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【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編④:ヌワラ・エリヤへの行き方と観光情報

前回でスリランカの古都キャンディの観光は終了!

今回は、セイロンティーの一大産地、紅茶畑が一面に広がる美しい高地エリア、ヌワラ・エリヤをご紹介します。

キャンディからの往路は、トゥクトゥクで下道を経由。途中の絶景ポイントや紅茶工場などの見どころスポットもご紹介します!

ヌワラ・エリヤ

続・トゥクトゥクおじさんのヌワラ・エリヤ案内

昨日キャンディを案内してもらったトゥクトゥクおじさん。

案内の最後にさらなるガイドを名乗り出てきました。

「ヌワラ・エリヤまでどうやって行くノ?」

私:「電車で」

「Train!?モッタイナイ!Trainだと途中下車デキナイヨ!」

「トゥクトゥクで案内するヨ!途中に、Water fall(滝)とか、beautiful scenery(きれいな景観)、tea factory(紅茶工場)に立ち寄れるし、これを観ないとモッタイナイ!!」

とセールストークを繰り広げてきました。

値段を聞くと、何と5,000ルピー!!高すぎ!

はっきりと相場は分かりませんが、キャンディからヌワラ・エリヤまでは70キロ以上の道のりのよう。

そこをトゥクトゥクで行こうとするのもある意味すごいと思いますが、おじさん曰く、これまでもスリランカ内を数日間トゥクトゥクで案内したこともあるのだとか。

ゲストハウスのスタッフに聞いてみると、キャンディからヌワラ・エリヤまでは4,500~5,000ルピーが目安で、6,500ぐらいまで行くと高いらしいです。
(ただし、このスタッフも100%鵜呑みにしてはいけませんけど。。)

結局、トゥクトゥクでしか立ち寄れない途中の景観への好奇心に勝てず、お願いすることに。

ちなみに、ヌワラ・エリヤからキャンディまで、電車で4時間かかりますが、運賃は3級席で90ルピー。

これを考えると、5,000ルピーがいかに破格かお分かり頂けることと思います。。

正直怪しい、Surathura Spice & Herbal Garden

午前に仏歯寺の観光を終えて、キャンディを11時半ごろに出発。

最初に案内してくれたのが、このSpice & Herbal Garden。

山道の途中に看板があり、道を降りていくと、小さなハーブ園とそっけない建物が。

特に入場料は要りません。

着くと、スタッフの1人がハーブ園を案内してくれます。

バニラ、ミント、シナモン、アロエなどなどのハーブ、香料の植物と、それから作っている天然のクリームなどを説明してくれました。

一通り案内が終わると、建物の横のスペースに連れていかれ、製品を書いた紙を渡されます。

どうやら、欲しいものにチェックを入れて渡して、製品を買う仕組みらしい。

トゥクトゥクおじさんも完全に信用したわけでもなく、値段を聞いても、

「Don’t worry. Good discountスルヨ!」というだけで、はっきりした金額を言わないので、拒否してすぐそのハーブ園を出ました。

肌ケア、精力剤、疲労回復、育毛剤、脱毛剤などハーブや香辛料から作ったいろいろな製品があり、「No chemical!」と言って人工的な成分は入っていないそうですが、真偽は不明。。

美しいヌワラ・エリヤの景観

ヌワラ・エリヤはセイロンティーの生産地として有名で、山の高地に位置するこのエリアには写真のような紅茶畑が広がっています。

深々とした緑が本当に美しいです。

一番のビュースポット:Tea Bush Ramboda-Oakray Hotel横の展望デッキ

ヌワラ・エリヤまでの道で、おそらく一番のビュースポットがこちら。

遠くにうっすらと見える2本の滝。

ヌワラ・エリヤは山のたくさんの場所から、雨水が染み出して流れているのでこのような滝や小川が多いのだそうです。

それにしても、Water fallというのでもう少し壮大な滝をイメージしていたのに、ちょっと違った。。

遠くにはうっすらと湖も見えます。

山の斜面や合間に紅茶畑や畑が広がり、その中に民家がぽつぽつと建っている-。

そんな高原の景色はのどかで、キャンディやコロンボとは全く違ったスリランカの顔をここでは楽しむことができます。

このような小川がたくさん流れていて、この水を使って野菜や服を洗ったりする地元の人の姿も見られました。

旅のヒント⑧:チップを取られる写真に注意!

紅茶の葉を手に持った2人の女性

紅茶畑の写真を撮っていると、2人の女性が笑顔で近づいてきました。

手に持っているのは紅茶の葉のようで、写真を一緒に撮ってくれるとのこと。

ちょっと怪しいな・・・と思いつつ、2人の写真と、自分を入れた記念写真を撮ってみました。

すると、

「貧しくてお金がないのでTip、チョウダイ・・」

とすがるようにチップを懇願されました。

20ルピーほど渡し、それ以上は無理と断りましたが、トゥクトゥクおじさん曰く、彼女たちは仕事をしていない地元の人らしく、観光客にこのようにお金を懇願することが多いのだそうです。

後で、チップと言われるのが嫌な方は、写真をお願いされても断りましょう。
(スリランカ人はフレンドリーなので、本当に一緒に写真を撮りたくて、声をかけてくる人もたくさんいます!)

Blue Field Tea Factory

紅茶工場の1つ、Blue Field Tea Factory

次に案内してくれたのが、こちらの紅茶工場、Blue Field Tea Factory。

1921年から今も操業しているそうですが、紅茶工場の中ではまだ新しい方なのだそう。

写真の建物が、採れた紅茶葉を乾燥させたりする工場です。

写真の右側に、喫茶スペースと土産ショップの建物があります。

ほのかな茶の香りが漂う工場内

敷地に入ると、女性スタッフが1人ずつお客さんについて工場内を案内してくれます。
(一通りの案内後、案内に満足すればチップを支払う。)

お茶の葉は、Green TeaやBlack Teaなどいくつか種類がありますが、どれも同じ葉から作られていることや、葉を摘み取ってから乾燥する工程などを説明していただきました。

工場見学を終えた後は、向かいの建物の喫茶スペースで、なんと無料で紅茶を飲むことができます!

紅茶で一息ついた後、併設されているお土産ショップに行くと、たくさんの観光客で賑わっていました。

高級な茶葉として知られるセイロンティ-の紅茶を、ここでは日本よりもはるかに安い値段で購入できます。

また、紅茶の種類も豊富にそろっていて、一番高級とされるWhite Teaの葉も売っていました。

Blue Field Tea Factoryのセイロンティー。右側面の下に、正規のセイロンティーのマークが印字されている。

この写真の1パック、250グラムのセイロンティーが480ルピー、約350円程度で買えてしまいます!

紅茶葉の賞味期限は3年ほどあり、長期の保管ができるので、家族や友達、自分へのお土産にぴったりです。

旅のヒント⑨:ヌワラ・エリヤでの服装

ヌワラ・エリヤは高地にあることもあり、トゥクトゥクで山道を上っていくと、気温がかなり低くなります。

6月とはいえ、半そでのTシャツ1枚では風邪をひいてしまうかもしれないぐらい、キャンディとは寒暖差があるため、やや厚手の長袖を持っていくことをおすすめします。

 

ヌワラ・エリヤ到着!

今日滞在する宿までトゥクトゥクおじさんに連れて行ってもらい、ここでお別れ。16時前ぐらいだったと思います。

トゥクトゥクおじさんはここからまた、キャンディへと数時間の道のりを帰っていきました。

いろいろ案内してもらえて良かったけど、やっぱり値段が高いので、今後はトゥクトゥクでの観光はしないでおこう、と決意。

ゲストハウスのドミトリー

今日泊まるゲストハウスは、こちらの「ヌワラ・エリヤ・ホステル by Backpack Lanka」。

朝食付きで1泊1,280ルピーでした。日本円で900円ぐらいかな。

荷物を部屋に置き、さっそく明日のメインイベント、ホートンプレインズ国立公園への送迎を手配。
(国立公園へのアクセスは、次回の記事でご案内します。)

 街中散策

ヌワラ・エリヤの街

少し休憩して、夜ご飯を食べに街中をぶらぶら。

大都市ではないので、小ぢんまりとした街で、小さなお店が軒を連ねていました。

Kottu

並んでいるお店の中の、1つの定食屋さんに適当に入って夜ご飯。

注文したのはこちらのKottuという料理です。スリランカの定食屋さんではよく見かけます。

チャーハン、というのが一番近いでしょうか。あっさりしていて辛くもなく、とても食べやすい!

写真の赤いソースはケチャップで、日本人の口にもよく合う味でした。

これにポテトもサービスしてくれて、たったの200ルピー!

安いし美味しいし、言うことないですね。

アジア人の商売魂を垣間見る

夜ご飯も食べ、あまりの寒さに羽織るものが欲しいな~と、街をぶらぶら。

ゲストハウスの薄っぺらい掛け布団だけでは寒すぎるので。。

歩いていると、小さなビルの中にお店がずらりと並んだ「Shopping Mall」と書いてある建物を発見。

中に入ると、「ニーハオ!」と声をかけられました。

今や中国人の存在感は、ここスリランカにまで及んでいるのだと、ちょっと複雑になりながらも、1つのお店を物色。

「オニイサン、ココにはたくさんブランド物アルヨ!ホリスター、アバクロ、ノースフェイス!!」

と次から次に服を出してくる店員さん。

どう考えても偽ブランドじゃ。。と思って怪訝な顔をしていると、あっさりとクオリティーの低さを認めます。

「オニイサン、袖通して。上からフーッってスルヨ。」

といって、袖の上から息を吹きかけると、見事に?袖を通過して腕に空気が。

これじゃ防寒にならん!と思っていると、

「オニイサンには正直に言うヨ。これはダメネ。でもコッチはホンモノ!」

といって、ノースフェイスのフリースのようなものを見せてくれました。

確かに、空気も通さないし暖かい。

値段を聞くと、2,500ルピー。

たぶん吹っかけられてるなーと思いながら、いろいろとお金を使いすぎて予算をオーバーしたので、

「お金持ってない」

と断ると、

「ドルは?」

私:「無い。クレジットカード使えるなら買うけど。」

「hmm、、チョット待って。2階のお店のカード機使わせてもらえるか聞いてミヨウ!」

と2階の関係ないお店に連れていかれる羽目に。

結局お店からも難色を示され、これで諦めるかと思いきや、

「オニイサン、日本のおカネはナイノ?Exchange案内するヨ!」

といって、近くの両替所へ。

そこまでするか!、と思いながら、そのしぶとさに感心して、両替所で日本円を5,000円ほど崩してルピーに。そしてその一部で服を買うことにしました。

こちらが購入したノースフェイス。

このおかげで暖かく夜を過ごすことができました。

いやー、やっぱりアジア人の商売魂は凄いです。この積極さとしぶとさは、見習わないといけないなーと感じました。

ちなみに、両替も1円=1.33ルピーと、空港の両替とほぼ同じレートでした。

レートが悪かったら断ろうと思ってましたが、ちゃんとした換算率で一安心。

 

次回は、ヌワラ・エリヤの見どころ、ホートンプレインズ国立公園をご紹介!

スリランカの旅に役立つ徹底ガイド

これまでご紹介してきたスリランカの旅情報一覧はこちら!ぜひ旅の参考にして下さい。

オンラインで簡単!スリランカのビザ(ETA)申請、取得方法
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編①:行き方から入国まで
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編②:キャンディへの行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編③:キャンディ仏歯寺とファイヤーダンス
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑤:ホートンプレインズ国立公園への行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑥:ヌワラ・エリヤ鉄道とダンブッラまでの行き方
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑦:アヌラーダプラへの行き方と観光プランの組み方
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑧:アヌラーダプラの観光情報(ムーンストーン他)
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑨:アヌラーダプラの観光情報(菩提樹、イスルムニヤ精舎)
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑩:ポロンナルワへの行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑪:ダンブッラのグルメ情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑫:シーギリヤ・ロックへの行き方と観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑬:ダンブッラ石窟寺院の観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑭:コロンボの観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑮:ゴールへの行き方と基本情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑯:ゴール旧市街地と新市街地の観光情報
【海外ひとり旅徹底ガイド】スリランカ編⑰:病院の選び方と診察の流れ

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