旅ガイド

【国内:週末おすすめ旅】彦根でしか経験できない見どころ6選(後編)

前回は彦根城や玄宮園も併せて彦根でしか経験できない見どころを3つご紹介しました。

今回は残りの3つの見どころをご紹介。

特にひとり旅にはうれしいゲストハウスや旅カフェ情報など、もりだくさんです。

これを読めば、彦根のひとり旅がもっと楽しくなります!

前回の記事を読んでいない方は、あわせて読むと彦根の旅がもっと楽しくなります!
彦根城や玄宮園などをご紹介した前回の記事はこちら!

【彦根城だけじゃもったいない!】彦根でしか経験できない見どころ6選(前編)

4.歴史が見える、七曲がり地区の街歩き

前回の記事でも少しお話ししましたが、彦根は第二次世界大戦の間、幸いなことに空襲を免れた場所でした。

このため、壊滅状態から再生した東京の街とは違い、彦根には今でも昔ながらの家や街並みが多く残されています。

そして彦根のもう一つの特徴が、もともと彦根城の城下町として発展してきたこと。

外からの侵攻に備えて、城下町から彦根城へのアクセスが難しくなるよう、わざと道路は細く、そして入り組んで作られている区域が多くあるのです。

その一つが七曲がり地区と呼ばれている場所です。

七曲がり地区

七曲がり地区は上の地図の左、赤い枠で囲まれた区域になります。

少し彦根駅から離れた区域になり、どちらかというと近江鉄道本線の彦根口からのほうが近いのですが、こちらから彦根城に抜けるもよし、彦根城から歩いてこちらの彦根口まで抜けるのでも良いでしょう。

「七曲がり」というのは上の右側の図の黄色い線のとおり、何度も道が折れ曲がっていることから名づけられているようです。

それではこの七曲がりのお散歩をご紹介したいと思います。(今回は右図の上から歩いています。)

とにかく仏壇店だらけ!

通りには仏壇店が並ぶ

七曲がり地区の最大の特徴が、とにかく仏壇店が通り沿いにずらっと並んでいること。

これは、昔この地区に武将の甲冑を作っていた店が並んでいたことに関係があるそうです。

時代を経て、甲冑を作る必要が無くなった職人さんたちが、手先の器用さを活かして何か商売できないかと考えたところ、仏壇店に至ったんだとか。

たしかに仏壇の制作には細かい作業が必要ですし、甲冑を作れるほどの技術を持っていればこその転換だったのかもしれませんね。

昔の面影が残る街並み

かぎ型に入り組んだ住宅街

 

 

 

七曲がり地区は昔の面影を街のあちこちに見つけることができます。

こちらは、かぎ型に入り組んだ道路が残されている住宅地です。かぎ型にしているのは一度に大勢で入り込めないようにするためか、何か大きなものが通ることのできないようにするためでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

民家の間を流れる用水路

 

 

 

すぐ近くを芹川が流れているからでしょうか、民家の間にはこのような用水路が張り巡らされています。このような光景も今ではあまり見られなくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このような細い路地裏がたくさん!つい入って探検してみたくなります。

 

 

七曲がりエリアに限らず、彦根にはこのような細い路地裏がたくさんあります。

こんな道を見つけると、つい中に入って探検してみたくなりますね!

とても古い家屋です。災害や空襲を免れ、今も立派に建っています。

七曲がり地区を含めて、彦根には写真のようにまだまだ現役の、歴史のある民家が数多くみられます。

まだまだご紹介できていない見どころはたくさんあるのですが、歴史やこのような街歩きが好きな方はぜひお散歩がてら、七曲がり地区を散策してみてください。

5.とにかくカラフル!旅カフェ「チャイハネ」

さて、七曲がりエリアを彦根城のほうから歩いて彦根口駅のほうに抜けると、蕎麦屋さんの「文久蔵」というお店があるのですが、その敷地内を奥に入ったところに「チャイハネ」という旅カフェがあります。

すこしわかりにくいですが、道路沿いにかわいらしいカラフルな雑貨を並べた看板があるのでそれが目印です。

こちらのチャイハネさん、一足中に踏み入れるとそこには、これまで見てきた歴史ある街並みからは想像できない別世界がありました!

とにかくカラフル!楽しい気分になる旅カフェ

とにかくカラフル!こだわりの内装です。

こちらの旅カフェ「チャイハネ」さんは、4年ほどかけて世界一周をされた旅人、はねさんが開いたカフェなんです。仲間を募って、DIYでこの内装を作られたそう。すごいです!

内装は、近くの美術系の学校に通っている学生さんたちが壁のデザインを作ったそうですが、壁ごとに違う人が描いたので、デザインは1つとして同じものはありません。

ですが、コンセプトがはっきりしているからでしょうか、不思議と統一感があります。

カフェの料理を作っているのは料理人のひでさん。こちらも普通のランチとは一味違った面白いメニューを出してくれます。

素材にこだわったお野菜ランチ

こちらで頂いたのが、毎週内容が変わるお野菜ランチ。

素材にこだわっていて、ひでさんの手作りでとても美味しいです♪

お皿やコップもとにかくカラフル!こういうカラフルな食器で食べると気分も楽しくなるからでしょうか、より一層ごはんが美味しく感じてしまうから不思議です。

その名も「生姜焼きパフェ」!そのお味は・・・?

最後に出てきたデザートが、こちらの「生姜焼きパフェ」!

全部食べると生姜焼きの味になるという、謎のコンセプトから生まれた遊び心満載のパフェです。

食べてみるとなぜか癖になりそうな、意外と(失礼)イケるお味でした!

旅カフェなので、ドリンクメニューも世界の飲み物をそろえています。インドのチャイや、南米のマテ茶など、どれもはねさんの思い入れのあるドリンクだそうです。

4年をかけて世界一周をしてきたはねさんの旅のお話を聞くのも楽しいし、ここで同じ旅好きな仲間と交流してみてはいかがでしょう。

はねさんもひでさんも、とても気さくで話しやすく、感じがいい人達ですよ~^^

6.古民家ゲストハウス「無我」

最後に、彦根にある古民家をそのまま使っているゲストハウス「無我」さんをご紹介します。

住宅街の中にある古民家ゲストハウス「無我」

彦根駅を降りて、彦根城の西へ歩いて12,3分ほどの場所にあるゲストハウス「無我」さん。

平和堂スーパーの裏手にあり、このあたりも道が細くて入り組んでいるため、少し探すのに苦労するかもしれません。

写真のように趣のある入り口に看板が置かれているのが目印です。

こちらのゲストハウスは旅好きな夫婦が数年前に彦根に移住してきて、始めたそうです。

共有スペースには前の持ち主が残して行かれたものがたくさん!

中に入って共有スペースにお邪魔します。

コーヒーのドリンクは無料で、備え付けのポットと粉末で自由に飲みながら、寒い日はこたつに入ってまったりするのもいいでしょう。

この共有スペースの部屋には写真に写っている掛け軸や、古い本などが残っていて、前にこの古民家に置かれていたものがそのまま残されているそう!

宿泊部屋は離れの別室にある。

宿泊部屋は男女別室の相部屋になっていて、共有スペースとは別の、庭先にある離れになります。

宿泊棟はリノベーションしているため、とてもきれいな内装になっていて、洗面台などもおしゃれです。

こちらのオーナーの一(ハジメ)さんも、とても気さくでいろいろなお話をしてくれます。また、読書家で難しい文庫本が共有スペースに置かれていることも。

私がお世話になったときは、この古民家にあった昔の新聞などを見せていただきました!

戦時中の日付で、当時の生活や日本の様子が生々しく見えてくるような記事に、少しテンションが上がってしまいました。

ちなみに、先ほどご紹介した旅カフェ「チャイハネ」さんとこちらのオーナーさんが仲良く、お願いすればチャイハネさんまで車で送迎してくれます。

無我に滞在してチャイハネでご飯やお茶をしながら、彦根の温かい人たちとの交流を楽しむ-。

そんな素敵なひとり旅ができちゃいます!

無我から歩いて数分の「MOKUMOKUカフェ」

隠れ家的な入り口がおしゃれなMOKUMOKUカフェ

無我さんに滞在している間のおすすめランチスポットが、こちらのMOKUMOKUさん。

無我からも歩いてすぐの場所にあり、隠れ家的なエントランスがおしゃれです。中に入ってみると地元の方がランチを楽しんでいました。

日替わりランチをいただきました

こちらのお店も家族で営まれているようで、席数は20席ほどでこぢんまりとしていて、1人でも落ち着きます。

ランチの後のコーヒーもとても美味しく、ほっこりできました。

 

いかがでしたでしょうか。

歴史ある街並みと、ひとり旅にはぴったりのスポットもたくさんある彦根。訪れる際はぜひ彦根城だけでなく、宿泊してじっくり楽しんでみてください!

 

 

 

 

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