今回はスリランカで最も大きな都市、コロンボを散策します。コロンボもじっくり観光すれば1日ではとても周り切ることはできません。
1日だけでしたが、ペタ地区、フォート地区のコロンボ散策の様子をご紹介します!
ダンブッラ→コロンボ
ダンブッラのゲストハウスを出発!
4泊したダンブッラのゲストハウス、Dambulla City Hostelとも今日でお別れ。
中国人や世界一周日本人バックパッカーと出会い、楽しい旅のきっかけを作ってくれたゲストハウスに感謝です。
写真のように、共有スペースの壁一面に、ここに滞在したバックパッカーたちの寄せ書きが書かれていて、これを見ているだけでも楽しいです。
このDambulla City Hostelは朝食付き1泊8ドル(素泊まり6ドル)、共有の冷蔵庫や、有料ですが洗濯機もあるし、ドミトリーには大きなロッカーも完備されているので、何かと便利で快適です。
ロッカーに取り付ける南京錠を持っていきましょう。無くても、50ルピーで借りることができます。
シャワー兼トイレは2つありますが、それほど広くはありません。
壁を小さなアリが行進しているので、虫が苦手な方はちょっと大変かも。。
お金の精算を済ませ、朝9時半ごろにゲストハウスを出発。今日はコロンボへ向かいます。
毎日通ったダンブッラのバス停がある大通り。
ダンブッラは小さな町なので、店やレストランが多く並んでいるのはこの通りぐらいだと思います。
コロンボは、これまで訪れたアヌラーダプラ、ポロンナルワ、シーギリヤとは逆方面になるので、バスの乗り場もこれまでとは通りを挟んだ反対側になります。
ちょうどコロンボ行きのバスが停まっていたので、それに飛び乗ってコロンボに向けて出発!
ダンブッラからコロンボまでは約3時間半、278ルピーでした。
コロンボ
ペタ地区
コロンボに近づくにつれて、圧倒的に車の数が増えてきて、それまで全くなかった信号も見られるようになりました。
ひっきりなしに走り回る自動車やトゥクトゥクとその排気ガス、クラクションの喧騒、たくさんの人。。
他のアジアの都会と同様、ここコロンボもアジアのごちゃごちゃとした、でも活気ある雰囲気と、それと暑さが混じりあったあの何とも言えない都会の匂いがあります。
少し気になったのが、カラスの多さ。。日本のカラスより小ぶりな気がしますが、とにかくカラスが多い多い。
その鳴き声と、地面にたくさんへばり付いた糞が、さらに街の喧騒に拍車をかけているのは間違いありません。
バスターミナルは、コロンボのペタ地区、列車のコロンボ駅と隣接するぐらい近い場所にあります。
まずは今日から2泊する、Star Anise Boutique Capsuleというホステルに向かうことに。
バスを降りた目の前には小さな池があり、その奥にはテラスのようになった場所に飲食店やお店が入っています。
そして、池を左手に見ながら西に歩いていくと、5分ほどでこちらのコロンボ駅の建物が見えてきました。
コロンボ駅からはゴールへも、キャンディ方面にも列車が出ているので、ここがスリランカを旅するうえで起点となる場所です。
コロンボ駅の隣には、お土産屋やアパレル、雑貨屋さんが市場のように所狭しと並んでいます。
ここをぶらぶら散策しながら物色するのも楽しそう!
さらに10分ほど西に歩いて、ようやくホステルのあるフォート地区にやってきました。
ペタ地区の隣にあるフォート地区は、銀行や政府機関、高級ホテルなどもある、少し落ち着いた雰囲気のエリアになります。
旅のヒント⑱:ATMでのキャッシングについて
スリランカはコロンボ以外にも、街にはたいていATMが設置されているので、キャッシングに困ることはありません。
ATMと言っても色々な銀行のATMがありますが、「People's Bank」と書かれた銀行のATMではキャッシングはできませんので気を付けましょう。必ず「Commercial Bank」と書かれた銀行か、名前の知れている外資系銀行のATMを使うようにしてください。
現金による両替も、銀行の窓口でお願いすれば可能です。
ちなみに、コロンボにはATMのほかに両替屋もたくさんありますが、中には正規のレートではない裏レートで両替で声をかけてくる人もいます。
試したことはありませんが、空港や正規の両替店、銀行で両替した感じさほど手数料を感じなかったので、やはりこれらの正規ルートで両替するのが無難だと思います。
フォート地区
フォート地区でひと際目立つのが、こちらのワイン色をした歴史感あふれる建物。
何の建物かは分かりませんが、1階には普通のスーパーマーケットが入っていました。そして、その隣にはKFC(ケンタッキーフライドチキン)が。
仏教寺院やストゥーパばかりを観てきたので、こちらのちょっとヨーロッパ風の建物をスリランカで見つけた時には、これまでの反動で感動してしまいました。
今回滞在するホステルは、こちらの建物の横の通り沿いにあるので、スーパーマーケットも近いし、立地的には最高だと思います!
Star Anise Boutique Capsule
今回滞在するStar Anise Boutique Capsule。
1泊はちょっとお高めで、16ドルほどですが、朝食付き、冷暖房完備、写真のように各ベッドには仕切りがついていてプライベートも確保されています。
ベッド内にはUSB接続があったり、ベッドの下には鍵付きの収納スペースもあります。
トイレ、シャワーもかなりきれいでとても快適!
前払いでルピーやドルを持っていなかったので、事前に苦労してATMを探してでお金をキャッシングしたんですが、ここはクレジットカードもOKなので、現金じゃなくても大丈夫でした。。
ペタ地区散策
少し休憩して、夕方16時過ぎに街をぶらぶらしてみました。
バスを降りた目の前にある、ちょっとした池とそこに立ち並んでいるお店。
あひるボートは万国共通なんですね。
お店があるテラスは屋根も付いているので、ちょっと涼んだり、外での食事なども気持ちよさそうです。
車の多さが半端ない・・・
ラッシュ時間ともなると、完全に渋滞状態。そこかしこからクラクションがブーブー鳴りやみません。
やっぱりバス、自動車、トゥクトゥクと、大きさやスピードも違う乗り物が同時に走っていると渋滞も起きやすい気がします。
池を通り越し、東に進んで大きな道と交差している信号を右に曲がると、Maradana駅が見えてきました。
ちょうど夕方ごろなので、帰宅姿のサラリーマンやOLの姿が目立ちます。
スリランカに来て初めて、スーツ姿の人を見たような。。
列車も市民の重要な足になっているみたいです。
Ramadana駅の駅舎とは道路を挟んで反対側にあったのが、こちらのモスク。
仏教徒が多くを占めるスリランカではあまり見かけませんが、薄いエメラルド色の建物がきれいです。
外見のインパクトだけでいえば、キリスト教、イスラム教に比べて仏教はやや地味ですよね。
モスクのこのドーム型の屋根の柔らかい感じも、キリスト教や仏教には無い美しさでついつい見入ってしまいます。
この通りをずっと南に歩いていると、いろんなお店が道路沿いに並んでいて面白いです。
・オレンジ色の袈裟を売っているお店
・インテリアっぽい仏像やライトのついた仏像などを置いている仏像店
・大きな本屋さん
などなど。。
日本ではほとんどお目にかかれない、仏教に関するお店があるのは新鮮でした。
街中でよく見かけるオレンジの袈裟を着た人や、バスの中に飾ってあったイルミネーション付の仏像はこういう所で買っているのか!っとスッキリしました。
いつものように定食屋で夜ご飯
もすくのすぐ近くにあった定食屋に入ってみました。
注文したのは、定番のチキンカレー。ちょっと辛めでしたが、安定の美味しさ!
もちろんミルクティーも欠かせません!
普段はあまり砂糖を入れないのですが、砂糖がバンバン入っているせいでしょうか、あったかくて甘いミルクティーを飲むと、本当にほっとして落ち着くんです。味が優しいのもあるのかもしれません。
一歩外を出ると、慌ただしい街の喧騒の中に踏み入れていくわけですが、それと甘くてあったかいミルクティーは全く逆の存在のような気がします。
インドやスリランカで、あったかいチャイや紅茶を道端やお店でよく飲むのは、街の騒がしさと忙しさから離れたい、という気持ちが働くのかな、とふと思いました。
街中に佇む仏像
スリランカの街中には、道路わきに仏像が祀られているのをよく見かけます。
これまで訪れた街でも見かけましたが、日本のお地蔵様のように、人通りの少ない道端にポツン、という感じではなく、どちらかというと車や人の行き来の激しい主要道路に置かれているような気がします。
ダンブッラでも仏像は、バス停のある大通りと道が交差し、クロックタワーがあるすぐ下に置かれていました。
それだけ、仏教がスリランカの人々にとって、身近な存在としてあるのだということでしょう。
夜は仏像様の後ろに取り付けられたイルミネーションがキラキラ光るのですが、信仰しつつも身近な存在として見ているのか、この距離感が無宗教の人にとってはなかなか解りにくいです。。
旅のヒント⑲:お店やスーパーマーケットへの入店
お店やスーパーマーケットに入ると、必ずというわけではありませんが、多くの場合リュックなどの大きめの荷物を持っていると、入口で警備員に止められ、そこで荷物を預けて入るよう言われます。
預けた荷物は警備員がちゃんと見てくれているので、安全と言えば安全ですが、あまり大きなバックパックなどを担ぎながらの入店は大変かもしれません。
旅のヒント⑳:コロンボではメーター付きのトゥクトゥクを!
コロンボでもトゥクトゥクはいたるところでブンブン走り回っています。
ですが、コロンボではメーター付きのトゥクトゥクもあるんです。
メーターが付いているトゥクトゥクは、外からもそれが分かるように「METER」といった表記がされています。
コロンボでトゥクトゥクに乗るときは、まずメーターが付いているトゥクトゥクにして、乗る際には「メーターを動かして!」と、メーター通りに支払うことを伝えましょう。
メーターが付いていても、使わずに適当な金額を要求してくるトゥクトゥクもいるので、メーターが付いていても、安心せず、メーターを回してもらうように言うことも忘れないでください。
メーターは、50ルピースタートで、500メートルぐらいから加算が始まります。
明日は最後の目的地、ゴールへ日帰りで行ってきます!
スリランカの旅に役立つ徹底ガイド
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