旅ガイド

【ペルー&ボリビア】国境超えとプーノ、クスコ、リマへの行き方(陸路・バス)

バックパッカー、一人旅の旅人の間で南米の人気の旅先といえばペルーとボリビア。この2か国にはマチュピチュやウユニ塩湖といった人気の観光地が多くあり、そのまま陸路で移動する旅人も多いのではないでしょうか。

今回は、ボリビアの首都ラパスからペルーの国境越え、その先のプーノ、クスコ、さらにはリマまでの陸路(バス)での行き方、移動方法をご紹介します!

1.ボリビアのラパスからペルーへの国境までの行き方(バス)

まずはボリビアからペルーへ陸路で入国するルートをご紹介します。このルートでの国境越えの場合、ペルーで最初に到着するのは「プーノ」という街です。

国境を越えた後の最初の街とはいえ、ブーノまでの道のりは途中でボートに乗って湖を渡ったりバスを乗り換えたりする必要がありとかなり複雑なので、事前にルートと行き方の流れを頭に入れておくと良いと思います。
加えて、宿泊した宿や近くのオススメ情報もシェアするので、あなたの一人旅の参考にしてみてください!

ボリビアの首都、ラパスでの宿泊情報とチケットの手配

まず初めにボリビアの首都ラパスで宿泊した宿をご紹介します。私が宿泊したのは「Guest Home B&B」という宿で、穴場でなのでオススメです。

部屋はドミトリー(共用部屋)ですが、シングルベットなので二段ベッドで揺れるなどのストレスが無いので快適です。さらにドミトリーには珍しく人数は最大でも3人なのでとても静かです。

この部屋以外は全て個室でドミトリーはすぐ満員になってしまうので、早めにBooking.comなどの予約サイトで確認することをオススメします。

そしてこの宿でペルーまで移動のバスチケットを予約してもらえました。チケットの内容は、プーノで降りた後さらにクスコまで移動することができるものです。ボリビアの首都からペルーの古都クスコまでのチケットが取れてしまうのはびっくり。それほど人気のルートということなのかも。

しかも、プーノからクスコまでの移動日は、後から自由に決められるとのことだったので、とても便利だと思いました。
ですが、移動の際にちょっとヒヤヒヤする出来事もあり、注意すべき点があったので、追ってご説明します。

ラパスから国境まで

ペルーまで移動する当日は、近くのホテルにピックアップのバンが来てくれて、そのバンでバスターミナルまで向かいます。

私は「TITICACA社」というバスを利用しましたが、乗車率は高くなく、二人席でしたが隣に人は座っていませんでした。

ボリビアの首都ラパスから、まずは国境の街、コパカバーナまで向かいます。ここまでの道のりは4時間くらいです。車内にトイレは一応ありましたが綺麗ではないので、コパカバーナに着くまでは行けないと思っておいた方が良いと思います。

湖の前に着くと一度ボートに乗り換える必要があるので、一度バスから降ります。その際キャリーなどの大きい荷物は降ろす必要はないので、貴重品だけ持ちます。

ボート乗り場の周りには出店がいろいろ出ているので、余ったボリビアのお金をここで使うと良いとでしょう。

私は小腹が空いていたので、このコロッケのような物を買ってみました。大きなゆで卵も入っていて、衣は揚げたてホクホクでとても美味しい!

ボートは人数が集まり次第どんどん出航していきます。乗り込むには窓口で2ボリ(≒35円)支払いチケットをもらいましょう。そしてボートに乗り10分ほど湖の上を走行していきます。

あっという間に反対側の街に到着しました。こちら側にもお土産屋さんや商店が色々出ています。

この後再びバスに乗車する必要がありますが、自分のバスがどこに来るのかイマイチわかりませんでした。いろんな会社のバスが同じように留まっており、どんどん出発していくので、乗りそびれてしまうのではないかととても不安に。。
同じバスに乗っている人も数が少なくて覚えておらず、バラバラに移動してしまったことを後悔しました。

そわそわしましたが、5分後くらいに自分のバスがやって来てほっと一安心。その数分後、バスは特に人数も確認せず出発、、乗り込んだ乗客の数も確認せず、です。あまりの適当さ加減にちょっとびっくり。。
こんな場所でおいてきぼりにされては困りますよね・・・。

バスを降りてから再出発まではトータル30分くらいの短い時間だったと思うので、買い物に夢中にならないように早めに切り上げてバスを待つことをオススメします。可能であれば一緒に乗っていた地元の乗客の近くで行動すると安心です。

そこからさらに30分ほど走行すると国境の街、コパカバーナの街に到着します。右側の窓からは綺麗な海が見れました。

コパカバーナのバス会社の前で降ろされるので、まずは次のバスの出発時間を確認しましょう。この日は、バスの出発前まで1時間くらい時間があったので、荷物をバス会社に置いて街を探索しました。

ボリビア側国境の街、コパカバーナ

コパカバーナはただの経由地だと思っていましたが、レストランや出店がたくさん出ていたので、結構有名な観光地のようです。のんびりの一人旅であれば、ここで少し滞在するのも面白いかも。

近くには海もあり景色も綺麗でした。

両替所もたくさんあったので、レートを比較してペルーのお金をゲットしました。国境でも両替はできますが、国境に近づくほどレートが悪いのでここでの空き時間で両替する方がお得です。

ボリビアの国境越え

バスの出発時刻が近くなるとスタッフが席の受付を開始します。持っているチケットを見せると、席表に名前が書かれていき、受付手続きが完了。

その際スタッフが気を使って出発時刻をチケットに書いてくれました。ですが、その「OPEN」という文字を上書きされたことが、後から災難を招いてしまうのです・・・。

バスに乗車するとペルーの入国カードが配られますので、出発前に記入を済ませておきましょう。

ペルーとの国境に到着するとバスから降りるように指示があり、そこから入国審査場まで歩きます。これでボリビアとはお別れです、バイバイ、ボリビア!

2.【ペルー】国境からプーノまでの行き方(陸路・バス)

無事入国審査を済ませると、有名なペルーのモニュメントを発見しました。これを見たら「ペルーに来た!」という実感が!やっぱり陸路で国境を超えると、何だかワクワクしますね!

ちなみにボリビアとペルーは1時間の時差があるので、ペルーに入ったら時計を1時間前に戻しましょう。

バス乗り場までの道にもいろいろ出店が出ていました。トイレもあります。

ペルーの人たちは民族衣装を着ているのが特徴的です。

そのあとバスは一気にプーノの街まで走行します。

プーノの街

プーノのバスターミナルには15時過ぎ(ボリビア時間だと16時)に到着しました。バスターミナルの中では、バス会社の客引き競争がすごく、活気に溢れています。

バスターミナルから宿までは徒歩で移動したのですが、道が段差が多かったり地面もボコボコしているので、キャリーの人には結構大変かもしれません。

バスは通っていないので、トゥクトゥクかタクシーが移動手段になります。

街中には小さなワゴンが出ていて、ドリンクやスナックが販売されていました。試しに買ってみたこのチュロスは40円くらいでした。

プーノのトゥクトゥクは車のように改造されていて可愛かったです。

プーノでの宿泊情報

プーノで滞在した宿は「Hostel Virgen de Las Nieves Ⅱ」というところです。こちらの宿では個室とドミトリーが用意されています。

こちらの宿も相部屋はシングルベッドで、4人部屋でしたが私が行った時は2人くらいしか泊まっていなかったので、窮屈に感じませんでした。

立地も良く数泊するのには問題はありませんが、スタッフがあまりフレンドリーではないので同じ価格で他の宿泊施設があったら変更していたかもしれません。

3.【ペルー】プーノからクスコまでの行き方(陸路・バス)

続いてプーノからクスコへの移動をご紹介します。プーノからクスコへはバスで7時間の道のりなので、ちょっと遠いですね。

プーノのバスターミナルは客引きがすごくうるさいので、長居すると疲れます。。でもその反面、いろんなバス会社がバスを手配しているので、予約しなくても待たずに乗車できると思います。

ご参考までに、バスターミナルにあったプーノを起点とする時刻表はこちらです。だいたい1日に3便ほど出ているみたいですね。

要注意!バスチケット

今回は、ボリビアで購入したチケットでプーノまでも、そしてクスコまでいけるので、そのチケットを提示しました。

ですがそこのスタッフに「これはチケットはもう使えないよ。」と言われてしまいました。

問題の原因はチケットに書いてあった「OPEN(何日の便でも乗れる)」という文字が消されて、コパカバーナで乗車した時間を上書きされていたからです。
でもこれは上書きした人のミスであり、私は確かにクスコまで有効のチケットを購入しています。
ここで折れるわけにはいかないので必死に説明すると、渋々におばさんがバス会社に電話をかけ始めました。

電話が終わると承諾してもらえて無事バスの予約をすることができました。おばさんは不機嫌そうでしたが、怖がって行動していなかったら後から後悔していたと思います。

無事問題なくチケットが使えたものの、できれば大変な思いはしたくないもの。ボリビアのラパスからクスコまでの長い道のりの中で多くの場所を経由していくので、バスチケットの管理は厳重に注意したほうがいいと思いました。

クスコはペルーの古都でもあり、道路が広く、交通量も多いです。

中心地までの大通りでは民間バスが走っていますが、バス停の近くにいればバスの中のスタッフが声をかけてくれるので、行き先を確認してから乗車しましょう。

 

クスコの道路も坂が多くて石畳の道が続いているので、短距離でも大荷物を持った移動は結構大変です。

クスコでの宿泊情報

クスコで滞在した宿は「Xplora Hostels」です。

ここはできたばかりで広くて綺麗なのに人があまりいなかったので快適でした。内装も掃除が行き届いており、とても快適!

リビングやキッチンも広くて便利でしたし、スタッフも親切でとても居心地がよかったので、この宿には2週間くらい宿泊しました。

4.【ペルー】クスコからリマへのバスでの行き方(陸路・バス)

最後にクスコからリマへの行き方をご紹介します。

バスチケット予約方法

クスコからリマへバスで移動する場合、21時間という大移動になるので、場合によっては飛行機で移動するほうがいいかもしれません。私はもう出発までの日数がなかったので航空券が高くなっていましたが、早めに予約できるのであれば飛行機でも値段があまり変わらないそうです。

今回私が利用したバスは「Cruz del Sur」という有名なバス会社で、チケットは3日前に公式HPから予約しました。

URL:https://www.cruzdelsur.com.pe/

予約は難しくはありませんでしたが、一応宿のスタッフに確認してもらいながら予約しました。

当日のバスでの行き方

当日大きなバスターミナルに向かったのですが、実はCruz del Sur社のバス乗り場はここではなく、Cruz del Surのオフィス発だったのです。。
気付いたときはすでに出発の20分前だったので、急いでダッシュ!

幸いそのオフィスはバスターミナルから歩いていける距離だったので、猛ダッシュして間に合うことができました。

この地図がCruz del Sur社のオフィスになりますのでご参考にしてください!

無事にバス乗り場に到着すると、乗車する前にパスポートの提示を求められました。さらに、車内でスタッフが顔を記録するためにビデオを撮影して回っています。

事件が多いのか、ここまで厳重に対策しているバスに乗ったは初めてだったので戸惑いました。

今回は18時に出発し、到着は次の日の15時前後になります。車内は新しく、モニターやUSBも付いていました。

ブランケットや枕も配布されるので、21時間の長旅とはいえ快適に過ごすことができました。

さらに、食事も夕食と朝食が提供されるのも嬉しいポイント。

長距離の移動なので、到着時間は大きく前後する可能性があり、旅のスケジュールは余裕を持った計画を立てておくとよいでしょう。

リマで到着するバスターミナルはここです。

リマでの宿泊情報

ここから宿までの移動方法を調べていなかったので、近くのコンビニ店員さんに尋ねると、バスは通っていないと言われ、近くでタクシーを拾えたので、タクシーで宿まで向かいました。

このドライバーさんは宿の場所をちゃんと見つけてから降ろしてくれて親切でした。

滞在したのは「Orchid Hostels」という宿です。

広くて綺麗な施設でしたが、ドミトリー部屋の人数が10人くらいだったので快適に眠ることはできませんでした。

朝食も付いていて立地も良いので、少人数のドミトリーや個室部屋を利用すれば快適に滞在できると思います。

 

以上、ボリビアのラパスから国境を越え、ペルーのプーノからクスコ、さらにリマまでの行き方をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

バスも飛行機も予約が埋まる可能性があるので、事前に予約を取ってから訪れることをオススメします!ボリビアやペルーは各所に見所が多いので、効率良く移動してたっぷり観光を楽しんで来てください!

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