ひとり旅コラム

アジア一人旅でのぼったくり体験談 その1

アジアといえばバックパッカーの旅先としても人気ですよね。アジアがなぜ人気なのか?理由は色々あると思いますが、

1.日本から近い
2.物価が安い
3.英語が話せなくても何とかなりやすい
4.南米のような銃社会ではないので、その点で安全
5.アジアは基本的に人懐こい人種

というのが私の考えです。

そんな一人旅に人気のアジアではありますが、もちろんいいことばかりではありません。その一つが「ぼったくり」被害の多さでしょう。

 


ぼったくりといっても、「ぼったくられた」と感じる度合いは人それぞれ。最近日本の新宿歌舞伎町でニュースになったような、ちょっとおねーちゃんと一杯酒を飲んだら数十万の支払いを請求された!というほどのものではありません。(といってもよく聞くツアー会社のぼったくりの場合は10万円近くの被害が出ているとの話も・・・)

日本はお店にはちゃんと値札が貼ってあって、誰に対しても金額が同じだからそれが当たり前と思ってしまいがちですが、そうではない国なんてたくさんあります。アジアでも値札が貼っていない店なんてざらにあります。そこで観光人向けに店の人が言う値段と、地元の人に対する値段が違う、と聞くと、ぼったくりに感じるでしょうか?これは人それぞれの考え方になってくると思います。現にたとえばインドの観光地では、観光客向けと地元の人向けで値段が異なります。あの有名なタージマハルもそうです。しかもその差がびっくりするぐらい大きい。。

そう、ぼったくりなんて本当に柄の悪いものを除けば考えようによるものなんです。そこらへんもアジアを旅していて考えないといけないことではあります。

話はそれましたが、アジアでなんといっても多いのがこのぼったくり。私も最初のぼったくりに会ったときは結構ショックでした。どんなぼったくりかというと・・・

タイのカオサンロード近く、有名な観光スポットワットポーだったかな?に行く途中の出来事。

いかにも人の好さそうなおばさんがニコニコとした顔で近づいてきました。

片言の英語で「どこから来たの?」と

「日本の大阪ですよー」と答えると、

「これは旅する人の幸運を願うものなんだよ。試してごらん(^_-)-☆」

と乾いたトウモロコシが入った袋を見せてきました。

「フリー(無料)?」と聞くと、

「もちろん、無料だよ!(^^♪」

と。

「じゃあ一つだけやらせて」

とトウモロコシの入った袋をもらいました。そしてそれを道端にいたハトにあげます。

その間も「日本はいいところだね!」とか

「いつ来たの?」とかとりとめのないことを気さくに聞いてきてなごみます。

袋が空になって返そうとしたら、

「もっとやってごらんよ」

と半ば強引に他の袋も押し付けてきました。

その袋はちゃんと縛ってなかったので無理やり押し付けられただけで中身がボロボロこぼれます。そしてあっという間に2袋が空に。

袋を返したら「1袋600バーツだよ!」

と顔が急変。

「財布出して支払な!」ぐらいの勢いで迫ってきました。

「でもフリーって言ったよね」というと

「1袋600バーツ、3袋で1,800バーツ!!」と要求。

近くにいたおばさんもグルだったようで、

「お前が払いな!!」と迫ってきました。

かなりムカついたんですが、その時は面倒なことはさっさと終わりたかったんで1,800バーツをばら撒いてその場を去りました。
(ほんとはこの時にこんなお金を持って無かったほうが良かったんですが。。)

これが初めてのぼったくりだったので、結構ショックでしたね。被害額は日本円で5,000円程度ですけど、お金より嫌な思いをしたことと、急に態度が変わってぼったくってくるタイ人のおばちゃんに怒りが収まらず、しばらく不快な気持ちは収まりませんでした。

ここから学んだ教訓。

1.「無料」という虫のよい話はない。
2.アジアでは道で話しかけてくる人は要注意。特に英語が話せる人はさらに怪しい。
3.すぐに財布を出すと財布ごとかっさらう危険性があるため、まずは金を払わず相手にしない。

いかがでしたか?皆さんも不快な思いはなるべくしたくないと思いますので、くれぐれもご注意を・・・

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