ひとり旅コラム

海外ひとり旅から学ぶ人生のヒント①:ぼったくりやトラブルからの学び

見るもの、感じるもの、食べるもの、聞くもの、触れるもの、、全てが違う海外でのひとり旅。

そんな刺激的な海外のひとり旅は、時には日々の生活を乗り切るためのヒントを私たちに教えてくれます。

海外ひとり旅から学ぶ、人生のヒント。

第1回目は、海外旅ではよくあるぼったくりトラブルから学ぶべきこと。

ぼったくりを防ぐコツもあわせてご紹介します!

 

海外旅とぼったくりトラブル

何もかもが別世界の海外を旅すると、街中をただ歩いているだけでも楽しくなります。

旅慣れた方であれば、すぐに最初のちょっとしたドキドキや緊張も抜けて、リラックスしながら旅をすることができるでしょう。

ですが、油断は禁物。

私たちは以下の2つの点において、「自分たちは今日本とは違う国にいるんだ」、という意識は常に持っておく必要があります。

①その国、土地の慣習や土地柄を知らない
②その国の人から見れば、「tourist(観光客)」であるということ

「旅をするからには、その国の人たちとも仲良くなりたい!」

と、現地に溶け込むことを旅の醍醐味、目的と感じる方もたくさんいらっしゃると思います。

ですが、その一方でトラブルに巻き込まれる危険があることも頭に入れておかなくてはなりません。

 

一度ダマされたり、トラブルに巻き込まれたりすると、「人を信用すること」がいかに難しいかを思い知らされます。

「この人親切だけど、裏は無いのかな・・?」
「この人について行って大丈夫?」

など、疑心暗鬼に陥ってしまったり。

かといって、すべて拒絶してしまうと、旅の楽しさも合わせて減ってしまうかもしれませんし、もしかするとせっかくの素敵な出会いを逃していることになっているかも。。

それではどうすればいいのでしょうか?

「ダマされた!」に多く見られる共通点

筆者自身、これまでたくさんの「ダマされた!」を経験してきました。

幸いにも、全財産を取られたり、何十万円という桁違いのお金を恐喝された、という悪質なトラブルに巻き込まれていないのが救いです。

高値を吹っかけられる、買うつもりがなかったのにいつの間にか支払うハメになっていた、偽物をつかまされた。

金銭的にはそれほど大きくなくても、後味が悪くて嫌な思いをしてしまうのは、「ダマされた」という思いがあるからだと思います。極端な言い方をすると、「裏切られた」ということでしょうか。

 

これまでの経験を振り返ってみると、そこにはある共通点が隠れていることに気づきました。

それは、

「受け身になっている。」

ということ。

分かりやすく言うと、

「きっかけはすべて自分ではなく、相手側にある」

ということ。

 

「コンニチワ!美味しいお店知ってるヨ!」
「オネーサン、駅までトゥクトゥク乗らない?」
「チケット売り場まで案内するヨ!」
「このミサンガ、カッコイイヨ!試しに付けてみてヨ!」

街で道に迷った、疲れたからタクシーに乗りたい、穴場のお店とかないかな。。

など、「困っているとき」にこのような言葉で声をかけられると、ついつい話を聞いてみたくなりませんか?

「話だけならいっか。怪しければ断ればいいんだし。」

そう思って話をし始めると、だんだんと、

「このくらいの金額ならいっか。」
「めんどくさいし、いい人そうだし。」
「タダなら損はしないよね。。」

となり、勧誘に乗ってしまうことに。

タダと思っていたら、「チップイルヨ!」とか、「600バーツだヨ!」とか、態度が急変したり、後でガイドブックを読むと相場より高いお金を払っていた、なんてことはよくありますよね。

 

もちろん、様々なケースがあるとは思います。

ですが、「相手からの誘い文句についつい身をゆだねてしまう。」というケースは意外と多いのではないでしょうか。

そこには、「自分で判断して、行動する。」という主体性が欠けているのです。

サービスを受けるのはこちらなので、立場上はこちらが強いはずなのに、自分で確認する、聞いてみる、ダメなら他を当たる、ということに億劫になってしまって、言い寄ってくる人の立場に押されてしまう。

物価やその国のことなど、ほとんど知らない、情報的には弱者の立場にある旅人ならしょうがない部分もあるかもしれません。

ですが、主体的に動いてみることで防ぐことができるトラブルも多いのではないでしょうか。

・タクシーやトゥクトゥクに乗るときには、必ず自分から声をかけるか、手を挙げて車を停める。もしくは、ホテルやゲストハウスから正規の会社を呼んでもらう。
・道に迷った場合、自分から何人かの人に声をかけてみる
・ツアーに申し込むときは、ゲストハウスや正規の店以外では絶対に申し込まず、いくつかのツアーを比較してみる
・お店もいくつか回ってみて、その中から一番良さそうなお店を選ぶ

自分で判断しているように見えて、実は特定の相手の提案しか見ず、そこから知らず知らずのうちに「判断させられている」という経験はありませんか?

当たり前のこと、と思われるかもしれませんが、意外と実践は難しいものです。

日々の生活にも「主体性」を

「自分で主体性を持って、行動する。判断する。」

これは旅だけではなく、普段の生活でも、より良い人生を生きるヒントになると思います。

・仕事での契約や見積もり
・就職活動
・恋人とのコミュニケーション
・家や車などの大きな買い物
・友達、家族、同僚との人間関係

些細なことでも、大事なことでも、日々の生活の中で「相手待ち」になっていることはありませんか?

もちろんなんでも、全て「自分が」といって主張しすぎるのも良くありません。

ですが、少なくとも何かの「きっかけ」を生み出すことに関しては、自分の主体性を見失わずに持っていたいものです。

・仕事を選ぶのはあなた自身のはずなのに、自分の価値基準を忘れて、ついつい内定をもらえた会社に身を委ねていませんか?

・恋人や友達、家族との喧嘩や仲違いで、ついつい相手からの出方を窺っていませんか?

主体性を持つ、ということは、言い換えれば「大事な事は妥協せずに自分で決める。」ということだと思います。

自分で決めるためには、自分から動いて、自分の目で確かめて見なければ決断はできません。

 

いかがでしたでしょうか。

皆さんがひとり旅から学んだ、「生きるヒントや知恵」も、ぜひお聞かせください!

 

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