海外一人旅ガイド、ギリシャ編の第3回は首都アテネ市内の観光情報やグルメ、見どころなどの役立つ情報をご紹介します!
アテネを訪れた際にぜひ旅のプランに加えて頂きたいおススメのポイントをいくつかまとめましたので、ぜひ旅の参考にしてください。
アテネで訪れたい有名観光スポット3選
アクロポリス(世界遺産)
基本情報
ギリシャ・アテネの旅と聞いてまず思い浮かべるのが、街中の高台に建つパルテノン神殿ではないでしょうか。まさにアテネの象徴とも言える存在です。
木の文化が中心で石造の建築物があまり無い日本から見ると、西洋の石造りの神殿はとても印象的で、しかも私たちにとって身近なギリシャ神話の神々が祀られている神殿はぜひ一度は訪れてみたい場所ですよね。
パルテノン神殿を含むアクロポリスは世界遺産にも登録されており、連日多くの観光客で賑わっています。
入場にはチケットを購入する必要があり、アクロポリス単独の入場チケットは20ユーロとなかなか強気のお値段。営業時間は午前8時~20時と夜まで入場可能なのは嬉しいですね。
下記の案内ページに年間の休業日など公表されていますので、訪れる際には確認しておきましょう。
[アテナのアクロポリス]
案内ページ
電話番号:+30 210 9238747
メールアドレス:efaath@culture.gr
チケット:20ユーロ
営業時間:8:00~20:00(最終入場は19:30)
アクロポリスの観光時間(目安)
アクロポリスの観光所要時間の目安ですが、じっくり観て回って1時間半ほどかと思います。
敷地はそれなりに広いのですが、観光順路が定められていて自由に歩いて回ることができるのはパルテノン神殿の周りぐらいなので、基本的には案内順路に沿ってそこから遺跡を眺める、という観光になります。
世界遺産アクロポリスとパルテノン神殿
世界遺産のアクロポリスについては別の記事で詳しくご紹介しますので、ここでは簡単に概要だけご紹介します。
「アクロポリス」というのは「小高い場所の都市」という意味で固有名詞ではありませんので、正式には「アテナのアクロポリス」と言うべきなのですがアテナではアクロポリスと言えばこの世界遺産を指すため、「アクロポリス」という言葉だけで通じます。
アクロポリスで最も重要な存在であるパルテノン神殿は、ギリシャ神話に登場するオリンポス十二神にも数えられている女神、アテナを祀る神殿として紀元前5世紀頃に建設が始まりました。
世界で最も古い木造建築として世界遺産に登録されている日本の法隆寺が創建されたとされるのは7世紀のこと。
パルテノン神殿は法隆寺が造られるよりも1,000年以上も前に誕生していたことを考えると、いかに古い建造物かお分かり頂けるかと思います。
ギリシャの「アテネ」という都市の名前も「アテナ」が由来となっており、ギリシャ神話にこの地を巡ってアテナとポセイドンが争ったエピソードがあります。
その昔、この地を巡ってアテナとポセイドンが取り合いの争いになった時、この地に住む人間たちはどちらにつくかを決めあぐねていました。
そこでアテナは、もし自分がこの地の守護神になれば人間に「オリーブの木」を与えることを約束し、一方のポセイドンは地面に三叉の鉾を突き刺して湧水を与えることを約束します。
ですが湧き出た水は海水(塩水)でとても飲めたものではありません。
一方のアテナが与えたオリーブの木は人々に太陽から身を休める陰を与え、実は食糧となり、木の枝や幹は家などを建てる材料にもなるなど多くの恵みをもたらしました。
これに喜んだ人々はアテナを支持し、以後アテナが守護する地として「アテネ」という名前になりました。
ギリシャ人はその歴史の中で多くの侵略戦争との戦いを経験していますが、アテナは「知恵と戦いの女神」ということもあり、古くからアテナ信仰が根付いていたのです。
パルテノン神殿の他、高台の麓に至るまでにディオニソス劇場やアスクレピオスの聖域といった遺跡が残されており、「アクロポリス」の名の通りまさに「都市」の遺跡となっています。
アクロポリスへのアクセス
世界遺産アクロポリスはアテネ市内の中心部にあるため、アクセスしやすく観光もしやすいです。
最寄りはメトロ(地下鉄)M2のAcropoli(アクロポリ)かM3のMonastiraki(モナスティラキ)になり、市内の徒歩圏内以外から訪れる場合はまずM2かM3の駅までバスで向かい、そこからメトロに乗り換えるのが良いでしょう。
アクロポリスの入口は北側と南側のゲートの2か所に設置されていて、どちらにもチケットカウンターが併設されています。ちなみに、アクロポリスの一番の見どころであるパルテノン神殿には高台付近の北側ゲート(Minastiraki駅側)から入った方が近くなっています。
アクロポリス観光プランの組み方
アクロポリスを観光する時にいくつか知っておいた方が良い情報をお伝えします。
訪れるなら朝一番か夕方以降がおススメ!
アクロポリスは高台の上にあるパルテノン神殿と、高台に向かうスロープに残されている遺跡から構成されていますが、いずれも日陰になる場所はほとんどありません。
特に高台は地面も石畳で造られているため、日中の日差しが強い時間帯の暑さには要注意です。
筆者が訪れた4月下旬でも、日差しが強い11時過ぎから夕方の16時くらいまでは気温が上がりかなり暑く感じたため、7月や8月は天候と気温をチェックして訪れる時間帯を調整し、日差しや気温が和らぐ朝一番か夕方以降に訪れることをおススメします。
これらの時間帯をおススメするもう1つの理由が、観光客の多さです。
さすが世界遺産ということもあり、平日でもアクロポリスは多くの観光客で賑わっています。
加えてアクロポリス内の観光順路はとても狭く、アクロポリスに上る石段エリアも多くの観光客が撮影したり、またガイドが立ち止まって説明をしているため、ある程度の混雑は避けられません。
なるべく観光客が少ない時間帯を狙うとすれば、朝の営業開始時間直後が確実です。その後、昼過ぎにかけて観光客がピークになりますが、もしかすると夕方以降の閉園間際は少し落ち着いているかもしれません。
訪れる際は滑りにくいスニーカーで!
アクロポリスのパルテノン神殿周辺は石段や石畳の地面になっており、石の表面はとてもツルツルしているため滑りやすいです。
また、石段も比較的段差が大きいため、滑りにくくて動きやすい服装と靴で訪れると良いでしょう。
チケットは事前に購入しておこう
アクロポリスは多くの観光客が訪れるため、入場チケットお購入カウンターはとても混みあい、昼前にもなると長蛇の列ができています。
電子チケットをオンラインでも購入することができるので、訪れる日を決めてなるべく事前に電子チケットを購入しておくと、訪れた際に並ぶ必要が無くすぐに入場することができます。
古代アゴラ遺跡とローマン・アゴラ遺跡
基本情報
アクロポリスの麓には、古代アゴラとローマン・アゴラという遺跡もあり、これらも中に入ることが可能です。(ただし、入場にはチケットが必要)
アクロポリスもアゴラも同じ遺跡ではありますが、アクロポリスがより神聖な場所としての性格を持ち、アゴラは庶民の生活を支える中心的な機能(集会所、法定など)を有する場であったと考えるとイメージしやすいかと思います。
古代アゴラ遺跡はギリシャの偉大な哲学者であるソクラテスの弟子であったプラトンやソポクレスなど、そうそうたる偉人たちが生きた時代の街の遺跡が今私たちの目の前に残っている事自体がまさに奇跡で、歴史や遺跡好きの方であればきっと心躍るアテネの人気観光スポットです。
先ほどアクロポリスの電子チケットをご紹介しましたが、古代アゴラやローマン・アゴラを含むその他のアテネ市内の遺跡とセットになったチケットも30ユーロで発売されているので、これらの遺跡も合わせて訪れる時はセットの電子チケットを購入しておくと、訪れるたびにチケットを購入する必要が無くてスムーズに観光できます。
古代アゴラとローマン・アゴラの観光時間(目安)
古代アゴラはヘパイストス神殿やアッタロスの柱廊など見どころも多く、じっくり見て回ると1時間は時間を見ておきたいところ。
一方のローマン・アゴラはこじんまりとした遺跡なので、20分~30分ほどあれば見どころである「風の塔」も含めて十分に満喫することが可能です。
古代アゴラ遺跡の概要
「アゴラ」というのは古代ギリシャ都市の一部であった集会所などの公共の場、施設を示す言葉です。
紀元前1,000以上も前からアテネには人々が住んでいたことが分かっていますが、民主主義に基づく市政が行われ始めたのは紀元前6世紀頃と考えられています。
その後、ペルシア帝国の侵略との戦い(ペルシア戦争)での勝利を経て紀元前5世紀には民主主義政治の黄金時代を迎えるものの、侵略の歴史はその後も続き、マケドニア、ローマ帝国の侵略によりアテネ市民たちはこの地での独立を奪われてしまいます。
侵略戦争の都度、修復と復興を続けたアテナの歴史を物語るかのように古代アゴラ遺跡には様々な時代の建築物の遺跡が残されています。
新アクロポリス美術館
アクロポリスの麓、メトロのM2駅「Acropoli」からすぐの場所にあるのが新アクロポリス美術館です。
展示スペースは3フロアから成り、アクロポリスの歴史やパルテノン神殿の建築構造、またギリシャ神話に出てくる神々の石像などが展示されています。
筆者がおススメする見どころとしては、今では神殿の骨格である柱しか残されていないパルテノン神殿に本来あった、ギリシャ神話をモチーフにした装飾などが再現されていることです。
特にもともとパルテノン神殿の正面上部にあった、アテナとポセイドンがアテネの地を巡って争うギリシャ神話のエピソードをモチーフにした装飾の復元展示は、壮大で神聖な在りし日のパルテノン神殿の姿を想像することを掻き立ててくれます。
もう1つの見どころは、この美術館自体が遺跡発掘地の上に建てられており、その下には発掘スペースが残されていること。
入口へと続く道もガラス張りになっていて、そこから下の遺跡を楽しむことができるのですが、直接地下の発掘スペースを見学することも可能です。
2階にはカフェスペースがあり、その奥のテラスはパルテノン神殿の絶好の撮影ポイントですので是非立ち寄ってみてください。
入場料は10ユーロ(サマーシーズン)かかり、先ほどご紹介したアクロポリスやアゴラ遺跡の入場チケットとは別にチケットを購入する必要があるので気を付けてください。
館内にクロークがあるので、荷物を預けることも可能です。
[新アクロポリス美術館]
案内ページ
住所:Dionysiou Areopagitou 15, 11742 Athens
電話番号:+30 210 9000900
メールアドレス:info@theacropolismuseum.gr
チケット:10ユーロ(サマーシーズン)
営業時間:曜日により異なる。詳細は上記案内ページ参照。
アテネ市内の散策ガイド5選
街中にある遺跡も楽しもう
海外の街をぶらぶら取り留めも無く散策することはそれだけでも楽しいのですが、特にアテネでは街中に数多く遺跡が残されているため、散策していると残された遺跡に巡り合うことがあるかもしれません。
街中突如現れる保存された遺跡区画はもちろん、地下鉄(メトロ)内でもちょっとした遺跡展示スペースがあったりするので地下鉄に乗る楽しみも増えますよね。
市民の憩いの場「シンタグマ広場」
世界遺産のアクロポリスやMonastiraki駅前広場を含むアテネ市街地の中心はプラカ地区と呼ばれています。
このプラカ地区とその東側にある「無名戦士の墓」やギリシャ国会議事堂、アテネ国立庭園との間にはたくさんの店が立ち並ぶまさに日本の原宿のようなエリアがあるのですが、「無名戦士の墓」の向かい側にあるのが「シンタグマ広場」です。
シンタグマ広場は市民憩いの場になっていて、緑に囲まれたスペースには噴水やベンチなどがあり、皆さん思い思いの時間を過ごされています。
このシンタグマ広場から横断歩道を渡ってアクロポリス方面に歩いていくと、細い通りの左右にたくさんの店が立ち並んでいる通りが南北に2本ほど走っており、多くの人で賑わうショッピングエリアになっています。
Monastiraki(モナスティラキ)駅前広場
アテネ市民のおそらくランドマークにもなっているであろうと思われるのがこちらのMonastiraki駅前広場です。
この周辺には多くのレストランやお店が立ち並び、またすぐ裏側にはアクロポリスの北側ゲートへと続く道もあり、まさにアテネの中心地と言えるでしょう。
駅前広場には果物を売る出店や、待ち合わせをする人たちで夜遅くまで賑わっています。
アテネ市内を旅する時には必ず一度は通る場所になると思います。
アテネ中央市場
Monastiraki駅前の広場を真っすぐ北に歩いていくと見えてくるのがアテネ中央市場です。
アテネ中央市場がある通り自体もアテネ市内中心部を通っているので、その左右にはたくさん店が立ち並んでいるのですが、この中央市場周辺はさらに活気に溢れていて、生の魚や食材を扱う市場ならではの独特のニオイが広がっているので近くに来るとすぐに分かります。
どの国もそうですが、中央市場というのはその国で獲れる食糧がたくさん売られていて、中には日本では見かけないよく分からない食材もたくさんあるため、観て回るだけでも楽しいです。
筆者はこの中央市場を訪れた時、これまではアジアの国を多く旅してきたこともあり、このエリアだけはどことなくアジアの活気あふれる市場を思い出させるような懐かしい気持ちに駆られました。
美しい近代建築エリア(学問)
先ほどご紹介した中央市場市場を東に曲がって少し歩くと、通りを挟んだ向こう側にとても美しい建物が立ち並ぶ場所に出ます。
これらの建物はアテネ国立図書館、アテネ大学とアテネアカデミーという建物で、アテネにおける学問の中心と言える場所かもしれません。
世界遺産のアクロポリスや古代アゴラ遺跡などにある神殿は歴史を感じる貴重な建造物としてそれはそれで魅力あるのですが、このように完全な形の西洋建築もまた美しいですよね。
ちなみにこの辺りを散策して見ると本屋さんも多くあり、旅の記念に本などをお探しの場合もこのエリアを散策してみると良いと思います。
筆者のおススメの本屋は「BOOKS PLUS」という本屋です。ご参考までに住所も載せておきます。
[本屋情報]
BOOKS PLUS
住所:Panepistimiou 37, Athina 105 64
営業時間:8:00~21:00(土曜日は10時から18時まで、日曜日閉店)
電話番号:+30 210 3222300
アテネ市内を一望できるおススメスポット2選
アレオパゴス
Monastiraki駅側からアクロポリスの北側のゲートに至るルートの途中にあるのがこちらのアレオパゴスです。
元々は古代ギリシャ時代に高等裁判所があった場所のようですが、現在は写真のように石造りのだだっ広いスペースになっていてそこから街を一望することができます。
アクロポリスの裏手?に当たるのでこの場所からアクロポリスを眺めることは出来ないのですが、街の眺望を手軽に楽しむ分にはおススメのスポットです。
もちろん無料で誰でも入ることができますが、柵も無ければ足元も特に舗装されていない巨岩上のスペースになっているので、足元が滑りやすいのは気を付けてください。
リカヴィトスの丘
おそらくアテネを見下ろす展望スポットで一番人気なのがこちらのリカヴィトスの丘です。
先ほどご紹介した2つの展望スポットよりも高い場所にあり、アテネを見下ろすスポットとしては一番高い観光スポットではないでしょうか。
先ほどの2つとは少し距離が離れているのですが、それでもメトロ(地下鉄)を利用すれば30分もかからずに行けてしまう場所にあるので、こちらもとてもアクセスしやすい絶好の展望スポットになっています。
展望スポットへの行き方
リカヴィトスの丘ですが、展望スポットへの行き方が分かりにくいと思いますのでご紹介しておきます。
Google Mapでは上記のような赤線は表示されませんが、青い矢印の部分から展望スポットへの一本道が続いているので、入口さえ見つけてしまえば頂上まで上ることは簡単です。
上る道も整備されているので、普段着と普通の恰好でOK。
展望スポットだけでなくその途中にある斜面の部分にもレストラン(もちろんテラス席)があるので、アテネの夜景を楽しみながらムード満点の食事をすることもできます。
上の地図やGoogle Mapでは展望スポットと教会のマークが少し離れているように見えますが、展望スポットと教会は同じ場所にありました。
展望スポットは高い場所にあって、目の前に遮るものが無いこともあり風がそれなりに強いです。
さすがにこの場所は柵のような石段で囲われていますが、低いため観光客はみんな石段の上に上がって写真を撮っていました。ここも滑りやすいので十分注意してください。
筆者個人的には、人で混雑している頂上の展望スポットよりそこから少し下った麓へと続く丘の斜面の道沿いの方がおススメです。
道沿いに座ってしばらくアテネの街並みを目に焼き付けながら、日が沈んで夜景に変わっていく様子をのんびり楽しむ時間は、きっとアテネの旅のハイライトの1つになること間違いないでしょう。
ギリシャ&アテネのグルメ情報5選
テラス席が大好きなギリシャ人
ギリシャ人はとにかくテラス席でのんびりお酒や食事を楽しむのが大好き。
アテネ市内を歩いていても、とにかくレストランには必ずと言っていいほどテラス席が設けられていて、朝や夕方の涼しい時間帯などのテラス席での食事は開放感もあり気持ち良いです。
アテネに限らず、ギリシャを旅する時はとにかくテラス席での食事を楽しんでみてください。
アテネ市内だとプラカ地区やアクロポリス周辺にもたくさんのレストランが立ち並んでいますが、観光エリアということもあり少しお値段は高めに設定されているようです。
ベーカリー巡りも楽しい
食事と並んでギリシャ人はコーヒーも良く飲むのか、街中にはコーヒーショップや日本のカフェのようなパン屋さんもたくさんあります。
朝ごはんやちょっと食事代を節約したい時などは、街中にあるベーカリーやチェーン店のコーヒーショップでパンとドリンクを一緒にテイクアウトで買ってみてはいかがでしょうか。
おススメのテイクアウト店「Falafellas」
プラカ地区で気軽にテイクアウトできるお店で特に人気なのが「Falafellas」というファラフェルのお店。
ファラフェルというのは中東の料理のようなのでギリシャの郷土料理というわけではありませんが、このお店は毎日のように行列が出来ていて、お値段もとてもリーズナブルで美味しいのでおススメです。
メニューは「Farafel」(野菜)、「Metaball」(肉)と「Salad」(サラダ)の3種類でサイズは小と大で選ぶことができます。
筆者が注文した時は「Meatball」がちょっと時間がかかると言われ、FarefelとMeatballのハーフ&ハーフの大を注文しましたが4ユーロでした。
大は体の大きな外国人にはちょうど良いサイズかもですが、日本人では十分満足できるサイズ感なので、あまり食べない方は小でも十分だと思います。
[お店の情報]
Falafellas
住所:Aiolou 51, Athina 105 51
電話番号:+30 210 3239809
営業時間:11:00~23:00(日曜定休日)
冷たいスイーツ
とにかく暑い日には冷たいスイーツが食べたくなるもの。
ギリシャでもたくさんの冷たいスイーツを楽しめるのですが、代表的なのがジェラート・フローズンヨーグルト・ワッフル・シェイクだと思います。
ワッフルはアツアツのワッフルの上に選んだジェラートが乗せられ、そこにこれでもかというぐらい甘いチョコレートソースがたっぷりかけられたものや、サイズの大きいものになるとクレープのようにワッフルを包んで食べるものもあります。
筆者が注文の際に驚いたのがシェイク。
日本だとバニラやストロベリーなど、すでに味が決まっているものがほとんどだと思いますが、ギリシャではミルクに選んだアイスクリームを混ぜてミキサーにかけ、シェイクを作るみたいです。
最初にシェイクを注文した時、注文方法がよく分からず戸惑いました。。
なので、シェイクを注文するときはアイスのフレーバーも聞かれると思うので、店頭のショーケースに入ったたくさんのフレーバーの中から好きなアイスを1つ選んで店員さんにオーダーしましょう。
定番のギリシャ料理紹介
魚も肉も野菜も、どれも美味しいギリシャ料理。最後に筆者が個人的に気に入ったギリシャ料理をご紹介します。
ギリシャヨーグルト
ヘルシーな朝ごはんにぴったりのヨーグルト。ですが、ギリシャヨーグルトは大量のハチミツがかけられています。。
ギリシャ人も甘いもの好きなんですかね。ただ暑い日には甘いものを食べるとエネルギーになるので良いかも。
グリークサラダ
こちらは定番中の定番ですね。
オリーブオイルとコショウ?だけが味付けのシンプルなサラダ。食材の野菜そのものが美味しいからこれだけシンプルでも十分美味しく感じるんだと思います。
それにしてもギリシャのオリーブオイルは美味しいです。
スプラギ
スプラギとは串焼きのことで、筆者が特に美味しく感じたのはチキンのスプラギ。
串焼きなのでカラマリなど揚げ物料理が多いギリシャ料理の中でも比較的ヘルシーに食べることができます。
サジキ
ヨーグルトがベースのソースで、先ほどのスプラギだけではなくパンや魚にも合う万能ソースです。
ヨーグルトなので少しある酸味がクセになり、最初は恐る恐る食べていましたが旅の終盤ではすっかりこの味にハマってしまいました。
ムサカ
日本のラザニアのような料理で、ギリシャのムサカはナスやジャガイモが使われることが一般的なようです。
チーズ、ミンチにナスやジャガイモの組み合わせ、、きっと子どもも大好きな味だと思います。
その他アテネの旅に役立つ参考情報3選
アテネ市内でおススメの両替店「Argo Exchange」
ギリシャでは買い物やレストランでほとんどの場合クレジットカードを利用することが可能です。しかも最近のクレジットカードはタッチ決済出来るものも普及しており、ギリシャでも機器にカードをかざすだけで決済できることが多いです。
クレジットカードをメインで利用すると、現金を使う場面は限られるかもしれませんが、アテネ市内でおすすめの両替店「Argo Exchange」をご紹介しておきます。
こちらのお店の特徴は、事前にホームページで両替したい金額を設定すればその場で両替レートが表示され、「Sell」(日本円を売り、ユーロを買う」ボタンで両替を確定させることでそのレートが固定されます。
後は、ホームページで指定した店舗に行って日本円を渡せばそのレートでユーロに両替してくれます。
「Argo Exchange」のホームページでの両替申し込み方法
まず右上の「EN」をクリックして英語表記にした後、上のメニューバーから「BUY / SELL FOREIGN CURRENCY」→「I WANT TO SELL FOREIGN CURRENCY」を選択。上記の画面が表示されるはずです。
次に、「Choose Currency」で「JPY-Japanese Yen」を選択して、次に両替する金額を入力します。
決まった日本円(例えば2万円等)をユーロに両替する場合は、「Amount of currency you have」に「20,000」と入力、決まったユーロ(例えば200ユーロ)が欲しい場合は「Amount of euro you will receive」に「200」と入力しましょう。
金額を入力した後、下にある「Add Currency」ボタンをクリックすることでその金額での両替えが確定します。(買い物かごに入るイメージ)
そのレートでの両替で問題なければ画面下に進み、氏名・電話番号・Email・受取店舗・受取日を入力して利用条件(Terms of use)にチェクを入れ、「Sell」ボタンをクリックすることで注文が確定します。
確定後、登録したメールアドレスに注文内容が送信され、そこに注文番号が表示されていますので、受取店舗でその番号を見せて両替をしてもらってください。
ちなみに筆者はシンタグマ広場の一画にある店舗で両替をしてもらいました。シンタグマ広場にある店舗の住所は上図の住所になります。ご参考まで。
シンタグマ広場周辺にはこのお店以外にもいくつか両替店がありましたが、このお店のレートが一番良かったです。
SIMカードの購入
筆者は海外に行くときは必ずその国のローカルSIMを購入して現地のネットワーク接続を利用するのですが、アテネ市内に来て少し焦ったのがSIMカードの購入です。
というのも、アテネ市内ではVodafoneなど大手の通信キャリア3社ほどの店舗がいくつかあるそうなのですが、例えば筆者が行ってみた「Cosmote」というモバイルショップではことごとくSIMカードが売り切れの状態でした。。
どうしようか迷っているときにたまたま見つけたのが、先ほどご紹介したMonastiraki駅前広場に出ていたVodafoneの出店です。
観光客用に格安のSIMカードを販売していたので、筆者も迷わずに購入。
筆者が購入したのは10ギガ+電話番号付きのSIMカードで、お値段は10ユーロでした。
金額的には全く問題なかったのですが、SIMカードを挿入して見るとスマホの画面に表示されたのが「3G」の文字。。まさか「LTE」よりもさらに前の通信規格とは思わずちょっとびっくりしましたが、単にネット検索や地図を表示させるぐらいであれば何の問題も無かったです。
PCR検査
最後に、2022年6月現在日本への入国には到着前72時間以内のPCR検査証明が必要であることから、現地でPCR検査を受ける必要がある場合の対応についてご紹介しておきます。
筆者がPCRを受けたのは「Iatropolis MRI SA」という病院です。こちらの病院はアテネ郊外にあり、少し離れているのですが手続きが分かりやすく簡単なためおススメです。
[病院の情報]
Iatropolis MRI SA
案内ページ
住所:Eth. Antistaseos 54-56, Chalandri 152 31
電話番号:+302106796000
こちらの病院はPCR検査専用のプレハブが病院前に造られていて、そこに行って受付をすればその場でPCR検査を受けることが可能です。
受付の方もとても親切で、海外からの観光客だと分かっているので、パスポートと日本政府が発行しているPCR検査証明書(英語)のフォームを印刷したものを渡せばOKでした。
受付後、隣にあるドアから中に入ってその場ですぐにPCR検査をしてくれます。
検査方法は鼻咽頭方式ですが、口の中の粘膜と鼻の中の粘膜を両方採取されます。鼻咽頭方式ではありますが、採取棒を鼻の奥まで突っ込まれなかったのでそれほど苦痛は感じませんでした。
検査結果も、午前中に検査を受けることができればその日の18時以降に受け取ることが可能です。
筆者が訪れた時は正午を少し過ぎていたと思うのですが、受付の女性が気を遣ってくれて検査時間を「11:59」としてくれました!
検査結果はこちらが渡した日本用の検査証明フォームの他に、病院独自のちゃんとした検査証明もファイルに入れて渡してくれる神対応で、検査費用はわずか40ユーロ。
ちなみに検査結果の受け取りは病院内の2階か3階の受付に行く必要があるので注意してください。
いかがでしたでしょうか。
遺跡にグルメ、ショッピングなど見どころや楽しさ盛りだくさんのアテネ。あなたの一人旅を盛り上げる一助になれば幸いです。