ひとり旅コラム

【福島県】青春18きっぷ、2泊3日のんびり一人旅旅行記!(いわき駅、湯本温泉)

色々な旅人さんの一人旅をご紹介する、「みんなのひとり旅」。

FM802さん(20代、女性)の青春18きっぷを使った、福島県いわき市の一人旅も最終日!今回の一人旅旅行記では、いわき駅周辺、湯本温泉、ゆうゆうあぶくまラインの鉄道をご紹介します!

【福島県】青春18きっぷ一人旅旅行記:いわき市のゲストハウス

「GAMPハウス」のおススメ滞在時期

福島県の青春18きっぷの一人旅も、いよいよ最終日、3日目を迎えました。

2泊お世話になったGAMPハウスとも今日でお別れ。

おじいとおばあは早起きで、おじいは朝から庭のお手入れをしているみたい。

ゲストハウス前の畑

ここは、本当に田舎の民家という感じで、滞在しているときにも近所の人が回覧板を渡しに来たり、ご近所さんとも顔なじみの感じでした。

こちらのゲストハウスでは、ちょっとした畑仕事なども体験できるようです。

残念ながら3月は、まだ種まき前?なのか、それほど作業も多くない様子。来るなら春先から夏ぐらいがいいのかな。

「収穫の時期は、畑の野菜を勝手に自転車に乗っけて持っていく盗人がいて、困っとるんじゃ、ワハハッ!」

というおじい。

もう1つ、おばあが言ってましたが、いわき市では、毎年2月にマラソン大会が開催されていて、その参加者がマラソンの時期にゲストハウスに泊りに来るそうです。

その時は大人数!みんなでワイワイ、合宿みたいな雰囲気で、食事や風呂焚きの手伝いをしながら、一緒に大会に出てマラソンを走るのだとか。

マラソンをされる方は、その時期にゲストハウスを訪れると、楽しいかもしれません!

【福島県】青春18きっぷ一人旅旅行記:いわき駅周辺観光

朝8時半ごろにゲストハウスを出発し、まずはいわき駅で降りて、周辺を散策することに。

駅の裏は、小高い丘になっていて、その昔、磐城平城というお城が建っていたようです。いわき市は初めて訪れましたが、歴史の街でもあるんですね!

木の階段が調和した丹後沢公園

まずやってきたのが、駅のすぐ裏手を上がった場所にある、こちらの丹後沢公園。ちょっとした坂があって、木の散歩道が何ともいい感じ!

小さな池や、その隣には公園もあります。

公園の片隅に設置されていたのが、こちらの装置。

どうも、放射線の濃度を検知している装置のようです。

この場所以外にも、今回の旅で何度か見かけたこの装置。「公園」という平和の象徴でもある場所に、このようなものを置かなければならない現実が、残念でなりません。

放射線を気にせずに暮らせる時代は、いつ訪れるのかな。。

命懸けの営業日!?

公園のさらに先に進むと、閑静な住宅街へ。

その中のお店の前に掲げられたこちらの看板。

「命懸けで営業日」

という、何とも気合の入った言葉が!

この日はちょうど春分の日ということで祝日だったんですが、祝日でも頑張ってお店を開いて働いている、その商売魂の表れですね!

武家屋敷跡&お寺

この住宅街の一角に、写真のような武家屋敷跡の石碑が建てられていました。

なるほど、駅のすぐ裏手にはお城があったので、この辺りの住宅街はその昔、武家屋敷跡だったんですね!

ちなみに、近くには教会もあったので、キリシタンもいた時代、戦国時代よりも後かな。

住宅街のさらに奥には学校があり、そのすぐ近くにはこんなお寺がありました。

長源寺というこちらのお寺、鳥居家という、磐城平城主を務めた家柄の菩提寺とのこと。

この城主となった鳥居忠政の父は、関ヶ原の戦いで徳川軍として戦い、伏見城を石田三成の大軍から死守し、討死にしたそう。

後にその忠義心を高く買われ、息子に磐城平城が与えられ、こちらの菩提寺も建てられた、という背景があったことを知り、ちょっと歴史を知ることが出来ました。

これは何?

道を歩いていると、脇に黄色いポストのようなものが。

表には「砂」と書かれています。

これはいったい何・・・?

原発事故で汚染された砂を入れる場所?

それにしてはかなり古そうだけど。。。

ウーン、気になるなぁ・・・

→他の国内を旅してようやくこの土の意味が分かりました~!おそらくこの土、冬に雪が積もって地面が凍結した時に滑り止めとして利用するもののようですね。

磐城平城本丸跡

いわき駅へ戻る途中、磐城平城本丸跡の見学へ。

朝10時に開園のため、いわき駅に着いたときはまだオープンしておらず、先に周辺の散策をしてから改めてやってきました。

本丸があった場所には、写真のようなちょっとした資料館と、整った庭園がありました。

そして、見晴らし台の先に置かれていたのが、磐城平城!

ではなく、その絵が描かれた大きな板。。

駅から見上げた時には、本物っぽく立体的にも見えたんですが、こういう仕掛けだったんですね。。

「一夜城プロジェクト」ということで造られたそうで、もう無いかも。

本丸跡の周りには弓を保管していた弓櫓跡(ゆみやぐらあと)も残されています。

本丸跡の丘からの一望。

いわき市の有名スポットとして、塩屋崎灯台があり、そこも訪れたかったんですが、そこへ向かうバスの本数が少なかったため、今回は断念。。

【福島県】青春18きっぷ一人旅旅行記:湯本温泉

続いて、電車で湯本駅にやってきました。湯本温泉の歴史は奈良時代まで遡るぐらい、とても古く、「日本三古泉」の1つにも数えられているそうです。

そんな温泉の街、湯本はその名にふさわしく、温泉だらけの街でした!

どこでも足湯!

まずは、駅の構内にある足湯。

足湯があれば、電車を待つ時間さえもゆったりと過ごせそう!

駅前の広場にも足湯があります。

ちなみに、駅前の通りには写真のような銅像もたくさん置かれています。

そのモチーフやポーズもばらばら。銅像を楽しみがてら、ちょっとした散策も出来そうですね!

温泉街へ向かう途中にあるのが、「鶴の足湯広場」。

2つの足湯が並べられていて、温度もちょっとぬるめのお湯と、少し熱いお湯の2つがあります。

しかもこちらの足湯、ペットも入れるんです!果たしてワンちゃんが喜ぶかは、微妙かも。。

この少し先に、温泉宿が軒を並べる温泉街が。

時間があれば、日帰り温泉でも入りたかったけど、今回は散策のみで終了。。残念~!

共同浴場:さはこの湯

湯本には共同温泉が3つほどありますが、一番大きそうなのがこちらの「さはこの湯」。

外観も雰囲気があって、面白い!

こちらも、先ほどの鶴の足湯からほど近い場所にあります。

駅を出てすぐ右に入ったところにも、公衆浴場がありましたが、こちらは「さはこの湯」のようなちょっとした日帰り施設とは違って、簡素な浴場です。

温泉寺に温泉神社

 

 

さはこの湯の向かい側には、「温泉山」のお寺へと続く道があります。

この日も、次々とお寺へ入っていく人の姿がありました。

お彼岸だからかな?

 

 

 

 

 

 

 

そして、鶴の足湯の向かい側には、その名も「温泉神社」が!

温泉利用者にもご利益があるのかな?

 

 

 

 

 

 

【福島県】青春18きっぷ一人旅旅行記:ゆうゆうあぶくまライン

ゆうゆうあぶくまラインでいわき駅から郡山駅へ!

湯本の散策は1時間半ほどで切り上げて、早々にいわき駅に戻ってきました!

というのも、いわき駅から郡山へ向かう、「ゆうゆうあぶくまライン」に乗車するため。

こちらの路線は、山中を突っ切って郡山に向かうので、車窓からの景色も川あり山あり畑あり、自然を漫喫できます。

今回は郡山へ直行しますが、途中には川沿いの千本桜で有名な夏井や、あぶくま鍾乳洞など見所も多いので、いつかこの辺りも来てみたいなぁ。

こちらがゆうゆうあぶくまラインの車両です!

13:13分発、郡山には14:48分着なので、約1時間半の列車の旅が楽しめます。

車内は、向かい合わせの4人席と2人席、壁際の席などいろいろな席がありますので、好きな席を選びましょう。

車両はそれほど多くないので、窓際を確保したい方は、少し早めに行ってホームで待った方が良いと思います。

ちなみに、こちらのゆうゆうあぶくまライン、本数は1日数本しかないので、時間を事前に調べてスケジュールを予め立てておくこともおすすめします。

郡山行きの場合、進行方向左側は、川を眺めたい方にはおススメ。右側は、山肌や裾野に広がる風景を見たい方におススメ、といった感じで、どちらもそれなりに見どころはあった気がします。

時期的には、まだ緑の山では無かったみたいですが、荒々しい雰囲気も迫力があります。

今回は進行方向に向かって左側の席に座ってみました。

右側の車窓からも、山と広大な平野の景色が楽しめそうです。

3月でまだ寒い時期でしたが、太陽の光が差し込むと車内は暖かくなって、途中からウトウト寝てしまいました。。

郡山駅前のGReeeeNの「扉」

郡山駅に到着!思っていたよりも、駅ビルは大きくて、駅前もビルが立ち並んで都会でした(失礼!)。

駅前の一角にあったのが、こちら。
人気アーティスト(歌手グループ)のGReeeeNが、郡山市出身ということで、その代表曲の1つ「扉」と「歩み」にちなんだ、モニュメントです。そのそばには、メンバーの手形も置かれていました。

GReeeeNのコンセプトカラー?に合わせてグリーンの色になっていると思うんですが、これ、ピンクだと完全に「どこでもドア」ですよね?(笑)

 

郡山を散策するには少し疲れたので、今回はこのまま東北本線で東京まで帰りました。

以上、駆け足で旅をした福島県。

東日本大震災の爪痕や福島原発事故の現場、湯本温泉やいわき市の散策など、見どころ、印象に残ったことが多い充実の旅でした!

ちなみに、3日目の交通費は、

草野→いわき:500円
いわき⇔湯本:390円(往復)
いわき→郡山(ゆうゆうあぶくまライン):1,660円
郡山→東京:4,000円

で合計約6,500円を青春18きっぷで利用したので、約3,200円もおトクに!今回の旅トータルでは、約7,000円もおトクに旅をすることができました!

皆さんもぜひ、青春18きっぷを使って楽しく、おトクな旅を楽しんでくださいね!

今回の一人旅の1日目、2日目の旅行記はこちら!原発エリアの生々しい現実を目の当たりにした記事もぜひお読みください!

【福島県いわき市】青春18きっぷ、2泊3日のんびり一人旅旅行記!(原発エリア)

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