旅ガイド

【海外一人旅徹底ガイド】ギリシャ編①(アテネ空港からの入国)

新型コロナウイルス感染症から海外旅行が出来る日常に戻りつつある今、積極的に海外からの旅行客を受け入れている国は海外一人旅を再開するにはうってつけの行先です。
今回はギリシャへの海外一人旅(ひとり旅)を詳しくご紹介します!まずは、アテネ空港からの入国と、アテネ市街へのアクセス方法をお伝えします!

本記事でご紹介するギリシャの渡航・一人旅(ひとり旅)情報

今回ご紹介するギリシャの一人旅(ひとり旅)情報は、2022年4月下旬にギリシャを旅した際の情報に基づいて記載しています。

なお、2022年4月時点ではギリシャへの入国には下記のいずれかの条件を満たしている必要がありました。

・入国前72時間以内に受けたPCR検査で陰性結果が出ていること
・入国前24時間以内に受けたラピッドテストで陰性結果が出ていること

2022年5月現在、上記の条件は撤廃されてギリシャへの入国は制限無く可能になっています。(外務省が公表している新型コロナウイルス感染症に基づく海外渡航危険情報も「レベル2」に引き下げ)

一方でギリシャへの入国だけでなく、帰国時の日本の入国制限も頻繁に方針が変更になっていますので旅のスケジュールを組む時には必ず日本に帰国時の制限の有無についても確認するようにしてください。

海外一人旅(ひとり旅)ギリシャ編:出発~アテネ空港まで

新型コロナウイルス感染症が世界的なパンデミックを引き起こし、各国が一斉に海外からの入国を禁止・制限し始めたのが2020年のこと。

そこから丸二年、海外一人旅(ひとり旅)からすっかり遠ざかっていたので、久々の海外一人旅ということでいつもよりちょっとドキドキと緊張、そして気持ちの高ぶりを感じながら羽田空港へ!

今回利用したギリシャまでのフライトは、ターキッシュエアラインズの下記のフライトです。

TK199  22:05 羽田空港発 → 05:15 イスタンブール空港着
TK1845 07:40 イスタンブール空港発 → 09:05 アテネ空港着

日本を夜出発し、現地に朝到着するので効率よく時間を使えますし、何よりイスタンブールでの乗り継ぎ時間が2時間半ほどなので、それほど待つ必要が無いのが嬉しいところ。

羽田空港に19時30分ごろに到着したのですが、思っていたよりも国際線の出発ロビーには人がたくさんいてちょっと嬉しくなりました!

ですが賑わっていたのは出発時刻が近づいている航空会社のチェックインカウンター付近ぐらいで、よく見ると多くのチェックインカウンターは閉まっていて人の姿がありません。

夜の時間帯だからなのかとも思いましたが、コロナ前は国際線のターミナルは夜でも人が多く行き交う賑わいを見せていたはずなので、やはりフライトが少ないせいなのかなと思いました。

 

チェックインの際、ギリシャ入国に制限があるためPCR検査の陰性証明書の提示を求められました。

また、出国手続きの際に自動チェックインゲートが出来ていた事にはちょっとびっくり。

無事に出国手続きを終えて出発ロビーへ向かうと、多くの店が閉まっていてなんだか寂しい感じ。。

実はこの日、乗るフライトの出発時刻が40分ぐらい早まっていました。まさか出発時間が早くなっているとはつゆ知らず、22時5分想定で19時30分に空港に行くのも少し早すぎかなーと思っていたのですが、早めに着いておいて正解でした。

バスや電車は出発時間が早まることは無いのになぜ飛行機は早まるのか、と疑問もありますが、皆さんも出発時刻が早まる可能性も考えて余裕を持って空港に行くようにしてくださいね。

そして数年ぶりに国際線の飛行機の機内へ。

やっぱりコロナ前に比べると海外渡航者はまだまだ少ないので、座席は1つおきぐらいで埋まる程度でした。エコノミー利用者としては隣が1つ空いているだけでもだいぶラクで有難い限りです。

ちなみに、同じ飛行機でイスタンブールに行く乗客の中には団体客もいました。

さすがにまだ団体での海外旅行はいないかなと思っていたので少し意外でしたが、話を聞いているとどうやらイスラエルのエルサレムに向かうキリスト教のご一行様のよう。

毎年エルサレムに巡礼に行っていたのが新型コロナウイルスのために2年?、中止になりようやく今年行けるようになったと、嬉しそうに話しているのが印象的でした。

やっぱり私以外にもこの日(海外にまた出られる)を待ち望んでいた人はたくさんいたんだな、と改めて海外に行く実感をかみしめます。

飛行機に乗る時、機内でもコロナ前と変わったことと言えば、マスクが配布されるのとアルコールシートがまず配られること。

ただ、イスタンブール空港に到着し、トランジット手続き(といっても荷物検査と移動だけ)を済ませて空港内を歩いてみると、日本とは違ってコロナ前とも全然変わらないぐらいの雰囲気でした。

飛行機に乗る際はまだまだマスク着用義務が多いと思いますが、空港内ではマスクを外している人もたくさんいて、日常が戻りつつあるのを改めて実感します。

 

いよいよアテネ空港へのフライトの搭乗時間が迫り、機内に乗り込む手前の航空チケットのチェックとスキャンの際、ここでもPCRの陰性証明の提示が求められました。

英語で「Vaccination Certificate!」と言われたので、この日のために取り寄せたワクチンパスポートを提示。

ワクチンパスポートは海外用のものを取得し、英語で書かれていたものの政府の印章も押されていないシンプルなものだったので通用するか少し不安でしたが、問題なくOKでした!

ちなみにPCR検査の陰性証明の提示でもちろん問題ありません。

海外一人旅(ひとり旅)ギリシャ編:アテネ空港でのイミグレーション

羽田空港に到着してから約19時間、いよいよギリシャに到着!!

数年ぶりの海外!そして久々に味わう、海外の空港に降り立った時の旅が始まる高揚感!

それと同時にちょっとドキドキなのがイミグレーションでの入国審査です。

今回は新型コロナウイルス後初めての海外ということで、念入りに準備をしてPCR検査の陰性証明とワクチンパスポートも持参したものの、やっぱり何かのミスで入国拒否されないかと不安も少しありました。

ちなみに入国に当たって事前に記入が必要な書類(入国カードや税務申告書類)はありませんので、パスポートとPCR検査の陰性証明のみでイミグレーションはOKです。

 

そしていよいよイミグレーション。

結果から言えば、全く問題なく、何ならチェックもとても適当、、。

少し肩透かしを食らったような感じでした。

出国の時とイスタンブールからのフライトでチェックを受けたからかもしれません。

しかも入国審査官から、

「ドコカラキタ??」

とカタコトの日本語で質問され、

「From Japan!」

と、なぜか日本人の私が英語で答えるという謎のやり取り。

PCR検査の陰性証明もパスポートと一緒に提出したのに、それにはほとんど見向きもせずにすぐにスタンプを押してくれました。

今回の旅では一部こちらに住む友人にお世話になったのですが、友人から聞いた話だとギリシャ人は親日な人が多く、日本人にはとても親切にしてくれるのだとか。日本からの入国ということで審査も厳しくなかったのかもしれません。

おまけに、最近日本のサムライを題材にしたドラマ?が流行っているらしく、それも相まって日本が大人気になっているらしい。

これまで海外を旅すると、アジア人である私を見て最初に「日本人?」と聞かれることがだんだん少なくなり、中国や韓国の名前が先に挙がることに複雑な気持ちを持っていたのですが、今回のギリシャの旅では覚えている限り真っ先に「日本人?」と聞かれてなんだか嬉しかったです。

世界情勢が不安定になる中、日本人はとても多くの国から友好的な印象を持たれているというのは、誇ってよいことだと思います。

海外一人旅(ひとり旅)ギリシャ編:アテネ空港からアテネ市内へのアクセス(電車)

一人旅のヒント①:アテネ空港からアテネ市内へのアクセス(電車)

空港から一歩を踏み出し、いよいよここからギリシャの旅が始まります!

まずアテネ市街へ向かう方がほとんどだと思いますので、空港からアテネ市内へのアクセスについてご紹介しておきます。

空港からアテネ市内へはバスでも電車でもアクセスすることが可能ですが、ギリシャに到着したてで荷物も多いため、電車での移動をお勧めします。

アライバルゲートから空港を出て、そのまま車道を突っ切って左右を見渡してみてください。

写真のように2階部分から歩道が向かい側の建物に伸びているのが見えると思いますので、階段を上ってこの建物に向かってください。これが電車の「アテネ空港」駅になります。

アテネ空港から出発する電車は地下鉄(メトロ)のM3ラインか郊外鉄道プロアスティアコスのいずれかになります。同じプラットフォームから出るので、出発時刻があまり変わらないようでしたらM3に乗った方がそのままアテネ市内の中心地に向かうことができますが、30~40分に1本程度しか無いため、郊外鉄道が早く出るようでしたらそちらに乗車して、途中、Plakentias駅でM3に乗り換えることも可能です。

ちなみに車内は郊外鉄道の方が清潔で快適でした。

一人旅のヒント②:アテネでの電車の乗り方

地下鉄構内にあるチケット販売機

ギリシャ、アテネでの電車の乗り方ですが、日本と同じでチケット販売機でチケットを買うかSUICA・PASMOのようなICカードにお金をチャージすることができます。

ちなみにICカードも日本と同じように電車だけでなく、バスにも利用することが可能。

さらに電車・バスは90分以内であれば何度乗り降りしても1回分の料金しか取られず、アテネ慣行の時には地下鉄メトロやバスを頻繁に利用することになると思いますので、数日滞在する予定があるようでしたらICカードを購入してある程度お金をチャージしておくことをおススメします。

ICカードは駅構内にあるサービスカウンターでもらうことが可能ですので、駅員がいる時間帯に立ち寄ってICカードをもらってください。

チケット販売機

チケット販売機は差込口みたいなものが多く、最初は操作に戸惑うと思いますので利用方法をご紹介しておきます。

ちなみに、ICカードのチャージは写真のチケット販売機の画面の左下にあるソケットがカードの挿入場所になります。

まずは英語での画面操作をタッチ(イギリスの国旗のマーク)すると、メインメニューが表示されます。

「Buy Travel Product」が通常のチケット購入、「Top Up」がICカードへのチャージです。

アテネ空港へ向かう場合、空港からアテネ市内へ向かう場合は「Athens & Airport」、アテネ市内を移動する場合は「Athens Area」でOKです。

なお、空港からアテネ市街へは一律9ユーロかかり、通常の料金とは別料金になるので注意が必要です。

筆者は最初そのことを知らず、ICカードで確かに9ユーロを払ったのですが、改札ゲートをくぐろうとICカードをかざしてもエラーとなり、駅員さんに助けを求めるハメになりました。。

駅員さん曰く、「空港へは別料金だからICカードじゃ無理よ」とのことでした。

上記の写真の通り空港チケットは90分間のみ有効のようですので、この有効時間にも注意が必要です。現金、クレジットカードいずれかの支払い方法を選択して支払いを行ってください。

ICカードにチャージする場合は、最初のメニューで「Top Up」→「E-Wallet」を選択してチャージする金額を決定します。チャージ金額は「Manual」で好きな金額を指定してチャージすることが可能です。

電車やバスの乗車は1回1.2ユーロだったと思うので、滞在日数と利用想定回数からチャージする金額を決定してください。

 

ICカード、乗車チケットを購入出来たら後は日本での電車の乗り降りと同じ要領で、改札にあるスキャン場所にチケットをかざせばゲートが開きます。

降車駅で改札を出る時にも同様にチケットをかざす必要があるので、無くさないようにしましょう。

ちなみにICカードを利用する場合は、改札にかざした時に残額が表示されますので、残額が少なくなってきたらチャージしてください。

ICカードの残額は駅のチケット販売機のメニューにある「Card Info」でも確認することが可能です。

 

さて、次回からいよいよギリシャの一人旅旅行記と共に、旅の情報をお伝えします!

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