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【キューバ】一人旅(ひとり旅)で知っておきたい旅の基本情報5選

レトロな街並みが人気を呼んでいるカリブ海の社会主義国家キューバ。観光地として盛り上がってきたのはここ最近の話でもあり、あまり情報が無い国でもあります。
今回は近年旅の人気が急上昇している、キューバの一人旅(ひとり旅)で知っておきたい基本情報をまとめてご紹介します!

【キューバ】一人旅(ひとり旅)の前に知っておきたい基本情報

社会主義国のキューバは、独自の文化が育まれており、まだまだ手つかずの美しい海や自然、スペイン・コロニアル時代の街並みが残っています。
海外資本の参入がほとんど無かったキューバでは、今でも70年代のクラシックカーが街を走っているのも特徴的です。

どこかのんびりとしていて、懐かしさも感じる国。それがキューバの魅力の1つではないでしょうか。

日本からの行き方

キューバまでの直行便はないので、カナダのトロント経由か、メキシコのメキシコ・シティかカンクン経由になります。

飛行時間は経由時間も含めて20時間ほどです。

ベストシーズン

キューバには日本のようにはっきりとした四季はなく、1年中通して暖かい国です。その中でも11月から4月の乾季は、雨が少ないので観光に向いています。

治安

外国人への犯罪は重罪として罰せられることもあり、キューバの治安は良いと言われています。ですが、日本とは事情も勝手も異なる海外。スリや盗難の可能性はあるので、貴重品には注意が必要です。

入国前の準備

キューバへの入国時には「ツーリストカード」と「海外保険の英文証明書」が必要になります。
そちらのについてはこちらで詳しくご紹介していますので、合わせてご参照ください。

【キューバ】一人旅(ひとり旅)向け基本情報①:WiFiの利用

キューバには固定WiFiがありません。ネットに接続するためには、「WiFiカード」を購入し、公共のWiFiスポットに行く必要があります。

※2019年よりキューバでも3G通信が解禁になったようで、一般人のモバイル端末からインターネット接続が可能になりました。ただ、キューバに海外から訪れる旅人にとっては、他の国のように空港で現地SIMカードを買って気軽にネット接続!とまではいかないようです。
今後のキューバでの通信事情の発達に期待しましょう。

WiFiスポットの場所

WiFiスポットは街の中のいたるところにあるのですが、野外では特に公園や広場が多いです。
携帯やスマホを触っている人が多く集まっている場所はWiFiスポットである可能性が高いので、歩いているうちに見つかることもあります。

ちなみに大きなホテルではロビーがWiFiスポットになっています。それ以外の建物の屋内ではほとんど繋がっていません。

WiFiカード購入方法

WiFiカードを入手するには大きく2つの方法があります。

① WiFiスポットの付近で転売してるおじさんから購入

大きなWiFiスポットでは、おじさんが「WiFi?」と声をかけて回っているので、その人から購入することができます。

定価の3倍ほどの価格ですが、その場ですぐ買えて楽なのでほとんどの人はそこで購入していると思います。

② 通信会社の営業所で購入する

直接「ETECSA」という通信キャリアの営業所で買うこともできます。
ここでは定価(1枚1CUC)で販売されています。

ただ、お店の場所は観光客には分からないので、現地の人に聞いたりして探さなければならず少し大変です。そのうえ営業時間も短いため、入り口の前にはいつも行列ができています。

ただ、入場の流れは案外早く、観光客でも問題なく入ることができます。

ガラスケースの中にWiFiカードが陳列されており、街で転売されているカードは1時間用だけですが、お店には3時間や5時間パックのカードも用意されていました。

希望するカードを伝えて、パスポートを提示すればすぐ購入できます。

WiFiへの接続方法

WiFiカードを無事購入できたら、カードの裏面にログインナンバーとパスワードが載っているのでそれを接続の際に使います。
パスワードの部分は黒く覆われているのでコインなどで削って情報を取りましょう。

WiFiスポットに行くとWiFiの接続に「ETECSA」が表示されますので、それを選択してログインナンバーとパスワードを入力します。無事にWiFiに接続されると最初にカードの残り時間が表示され、そのあとは自由にネットを利用できるようになります。

注意点

屋外のWiFiスポットでは、利用している人の数や通信の接続状況など、場所によって速度が速いところと遅いところがあり、朝や夜だとサクサク通信できます。

また、このWiFiカードは使用量ではなく時間単位なので、速度が遅い場所で接続していると時間が無駄になってしまいます。せっかく有料でネットに接続しているので通信速度が速いところを見つけて、接続することをオススメします。

【キューバ】一人旅(ひとり旅)向け基本情報②:通貨

キューバでは、実は2種類の通貨が流通しており、お店の値札にも2種類の通貨でそれぞれ値段が表示されています。

・CUC(クック): 観光客用のお金
・CUP(モネダ): 地元民用のお金

為替のレートは「1CUC=1USD」で、1CUCは25CUPに相当します。観光客や旅人は主にCUCを使用するので、外貨を両替するときは必ずCUCを渡されます。

CUPの使用

宿やレストランの支払いなど、観光客や旅人が利用する場所ではCUC支払いが基本なので、CUPを持つ必要はありません。

ですが、実は地元の人が使っているCUPの物価はとても安いので、CUPを持っていると、地元の人と同じ物価で購入できる場面もあります。例えばローカルな商店やバー、屋台フードなど。

CUCで払うと100円の物もCUPだと8円くらいということもあります。

このピザはなんと1枚約10円でした。

最近はCUPばかり利用する旅人も増えてきたので、観光客や旅人用のお店ではCUP払いでもCUCとほとんど同じ値段に設定しているお店も増えてきています。

CUPの入手方法ですが、ハバナなどの両替所でCUCから交換できます。

お札にはキューバの歴史に関わる絵が印刷されていて興味深いです。

【キューバ】一人旅(ひとり旅)向け基本情報③:宿泊情報

キューバでの宿泊は基本的に「カサ」と言われる民泊スタイル。

カタカナの「エ」に似たマークがある家が、カサとして営業している家の印です。
小規模の家であれば家族が普通に住んでいる家にお邪魔してその中の1部屋を使う様な形になるので、まるでホームステイしたかのような体験ができます。

一般の民家でも部屋は広く設備も整っていますし、ハバナにある有名なカサは部屋数も多く滞在客も多いので、ほぼ普通の宿と変わらない雰囲気です。

中にはカサのオリジナルアメニティーグッズまで用意されている家もありました!

なお、カサはWeb上の予約サイトに掲載されておらずHPも出していないので、基本的には現地で直接宿に行って空室を確認、その場で宿泊予約を行います。
今回はキューバでの一人旅で特におすすめしたい人気のカサを何軒かご紹介します!

ハバナの日本人宿

首都ハバナには日本人宿と呼ばれる、日本人が多く集まる家が3軒あります。どこも朝食が付いていて、料金も同じなので大きな差はありません。

ポイントとなるのは、清潔度と「情報量」と言えます。

旅の情報はネットで調べるのが主流ですが、キューバの観光情報はあまり多くないことと、WiFiに繋ぐ時間も限られているので、「情報ノート」と言われる、訪れた人が情報を書き残してくれているノートがとても重要な情報源になります。

1.シオマラさんの家

シオマラさんの家は日本人が一番多く宿泊しており、「情報ノート」の内容も充実しています。
ドミトリーの広さや、清潔度は良いとは言えませんが、スタッフが親切で居心地が良いです。

場所はこちらの地図をご参照ください。

2.ホアキナさんの家

ここには韓国人と日本人が半分半分くらいの割合で宿泊している宿です。広々としていて、清掃も行き届いているので、個人的には一番気に入りました。

朝食もフルーツ・ティーまで付いています。

情報ノートもありましたが、まだ5ページくらいしか埋まっていませんでした。ちなみに韓国語バージョンのものも書いたものを破って持って行ってしまう人が多いらしく、ほとんど残ってませんでした。笑
「地球の歩き方」の本は置いてありました!

ホアキナさんのCasaの場所はこちら。「Joaquina」で検索すると表示されます。

3.ヨハンナさんの家

3番目の選択肢となってきているヨハンナですが、乗り合いタクシーの予約は一番安かったです。宿泊客でなくても予約は可能だったので、宿泊はしませんでした。
ロビーに見た感じでは日本人は1人いませんでした。

ヨハンナさんの家の場所はこちら。「Lhovanna」で検索すると表示されます。

トリニダの日本人宿

トリニダにも「レオとヤミの家」という人気の日本人宿がありますが、とても有名で予約が集中しているので満室の時もあるようです。
部屋も清潔で、一部屋の収容人数も3、4人と少なめです。

オプションで夕食を依頼することができます。
メインメニューは3種類から選ぶことができ、副菜やスープなどは大皿で出て来て、他の人とシェアするようなスタイルです。

とても美味しくお腹もいっぱいになりますし、日本人と話しながら食べられるのが嬉しいです。

レオとヤミの家の場所はこちら。「Hostal Leo y yamy」と表示されています。

【キューバ】一人旅(ひとり旅)向け基本情報④:グルメ・レストラン

キューバの主要都市にはレストランが数多くあり、メインは魚やお肉です。ただ、レストランは観光客用の値段なのであまりお得感はありません。

日本食レストランもいくつかあり、値段も2CUC~5CUCくらいとそこまで高くないので人気です。

屋台の軽食はCUPが使えるので安いですが、正直クオリティーはあまり高くありません。

売店で買えるスナック菓子もほぼ100%湿気っています。笑

日本での常識を覆されるので、あまり期待せずに楽しみながら食べましょう。

 

以上、独特なキューバの一人旅情報についてご紹介しました。

やはりネット環境が不便な点がネックになると思うので、事前に情報を調べて準備万端で向かうことをオススメします。

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