではありませんが、分かりやすいように記載事項を日本語に翻訳してみました。

一通り目を通して、一番下にある「I Agree」のボタンをクリックして次のページに進みましょう。

 

②申請するスリランカETA(ビザ)の種類を選ぼう

次は申請するスリランカETA(ビザ)の種類を選択します。

今回はスリランカへの一人旅を想定していますので左の枠の一番上、「Tourist ETA」が観光目的のETAになります。
このすぐ下の「Apply for an Individual」をクリックしましょう。

次はいよいよ必要項目を入力する画面へと移ります。

 

③スリランカETA(ビザ)申請に必要な情報を入力しよう

入力に当たっての注意事項
  1. 「パスポートに記載のとおり入力する」というのが大原則です。ですので、名前もすべてローマ字でパスポートに記載のとおり入力してください。
  2. 基本的には半角英数字での入力以外は受け付けてくれません。また、メールアドレス以外は自動的に大文字に変換してくれます。
  3. 生年月日などの日付入力欄はカレンダーが表示されるので、該当する年月日を設定して入力しましょう。
  4. 特にパスポート情報は、くれぐれも入力ミスにお気をつけください。

A.基本事項

それではスリランカETA(ビザ)の申請に必要な情報を入力していきましょう

①Surname/Family Name(苗字):必須項目

パスポート通りに英字で入力しましょう。

②Other/Given Names(名前):必須項目

パスポート通りに英字で入力しましょう。

③Title(呼称):選択式/必須項目

こちらは、男性であれば「Mr.」で問題ないですが、女性の場合「Mrs.」「Miss」「Ms.」といくつか選択肢があります。分からない場合は、「Ms.」を選んでおけば問題ありません。
(Mrs.は既婚女性、Miss.は未婚女性を表します。Ms.はそういった意味を含ませたくない方が使う呼称で、既婚、未婚に関係なく使えます。)

④Date of Birth(生年月日):選択式/必須項目

入力ボックスをクリックするとカレンダーが表示されますので、まずは「年」を、その次に「月」を設定して日付をクリックしましょう。

⑤Gender(性別):選択式/必須項目

ご自分の性別を選択しましょう。
Male:男性
Female:女性

⑥Nationality(国籍):選択式/必須項目

ご自分の国籍を選択しましょう。日本国籍の方は、
JAPAN(JPN)
です。

⑦Country of Birth(出生国):選択式/必須項目

生まれた国を選択しましょう。日本で生まれた方は、
JAPAN(JPN)
です。

⑧Occupation(職業):任意項目

こちらは必須の入力ではないため、空欄のままでも問題ないと思います。
「Employee」「Teacher」など、お好みの名前を入力しても構いません。

⑨ Passport Number(パスポート番号):必須項目

パスポートに記載されている番号を入力しましょう。

⑩Passport Issued Date(パスポート発行日):選択式/必須項目
⑪Passport Expiry Date(パスポート有効期限):選択式/必須項目

パスポートに記載されている発行年月日を選択しましょう。いずれの項目も生年月日と同様、入力ボックスをクリックするとカレンダーが表示されますので、選択してください。

次の「Child information in parent's passport」は、パスポートを持っていない子どもがいる場合の入力欄になるため、該当なければ無視して先に進みます。

B.渡航情報

続いて、渡航情報を入力します。

①、③、④、⑤は予約した航空券等を参考に記入しましょう。(③、④、⑤の入力は任意です。)

①Intended Arrival Date(入国予定日):選択/必須項目

入力欄をクリックすると出てくるカレンダーから選択しましょう。

スリランカETA(ビザ)は申請後、発行から3か月間有効であるため、その3か月間内にスリランカに入国、出国できれば問題ありません。
また、ここで入力する日付はあくまでも予定日となっているので、申請後に実際の入国日が多少ズレることは問題ありません。

②Purpose of Visit(渡航目的):選択/必須項目

リストからの選択式となるため、「Sightseeing or Holidaying」を選びます。

③Port of Departure(出発地):任意項目
④Airline/Vessel(航空会社):任意項目
⑤Flight/Vessel Numbe(便名):任意項目

いずれも任意項目のため、入力する必要はありませんが、すでに航空チケットを購入されている場合は入力しても差し支えありません。

C.連絡先情報

スリランカETA(ビザ)の申請までもう少し!頑張って残りの項目も入力しましょう。

①Address Line 1(アパート、部屋番号等):必須項目
②Address Line 2(町名と番地):任意項目
③City(都市、区):必須項目
④State(都道府県):必須項目
⑤Zip/Postal Code(郵便番号):任意項目
⑥Country(国):選択/必須項目

ここはご自身のお住まいの住所を記載します。
住所は、先にアパート名、部屋番号を入力することに注意してください。日本と海外では住所の入力が逆になります。また、アパート名や部屋番号に該当がない場合、②に記載する情報を①に繰り上げて入力してください。

⑦Address in Sri Lanka(スリランカ内での滞在先住所):必須項目

ここではスリランカでの滞在先情報を入力してください。
おそらく、スリランカではいくつかの場所を周る方がほとんどで、滞在先(宿泊場所)も1つではなく複数を予定されていることと思います。滞在先の入力は「90 characters」という制限があり、2つ以上の滞在先を入力することには無理があるため、とりあえず最初に滞在する場所の住所を記載すればよいかと思います。

⑧Email Address(メールアドレス):必須項目

申請の受付、承認はこのアドレスに送付されるため、間違いの無いよう正確に入力しましょう。
携帯のアドレスよりもPC用のアドレスが良いでしょう。

⑨Telephone Number/Mobile Number/Fax Number(電話番号):必須項目(Telephoneのみ)

こちらは、国際番号(日本は+81)から始まる番号で、最もつながりやすい番号を入力しましょう。また、携帯や市外局番の0は除外します。
(例)03-XXXX-XXXX⇒81-3-XXXX-XXXX (分かりやすいようにハイフンを入れておりますが、入力時は不要です。)

D.確認事項

最後の「Declaration」は基本的に、すべて「No」に該当すると思われます。ご参考までに、質問事項は上から;

  • あなたは現在、スリランカで有効な居住ビザを保有していますか?
  • あなたは現在、有効なビザもしくはビザの延長申請によりスリランカ国内に滞在していますか?
  • あなたは現在、複数のスリランカ入国ビザを保有していますか

 

④申請したスリランカETA(ビザ)の入力事項を確認しよう

さて、無事に入力項目が終わりました。残りはロボットで無いことの証明と、最終確認です。

 

まず、忘れないように「私はロボットではありません」の左に表示されているチェックボックスをクリックしましょう。

最後に、「Next」をクリックする前に必ず「 I would like to confirm the above information is correct. *」にチェックを入れましょう。必須項目なのでチェックを入れなければ先に進めませんが、次の画面で入力内容の確認ができます。

確認画面で問題が無く、最終的に「Confirm」すると、上のようなメッセージが表示されます。

最初は、「本当に確認しましたか?」というメッセージ。これに「OK」をクリックすると、2番目のボックスが表示されます。

「不正、虚偽の申請は厳格に禁止されており、入国の際に拒否、ブラックリストなどに乗らないよう、真実かつ正確な情報を提出すること。」という少し物騒なメッセージが。

何度も確認し、問題が無ければ「OK」ボタンをクリックし、支払い手続きに進みます。

 

⑤スリランカETA(ビザ)の申請手数料を支払おう

まず入力確認画面で、ETAの申請手数料が表示されます($35)ので、こちらを確認しておきましょう。

最後に、クレジットカードによる申請料の支払手続きです。

お持ちのカードをクリックしましょう。利用できるカードはMaster/VISA/Amexの3つです。

カード会社をクリックすると、このようなカード情報の入力画面に移りますので、お持ちのカード情報を入力してください。

念のため、上から
・カード番号
・有効期限
・認証コード(カード裏面の番号)
・氏名(カードに記載されている通りに入力)
・メールアドレス
・電話番号(国際番号から)

これで「Pay」をクリックすると、支払プロセスが始まります。お持ちのカードによっては2段階の認証になっているため、引き続きパスワードを求められるかもしれません。

カード情報の入力は、くれぐれも安全な通信環境で行ってくださいね。

 

スリランカ旅の準備:ETA(ビザ)の申請後の流れ

無事クレジットカードでの支払いが完了すると、このような画面に移り、「Your payment transaction was successful」というボックスが表示されます。

これであなたのスリランカETA(ビザ)申請は無事完了、受理されました!

後はこの申請が承認されたことの連絡が来るのを待ちましょう。

原則24時間以内に連絡が来る、と記載されていますが、今回は数時間もかからずに下記の承認メールが届きました。

これで一安心、後はスリランカに行くだけ!

スリランカETA(ビザ)の承認メールは、念のためプリントアウトして持っていきましょう。

 

スリランカETA(ビザ)の申請に関するご質問/お問い合わせ

以上が基本的なスリランカETA(ビザ)申請の流れになりますが、ご質問を多く頂いた事項についても記載しておきます。

①申請内容に誤りがあった場合はどうするの?

例えばパスポートの名前の表記を誤って登録してしまった場合、申請内容が正しく無いので入国日までに時間がある場合はETA申請ページに記載している連絡先に連絡をしてみましょう。

電話での連絡の場合は英語での会話になり、しかも直接の担当者につながるまでたらい回しにされる場合があるので、自信の無い方は在日スリランカ大使館にコンタクトを取ってみることをおすすめします。

もし入国日まで時間が無い方は、直接現地の空港でイミグレの際にVISA applicationデスクに申し出るか、そのままイミグレでチェックを受けても構いません。
イミグレでのチェックはゆるいので、実際にこのようなケースにあわれた方も難なくイミグレを通過できたという声をお聞きしました。

②支払方法はクレジットカードだけ?

ETAの支払いはクレジットカードのほか、デビットカードにも対応しています。

③スリランカへの出発まで間に合わない!どうすれば良い?

スリランカへの旅の日程は決まったが、いざ出発直前になってETA(ビザ)の申請が必要なことに気づいた場合、オンラインでの申請が間に合わない可能性もあります。

その場合も、慌てることなくスリランカに向けて出発してください。コロンボ国際空港のイミグレーションエリアの隣に、ビザの申請カウンターがあり、そこで直接ビザの申請を行うことが可能です。この場合、申請料を支払うためにドルを持参しておきましょう

 

いかがでしたでしょうか。

スリランカへの旅にはETA(ビザ)が必要といっても、このようにオンラインで簡単に申請ができるので気軽に旅先として考えることができますよね。
ぜひスリランカに旅される場合は、このETA(ビザ)の申請を忘れないようお気をつけください!

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