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【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑯:ゴール旧市街地と新市街地の観光情報

前回のコロンボからゴールへの行き方とゴールの基本情報に引き続き、今回はゴールの旧市街地の見どころをご紹介します!

周りをぐるりと要塞で囲まれた独特なゴールの旧市街地と、その外側に広がる新市街地は静寂と喧騒というまるで正反対の空気が流れていました!

ゴール旧市街地の見どころ

今回は旧ゲートから入り、右回りに要塞の上をぐるっと一周、灯台まで歩いてみました。

この歩き方でも一通り旧市街地の見どころを観ることができます。

オランダ教会

旧市街地の中でも、特にその歴史が感じられる建物がこちらのオランダ教会です。

支配当時、要塞都市を築いたオランダにとって、キリスト教は重要な心の拠り所。

仏教の国スリランカにあっても、ここゴールの旧市街地では教会の存在感が大きいです。

 

Sun Bastion

旧市街地を囲む要塞は、外敵からの攻撃に対抗するための、守りの要所となる陵堡(りょうほ)と呼ばれる砦が14も造られています。

それだけ、海に近いゴールが重要な拠点だったことがよく分かりますね。

その陵堡の中でも、太陽・月・星の名前が付けられた陵堡がとくに有名です。

これら3つの陵堡は、新ゲートを中心に並んで築かれています。

 

クロックタワー

真下から見ると、こちらも迫力のあるクロックタワー。

この石造りの構造が完全に要塞の一部として溶け込んでいます。

クロックタワーからさらに、要塞の上を歩いていくと、街並みの景観から美しい海の景観へと変わっていきます。

要塞の真下はすぐ海。

ここからの眺めは街並みとは違って岩場に打ちつける波は迫力もあり、壮大な景色が目の前に広がっていて、気持ちが良いです。

 

Buddhist Temple

海の方ばかりについつい目が行ってしまいがちですが、要塞の上を歩いているので、後ろを振り向けばゴール旧市街の建物も少し高い位置から見ることができます。

海沿いの要塞の上で、ふと後ろの旧ゴール市街を見た時に手前に見えるのが、こちらのBuddhist Temple。

旧ゴール市街には、先ほどの教会とこちらの仏教寺院そして、モスクもあります。

教会はもともとこの地を支配していたオランダの影響、こちらのBuddhist Templeは仏教国スリランカの象徴、そして、ここゴールは意外にもイスラム教徒が数多く住んでいるそうで、それもあってかモスクも見ることができるのです。

こちらのBuddhist Templeは、真っ白な外壁とストゥーパが太陽の光で映えて、とても奇麗です。

 

カラスの糞攻撃に気を付けろ!

Buddhist Templeと道を挟んで残されている、お堂

Buddhist Templeは道を挟んだ旧市街側にあるのですが、その手前に残されているのが、こちらのお堂。

要塞の上は日陰になる場所がほとんどなく、1時間半ほどずっと炎天下の中を歩いていたので、このお堂のそばの木の下で涼んでいると・・・

べちゃっ

という、何やら嫌な音が。。

身の回りを見てみると、肩にかけていたミラーレス一眼のストラップに、白と茶色の入り混じったカラスの糞がベットリ。。

もうね、最悪だし、テンションも一気にダダ下がりです。

リュックに入れていたポケットティッシュでふき取りましたが、なかなかきれいに取れず。ウエットティッシュを持っておけばよかった、と激しく後悔しました。。

皆さんも、カラスが多いコロンボとゴールでは、くれぐれもカラスのいる木には近づかないよう気を付けてください。。
(でも、服や頭、カバンに付かなかったのが不幸中の幸いです。)

 

Flag Rock Bastion

旧ゴール市街の裏側まで来ました!

こちらのFlag Rock Bastionからの眺めが一番きれいでした。

すぐ真下にはきれいな海、目の前の海の先に見える陸地には、小さいですがストゥーパと見られる白い建物もうっすらと見えます。

 

灯台

先ほどのFlag Rock Bastionのすぐ左手を少し歩くと、こちらの可愛らしい灯台があります。

碧い空に白い雲、緑のヤシの木とベージュの砂利道。その中に小さく佇む真っ白な灯台。

「これぞ、常夏の島!」

といったイメージの風景が目の前にはありました。

 

モスク

ここで要塞を降りて、軽く旧ゴール市街の中も歩いてみました。灯台のまさに目の前にあるのが、こちらのモスク。

真正面からだと、あまりモスクらしい感じはしませんが、屋根に取り付けられた三日月のオブジェと、両側の棟の上に少し見えているドーム型の屋根があります。

それにしても、旧オランダ教会やBuddhist Templeと同じように、こちらのモスクも建物が真っ白、というのは何か意味があるのでしょうか。

モスクでこのように真っ白なものは珍しいかもしれません。

 

遅めのランチはMama's Roof Top

さすがに歩き疲れ、時間も14時前だったので、モスクの通りを入った場所にあるこちらのMama's Roof Topでお昼ご飯を食べることに。

正直そこまで食欲もなかったので、いつものあのボリュームのカレーはきついな・・と思って、「Light Meal」と書いてあったメニューの中から選んでみました。ドリンクはライチソーダ。合わせて900ルピー弱と、ちょっと高いかな。。

なんだか写真に撮るとみすぼらしい食事みたいに見えますが、この揚げ物の中にカレー味の野菜とかが入っている料理も、スリランカでは一般的ですよね。

 

静かで落ち着いた雰囲気のゴール旧市街地

ご飯も食べて、少し休憩出来たところで、旧市街地をぶらぶら。

ゲストハウスやホテル、観光客向けのレストランやお土産屋さんが並んでいるのを見ると、観光地なんですが、通りを一歩入ると生活感の漂う家が並んでいたり。

当たり前ですが、ここに住んでいる方もたくさんいるんだなー、というのを改めて実感できます。

旧ゲートを入って右回りで旧ゴール市街を散策しましたが、左に曲がるとすぐにあるのがこちらの憩いの広場。

のんびり椅子に座って団らんしている人や、すぐ近くの建物が市民センターっぽいところなのか、その建物の前にたくさんの人が並んでいたり。

これで旧ゴール市街をぐるっと一回りしたことになります。

ここゴール旧市街地は、コロンボや仏歯寺、アヌラーダプラみたいに人が多くて騒がしいのとは全く別世界で、時間の流れ方がゆっくりしていた気がしました。

ちょっと違ったスリランカの一面も見れるし、おススメの場所です。

旧市街地へと入った旧ゲートは、中はミュージアムになっています。

2階建ての建物で、1階と2階がそれぞれ別のミュージアムになっていて少しわかりにくいですが、入口は写真左側、旧オランダ教会が並ぶ通りの方にあります。

1階部分の、海洋歴史博物館のようなミュージアムは入ることができましたが(入場料約250ルピー写真撮影は別途追加料金)、2階の歴史博物館は工事中のため、残念ながら中には入れず。

 

新ゴール市街

メインの旧ゴール市街を一通り散策出来て、大満足!

このままコロンボに帰ろうかと思いましたが、せっかく来たので、少し新市街地の方も見てみることにしました。

新市街地は、ゴール駅から見て、旧市街地とは反対の方向にあります。

旧市街地から歩いていくのはしんどいので、トゥクトゥクを拾って150ルピーほどで新市街地まで連れて行ってもらいました。

 

先ほどの旧市街地とはうって変わって、人も、お店もたくさん!

道端に商品を並べて雑貨を売っている人もいて、騒がしい感じですが、これぞアジア!といった雰囲気がするのはこちらの新市街地でした。

こちらの新市街地は、食べ物やから雑貨屋、本屋、お土産屋さん、宝石屋さんなど、なんでもあるのでショッピングには困らないエリアです。

駅からも歩いて行けるので、頑張れば旧市街地と合わせて日帰りで両方散策できると思います。

 

ゴール→コロンボ

時間も夕方16時半ごろになり、コロンボに帰ることにしました。

着いたときに降ろされたバスターミナルに行って、行きと同じ高速バスを探そうとするものの、バスの数が多すぎて、どれがもうすぐ出発するバスか分からない・・・

近くで雑談していた人(バスの車掌さんかな?)、「コロンボ!」とコロンボに行きたい事を告げると、駅前から出ている市営バスを案内されました。

が、正直エアコンの無いバスで数時間の乗りっぱなしはしんどかったので、引続きバスを探すことに。

すると、別のバスの運転手の人が声をかけてくれて、「俺のバスに乗れ!」と手招きしてくれました。

何やら他の人と相談しているみたいで、はっきりとは分かりませんでしたが、直接コロンボには行かないものの、コロンボ行きのバスが出るバスターミナルまでは行くみたいなので、そこでバスを乗り換えろ、ということらしい。

行きもそんな感じだったので、とりあえずバスに乗り込むことにしました。

 

話を自分なりに理解してみると、どうも「カドウェラ」という場所行きの高速バスで、そこからコロンボ行きのバスが出ているとのこと。

カドウェラでは143番?バスがコロンボに行くから、それに乗れ、と教えてくれました。

聞いたことのない地名だったので、念のためgoogle mapで場所を探してみると、コロンボの郊外にそれらしき場所があったので、一安心。

行きと同じく、ゴールからだいたい90分ぐらいでカドウェラのバスターミナルに到着しました。

車掌さんとドライバーさんにお礼を言って、バスターミナルの中に入って、コロンボ行きのバスを探していると、行き先ごとに出発ゲートみたいなものがあり、「Colombo」の文字があったので、そのゲートの前で待つことにしました。

すると、さっきの車掌さんがやって来て、「こっちへ来い!」と手招きを。

わざわざ、出発直前のコロンボ行きのバスを教えてくれたのでした。

スリランカ人は本当に優しくて親切!ありがとう!

 

つくづく、旅って人の優しさで成り立つんだな~と感じます。

無事コロンボまで帰りつきましたが、夕方のラッシュに巻き込まれ、コロンボに着いたのは19時過ぎでした。

最後の晩餐はKFC

コロンボに戻ってきて、ホステルに戻る前に夜ご飯を食べようと思いましたが、あまり歩き回りたくなかったので、ホステルのすぐそばのスーパーの隣にあるケンタッキーに行ってみました。

店内は撮影禁止、でもエアコン完備というさすがのケンタッキー。

日本ではだいたいどんなお店でも、夏場はクーラーがガンガンに効いていて涼しいことを当たり前と思ってましたが、スリランカを旅しているとほんとエアコンの有難みを実感します。

途中、隣のスーパーの警備員のおじさんが、ケンタッキーのお店に入ってきて5分ほど涼んで、また仕事場に戻っていきました。

 

さて、これでスリランカの旅のメインイベントはすべて終了!

明日は日中、コロンボを散策して夜中の便で帰国する予定!

でしたが、この時はまさか最終日にこんな災難に会うとは思ってもいませんでした・・・

その詳細は次回へ。

スリランカの旅に役立つ徹底ガイド

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オンラインで簡単!スリランカのビザ(ETA)申請、取得方法
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【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編②:キャンディへの行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編③:キャンディ仏歯寺とファイヤーダンス
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編④:ヌワラ・エリヤへの行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑤:ホートンプレインズ国立公園への行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑥:ヌワラ・エリヤ鉄道とダンブッラまでの行き方
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑦:アヌラーダプラへの行き方と観光プランの組み方
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑧:アヌラーダプラの観光情報(ムーンストーン他)
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑨:アヌラーダプラの観光情報(菩提樹、イスルムニヤ精舎)
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑩:ポロンナルワへの行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑪:ダンブッラのグルメ情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑫:シーギリヤ・ロックへの行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑬:ダンブッラ石窟寺院の観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑭:コロンボの観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑮:ゴールへの行き方と基本情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑰:病院の選び方と診察の流れ

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