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一人旅(ひとり旅)にも隠れた人気の国、グアテマラの観光情報5選

中南米のグアテマラという国をご存知でしょうか?日本人にはあまり馴染みの無い国かもしれませんが、実は世界中のバックパッカーがおススメする国なんです!

実際にグアテマラに旅をしてその魅力を実感した筆者が、グアテマラの観光スポットをご紹介します!
グアテマラの観光情報の他、一人旅をする上で役立つ情報満載でお届けします。

グアテマラの観光情報①:グアテマラの基本情報

グアテマラは北米の国アメリカと南米大陸との間にある中央アメリカに位置しており、大きさは日本の3分の1程度です。

ほとんどの旅人は近隣のメキシコ、ベリーズ、パナマあたりの国と含めてグアテマラを観光するのが王道のよう。

日本からグアテマラまでの直行便の飛行機は出ていませんが、メキシコまでは日本から直行便があり、片道約13時間で到着します。中央アメリカに位置しているため、日本からのアクセスはやや時間がかかってしまいます。

公用語はスペイン語

グアテマラでは基本的にスペイン語しか通じません。若者の中には英語を話せる人もいましたが、基本的にお店のスタッフは英語を話せない人が多いので、スペイン語の本を持ってくと良いでしょう。

また、グアテマラに限らずどの国を観光する時も、「ありがとう」や「こんにちは」といった基本的な言葉はぜひ覚えておいて、現地ではまず現地の言葉であいさつをしてみましょう。このようなちょっとしたことで現地の人の反応が全然変わってくるので、旅が一味も二味も違うものになりますよ!

グアテマラの特産品

グアテマラの特産品をいくつかご紹介しましょう。

派手で可愛い民族衣装「ウィピル」

グアテマラの先住民族は「ウィピル」という民族衣装を着ています。
ウィピルは村ごとに独自のデザインや色合いがあり、一目で出身地がわかるぐらい千差万別です。その色鮮やかさは「グアテマラ・レインボー」と評されるほど。
この衣装を作るのには手の込んだものだと、2〜3カ月以上かかるものもあるそうです!

カラフルな織物製品や工芸品

グアテマラには素朴さと温もりが伝わってくるような民芸品が数多くあります。こうした民芸品も各家庭の女性が1つ1つ手作りで製作したものです。

グアテマラの織物を使った独特な色合いのカバンやポーチ、スカーフ、財布、絨毯など、どれもお土産にぴったりで、喜んでもらえること間違いなしです!

コーヒーが美味しい

グアテマラはコーヒーの名産地として有名で、その生産量は世界第10位だそうです。皆さんも日本でスタバやカフェに行ったとき、コーヒー豆の原産地が書かれているのを見たことがあるかと思いますが、「グアテマラ」という表記もよく見かけるのではないでしょうか。
グアテマラの厳しい寒暖差や豊富な雨量などはコーヒー栽培には絶好の条件であるため、高い品質のコーヒー豆を生産することができます。

グアテマラの観光情報②:旅をする時の注意事項

グアテマラを一人旅で観光する際に、注意が必要なことがいくつかありますので、ご紹介しておきます。知ってさえいれば問題なく快適に過ごせるので、必ず目を通してください。

ツアー会社に騙されるな

現在グアテマラの観光地で横行してるのが、ツアー会社のバス予約時の詐欺です。
次の都市まで移動するバスチケットを買った際に「戻りのバスチケットも買う?」と聞かれます。往復分のチケットを購入しないかということです。
ここで絶対に「復路のバスチケット」は購入しないでください。

復路のバスに乗ろうとしても席は確保されていなかったという被害が毎日のように起こっているそうです。

筆者は事前にこの情報を知っていたので片道分だけ購入しましたが、実際に復路のバスの乗車時にこの被害にあっている人に遭遇しました。現地のバス会社は対応してくれないので、チケットを買い直す羽目になります。

後で不快な思いをしないためにも、必ず現地からの片道のみを予約するようにしてください!

危険な都市には近寄らない

どの国でも治安の悪いエリアには近づかないのが快適で楽しい観光、一人旅をする基本ですう。グアテマラでは首都のグアテマラシティが治安の悪い国としてワースト10入りするなど、地域によっては危険な場所もあるそうです。

一方、それ以外の有名観光地は、むしろ中南米の中では比較的安心して観光できると感じました。治安の悪いと言われている場所だけ避ければ問題ないと思います。

両替用の現金を持って行く

筆者が滞在していた期間だけかもしれませんが、現地のATMでカードが通常通りには使えませんでした。何枚かのカードで試したところ、VISAのカードだけは使うことができました。
単にATM機の問題かもしれませんが、いざという時にお金が引き出せないと焦りますよね。

万が一の為に両替用の日本円や米ドルを持っておくと良いと思います。

グアテマラの観光スポット①:世界遺産の街アンティグア

それではここから本題の、グアテマラの観光スポットをいくつかご紹介します。

まず最初にご紹介するアンティグアは1979年に世界遺産に登録された街で、様々な大聖堂や教会が綺麗に保存されています。以前はグアテマラの首都だったこともあり、今でもグアテマラ観光の拠点として栄えています。

エル・アルコ時計台

この時計台はアンティグアのシンボルです。時計台の周りは歩行者天国になっており、様々なお店が並んでいます。この通りはとても長いので、お店を一通り回っていると2、3時間くらいはかかると思います。

ラ・メルセー教会

先ほどご紹介したアンティグアのシンボル「エル・アルコ時計台」のアーチをくぐり抜けた先にあり、黄色の壁に白い模様が美しく描かれています。

周りは広場になっており、いろんな屋台が立ち並んでいました。その1つ、タコス屋さんではかたい生地の上にアボガドや麺のようなものまでたくさん乗っけてくれます。

十字架の丘

階段を15分くらい登って行った先にあるのが十字架の丘。アンティグアの美しい街並みを一望することができます。背景にはグアテマラの名山「アグア火山」の絶景が広がっており、綺麗な写真を納めることができます。

グアテマラの観光スポット②:セムクチャンペイ

世界遺産の街アンティグアから10時間くらいの距離にあるセムクチャンペイは、大自然の中にあります。
エメラルドグリーン色の石灰棚が有名で、国内の観光客からも絶大な人気がある人気観光スポットです。

ちなみに近くの街から石灰湖のある入り口までは、このように車の荷台に乗って移動します。グアテマラではこの光景が当たり前です(笑)

展望台

入り口から30分くらいトレッキングで登った先にある展望台からは壮大な絶景が広がっています。

トレッキングは涼しくて人もいない午前中がおすすめです!筆者は午前10時ごろに観光したのですが、写真を撮ろうとするとまだ太陽の角度が浅く、景色に影がかかってしまっていました。

午前11時くらいになるとだんだん太陽が高く昇り始めて、水の透明感が一気に輝きだします。
ですがそれと同時に一気に人が増え写真の列も長くなっていくので、10時30分前くらいにはトレッキングをスタートするのがベストだと思います!

天然ドクターフィッシュ体験

川の中では泳いで遊ぶことができます。また、階段状になっているのでその段差からジャンプする人が多いです。
ここの一番の見どころは天然のドクターフィッシュがいること!足をいれて大人しくしていると、だんだんと魚が集まってきて足の周りをパクパク食べ始めます。


筆者はドクターフィッシュ初体験だったので、ドキドキしていましたが、つつかれている感じがくすぐったかったです。
普通ならお金を取られるのに、無制限で自然のドクターフィッシュを体験できるのは嬉しいですよね。

洞窟探索ツアー

石灰棚のすぐ近くに洞窟があり、中はガイドをつけて案内してもらうことが可能です。ですがこのツアーはアクティビティを通り越して、結構な恐怖を感じるので、心の準備をしておきましょう(笑)

洞窟を歩いていると途中から水に入っていくのですが、その水はだんだんと深くなりついには足がつかないほどになります。水の上にはロープがかかっているので、それを手で掴んで進んで行くのですが、片手にろうそくを持っているので、なかなか大変でした。
ライフジャケットは泳げる人でも必ず借りた方がいいと思います。

希望者は途中で岩に登って水の中に飛び込む度胸試しの遊びも体験できます。
一番怖かったのは、岩と岩の間から水がウォータースライダーみたいに勢いよく流れてる穴があり、その先も見えない状態で飛び込んでいったときです。落ちた時にはろうそくの火が消えて、周りが何も見えないのでとてもドキドキしました。

約1時間のツアーを終えて戻ったときにはすごく達成感があったのを覚えています。
このツアーはハシゴを登ったり、泳いだりジャンプしたりでとても盛りだくさんな内容なのに、1,000円くらいで参加できちゃうのも嬉しい!このスリルを楽しむ自信がある人だけにおすすめします!

ちなみに私が参加したツアーには、オプションで浮き輪と一緒に川を下っていくアクティビティも付いていましたが、さきほどまでのハードな洞窟とは全く違って、平和すぎて戸惑いました(笑)

グアテマラの観光スポット③:アティトラン湖

アティトラン湖は約8万4千年前に、火山の噴火によって出来たと言われています。そのため周囲には断崖絶壁や、富士山のような姿の美しい火山が並んでそびえ立っています。

この場所を観光すると、美しい景色とその周りで暮らす村の平和な生活に癒されることでしょう。治安も良いので長期で滞在してまったりするのに最適です。

湖の周りにある村を巡る

アティトランの街にはいくつもの村が点在しています。それぞれの村でウィピル(民族衣装)や民芸品に違った特色があるので、ボートに乗って周り、それぞれの村を観光して楽しみましょう。

おしゃれなカフェもたくさんあるのでグアテマラのコーヒーを飲み比べするのも楽しいです。
おすすめなのはパナハッチェルという街にある「Cristalinas」というカフェ。落ち着いた内装で、Wifiのスピードも速いので休憩にぴったりな場所です。

メルカド(市場)

街のマーケットであるメルカドではお土産から日用品まで様々な種類のものが売られています。村によって開催する曜日が決まっているので、滞在日にあった街を選びましょう。

本格的にたくさんものを買い占めたいという人におすすめなのは「チチカステナンゴ」という場所のメルカドです。アクセスは大変なのですが、アティトラン湖周辺でも最大級の市場で、世界中のバイヤーが買い付けに訪れるそうです。

開催するのは木曜と日曜で、お店は15時頃には閉まりだすので午前中に行くようにしましょう!

また、メルカドに来たらグルメも楽しみの1つ。野菜から果物、香辛料までたくさん種類があります!

イチゴは海外の市場ではあまり見ることがなかったので、久しぶりに食べることができて感激しました!
日本では見たことのない珍しいフルーツも並んでいるので、この機会にチャレンジして見るのも面白いと思います。

このフルーツ盛り合わせも100円ほどでゲットできました。メルカドで新鮮な食材をたくさん買ってみましょう♪

インディアンノース

山の形が人の横顔に似ており、鼻が特徴的なことからこの名前がつけられたそうです。
この山から見る朝日が綺麗だという話を聞いたので、早朝4時頃に出発するツアーを予約しました。

車で山の入り口まで行き、そこからガイドの指示にしたがって暗闇の中を登山します。
距離はそんなに長くないのですが、結構な急斜面なのでゆっくり登って行きました。
ついた時はまだ薄暗かったのですが、街の夜景と星空が幻想的でした。

しばらく待っていると、だんだんと周りが明るくなってきました。そして、湖の先の山から浮かんでくる朝日はとても美しく、言葉を失います。

 

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した観光スポットの他にも、森林の遺跡である世界遺産のティカールなど、歴史的な街、自然、遺跡、世界遺産と実はグアテマラには魅力的な観光スポットがたくさんあります!

ぜひこの記事で興味を持っていただけたら、中央アメリカの国グアテマラへの一人旅観光を計画してみてくださいね!

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