前回まで2回に渡ってご紹介した、夜行快速ムーンライト。
今回は、ムーンライトながら、上り列車で大垣駅から東京駅までの様子をご報告します!
前回までの記事
ムーンライトながらの概要と、予約方法については下記の記事をご覧ください。
青春18きっぷの強~い味方!夜行快速ムーンライトに乗ってみよう!(基本編)
青春18きっぷの強~い味方!夜行快速ムーンライトに乗ってみよう!(予約編)
3.『ムーンライトながら』車内に注目!まずは乗車しよう!
今回は、ムーンライトながらの乗車レポートをご紹介します。
具体的な乗車スケジュールは下記の通りです。
2017年8月16日(水)
三宮 20:07分発 → 米原 21:58分着
米原 22:07分発 → 大垣 22:38分着
大垣 22:49分発 → 東京 05:05分着
ちなみに、最初の乗車駅の三宮から大垣まで、普通列車の乗車料は3,020円。神戸方面からは、この列車がムーンライトながらに乗るための最後の列車。
この金額は青春18きっぷ1回分の金額よりも高いため、今回は青春18きっぷを2回分利用します。
米原で大垣行きに乗り換え
三宮で新快速に乗り、無事に座席に座ることができました。
ここから米原まで、約2時間の旅路です。
途中、大阪・高槻・京都辺りでかなり車内が混み合いましたが、米原が近づくにつれて乗客は徐々に減っていきます。
この新快速は長浜行きですが、米原で一部車両を切り離すため、実質的には米原が終着駅という感じでした。
米原に着いてドアが開くや否や、乗客が一斉に駆け出しました。これにはビックリ!
ほとんどの乗客が、米原から大垣行きへの列車へと乗り換えるために走っていたんです。
幸いにも、乗っていた車両が階段のすぐ近くで停車したため、ホームを移り大垣行きの列車に飛び乗って座席をゲットできました。
ここから大垣までは6駅ほど。途中で降りる乗客はほとんどいません。
夜なので周りはまっくらで何も見えません。
途中、関ヶ原駅を通過するのですが、関ヶ原もいちどゆっくり観て回りたい場所です。
大垣で再び乗客ダッシュ!
大垣に着くと、再び乗客が階段に向かってダッシュ!
この時間にこれだけの乗客が乗っていたのには、またまたビックリ。
てっきり皆さんムーンライトながらへの乗るのかと思いきや、ほとんどの人はここから豊橋行きの列車に移っていました。
この人混みについて行ったら、ムーンライトながらとは違うホームに降りてしまったので、慌てて階段を上ってムーンライトながらが停車しているホームに移動!
ムーンライトながら
初めて乗る、ムーンライトながらの車両に感動!
車体は白がベースで、深緑の線が入ったデザイン。
出発まで5,6分ほどしかないので、ゆっくり電車の車体をカメラで撮っている時間は無いのですが、それでも多くの人がムーンライトながらの写真をパシャパシャ撮っていました。
自販機でお茶を買って、写真を数枚とって、車両に乗り込みます。
『ムーンライトながら』車内に注目!車内はどうなってる?
ムーンライトながらの車内はこんな感じ。
両側に2席ずつ座席があり、座席はリクライニングシートになっています。
もともとは特急列車に使われていた電車を使っているので、座席もしっかりしたリクライニングシートになっています。
これは長時間乗車するにはとても助かりますよね!
ちなみに、ムーンライトながらは4両目、5両目の間が連結部分になっていて、通り抜けはできません。乗車するときは注意しましょう。
大垣から乗った段階では、まだ空席が半分以上ある印象でした。
座席には台座も付いているので、お弁当を買って遅い夜ご飯を食べるのも良いかもしれません。
もちろん車両にはトイレも付いています。
ちなみに、乗っていたお客さんはおひとり様、若い女性2人組、ご家族、ご年配のグループなど、年齢も構成もばらばらでした。
幅広い世代から親しまれていることがよく分かります。
『ムーンライトながら』車内に注目!東京までの移動
夜行快速のため、22時49分に大垣駅を出発してから、東京駅に到着するまでの間には多くの駅を停車しながら進みます。
このため、昼間の普通列車ほどではありませんが、途中の停車駅で降りたり乗ったりするお客さんも多くいます。
実際、今回は窓側の席に座ったのですが、大垣で隣に座っていたお客さんは静岡辺りで列車を降り、同じ駅から別のお客さんが乗ってきました。
周りを気にせずにゆっくり寝たい方は、東京まで乗る場合、窓際に座っていた方が良いかもしれません。
また、車内はずっと照明がつきっぱなしのため、アイマスクがあると良かったと感じました。
『ムーンライトながら』車内に注目!東京に到着!
翌朝5時5分、時間通りに東京に到着!
大垣から乗車し、途中何度か目が覚めたものの、それなりに快適に眠ることができました。
ムーンライトながらは、東京駅からは回送列車になって車庫に入りますが、到着後も多くのお客さんが記念写真を撮っていました。
お子さん連れの家族の方も、ムーンライトながらの車体をバックに写真を撮っていたり、皆さんムーンライトながらとの別れが名残惜しい様子。
今後、いつまで運行があるかも分からない、本数も少ないムーンライト号。
是非一度、乗車して夜行列車の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか!