トルコの旅でも最も人気の観光地の1つ、カッパドキア。
世界遺産でもあるカッパドキアの観光で有名なのは、気球での空中散歩!筆者も実際に旅で訪れた際、気球はもちろん素敵でしたが、それ以外にもたくさんの観光スポットや見どころを堪能してきました!
今回はそんなカッパドキアの観光情報をグルメや宿泊情報もまとめてご紹介したいと思います!
【世界遺産】カッパドキアの観光情報①:基本情報
世界遺産であるカッパドキアは、街の中にたくさんある奇岩が特徴的です。
このたくさんの奇岩は、古代の火山活動で発生した異なった硬さの火山灰や溶岩が重なり合うことで生まれたと言われています。
奇岩が特徴的なカッパドキアでは、この岩石を彫って作られたホテルやレストランがとても人気です。
そんな世界遺産、カッパドキア観光のベストシーズンは、降水量が少なく晴れる日の多い5月~9月です。
【世界遺産】カッパドキアの観光情報②:外せない観光スポット
それでは、世界遺産カッパドキアの観光スポットをいくつかご紹介したいと思います。
地下都市探検
キリスト教徒がイスラム教徒からの迫害を逃れるために、隠した入り口から繋がる巨大な地下都市を築きあげました。
カッパドキアの歴史は謎が多いようですが、地下8階にもおよぶ大規模な地下都市には、礼拝堂、台所、寝室、学校の教室が存在しており、5,000人以上もの人が住んでいたとされています。
地下都市は全く光が入らないため非常に保存状態がよく、絵や文字までもしっかり残されているそうです。
実はこうした地下都市は発見されていてもほとんど公開されておらず、 36の地下都市のうち公開されているのは4つの都市のみです。
中でも有名なのは以下の2箇所。
・カイマクル地下都市(Kaymakli Yeralti Sehri)
住所:Kaymakli Kasabasi, Derinkuyu, Nevsehir, Turkey
・デリンクユ地下都市(Derinkuyu Yeralti Sehri)
住所:Bayramlı, Niğde Cd., 50700 Derinkuyu/Nevşehir, Turkey
ちなみに、案内して頂いたガイドによると、この2つの都市は地下で繋がっているらしく、8kmくらい歩けば到達できるようになっているそうです。
ギョレメ野外博物館
ギョレメの中心地から徒歩約20分の所にある人気の観光スポットが、こちらのギョレメ野外博物館。
道中は日陰がないアスファルトの上を歩くことになるので、日差しの弱い午前中の早めのうちに行くことをおすすめします。
途中で現れた、たけのこのような岩に圧倒されます。
その近くにはたくさんの壺がくくられている木を発見しました。名前や文字が書いてあったので、願い事を書いているのだと思います。
博物館付近は緩やかな坂になっていたので、息を切らしながらようやく入り口までたどり着きました。チケット売り場は空いていたので、スムーズに入場することができました。(入場料:30トルコリラ)
この博物館では、いろんな奇岩を見ることができたり、昔に掘られた岩の中に入ることができます。そして、岩の中にはキリスト信徒が作った教会や修道院が。
当時この一帯には350~500もの教会があったそうで、現在は約30の教会が博物館として公開されています。
信徒が描いた鮮やかなフレスコ画は今も鮮やかに残っていますが、ほとんどの顔が石をぶつけられたのか、潰れていて少しゾッとしました。
そして一番に驚いたのは、骸骨が展示されていることです。入れ物も岩を掘り上からガラスを被せているだけの簡易なもの・・・・。
なんでこんなところに、、と混乱してしまいました。
敷地の中は広いですが、順番に周っていけばスムーズに進んで行くことができます。階段を登ったり降りたりするのが大変でしたが、探検気分で楽しむことができました。
中にはカフェスペースもありますが、驚くほどの値段です。笑
ギョレメ野外博物館は、歴史は謎が多く解読は難しいようですが、いろんな岩の景色や洞窟を見て楽しむだけでも十分価値がある観光スポットと思います。
見て周ると結構な時間がかかるので、一日の内でも体力がある初めの方にスケジュールに組み込むことをおすすめします。
【名称】ギョレメ野外博物館(Goreme Acik Hava Muzesi)
【住所】Merkez, Muze Cd., 50180 Goreme Belediyesi/Nevsehir Merkez/Nevsehir
【開館時間】:8:00~18:45(冬季は16:30まで)
【休業日】無休
ウチヒサール城
ウチヒサール城は岩でできた奇妙な形のお城です。カッパドキアのエリアで最も高い場所に位置しており、とても目立っていたので気になって現地の人に行き方を聞きました。
街からは徒歩だと1時間半ほど、バスなら10分程度で到着することができます。夏の昼間は本当に日差しが強いので、筆者は徒歩で行くことには心が折れました。。
バスでのアクセスの場合、バスターミナルから“Nevsehir”(ネブシェヒル)行きのバスが 30分おきくらいに出ているので、そのバスに乗車します。
お客さんの乗車率はだいたい半分くらいだったと思うので、車中もとても快適で、バスからの眺めも綺麗でした。
景色に夢中になっている間に1つめの停留所に到着しましたが、誰も降りなかったので、筆者もそのまま座り続けていました。
すると、あっという間にお城からは距離が離れていき、気が付くと次の街ネブシェヒルに。。ネブシェヒルの街は思いの外活気があり、いろんなお店が並んでいたのがせめてもの救いでした!目的地ではありませんでしたが、せっかくなので探索してみることに。
すると、大きいショッピングモールを発見!
カッパドキア観光の拠点となる「ギョレメ」という街には、お土産ショップやスーパーくらいしかなかったので、このようなモールがあることに驚きました。
むしろこのエリアのほうが食べ物の種類も多く、お買い物も楽しめそうです。衣類など何か必要な物を調達したいときは、この街に来ると良いと思います!
その後は来た道を戻りまた同じバスに乗りました。
無事、ウチヒサール城の最寄り駅に降りましたが、そこからお城までも結構距離があって、15分ほど緩やかな坂を登って行きました。
目の前で見ると1つの巨大な岩のようです。
入口で入場料(7トルコリラ)を支払った後、岩の周りにある階段を登っていきます。お城というよりも洞窟のような雰囲気でした。
ポコポコと合いている穴が面白い。
そして、お城を登りきると一気に見晴らしが良くなります。360度のパノラマには、岩だらけの大地から赤茶色の町並みまで広がっています。
坂が多くたどり着くまでは少し大変でしたが、ここからの景色は見る価値有りです!
【世界遺産】カッパドキアの観光情報③:気球観賞
世界遺産の街、カッパドキアでは毎日のように空に上がって行く気球を眺めることができます。
気球は朝日が登って来るタイミングで一気に上がるので、その光景を見るためには日が出る前に出発しなければいけません。
ちなみに気球は、天候が悪い日は上がらないので、宿を出発する前に宿のスタッフに確認したほうが良いでしょう。
空が明るくなっていくに連れて、だんだんと気球が上がって行き、そしてあっという間に星のようにたくさん散らばっていきます。
小さく見える気球は、遠すぎてまるで止まっているように見えましたが、近くで見た気球はとても大きく、中にもたくさんの人が乗っていました。
気球に乗っている人たちの目には一体どんな光景が広がっているんだろう・・と考えるだけでワクワクしてきます。
幻想的な岩の町並みに、小さく散らばる気球が何とも合います。動かないようでだんだんと変化している気球の景色は、何枚写真を撮っても飽きませんでした。
どこからやって来たのか、可愛いワンちゃんも景色に酔いしれている様子♪
【世界遺産】カッパドキアの観光情報④:その他人気のアクティビティ
乗馬体験
カッパドキアでは乗馬が1時間20ユーロからと、手軽に乗馬体験することができます。街を歩いていても、当たり前のように乗馬中の人とすれ違いました。
中でも夕日や朝日の時間に合わせた乗馬が人気のようです。気球をバックに乗馬している姿がかっこよすぎますよね!
クワッドバイク
中国人などアジアの観光客を中心に人気なのが、クワッドバイクの運転ツアーです。
実はカッパドキアに住む人はこのクワッドバイクを当たり前に所有しており、車の代わりに使っています。
このバイクはものすごくスピートが出るので、ワイルドに峡谷の中を走る気持ち良さは忘れられない体験となるでしょう。
夕日・夜景鑑賞
カッパドキアの街は夜になるにつれて、周りの岩がライトアップされ、より幻想的な空間に変わっていきます。
街の中にいるだけで感動しますが、できれば高台まで登ることをオススメします。
この高台は朝日や気球を見るときにも観光客が集まるポイントです。夕方にもたくさんの人が集まっていました。
場所的には近いのですが、坂が急なので登りきるには女性で15分ほどかかるので、日没まで余裕を持って出発することをオススメします。
高台でゆっくりと沈んでいく夕陽を眺めながら、静かにまったりとした時間が過ぎて行きました。まさに旅でしか味わうことのできない至福のひと時。
そして夜が老けていくと、今度は綺麗な夜景が広がります。他では見ることのできない光景ですよね。まるでハリーポッターの街に迷い込んだかのようでした。
【世界遺産】カッパドキアの観光情報④:レストラン、おすすめ料理
カッパドキア観光の楽しみといえばグルメもその一つです。トルコ料理は世界三大料理と言われるくらい、世界も認める美食の国なんです。
カッパドキアでもたくさんの美味しい料理と出会うことができたので、中でも特におすすめのメニューをいくつかご紹介します。
ケスティケバブ
壺の中に肉や野菜をいれ、オリーブオイルをたっぷりいれて壺ごと焼いた煮込み料理です。壺の側面をでコンコンとたたくと、壺の切れ目できれいに割れるようになっています。
出来立てアツアツで、体が温まりますし、味が染みこんでいてパンにもよく合うんです!
マントゥ
小麦粉を練って作られ、水餃子のよう見た目をしています。ヨーグルトをベースとしたソースがかかっているのが特徴です。素朴な味なのですが、もちもちとした食感が癖になる一品です。
キュネフェ
「カダイフ」というパリパリの生地の中に、よく伸びるチーズが入っているスイーツです。
上からシロップをかけてあるためとても甘いですが、ちょっとずつ食べていくうちに病みつきになります。
レストランで注文すると温かい状態で出て来ます。
ストラッチ
トルコのライスプディングで、お米の粒感がいい感じに残っています。牛乳プリンのような感覚で重過ぎずぺろっと食べ終わります。
日本人は甘いお米に抵抗がある人もいるかもしれませんが、是非スイーツという感覚でトライしてもらいたいです。
ちなみに、トルコの食事の特徴は、必ずパンが付いて来ることです。トルコ人と一緒にレストランに行った時には、食前からヨーグルトとメロンまで出て来てきました。
デザートが先に出てきたり、パンにヨーグルトを付ける習慣などを見てとても驚きましたが、こういった文化の違いを感じられるのもトルコでの食事の面白いところだと思います。
【世界遺産】カッパドキアの観光情報⑤:宿泊情報
人気観光都市のカッパドキアにはたくさんのホテルがあります。
特に岩の中に作られた「洞窟ホテル」が人気なので、興味がある人は泊まってみてください。ちなみに宿泊するエリアは、「ギョレメ」という観光地が集まっている街が一番便利だと思います。
筆者は今回の旅では、ドミトリーのある宿に宿泊しました。この宿は最近建てられたこともあって、とても綺麗なホテルでした。
さらに1泊1,000円もしないのに、朝食ビュッフェまで付いて来るんです!ここまでコスパの良い宿はなかなかないと思うのでとても気に入りました。
【名称】Peace Stone House
【住所】Isalı-Gaferli-Avcılar Mah.Ragıp Üner Cad.No:12, 50180 Göreme/Nevşehir, Turkey
【料金】ドミトリー:約800円〜(朝食付き)
いかがでしたか?
カッパドキアでは気球ツアー以外にもたくさんの観光スポットや見どころがありました。
筆者も行くまでは知らなかったので、当初滞在期間の計画が大きく変わることになりましたが、カッパドキアの街並みがとても気に入ったので、長めに滞在して良かったと思います。
是非みなさんもカッパドキアを旅して、気球以外のいろんな観光スポットやアクティビティを楽しんで来てください!