旅ガイド

女性も気軽に楽しめる!初夏の軽井沢、日帰り一人旅プランと見どころ 6選

日本屈指のリゾート地、長野県軽井沢町

軽井沢の魅力

皆さんも良くご存じの長野県軽井沢町は長野県と群馬県の県境、長野県北佐久郡にある日本屈指の高原リゾート地。

夏は避暑地、冬はスノーリゾートと一年中楽しめる街であり、大都市の東京からも適度な距離のためか国内有数の別荘地として長年人気です。
2021年6月の時点で軽井沢の別荘の数は、持ち家数の約1.5倍にも及んでいます。

ちなみに、軽井沢が別荘地となったきっかけは、1886年(明治19年)にイギリス人の宣教師、アレキサンダー・クロフト・ショーが軽井沢を訪れたことが始まりです。

軽井沢の気候や美しい自然を家族や友人に紹介し、1888年(明治21年)に別荘を旧軽井沢の大塚山に建てました。その後、友人の宣教師たちも軽井沢に別荘を建て始めたことにより軽井沢は夏の避暑地として別荘を建てる人が増えていきました。

現在では日本人も別荘を持っていますが、始まりが外国人宣教師というのは意外なエピソードです。

近年ではホテルや大型アウトレットモールなどが建ち、気軽に行ける観光地となりました。観光行事も多く開催され、年間の入込客数はなんと800万人にもなります。

観光の他にも、修学旅行やスポーツ合宿、結婚式と利用シーンの幅の広さも軽井沢の魅力です。軽井沢というブランドの高さもありつつ、異国情緒漂う街並みはたくさんの人を惹きつけます。

東京から軽井沢へのアクセス

東京からのアクセスは、新幹線で1時間20分ほど。車や高速バスでは3時間ほどです。
今回ご紹介する日帰り一人旅では、私は新宿の「バスタ新宿」から高速バスで軽井沢へ向かいました。

バスで軽井沢に向かう途中、山間部に入ると深い霧に包まれました。軽井沢周辺の道中は濃霧になりやすいことで有名なので、運転される方はくれぐれもお気を付けて!

軽井沢への日帰り女性一人旅レポート!

軽井沢日帰り一人旅のスケジュール

私が軽井沢へ一人旅に出たのは2年前の2019年6月。6月と言えば既に東京は梅雨の時期で蒸し暑さもあり、すでに真夏のような気候です。

当時就活生で面接続きの日々を送っていた私は「ちょっと涼しい所に行ってリフレッシュしたい!きれいな景色をみて癒されたい!」と思い、日帰りで軽井沢へ行くことにしました。
もちろん宿泊をしてゆっくりと軽井沢を楽しんでもよかったのですが、あいにく連休がなかったため、日帰りで行くことに。

当日のスケジュールはこちらです。

スケジュール

6時45分:バスタ新宿を出発
10時20分頃:星野温泉にてバス降車
10時30分~12時00分:ハルニレテラスを散策
13時~16時:旧軽井沢銀座通りを散策
18時:軽井沢駅前発のバスで帰路に着く

バスの出発が早朝なので早起きする必要がありますが、日中は丸々現地で時間を使って楽しむことができるので、日帰りでも十分に楽しめますよね。

星野温泉:ハルニレテラス

軽井沢星野温泉前でバスを降り、まず驚いたのが気温です!バスに乗る前は朝でも暑いと感じていましたが、軽井沢は寒いくらいの気温でした。
夏に行く場合でも気軽に羽織れるカーディガンを持っていくのがおすすめです。

今回の軽井沢女一人旅で最初に訪れたのが、星野温泉にあるハルニレテラス!
星野温泉とんぼの湯の目の前にあるハルニレテラスは、16のショップが並ぶ小さな街のような施設です。星野リゾートが運営をしており、星野らしいホスピタリティとエンターテイメント性を感じる場所になっています。

敷地内はウッドデッキが広がっており、温かみのある優しい雰囲気です。6月は紫陽花が至る所に飾っているのでとても可愛らしく、歩いているだけでウキウキしますよ。

軽井沢アンブレラスカイ

6月上旬から7月中旬頃までハルニレテラスで開催される「軽井沢アンブレラスカイ」はカラフルな傘でテラスを彩るイベント。今回の目的地に軽井沢を選んだ理由のひとつです!
ポルトガルのアンブレラスカイプロジェクトを彷彿とさせ、まるで海外旅行をしているかのような気分になります。

2020年はコロナの影響で中止になってしまいましたが、2021年は開催されています。ぜひアンブレラスカイでポルトガル旅行気分を味わってみませんか?

ベーカリーレストラン「沢村」

テラス内にあるベーカリーレストランの「沢村」。自家製酵母のパンを提供しています。
ハード系のパンからふわふわの食パン、地元の食材を利用したお食事系のパンなど、種類が豊富です。

私はミルクフランスを購入し、テラスのベンチでいただきました。
ハードなパンを噛みしめるとジュワっと口に広がる濃厚なミルクがたまらない!

ハード系のパンはよく噛むので1個でも満腹感が得られますが、せっかくの日帰り一人旅。ハルニレテラスにはまだおいしいものがあるので次のお店へ!

HARVEST NAGAI FARM

「Harvest Nagai Farm」は、浅間山の山麓、東御市にある永井農場の直営店で、毎日手作りをしている、出来立て新鮮のジェラートが人気のお店です。

ジェラートの種類は王道のミルク以外に、コシヒカリやトマト&バジル、とうもろこしなど珍しい味もあります。

私はコシヒカリとアスパラをチョイスしました!
お米独特の甘さ、ほんのりと香るアスパラの青い香り。初夏に食べたくなる爽やかなジェラートでした。

軽井沢高原教会

ハルニレテラスでお腹を満たしたので周辺を散策がてら、軽井沢高原教会へ向かうことに。

ハルニレテラスから軽井沢高原教会までは歩いて10分ほど、木々に囲まれた道路を歩いていきます。軽井沢らしい雰囲気と、木の香りで気分がとても高まりました。

私が訪れた日はちょうど教会で結婚式が行われており、近くで教会を見学することはできませんでしたが、素敵な瞬間に立ち会えてラッキー!

その後、星野温泉前のバス停から旧軽井沢銀座通り方面へ向かう路線バスに乗りました。

旧軽井沢銀座通り

バスで約20分、旧軽井沢銀座通りに到着!
この500メートルほどの商店街には約400店舗のお店がずらりと並んでおり、食べ歩きやお土産の購入、写真スポットなど見どころが満載です。

私が行った日は人が少なかったようですが、繁忙期は前に進めないほど人でいっぱいになる日もあるそう。せっかく人手が少ない日に観光できるので、ゆっくりと食べ歩きやショッピングを楽しむことにします。

腸詰屋

軽井沢に4店舗を構える腸詰屋は、国産の豚肉や牛肉を使用したハムやソーセージを販売しています。

お店の周りにはソーセージを焼く香ばしい、いい匂いが漂っていたため迷わず入店。
店頭で作っている焼きたてのソーセージをパンにはさんだブラートブルストとビールを一緒にいただきました!ジューシーなソーセージとビール、これは間違いない組み合わせですね!

あまりの美味しさに帰り際、ソーセージを購入。自宅でも軽井沢気分に浸りたいと思います!

天狗屋養蜂店

自然豊かな軽井沢にはハチミツやジャムのお店が多数あります。

こちらの天狗屋養蜂店には普通のハチミツだけでなく、ハチミツの中にオオスズメバチがまるまる1匹入ったハチミツが売っていました!

インパクトが強すぎる見た目!芸能人の方も購入されて行ったようです。
生きたままの蜂をハチミツに入れることで蜂がもがいて毒素を出し、その毒素は人の体内に入るとアミノ酸に変化し、疲労回復の効果があるそう!ハチミツって奥が深い・・・!

(※こちらの写真は2019年6月の軽井沢日帰り一人旅に基づく記事となっております。2020年に新型コロナウイルスで死去された志村けんさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。)

諏訪神社

商店街から1つ裏の通りを進むと諏訪神社の北佐久支部があります。ここはにぎやかな商店街とはガラッと雰囲気が変わり、とても静かで荘厳な雰囲気。

境内には大きな御神木が立っていて諏訪神社の歴史の長さを感じます。
境内の奥には御朱印を求める方々で行列ができていました。

神社で心を落ち着かせた後は、再び商店街を散策します!

ちもと

和菓子や軽食をいただける「ちもと」。店頭で売っていた焼団子をいただきました。

醤油ベースの素朴な焼き団子は安心する味です。

商店街の奥側にあるので、歩き疲れてきた頃にお団子を食べて休憩というのも日本人らしくていいですよね。
しかし、海外の観光客にもお団子は人気のようでした!

軽井沢駅への道中

ゆっくりと歩きながら軽井沢駅へ向かいます。

旧軽井沢銀座通りから軽井沢駅までは徒歩約30分。1日食べてばかりだったので運動がてら歩こうと思っていたのですが、道中に気になるお店を発見してしまいました。

焼きたてクレープ「珈琲黒庚」手書きで書かれたメニューは木の額に入っていてなかなかの年季を感じます。
思わず入店!

お店は男性の方が1人で切り盛りしていますが、素早くクレープを焼き上げます。お店には続々とお客さんが来店していましたが、地元の方も多かった印象です。

シンプルなバターシュガークレープを注文。おまけにハッピーターンを付けてくれました!なんだか嬉しい!

軽井沢駅から帰路へ

クレープを抱えて帰りのバス乗り場まで歩き、少し時間があったのでクレープを食べながらバスを待ちました。優しいバターの風味と上品なシュガーの甘み。吹く風は段々冷たさが増して1日の終わりを感じます。

まだ帰りたくないな~なんて思いながらぺろりとクレープを食べ終えました。

帰りのバスではぐっすりと眠ってしまい、気付くとあっという間に新宿に到着。やはり都内は暑く、夜でもムシムシしていて軽井沢に別荘を持ちたくなる気持ちがよく分かりました!

もっと軽井沢女一人旅を楽しみたい!その他おすすめの見どころ・観光スポット

今回は日帰りで軽井沢のメイン通りを楽しみましたが、泊りがけやもう少し時間があったらぜひ立ち寄りたいスポットをご紹介します!

軽井沢レイクガーデン

軽井沢駅から車で約10分の場所にある軽井沢レイクガーデンは、8つのエリアに分かれたローズガーデンがある異国情緒たっぷりの施設で、バラ好きの女性にはたまらない雰囲気になっています。

バラの見頃は6月中旬~7月中旬なので、初夏に軽井沢を訪れるならぜひ合わせて訪れたいスポットです!

白糸の滝

軽井沢駅から車で約30分。避暑地の軽井沢でさらに涼しさを求めるなら白糸の滝がぴったりです。

山中にありますが、駐車場から滝までの道は整備されているため、サンダルなどカジュアルな服装で訪れることができます。マイナスイオンをたっぷりと感じてリフレッシュしましょう!

日帰りの軽井沢一人旅を楽しむためのポイント

時間に余裕を持たせたプランを心がけよう!

公共交通機関を使った移動の場合は、詰め込んだスケジュールよりも余裕を持ったスケジュールにすることがポイントです。

軽井沢市内を走るバスは30分に1本の場合もあれば1時間に1本の場合もあります。バスを逃すと予定がかなり狂いますので、計画を立てるときは時間をしっかりと確認した上で余裕をもったスケジュールにしましょう。

ゆったりと過ごせる軽井沢でバタバタしながら旅をするのはもったいないですよ・・・!

気軽に温度調整できる服装で!

軽井沢はとても涼しく本当に「避暑地」です!

快適ではありますが、場所や時間によっては寒いくらい気温が下がりますし、皆さんのお住まいの場所との温度差もそれなりにあるかと思います。

風邪をひいてしまっては元も子もないので調整できる服装で楽しみましょう。また、当日の天気予報は必ずチェック!

女性も気軽に楽しめる!初夏の軽井沢へ日帰り一人旅に出よう!

近頃一人旅に出ていない、一人旅はまだ勇気がいる・・・なんて方でも日帰りなら気軽に一人旅を楽しむことができます。

そんな日帰りの一人旅の中でも、軽井沢は関東圏からのアクセスも良く、夏でも快適に旅ができるのでおすすめの旅先です。

食べ歩きをしていろいろなグルメを楽しむも良し、静かなカフェに入ってゆっくりと過ごすのも良し、自分に合ったスタイルで過ごすことができるのも軽井沢の魅力。
リフレッシュをしに今夏は軽井沢を訪れてみてはいかがでしょうか。きっと素敵な景色やお店に出会えますよ!

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