旅ガイド

【海外一人旅徹底ガイド】ギリシャ編②(アテネでの地下鉄・バス利用方法とアクロポリスのチケット事前購入)

ギリシャへの一人旅ガイド、今回は首都アテネの観光・散策前に知っておきたい基本的な情報として、アテネでの地下鉄やバスの利用方法と、世界遺産・アクロポリスの入場チケットを事前にオンラインで購入する方法をご紹介します!
その他、アテネの観光所要日数の目安や、日本人とは少し違うギリシャ人の生活リズムも合わせてご紹介!

【ギリシャ一人旅】アテネ市内でのバス・地下鉄(メトロ)・タクシーの利用方法

一人旅のヒント③:バスの利用方法

アテネ市内にはたくさんのバスが走っており、その路線も数多くあるため、目的地への行き方を調べる場合はGoogle Mapを利用するのが一番簡単です。

現在値と目的地を指定すれば自動的にバスや地下鉄を利用した最適なルートを表示されるので、バスの場合は表示された路線番号のバスに乗車するようにしてください。

ただし、Google Mapで表示される路線番号のバスが必ずその時間通りに来るとは限りません。

基本的には概ね時間通りにバスは来るのですが、土日・祝日や臨時的な出来事によっては通常運転と異なる運転になっている可能性があるためです。

アテネ市内のバス停

バス停には写真のように電光掲示板が設置されており、それぞれの路線バスが何分後に到着予定かが表示されます。

だいたい3分前ぐらいになったら道端に立ってバスが来るのを待ちましょう。というのもギリシャではバスはこちらが手を挙げないと止まってくれないためです。

バスの正面上に路線番号が表示されていますので、路線番号のバスが来たら手を挙げてバスの運転手に乗車意思を示してください。

ちなみに、手を挙げると言っても日本でタクシーを停めるように手を垂直に挙げるのではなく、地面に水平に腕を伸ばして止めるのが一般的なようです。

 

バスは車両が連結している少し長いものが多いようですが、バスが停まってくれたら近くのドアから乗車しましょう。もちろん降りるお客さんが優先です。

バスに乗車したら乗り降りするドア付近にカードをかざす機械が設置されているので、そこに交通カードをかざして「Success」が表示されたらOKです。

地下鉄・バスで利用できる交通カード

少しピントがぼけて見えにくくすみません。写真のカードが地下鉄・バスで利用できる交通系電子カードです。

筆者は地下鉄の改札付近にある駅員がいるサービスカウンターでゲットできました。

バスの車内はこのカードをかざす機械が置いてあるだけで、現金を入れるようなところはありませんでした。

車内も通常は混んでいて車掌(運転手)との間は新型コロナウイルス感染症のせいかビニールシートで隔てられているので、バスに乗る前にこのカードを入手してお金をある程度チャージしておく必要があります。

なお、ほとんどの人は乗車する時にこのカードをかざしていましたが、中にはしれっと乗車してカードを通さずそのまま何食わぬ顔で乗車している人もたまに見かけました。。

良くも悪くも適当なんだなーという感じです。

バスの運賃は次にご紹介する電車(地下鉄・メトロ)と共通で90分内で1.2ユーロです。(空港へのエクスプレスバス除く)

90分以内であれば一度下車してまた別の路線のバスに乗車しても追加運賃はかかりませんので、上手くバスや電車を利用しましょう。

電車(地下鉄)の利用について

アテネ市内、又は郊外の観光は地下鉄の利用で十分カバーできる範囲かと思います。

アテネから島に出航する船が出ているピレウスという街にも、メトロ(地下鉄)のM1ラインで行くことができます。

メトロはM1からM3まで3つの路線がありますが、アテネ市内で言えばM1とM3が停車するMonastiraki(モナスティラキ)駅がアゴラやアクロポリスがある中心地の駅で、M2のAcropoli(アクロポリ)が新アクロポリス美術館のすぐそばの駅になります。

メトロ(地下鉄)への入口の目印

メトロへの入口には、写真のようなマークがの表示がありますので分かりやすいです。

メトロ(地下鉄)の改札機

地下鉄に乗る時は日本と同じように、改札にカードをかざすとゲートが開いて中に入ることができます。

かざすと写真のようにカードの残金額と、初めて乗る時はカードから引かれる運賃(1.2ユーロ)が表示されるので、残額を確認しておくと良いでしょう。

もちろん残額が無いとエラーメッセージが表示されてゲートは開きません。

降りる駅でも同じように改札機にカードをかざしてゲートを通ります。

プラットホームはこんな感じです。

ちなみに、駅名が表示されている看板はラインによって色分けされていて、M1がグリーン、M2がレッド、M3がブルーになります。

また、日本では電車が到着する前にアナウンスがありますが、アテネのメトロでは電車が到着する際に特にアナウンスはありません。掲示板で行先と何分後に到着するかが表示されますので、それを確認しておきましょう。

タクシーの利用について

アテネ市内を観光する時に利用できる利用手段としては、ご紹介したバスと地下鉄(メトロ)がメインになります。

少し郊外まで足をのばす時にはタクシーを利用するのも良いでしょう。ちなみにタクシーはそのまま路上で拾っても良いですし、より便利なのはUber(ウーバー)の利用になると思います。

タクシーを路上で拾う場合は、日本と同じように走っているタクシーを停めて乗れば特に問題はありません。カードが利用できないこともあるので、手持ちの現金を準備しておいてください。

タクシーにはメーターもついているのでぼったくりは心配ないと思いますが、特にアテネ市内の中心地など人通りが多いところで声を掛けられてタクシーに乗るのは危険ですのでやめましょう。必ず少し広い場所で、自分でタクシーを拾うようにしてください。

ウーバーを利用する場合はギリシャに行く前にアプリをダウンロードして支払方法も登録しておくと、現地では支払う必要が無くなるのでとても便利です。

アテネの中心地付近だと間違いなく捕まえることができますし、待ち時間も数分程度で来てくれますが、少し郊外の人通りがあまりないエリアになると捕まえるのが難しくなります。

例えば、郊外にある世界遺産のダフネ修道院は大きな公道のすぐそばにあるのですが、人通りはほとんどありません。このような場所ではウーバーも、タクシーも簡単には捕まえられないのでバスを利用することも考えておきましょう。

ご参考までに、ギリシャではウーバーを利用した場合でもタクシーが来ます。というのも、どうやら日本と同じようにギリシャでも乗車サービスにはある程度規制がかかっているようで、アメリカなどのように個人がウーバーの送迎者として事業を行うことは出来ないみたいです。

また、アテネのタクシーは全て黄色で統一されているので遠目にも分かりやすいです。

【ギリシャ一人旅】アテネ・アクロポリスのチケット事前購入方法(オンライン)

アクロポリスの入場チケット購入の列

世界遺産・アクロポリスはアテネ観光の一番の目玉と言っても過言ではありません。そのため、連日多くの観光客で賑わっており、訪れる時間帯によってはチケット売り場に長い行列が出来ていることも。

チケットの購入時間を節約してスムーズに入場できるよう、事前にオンラインでチケットを購入しておくことを強くおススメします。

アクロポリスのチケットはこちらのページから購入できます。

上記の画面が表示されますので、「Visitors」をクリック。もしギリシャ語で表示される場合は右上にある「EN」をクリックして英語に変換すると分かりやすいです。

次のページでは「地域」を選択する画面が表示されるので、一番上に表示される「ATTICA」を選択、すると右側にもう1つ選択ボックスが出てくるので、こちらも一番上に表示される「ACROPOLIS AND SLOPES」を選択します。

地域と観光スポットを選択すると、下に日付と時間帯が表示されますので、訪れる予定の日時を選択して「Continue」をクリックしましょう。

次にチケットの種類と枚数を選択する画面が表示されます。

ここに表示される「SINGLE-USE」というのは、アクロポリスのみの入場チケットになります。一番下の「COMBINED」はその他のアテネ市内のスポットも含んだセットのチケットになります。

ちなみにセットになっている内容は以下の通りです。

Acropolis and Slopes(アクロポリス), Ancient Agora(古代アゴラ), Roman Agora(ローマン・アゴラ), Hadrian's Library(ハドリアヌスの図書館), Olympieion(ゼウス神殿), Kerameikos(ケラメイコス), Aristotle's School [Lykeion](リュケイオン)
(※新アクロポリス美術館は含まれていませんので注意してください)

ケラメイコスやリュケイオンはアクロポリスやアゴラから微妙に離れていますので、1日でこれらすべてを観て回るのは少し大変だと思いますが、セットのチケットは最初の入場日から5日間以内は有効ですので、焦らずにゆっくり観光すれば大丈夫です。

選択して「Continue」をクリック、そして「Add to Basket」をクリックしてください。

確認画面が表示され、買い物かごに入れたチケットの金額が表示されますので、問題なければ「Check Out」をクリック。

この画面ではメールアドレスを登録します。登録されたアドレスにオンラインチケットが送信されますので、間違いのないように慎重に入力してください。

最後にクレジットカード情報を入力すれば支払いと申込が完了です。

支払い完了後、上図のQRコード(上図はぼかしています)がついたチケットがPDFファイルで送付されてくるので、観光当日まで大事に保存しておきましょう。

【ギリシャ一人旅】アテネ市内観光についての参考情報

アテネ市内観光の所要時間(目安)について

アテネは先ほどご紹介した世界遺産・アクロポリスをはじめ、アゴラやゼウス神殿と言った有名な観光スポット、それ以外にも街のいたるところに遺跡が残されており、遺跡と現代の都市が共存しているのはさながらローマのようです。

アテネ市内を観光する上では、この古代遺跡をどのくらい観て回りたいかで目安となる所要時間も変わってきますので、旅の日程とご自身の興味でプランを練ってみてください。

筆者の感覚ではありますが、それなりにじっくり観て回る場合での滞在時間はアクロポリスが約2時間、新アクロポリス美術館が約1時間半、ローマン・アゴラと古代アゴラで約1時間半といったところです。

やはり最も混雑するのはアクロポリスで、混み出す前の朝の時間帯か一通り観光客の波が落ち着き、日差しも和らいでくる夕方以降に訪れるのが良いと思います。

筆者は朝9時過ぎに訪れましたが、すでにそれなりの観光客で賑わっていました。そして11時前にはチケット販売ブースの前に長蛇の列が。

いつアクロポリスを訪れるにしても、先ほどご紹介した通り事前にオンラインチケットを購入しておくことを強くおススメします。

以上を総合すると、日程に余裕がある方は3日、あまり時間が無い方は2日間あればある程度アテネを満喫できると思います。

知っておきたいギリシャ人の生活リズム

最後に、ギリシャを旅する上で認識しておきたいギリシャ人の生活リズムについて少しお話ししておきます。

我々日本人からすると、ギリシャ人の1日というのは始まりが少しのんびりしていて、その分夜が長い、というイメージを持っておくと良いでしょう。

というのも、例えば朝9時頃にアテネ市内を散歩していても多くのお店がまだ営業開始しておらず、閉まっているような状況です。

ギリシャ人は朝の始まりがとてもゆっくりしていて、ランチの時間も日本人だと12時から13時が最も一般的かと思いますが、ギリシャ人の場合は13時半ぐらいからスタートするような感じなんだとか。

なので、朝ごはんは10時ぐらい、お昼は14時過ぎ、そして夜ご飯は19時だとまだ早め、20時くらいから夜遅くまでという流れになります。

もしギリシャを旅する時、日本の感覚で朝ごはん・昼・夜ご飯を食べるとすると、昼や夜ご飯は現地の人に比べるとかなり早めの時間帯になるので、基本的にお店はガラガラ、空いていると思います。逆に時間をずらそうとすれば、現地の人の生活リズムと合ってしまうため混雑した時間帯にぶつかってしまうかもしれません。

 

時間とともに気を付けておきたいのが日曜日と祝日です。

日本だと日曜や祝日もスーパーやコンビニは営業していますが、ギリシャでは日曜日や祝日は閉まっていることが一般的なようです。なので、現地の人も土曜日までにスーパーなどで食料を買っておいて日曜日はのんびりベランダなどで過ごすそう。

日本人の感覚だと、人手が多い日曜日や祝日こそ稼ぎ時なんじゃ、と思ってしまうのですが。。

さすがにアテネ市内の中心地は観光客も多いため、多くのお店が営業していますが、日曜日の予定を組む時には十分注意してください。

-旅ガイド

Copyright© みんなの一人旅 , 2024 All Rights Reserved.