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【海外一人旅徹底ガイド】ギリシャ編⑥:白い街並みとビーチが美しい!ロドス島、リンドスの観光情報

ギリシャの一人旅情報、第6回目は前回に引き続きロドス島の人気観光場所、リンドスの日帰り旅をご紹介します!真っ白な家が立ち並ぶ小さな集落とそれを見守るように造られた丘の上のアクロポリス、そして近くには穏やかで美しいビーチもあり、見どころも多いリンドスへの行き方と観光情報をご紹介します。

ロドス島:リンドスってどんな場所?

リンドスの歴史

ロドス島の西南部に位置するリンドスは、ロドスタウンから約56キロの場所にある、歴史ある街です。

この地に人が住み始めたのは何と紀元前4,000年頃と言われており、紀元前12世紀頃、同じくロドス島で古くから都市が形成されたイリッソス・カミロスと共にこのリンドスも誕生したと言われています。

ギリシャ神話に出てくるトロイア戦争の際にはロドス島から多くの兵が送り込まれましたが、そのほとんどがこのリンドスからだったと言われ、当時からリンドスはロドス島で最も力を持った都市だったことが分かっています。

リンドスを強大な都市たらしめていたものは何かというと、海軍でした。海沿いの都市だったこともあり、強力な海軍を擁していたリンドスは紀元前7世紀まですでに植民地を有していたそうで、地中海の貿易の多くを独占するほどの力を有していたのだとか。

また、リンドスは最初に海軍法を定めた都市としても知られており、後のローマ海軍法や近代の海軍法にも影響を与えたと言われています。

そんなリンドスが最も栄えたのは紀元前6世紀、ギリシャの7賢人の1人にも数えられるクレオブロスの40年以上にも及ぶ治世の頃です。

クレオブロスは公共事業に必要な資金を広く市民からの寄付(投資)により調達したことでも有名で、このようにして調達された資金は紀元前550年、リンドスのアクロポリスにあるアテナ神殿の建設などに使われました。

リンドスの街並み

リンドスは何といってもその真っ白な家々が立ち並ぶ小ぢんまりとした景観が魅力的です。

ロドス島でかつて栄えていたリンドスも、紀元前408年に今のロドスタウンが誕生すると、そこに人が流れていくことになりました。

そして時は流れ、1522年にロドス島を支配していた聖騎士団が島を去った後、すぐにトルコ人たちがロドス島にやって来るのですが、彼らは貿易や商売にあまり関心が無かったため、リンドスの人々は自由に商業や貿易を営むことが認められました。

今あるリンドスの街並みは、その頃の16世紀から18世紀頃までに建てられた「船長の家」として知られる家が現在まで残っているもので、これらの家々の建築や装飾様式はギリシャの他の地では見られない独特の様式を有しています。

そして近年までリンドスの集落はさびれた状態になっていましたが、人気の観光地として多くの観光客がリンドスを訪れるようになったことで観光収益の一部を街の景観の保存に充てることができ、古くからの伝統ある街並みが維持されているのです。

ロドス島:リンドスへの行き方

リンドスへはロドスタウンから出ているローカルバスで行くことができます。片道約90分、5.5ユーロです。

こちらの記事でリンドスへの行き方は詳しくご紹介していますが、再度この記事でも紹介しておきます。

 

ロドスタウンの旧市街地(Old Town)と新市街地(New Town)の境目に、バスのチケット販売カウンターがある通りがありますので、そこでリンドス行のチケットを購入しましょう。

注意して頂きたいのは、バスのチケット販売カウンターは同じ通りに2つあり、1つは空港行きのWestern Route、もう1つがリンドス方面に向かうEastern Routeになります。

リンドス行きのチケット販売カウンターは旧市街地に近い方になります。販売カウンターの側面の壁に時刻表が貼られており、「LINDOS」という文字があるかと思いますので、そこで出発時刻を確認することもできます。

ちなみに筆者は朝9時発のバスのチケットを購入しましたが、それなりに乗客は多くほぼ満席に近い状況でした。

チケットは行先と乗車便(時刻)しか指定することができず、座席は全席フリー席になります。

また、バスはローカルのバスなのでリンドス以外にもたくさんの停留所を通ります。リンドスは先ほどご紹介した通り、海沿いにある白い家が密集した集落で、リンドスに近づくとその景観が見えてくるのですぐにリンドスであると分かります。

多くの乗客がリンドスで下車するので、降りるタイミングで迷うことはないと思いますが、不安な方はドライバーに尋ねるか、グーグルマップでチェックしておくようにしましょう。

ロドス島:リンドスの観光情報

リンドスの集落散策

リンドスのバス停は大通りに面した場所にあり、下車してからリンドスへは坂を下って向かいます。

坂を下っていくとリンドスビーチへさらに下っていく道が左手にありますが、そのまま道を直進するとリンドスの集落の中に入っていきます。

リンドスの集落内は写真のように細い道が迷路のように張り巡らされており、バス停からの入口近くには観光者向けのお店がずらりと並んでいます。

お土産屋さんの他にもレストランやジェラート、クレープ屋さんにカフェなど飲食店もそれなりに多くありますので食事に困ることはないでしょう。

リンドスにはほとんどの観光客がバスで向かうため、バスを降りてリンドスの集落に入る時には一時的に多くの観光客で混雑します。

リンドスの一番の見どころであるアクロポリスはリンドスの集落を抜けて丘に上る階段から入るのですが、まずリンドスの観光客の多くがこのアクロポリスを目指して歩いていきます。

ですので、人の流れについていくと自然にアクロポリスに到着することが出来ると思います。

到着してしばらくすると観光客は思い思いの観光で散らばりだすので、その頃合いになると混雑していた狭い道も人がまばらになり、落ち着いて散策できます。

ぜひ白い街並みを楽しんでみてください。

リンドスの街並みを散策する際に1つ注目して頂きたいのが、住宅前に置かれた写真のようなデコレーションです。

白と黒の丸みを帯びた石を敷き詰めて造られたタイルのようなもので、家によってその大きさや文様も様々。ぜひ注目していてください。

リンドスのアクロポリス

リンドスのアクロポリスはその名の通り、リンドスの集落の背後の丘上に造られた古代神殿です。

アテネのアクロポリスもそうでしたが、アクロポリスが小高い丘の上に造られ、そこから見下ろすようにその周りに都市が形成されている構造はアテネもここリンドスも同じですね。

リンドスのアクロポリスには入場料12ユーロがかかります。

チケットを購入する場所を抜けると右手に急な階段が見えてきますので、この階段を上ってアクロポリスに向かいますが、結構な勾配なので滑りにくいスニーカーを履いていきましょう。

階段を上った先にまず見えてくるのは当時この地を治めていた騎士団長の宮殿跡と、そこから左に曲がった先には貯蔵庫に使われていた洞窟のようなスペースが残されています。

貯蔵庫跡を抜けると右手にさらに上へと続く壮大なファザード跡と階段が現れます。

この階段が造られたのは紀元前3世紀頃とされており、その長さは87メートル、ドーリア式の円柱が42も建てられていました。

全体としてこの柱廊は「U字」の形に設計されているのですが、このような形に設計されたのはこの場所を訪れる巡礼者たちを手を広げて歓迎する形を表現するため、と言われています。

階段を上るとついにリンドスのアクロポリスの頂上に到着です。

アテネのアクロポリスに比べるとその規模は小さく、またこの地に造られたアテナ神殿も幅8メートル、奥行き22メートルととても小ぢんまりしたものになります。

今残された神殿は再築されたものになりますが、アテナ神殿はこのアクロポリスの立地条件(面積や場所など)から計算されてこの大きさに設計されているそうで、これよりも大きいサイズにしてしまうと強風等で神殿が不安定になる可能性もあり、その大きさは絶妙なバランスの上に成り立っているのだそう。

また、この地形から神殿を含めたアクロポリスの設計は通常では見られない南北を軸としているのもリンドスのアクロポリスの特徴です。

頂上に立つアテナ神殿は少し小さめの設計になっているのですが、先ほどご紹介したファザードからこの場所に上がってくるすべてが神殿の一部だと考えると、創建当初はかなり壮大で立派なアクロポリスだったことをうかがい知ることが出来、今は柱やわずかな外壁が残されているだけ、と言うのが残念です。

リンドスのアクロポリスのもう1つの見どころが、小高い丘からの景色です。

リンドスは海岸沿いに造られた集落でビーチもすぐそばにあるのですが、写真の右側にある丸い入り江のような場所には砂浜にレストランが併設されており、食事とビーチを一度に楽しむことができます。

写真からもエメラルドグリーンに映えるきれいな海であることが分かるかと思います。

こちらはアクロポリスから見下ろしたリンドスの集落です。

白い家々が密集しており、周りの景観の色がグリーンやグレーなのでより白い色が映えます。

写真で見ると散策するには少し集落が大きいかな、という印象を受けますが実際に散策してみるとそれほど時間をかけずにある程度回ることが可能です。

リンドスの古代劇場跡

リンドスの古代劇場(写真右側)

リンドスに残されているもう1つの古代遺跡が、古代劇場跡です。

古代劇場跡は上から見ると扇形の観客席跡であることがよく分かるのですが、下から眺めるとその全体の把握とイメージが少し難しいかもしれません。

上記写真の奥(丘の上)に移っているのがアクロポリスで、右側に移っている石の階段跡のような部分が古代劇場跡になります。

アクロポリスの麓にこのような古代劇場が造られた構造もアテネのアクロポリスと同じです。

遠目からだと分かりづらいのですが、リンドスの古代劇場は巨岩を削って造られているため、長い時を経て現在もまだその姿が残されているのです。

リンドスのビーチ

入り江ビーチ

リンドスは海岸に近いこともあり、ここを訪れる観光客の多くが、リンドスの集落やアクロポリスを一通り散策した後にビーチに下りてゆったりとした時間を過ごします。

ビーチは先ほどアクロポリスの上から眺めた時に丸い輪のような形の入り江の部分と、バス停側の開けた場所にあるビーチの2か所がメインになります。

入り江側のビーチは少し隠れ家的な雰囲気があり、テラス席レストランも併設されていることから、食事を楽しみながらビーチも楽しむことが出来ます。

バス停側のリンドスビーチはより開けたビーチになっていて多くの観光客で賑わっています。

 

いかがでしたでしょうか。

ロドスタウンからも日帰りで訪れることができ、十分に満喫できるリンドスはロドスタウンに次ぐ人気の観光スポットになっています。ロドスタウンに数日滞在する場合はぜひ観光プランの1つに加えてみてください。

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