マレーシアの一人旅、2日目はイポーの見どころを回ります。
三寶佛洞や南天洞、霊仙岩といった岩壁に沿って造られた寺院や、極楽洞などイポーの人気スポットはもちろん、美食の街ならではの屋台グルメやホワイトコーヒーの有名店などもご紹介!
これを読めば、イポーの旅のご参考にしてください!
【マレーシア一人旅】イポーの宿泊情報
イポーで滞在したホステル:Mari Hostel
今回滞在したホステルが、こちらのMari Hostel。
イポー駅からは少し離れていて歩いて15分ほどの距離にありますが、街中にあるためレストランや街の散策には便利な場所にあります。
スタッフは日によって何人かで交代しているようで、接客や受付などの対応はスタッフによって差があるように感じました。
キッチンや共有スペースは広くて快適です。
ドミトリールームはいくつかあるのですが、今回はおそらく一番大きなドミトリールームだったと思います。2段ベッドで16ベッドぐらい。
日中は窓の開放が禁止されているせいか、ドミトリーはちょっとニオイがきつかったです。。人が多いとどうしてもしょうがない部分はあると思いますが。
2泊で約1,100円だったので、一泊17リンギットぐらいかな。安いです。
2日目の朝、ホステルで無料の朝食を食べて、いよいよイポーの見どころを回ります。
ガイドブックやビジターセンターでもらえるイポーのガイドパンフなどに載っている、イポーの人気観光スポットの1つ目、岩壁に造られた寺院へいざ出発!
旅のヒント④:イポーではGoogle Mapが大活躍!
イポーではGoogle Mapで経路を検索すると、ちゃんとバスの番号まで教えてくれるのでとても便利!
有名な観光スポットはどれも徒歩では難しい場所にあるので、バスやタクシーを利用しないといけないですが、バスの番号が分かれば迷うこともありません。
ただし、バスを利用した場合の所要時間がかなり長めに表示されるので、注意してください。
これからご紹介する霊仙岩などは、イポー駅近くのバスターミナルから20分ほどで着きますが、Google Mapで検索すると1時間以上かかる計算になってました。
【マレーシア一人旅】イポーの観光スポット
イポーのバスターミナルへ
まずはイポー駅に戻り、駅前の道を少し南に進み、ロータリーを向かって右に曲がった場所にあるバスターミナルへ。
たくさんのバスが停まっていて、バスの番号案内もありますが、Google Mapで調べた霊仙岩行きのバスの番号が見当たらない。。
Google Mapだと66番か94番のバスが霊仙洞近くまで行くようです。
バスターミナルの案内係の人に聞いてみると、どのバスに乗ればいいか教えてくれました。バスの正面の案内板を見てみると、T302と書いてあったのですが、うーん、66番、94番てもしかしたら古いのかな??
霊仙岩までのバス運賃は1.5RMです。
運よくちょうど出発するバスに乗ることが出来ました。
バスの運転手は、「降ろす停留所が来たら教えてやるから、一番前に座ってください。」と、とても親切で助かりました!
霊仙岩
バス停を降りてすぐの場所にあるのが、こちらの霊仙岩(Tong Sen Ling)。
建物のカラフルな外観が何とも面白いです。日本の寺院とはやっぱり毛色が全然違いますね。
建物の外には、謎の?モニュメントと仏像のような像がたくさん置かれています。
建物の上には、横になっているお釈迦様?のような像も。
像の置き方やポーズもばらばらだし、建物の上の像は、スペースがあったから置きました、的な感じが否めない。。失礼ですがちょっと雑じゃない?(笑)
建物の中にも何やら仙人のような人の像などが置かれていました。
岩壁を利用して造られているので、背後の岩壁が荘厳な感じを演出してます。
こちらが霊仙岩の外観です。
建物の中にも外にも、いろんな人の像が置かれていますが、それぞれ誰なのか全く分かりません。。誰が一番偉い、尊い人だったのかな。
こちらに訪れる時は、事前にビジターセンターなどで簡単にどういった場所なのか、ガイドしてもらった方がよいかもしれません。
ちなみに、霊仙岩や次にご紹介する南天洞、三賓佛洞はすべて入場料などなく無料で入れます。
南天洞
続いて、霊仙岩の隣にある南天洞へ。
こちらは先ほどの霊仙岩よりもさらに洞窟的な雰囲気が味わえます。
洞窟の岩に描かれた龍も、迫力がありますね!
洞窟内には、こちらも中国の神様でしょうか?祀られていました。
祭壇には日本のお寺と同じように、ろうそくを灯す台があったり、おみくじの箱みたいに、細い棒がたくさん入った箱も置かれています。
南天洞は、洞窟の上に続く階段があり、結構上まで続いています。
上の方には灯りが設置されていないので真っ暗。スマホの懐中電灯をつけて先に進んでみました。
が、結局これと言ったものは特になし。。
高いところまで上がるので、見晴らしがいいかな?と期待しましたが、目の前には木が生い茂っていて眺めも良く見えない。
特に階段上がる必要もなかったな。。
一番有名な、三賓佛洞
南天洞のさらに隣にあるのが、こちらの三賓佛洞。
イポーでは最古の寺院として有名で、こちらが一番雰囲気がありました。
建物内に入ると、こちらもたくさんの像が置かれています。
金剛力士像や恵比須様?のような像もありますが、奥には仏像も置かれていました。
神仏習合って日本だけかと思ってましたが、もしかして中国も同じなのかな?
珍名物、亀池!
建物の入口には、「亀のえさ」と日本語でも書かれた売場があって、トマトが売られていました。
どうやら奥に亀池なるものがあるようで、建物の奥に進んでみると。。
数匹のカメがいる池を想像していたら、全く違ってました。。
おびただしい数のカメ。。池の中にはさらに多くのカメがうごめいていて、ちょっと怖い。。
ちょうどほかの観光客がカメに餌のトマトを投げ入れていましたが、それでカメ同士が喧嘩をして威嚇している音まで聞こえてきました。
亀池の向かい側にあるのが、こちらの中国風の建物。
周りが岩壁に囲まれているのでかなり迫力もあって、大きかったです。
この場所はちょうど、岩壁に囲まれた中にぽっかりと空いた空洞みたいになっていて、この場所だけ別世界のような雰囲気が味わえます。
建物を出たところにはちょっとした庭園もありました。
イポーで最古の寺院というだけあって、建物にも歴史を感じます。
やっぱり新しくてきれいなものより、歴史あるちょっと古びた建物の方が、旅をしているときには感動が大きいです。
極楽洞
続いて訪れたのが、こちらの極楽洞。
先ほど観た3つの寺院は隣同士で並んでいるのですが、こちらの極楽洞は少し離れています。
少しといっても、歩きだと1時間くらい、距離にして3~4キロといったところでしょうか。
霊仙岩から、頑張って炎天下の中1時間歩いて辿りつきました。。
途中、公園で見知らぬおじさんに呼び止められ、何かと思ったら、
「スマホが使えないから見てくれ!」
と言われ、その相手をしていてさらに時間がかかってしまった。。
こちらの極楽洞は、鍾乳洞になっていますが、かなり迫力があります!
写真右下の小さな穴が入口ですが、この岩山がかなりでかい!スマホで写真に収まりきらないぐらいでかいんです。
こちらが入口です。
自然の岩肌がそのまま残されていて、かなりスケールが大きいのにびっくりしました。
外はかなり暑いですが、この中だけは涼しくて居心地も良いです。もちろん入場料なども不要!
ここにも、やはり像や仏像が置かれています。
写真だと分かりにくいですが、この仏像は結構大きかったです。それが小さく見えてしまう、この鍾乳洞の迫力は一見の価値ありだと思います!
鍾乳洞を抜けた先にはきれいに整備された庭園があります。
こちらも1周すると結構時間がかかるぐらい広いですが、池もあり鋭い岩壁もあり、日本庭園とは少し雰囲気が異なりますが、これはこれで心が癒されました。
庭園の中にこんな看板が。
道の片側が何やら石が敷き詰められてごつごつしています。どうやら、この上を裸足で歩けってこと!?
せっかくなのでサンダルを脱いで、裸足で歩いてみました。
足裏のつぼマッサージみたいな感じで適度に足裏が刺激されて、気持ちいいですが、わざわざここに造らなくても。。
旅のヒント⑤:マレーシアではUberかGrabを利用しよう!
日本では規制が厳しく、参入がされていない自動車配車アプリのUberとGrab。
マレーシアではどちらのサービスも利用することができ、一度このサービスを利用してしまえば、普通のタクシーには乗りたくなくなるぐらい便利であることを実感できると思います。
イポーは観光スポットの場所が街の中心からやや離れているので、どうしてもタクシーバスなどの足が必要ですが、UberやGrabなら好きな場所を指定して後はタクシーが来るのを待つだけ!
ぜひマレーシアやアジアを旅する場合、この2つのアプリは事前に利用方法をおさえておきましょう!
UberとGrabの使い方については、こちらの記事をご参照ください。
「海外ひとり旅で便利!配車アプリUberとGrabの利用ガイド」
【マレーシア一人旅】イポーのグルメ・お土産情報
少し遅めのランチ:Hoong Tho Restaurant
極楽洞から、Uberでタクシーを手配してイポーの市街地に戻ってきました。約10RMぐらい。
バスに比べたら高いですが、運転も丁寧だしサービスも良いので、安心して利用できます。
時刻は14時過ぎ。さすがにお腹もペコペコだったので、ランチを食べにやってきたのがこちらの、「Hoong Tho Restaurant」」。
店内はまだ多くのお客さんが入っていて、人気の中華料理屋のよう。壁にはTVや雑誌で取り上げられた時の写真や記事がたくさん貼られていました。
注文~会計までの流れ
①日本同様、お店に入るとスタッフの人が人数を確認して席まで案内してくれます。
②メニューをくれるので、それを見て料理を注文。
③お会計は、食事後、奥のレジまで行って会計を済ませます。(伝票は無かったと思います。)
こちらが今回注文した、中華風の焼きそば。
麺は少し太めで、野菜はシャキシャキ、適度にピリ辛でとても美味しかった!
ホワイトコーヒー発祥のお店、Nam Heong Coffee Shop
ランチでお腹も膨れたところで、すぐ近くのNam Heong Coffee Shopにやってきました。
こちらのお店、イポーで初めてホワイトコーヒーを売り出した、ホワイトコーヒー発祥のお店なんです。
そのためか、店内は常に人でいっぱい!
ランチ時間を外して行ってみましたが、店内は満席だったのでテイクアウトでホワイトコーヒーを注文しました。
イポーではドリンクのテイクアウトは紙カップではなく、金魚すくいのようなビニール袋に入れて渡してくれます。
手にぶら下げて持てるのは便利だけど、慣れないとちょっと使いにくいかな。。
こちらのホワイトコーヒーはやや甘みが強く、まったりとしたお味。好き嫌いがでるかも。
こちらはお店の前に屋台を出して焼いていたスイーツ!
とっても香ばしいにおいに我慢できず、購入!
1つ1RM。
ホワイトコーヒーは2.3RMぐらい。相変わらず安くて助かるなぁ。
Nam Heongと屋台のおじさんたちはとてもフレンドリーで、中国語が話せないことを知ると、
「ドコカラキタノ?」
「オ~、ジャパンね!!ヨコハマ?ヨコスカ?コノオジサン、ヨコスカからキタヨ!」
と仲間を指して冗談か本当の話か、よく分からないノリで話を始めました(笑)
これは個人的な印象ですが、マレーシアの中華系の人たちって中国本土の人たちとどこか印象が違います。
中国語が話せなくても親切に英語やジェスチャーで教えてくれようとするし、何と言うか、カラっとした愛想の良さで、こちらがどこの国の人、とかほとんど気にしない感じ。
多民族国家マレーシアでいろんな人と暮らしているからなのかな。そういう感じがとても好きです。
ぺラ州観光オフィシャルショップ
テイクアウトをしたものの、座って落ち着ける場所が無いのでイポー駅まで戻り、構内に座って少し休憩。
そうこうしているうちに、外ではスコールが降り始め、30分ぐらい足止めを食らってしまいました。
構内で、ぺラ州観光局がオフィシャルショップを開いている、という案内を見つけ、そこに行ってみることに。
駅からは少し離れていますが、頑張って歩きます。
目印は写真の川と、その前に建っている大きな「Kinta Riverfront Hotel & Suites」。
オフィシャルショップはこの川沿いの奥にありました。
途中、橋の真ん中になぜかミラーがたくさん取り付けられている場所がありました。コンセプトがよく分からないですね。。(笑)
そして、橋を渡った場所には、観光地でお決まりの「I Love」看板!
こちらも何となく寂しい。。
実は訪れた時、この辺りは一時的に停電になっていたそう。お店もすべて電気が消えていて、薄暗くなってました。
イポーでも停電が時々起こるようです。
こちらがオフィシャルショップ。
マグカップやTシャツなどいろんなグッズが売っています。
「Visit Perak 2017」というロゴが入っているので、キャンペーン中の2017年だけ開いているショップなのかも。
お店のお姉さんが、
「日本人に一番人気は、このポットヨ!!」
と言って棚に置いてあるよく分からない置物のポット?をおススメしてくれましたが、用途も分からないので却下しました(笑)
スタバのロゴを丸カブりしたTシャツも。お姉さんも、
「このデザインはスタバをマネシタノヨ!!」となぜか自慢げ。
せっかくなのでTシャツとマグカップを購入しました。
お店の前の川を挟んだ向こう側には、日本庭園もあると教えてくれましたが、疲れていたのでホステルに戻って休憩。
夜ご飯は屋台で!
夜ご飯は、18時から夜中までオープンしている、市庁舎前の広場の通りの屋台に来てみました。
いろんなお店が出ていて、写真付きのメニューがでかでかと掲げられているのでどんな料理かもわかりやすい!
ここはマレー料理がメインのようです。
注文したのが、こちらのナシゴレンパタヤ風。
とろっとろのピリ辛あんに、シャキシャキの野菜が乗っかっていて、その下にはフワフワの卵に包まれたご飯が!
正直、イポーで食べたご飯の中でも1,2を争うぐらい美味しかった!!
飲み物はアイスティーに海藻ゼリーが入った、「Teh Ais Cincou」という飲み物。Teh=紅茶、Ais=アイス、Cinou=海藻、ですね。
注文~会計までの流れ
①食べたいお店の前の席に適当に座る。
②スタッフが来てくれるので、メニューを指さして注文。
③食事後、スタッフがテーブルまで会計に来てくれるので、代金を支払う。
3日目の明日は、イポーからクアラルンプールへと移動します!