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【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑨:アヌラーダプラの観光情報(菩提樹、イスルムニヤ精舎)

前回はアヌラーダプラの主な見どころの内、ムーンストーンまでをご紹介しました。

今回は菩提樹やイスルムニヤ精舎など、有名な観光スポットだけでなく、広範囲にわたって遺跡が点在しているアヌラーダプラの魅力もお伝えします!

巨大な貯水池から当時のトイレまで、面白い見どころもご紹介します!

前回に引き続き、ざっくり地図でご紹介

レンタサイクル屋で入手したマップ

前回に引き続き、こちらのマップに表示した番号順に回った場所をご紹介しています。

前回は⑦のMoon Stoneまでご紹介しましたので、今回は⑧以降の見どころについてご紹介します!

 

Ath Pokuna (the Elephant Pond)

前回ご紹介した、⑥Abhayagiriya Maha Dagabaと⑦Moon Stoneの周辺にも、多くの遺跡群が残されています。

この遺跡の多くは、⑥Abhayagiriya Maha Dagabanに付随して建てられた建造物の遺跡です。

この周辺の見どころの一つが、こちらのElephant Pond。

スリランカ国内で作られた池では最大級のものになります。

アヌラーダプラでの生活を支える水を供給するために造られ、近くに今も残されているBandara Bulankulama Wewaという貯水湖から水を引いています。

こちらもTwin Pondsと同じように、今の時期は水位が低くなっているようです。

見どころ

・スリランカ国内で最大規模の貯水池
・その大きさは幅48メートル、長さ146メートル。深さは約10メートル。
・Bandara Bulankulama Wewaから水を引くための管が地中に造られており、雨季で水が溢れるとこちらの池に水が貯められていく仕組み。1,000年以上経った今も機能している。

 

当時のトイレまで!

居住地や瞑想用の建物など、様々な遺跡が残っているのもアヌラーダプラの面白いところです。

中には当時のトイレの跡まで!

1,000年以上前のトイレがこうして形として残っているのは、奇跡的なことですよね。

当時の人々の暮らしぶりが見えてくるようです。

 

⑧Lankarama Dagaba

Moon Stoneから、これまで北上してきた分、ここから南に道を進みます。

相変わらずざっくり地図で、道に迷いそうなときは近くの人に地図を見せながら道を聞きました。

続いてやってきたのが、こちらのLankarama Dagaba。

これまで2つのストゥーパと違い、ミニサイズでちょっとほっとしてしまいました。。すでに炎天下の中、自転車をこぎ続けて体力の消耗がヤバいです。。

皆さんも熱中症にはくれぐれもお気をつけて、水分補給をこまめにしてくださいね!

さて、こちらのストゥーパはこれまでと色も違って真っ白。

見どころ

・紀元前1世紀頃に造られたストゥーパで、アヌラーダプラの中では最も小さい。
・ストゥーパの直径は約13メートル、高さは約15メートル。
・大きな特徴として、ストゥーパを守るように88もの石柱が建てられていた。

 

⑨Thuparama Dagaba

さらに南に進むと見えてくるのが、こちらのThuparama Dagabaです。

これで4つ目のストゥーパということで、だんだんと新鮮味も無くなってきてしまいました。。

この時点で15時少し前。自転車を返す16時まで時間もあまりなく、じっくり観れませんでした。。

見どころ

・現在のストゥーパは再築されたものだが、スリランカで最初のストゥーパがこちら。
・紀元前236年の創建になる。
・ストゥーパの高さは約19メートル、直径は約12メートルと、スリムな形になっている。
・こちらも、ストゥーパを守るようにもともとは176もの石柱が建てられていた。

 

⑩Ruwanweli Maha Dagaba

こちらが、3連チャン最後のストゥーパ、Ruwanweli Maha Dagabaです。

菩提樹にも近く、近くには集会場のような場所もあるからでしょうか。ここが一番人が多かったです。

このストゥーパの特徴は、何といってもその周りに建てられた象の彫刻でしょう。

その数なんと338体とか!

スリランカって本当に象尽くしの国だなぁ。。とつくづく思います。

これまで訪れたキャンディの仏歯寺にはとある象の話を紹介する展示部屋があるし、象の孤児院もある。

ホートンプレインズ国立公園には野生の象が生息しているらしい。

そして、このストゥーパを取り囲む象。

インドと言えば牛を大切にしていますが、スリランカと言えば象ですね。

ちなみに、このストゥーパの高さは約101メートル。正確には338フィートなんです。

象の像(シャレではない)も338体、高さは338フィート。。偶然でしょうか。

時間も体力も無いため、ストゥーパの周りを回るのは断念しました。

見どころ

・ストゥーパの高さ、約101メートル、直径約111メートル。
・紀元前2世紀頃の創建だが、その後改修工事がなされている。
・ストゥーパの4つの側面には、"Wahalkada"という、このストゥーパをより美しく見せるための付属構築があり、花をお供えする祭壇が中に設けられている。

 

⑪Sacred Jaya Sri Maha Bodhi

いよいよアヌラーダプラ最大の見どころ、Jaya Sri Maha Bodhiに辿りつきました!

スリランカでは仏歯寺に次いで、仏教の重要な聖地として崇められているこちらの菩提樹。

さすがに人も多く、セキュリティチェックもありました。

仏陀が悟りを開いたときに腰かけていた菩提樹の苗木がインドからこのスリランカにもたらされ、ここアヌラーダプラに2,000年以上も生き続けています。

あまりに神聖な場所であるため、中の構造も結構複雑でした。

中に入ってみると、その一画に透明なガラスケースで覆われた場所があり、その中を熱心にのぞき込む人たちが。

気になって中を覗いてみると、おそらく菩提樹の根っこと思われるものが見え、その周りに賽銭も。

休日とあって、この人だかり。

平日にゆっくり観てみたかったな。。

見どころ

・インドからもたらされた、仏陀が悟りを開いたときに腰かけていた菩提樹。
・書物に記録された歴史に登場する、最も古い木としても有名。
・インドのブッダガヤにある菩提樹は何度か植え替えられており、当初の菩提樹の一部を受け継ぐ木として神聖視されている。

 

Lohamahaprasadaya

⑩Ruwanweli Maha Dagabaから菩提樹に向かって歩く道の途中、向かって左側にあるのがこちらのLohamahaprasadaya。

高い場所に建てられた小屋と、周りに残された数多くの石柱がとても印象的です。

ここは、Chapter Houseといって、僧たちが集まって参事や会議を行う場所だったようです。

当時は何百もの部屋からなる、壮大な建物でしたが、今はその面影はこの小屋と石柱にしか残されていません。

見どころ

・紀元前2世紀頃の創建
・石柱は1,600本あるとされる。
・屋根が銅で造られていたことから、「Brozen Palace」と呼ばれるようになった。
・創建当初は9階建ての建物で、1,000にも及ぶ部屋が造られていた。

 

レンタサイクル返却!

アヌラーダプラは、敷地内をすべて自転車で周れるかと言えば、そうではありません。

最後の⑩Ruwanweli Maha Dagabaから菩提樹までの道は、車や自転車は通ることができず、自転車を入口に置いて徒歩で向かう必要があります。

そのまま自転車で走ろうとしたら、警備員のおじさんに怒られました。。
(もしかすると、祝日で人が多かったからかもしれません。)

菩提樹も観終わり、ざっくり地図では比較的近くのはずのレンタサイクル屋に向かいます。

が、やはり道が分からず、交差点にいた警備員に道を聞いて、何とか戻ることができました。。

 

無事にパスポートも返してもらうと、レンタサイクル屋のおじさんが

「駅まで送ってあげるヨ!(お金もらうけど)」

と声をかけてくれました。

どうしても、イスルムニヤ精舎に行きたかったので、そこまでトゥクトゥクで連れて行ってもらうことに。

半日炎天下の中を自転車でこぎ続け、もう歩く気力もゼロ。。

値段を交渉する気も失せて、300ルピーで連れて行ってもらいました。

 

⑫Isurumuni Viharaya

大きな岩を利用して造られた、こちらのイスルムニヤ精舎。

こちらはMuseumで購入したチケットでは入ることができず、別に200ルピーを払ってチケットを購入する必要があります。

入口で靴を預け、敷地内はすべて裸足で歩きました。

ここは、岩に造られた寺院ということのほかに、あの有名な”Isurumuni Lovers"の彫刻など、見どころが多いので、こちらも合わせて訪れたい場所です。

寺院の前にはきれいな形をした池があります。

写真の岩に開いた四角い空洞。

ここに、上から人々が次々にコインを投げていました。

うまくこの中に入れたら幸運が訪れる、ということなんでしょうか。

そして、その空洞の下をよく見てください。

象が描かれているのが分かるでしょうか。

隠れミッキーならぬ、隠れ象みたいでおもしろいです。

寺院の背面にある岩は、登ることができ、そこから一面に広がるアヌラーダプラの景色を楽しむこともできます。

見どころ

・仏歯が最初にスリランカにもたらされた際、ここに保管されていた。
・”Isurumuni Lovers"はその美しい石の彫刻として、世界的にも高い評価を受けた美術作。
・岩に描かれた象と馬の彫刻が、隠れアニマルのようで面白い。

 

アヌラーダプラ→ダンブッラ

これにて、アヌラーダプラの観光は終了!

半日自転車で炎天下の中走りまくり、道に迷って近くの人に聞きまくり、たくさんのスリランカ人に声をかけられ、遺跡以外もドタバタでした。

さすがに日帰りだと慌ただしく、観て回ることができなかったのがちょっと残念でしたが、大満足でした!

夕飯はカレーをテイクアウト

カレーも気軽にテイクアウトできる

ダンブッラへバスで戻り、バス停近くの定食屋でカレーをテイクアウトして、ゲストハウスで食べることにしました。

さすがに1日中バタバタしていたので、ちょっとゆっくり静かなところでご飯が食べたくなりまして。。

それにしても、カレーの注文やテイクアウトの時に、例えば

「チキンカレー、 please」

と言っても、カレーのルーしか出てきません。

「Curry & Rice」

といっても、

「Do you need rice?」

と念押しして聞かれます。

なので、「Rice & Chicken curry」

と、ライスを先に言って、その後にカレーも注文すると伝わりやすいのかも。

中国人3人組との出会い

ゲストハウスに戻って、カレーを食べていると、アジア人らしき人が共有スペースに来ました。

昨日はいなかったので、今日チェックインしたっぽい感じ。

話しかけてみると、中国人でした。

(私)「どこから来たの?」

と聞いて、

「Thailand!」

と聞こえたので、

(私)「おお、タイから!」

と言うと、

「No, China!」

と訂正。ちょっと英語にクセがあってなかなか聞き取りにくかった。。

40代後半ぐらいの3人組で、夫婦+独身のおじさんという組み合わせ。

明日の予定を聞かれたので、

(私)「ポロンナルワに行く」

と伝えると、もともとアヌダーラプラに行くと言っていたのに、

「OK、we will go with you!」

と、なぜかポロンナルワに一緒に行こう!と、一緒に行くことになりました。

英語もあまり話せないようなので、自分がリードしなければならないのかな・・・とちょっと不安に。

でもスリランカに来て初めてほかの旅人さんと仲良くなれたので、明日は楽しみたいと思います!!

スリランカの旅に役立つ徹底ガイド

これまでご紹介してきたスリランカの旅情報一覧はこちら!ぜひ旅の参考にして下さい。

オンラインで簡単!スリランカのビザ(ETA)申請、取得方法
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編①:行き方から入国まで
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編②:キャンディへの行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編③:キャンディ仏歯寺とファイヤーダンス
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編④:ヌワラ・エリヤへの行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑤:ホートンプレインズ国立公園への行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑥:ヌワラ・エリヤ鉄道とダンブッラまでの行き方
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑦:アヌラーダプラへの行き方と観光プランの組み方
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑧:アヌラーダプラの観光情報(ムーンストーン他)
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑩:ポロンナルワへの行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑪:ダンブッラのグルメ情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑫:シーギリヤ・ロックへの行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑬:ダンブッラ石窟寺院の観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑭:コロンボの観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑮:ゴールへの行き方と基本情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑯:ゴール旧市街地と新市街地の観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑰:病院の選び方と診察の流れ

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